【縛りプレイ】

Last-modified: 2020-10-19 (月) 23:20:54

概要

【やり込み】プレイの一種。
何らかの制限(縛り)を課し、難易度を意図的に上げる、あるいは面倒なプレイを挑むこと。
主に手応えを大きくすることでゲームの満足度をあげたりマンネリ解消を目的に利用される。
俗にいうSMプレイでも使われる名称だからか、そういう誤解や連想を回避するために制限プレイと呼ばれることもあるが、公式での通称は縛りプレイである。
一言で縛りプレイと言ってもその内容はピンキリで軽いものから根本的に進め方を変える必要があるものも存在する。
以下に、主な縛りの対象の一例を挙げる。
ここに記された以外にも様々な縛りが存在するので、色々な縛りプレイに挑戦してみてほしい。
プレイスタイルの数だけ縛りもあるのだ。

人員に対する縛り

キャラの強さに対する縛り

  • 【レベル】を制限する【低レベルクリア】
  • 装備に何らかの制限を加える(武器装備禁止、盾装備禁止、装備全般を禁止、など)。
  • DQ3における【性格】の制限。パーティー全員の性格を使いにくいもの1つに固定したり、【呪い】装備の【いしのかつら】【にげにげリング】などを入手後、すぐに装備して後から性格を変更できなくしたりする。
  • 固定キャラクターの【転職】システムがある作品で【職業】に制限を加える。あるいは一切の職に就かせない。
  • 【スキル】システムを採用している作品で、特定のスキル以外にスキルポイントを振ることを禁じる(例:【格闘スキル】縛り)。
    あるいは(スキルポイントを振らずに取っておくことのできる場合)一切スキルポイントを振らない。
  • DQ11で、過ぎ去りし時を求めた後に【神の民の里】【イゴルタプ】に能力を呼び覚ましてもらわないまま各地のサブイベントを攻略する。

戦闘中の行動に対する縛り

移動中、探索に対する縛り

  • 探索用アイテム(【たいまつ】【やまびこのふえ】等)を使わない。
  • アイテムの拾得に関する縛り(人の家から物を盗まない、アイテムの入手は買い物のみ、など)
  • 逆に【ゴールド】を使わない。アイテムの入手は敵の【ドロップ】【宝箱】のみに頼る。
  • 【宿屋】【キャンプ】の使用回数を制限する。
  • その時点で入手・獲得可能なアイテムや【称号】などを全て入手・獲得するまで先に進まない。
  • 【錬金釜】【ふしぎな鍛冶セット】などの利用を制限もしくは禁止する。
    あるいは逆にその時点で入手可能な装備品を全て+3にするまで先に進まない。
  • セーブ回数を制限する。
  • 【ルーラ】の登録箇所を制限する。
  • ルーラや【キメラのつばさ】の使用を一切禁止する。
    この縛りをする場合、移動はダンジョンからの帰りも含め全て徒歩や乗り物に頼ることになり、プレイ時間はかなり伸びることになる。ただし作品によってはルーラを使わないと元の場所に戻れなかったり、イベントで別の陸地に上陸した後に船を呼ぶために必要であったりすることもあるので、完全にルーラ0回でのプレイは不可能である作品も多い。
  • DQBシリーズで、(壊さないとストーリーが進まない物を除き)自然にある物を破壊しない。

戦闘の記録に関する縛り

  • 【モンスター図鑑】の「初めて倒したレベル」を、できるだけ低レベルにする。
  • モンスター図鑑の「倒した匹数」を999にしてから、次の地方へ進む。
  • モンスター図鑑の「ドロップアイテム」を全て埋めてから、次の地方へ進む。

その他

  • DQMシリーズにおける【配合】の回数を制限もしくは禁止する。
  • DQMB(現在再現できるのはVのみ)において、SPカードなどの特定のカードを使わない。
  • 剣神およびソードで、利き腕ではないほうの手でプレイする。
  • 攻略本・情報サイトなどを見ずにクリアする(公式にこれを宣言してプレイする人も多い。初回しかできない、ある意味もっとも有名で緊迫感のある縛り)
  • 如何に短時間でオープニングからラスボスを撃破まで成し遂げるか(所謂「【タイムアタック】」)。
    これの上位版でリアルタイムアタック(RTA)も存在する。

