【錬金がま】

この項目では音楽について解説する。
システムおよび物としての錬金釜については【錬金釜】を参照。

概要

名前の通り、【錬金釜】を使う時に流れる曲。
どこか神秘的な雰囲気の中に一抹の不穏さも孕んだような不思議な曲調で、煮えたぎるフラスコなどの実験器具が並び、実験の材料が散乱している真夜中の実験室の情景が思い浮かぶような曲である。
　
一瞬複雑な和音に感じるかもしれないが、実際にはファミコンもびっくりの全編2和音で構成される。
その2和音は、楽譜を見ると片方だけに調号が付いている何とも変わった曲であり、音楽用語では「複調」と呼ばれる。
交響組曲版CDに楽譜がついているので、ピアノなどで弾いてみてもいいだろう。
　
オケ版では木管楽器とストリングスメインで演奏される。出だしのフレーズは電子ピアノ風の音色にハープが当てられてそこに木管楽器が重なって同一メロディのユニゾンを奏で、中盤からストリングスが加わって音が広がっていき、終盤はストリングスのみで紡がれて冒頭へとループしていく。楽器の組み合わせの妙により、原曲の不思議な曲調がより印象深くなっており、どこか印象派音楽的な風情も漂う。
他の曲とのメドレーになっているのだが、その曲の組み合わせが不思議。
【穏やかな街並み】、【静かな村】の後に【対話】ではなくこの曲が組み込まれている。

DQ8

錬金釜の画面のほか、【トロデ】が錬金釜について説明するシーンでも用いられる。
PS2版では終始、電子ピアノ風の音色で奏でられる。

DQ9

【カマエル】のテーマ曲。
前作よりも音が高くなりシャープな感じになった。【錬金大成功】を目指して何度も聞いたという人も多いだろう。

DQ10オフライン

錬金釜を使う時に流れる。
クエストシリーズ【少女探偵ルベカちゃん】内でも使われる。交響組曲版なのでホラー地味たシーンにもマッチしている。

DQ10オンライン

錬金の時や一部イベントで流れる。
詳しくはこちらを参照。

スラもり2

錬金の時に流れる。
【レンキン山】ではこれのテンポを遅くしたものが流れる。
そちらはテンポが遅いのに加え弦楽器の不気味な旋律によっておどろおどろしさが出ておりホラーテイストな曲調になっている。