公認の縛りプレイ

ある縛りをした上でクリアすると、特別なセリフや【称号】が出現することがある。

DQ2(リメイク版)

【ベラヌール】で呪いイベントを起こし、【サマルトリアの王子】を離脱させたまま【シドー】を倒すと、【エンディング】が少し変化する。詳細は【ハーゴンの呪い】の項に譲る。

DQ3(リメイク版)

【勇者】一人で【バラモス】を倒すと【アリアハン王】のセリフが変化し、【バスタードソード】を貰える。
また、一人でゾーマを倒す、クリア後のデータにおいて勇者なしでゾーマを倒すことで、それぞれ【ラルス王】のセリフが変化する(こちらは特に実利はない)。

DQ4(リメイク版)

デスピサロ戦や【エビルプリースト】戦において、【武器】【防具】を装備しない事でクリアすると称号を入手できる。
なお、これで得られる称号は3種あり、「武器だけ装備しない」「防具だけ装備しない」「両方装備しない」のどれに該当するかによって分岐する。
 
「勇者をできる限り使わない」場合に得られる称号もある。
 
頑張って第5章までを8時間以内にクリア16時間以内にクリアを狙うプレイヤーも居る。
両方満たすと前者が優先されるが、こちらに挑戦する際は無駄な行動は一切出来ない。
DS版だと後者のみである。
※公式記録はこちら
 
PS版で【改造コードの星】の獲得者が現れると記録を大幅に更新可能だが、現段階では誰も居ない模様。
※2019年7月15日突入段階

DQ6

パーティを一人にした状態で【ブラスト】を倒すと、彼の息子の台詞が変化する。
 
肉体側の主人公と融合していない状態で【まおうのつかい】を倒すと、彼の断末魔が「ぐふっ!」から「ガハッ!」へと変化する。

DQ8

【竜の試練】【竜神王】+巨竜戦を素手のみで倒すと【朝焼け番長】の称号がもらえる。
ここで言う「素手のみ」とは装備の縛りだけを指すのではなく、アイテム・呪文・一部特技で敵にダメージを与えるのもアウトとなる(セーフ・アウトの基準は当該項目を参照の事)。
つまり、装備という「キャラの強さに対する縛り」と、攻撃手段という「戦闘中の行動に対する縛り」の両方をクリアした状態で勝利する必要があるのだ。

DQ9

本作では「特定の条件を満たして戦闘に勝利する(それを一定回数こなす)」という【クエスト】が存在する。
そのため、クエスト攻略の上で一時的に縛りプレイが必要になることが多い。
また、ラスボス一定プレイ時間内で撃破すると獲得可能な称号が存在する。

DQ10

DQ9のような特定条件で敵を倒すクエストがいくつか存在する。
また、「特定の職業・武器種を使わなければならない」「道具は使用禁止」等の条件下でボス敵を倒す【達人クエスト】【邪神の宮殿】というコンテンツがある。

DQ11

作品では特定の縛りを受けて戦うシステムも登場した。詳細は下述
 
システムとしての「しばりプレイ」の他、以下のように「特定の条件下で戦闘に勝利しろ」系のサブイベントも存在する。

トルネコ2

【冒険の記録】には「不思議を何も持たずに○F到達」という項目がある。
【倉庫】からアイテムを一切持ち込みをせずに28Fに到達し、無事に帰還すると村の住民から【まもりの指輪】がもらえる。
……が、実はもっと簡単にまもりの指輪をもらえる裏ワザがあるのだが(詳細は【魔法屋】の項目を参照)。

トルネコ3

【バリナボチャレンジモード】の状態で一部のダンジョンをクリアすると、「通常のモードではなくバリナボチャレンジモードでクリアした」という証明として【冒険の履歴】の一部の文字が青くなる。
世の中には上述のバリナボチャレンジモードで【もっと不思議のダンジョン】史上最難関とも呼ばれている【異世界の迷宮】を1発クリアした猛者も存在するのだから驚きである。

DQS

特定の装備の組み合わせ(各部位の最弱装備セットなど)でクリアするとボーナス点が入る。

DQB

【フリービルドモード】アイテム解禁等に関わるチャレンジ項目のうち、
実行しようとすると縛りプレイになるものがいくつか存在する。
 
各シナリオのクリア日数制限等は、効率よく進める為に間接的に行動が縛られるが、
中には「特定の装備を持たずに【ラスボス】を撃破」等、明確にプレイヤーの選択肢を縛ってくるものもある。

DQMSL

各クエストに「特定の系統のモンスターのみでパーティを組む」「道具を使わない」等のミッションが存在し、達成するとアイテムやモンスター、称号が手に入る。
また、ストーリークエストの一部ステージは特定の系統のモンスターのみでパーティを組まなければ入れない他、期間限定イベントの中にも指示された通り(特定の系統のモンスターのみ、特定のモンスターを入れる等)にパーティを組まないと最深部まで辿り着けず途中退出させられたり(クリア扱いにはなり、クリア時の宝箱も貰える)討伐対象のボスが出現しなかったりするものがある。
ナンバリング作品とのコラボイベントである「レジェンドクエスト」にも、モンスターの系統やウェイトに制限のあるステージが存在する。

星ドラ

各クエストに「特定の武器種を装備してクリア」「ボスに特定カテゴリの技で止めを刺す」等のミッションが3つずつ存在し、達成するとアイテムが手に入る。

システムとしてのしばりプレイ

DQ11

シリーズで初めて、システムとして「しばりプレイ」が登場した。
新しく【ぼうけんのしょをつくる】際、名前入力と同時に希望の項目にチェックマークを入れることによって設定することができ、プレイヤーは制限された内容でのプレイを強制されることになる。
【ふっかつのじゅもん】で始めた場合は設定できず、何も設定されていない状態で始まる。
スクリーンショットや動画の配信向けに、しばりプレイの内容は画面に常時表示させておくこともできる。
 
設定した縛りプレイは【教会】または【女神像】で「しばりプレイの解除」(無料)を選ぶことでいつでも解除してもらうことはできる。この際にはDQ3で【オリビアの岬】呪いを解いた時のMEが流れる。
ただし、一度解除したしばりを復活させたり、ゲームの途中から新たに設定したりはできない点には注意。
無印版では解除時もいっぺんに全項目を解除する形となり、項目を選んで個別に解除してもらうことはできない点にも注意。
DQ11Sは3Dモードに限り、解除は項目ごとに可能になった。
 
しばりをつけたまま【魔王ウルノーガ】を倒して初回【エンディング】を迎えれば、冒険の書メニュー画面で達成状況に★マークが付けられる。
達成フラグはゲームのパッケージ単位で立てられるため、1つのセーブデータですべての縛りを達成する必要はない。安全を考えるならば何回かに分けてしばり達成を目指すほうが無難。
中には初見でいきなり全てのしばりを設定するような強者もいるが、特にはずかしい呪いは冗談抜きで難易度が数段跳ね上がるため、初回プレイではオススメできない。
なお、【邪神ニズゼルファ】戦まで残して真エンディングを迎えてもこれと言ったご褒美や称号は貰えないので、もし達成フラグを得るだけの目的であるならば、魔王ウルノーガ撃破後にしばりプレイを解除した方が無難である。
項目ごとに解除できるDQ11Sなら、ウルノーガ戦後のシナリオに支障をきたす【はずかしい呪い】や「買い物できない」辺りを解除して、「全ての敵が強い」などを残すといったプレイスタイルも可能。解除せずにモード切替によるストーリー遡りを実行し再びウルノーガを倒した場合、再びしばり達成の演出が表示されてしまうがすでに達成済みのため無意味である。
 
欧米版表記は "Draconian Quest"。draconianとは過酷や厳格という意味。Dragon Questとの掛けであるのは言うまでもない。
繁体字版・韓国語版にはこのようなしゃれた名前はついておらず、単に「制限プレイの設定」。
 
各製品・言語ごとに用意された縛りは以下。

製品PS4版・Steam版DQ113DS版DQ11DQ11S
言語日本語
繁体字
欧文
韓国語
日本語全言語
戦闘から逃げられない
買い物できない
防具を装備できない
はずかしい呪い
楽な戦いは経験値なし
すべての敵が強い
超はずかしい呪い
町の人にウソをつかれる
主人公がやられたら全滅

戦闘から逃げられない

文字通り、【戦闘】逃げられなくなる縛り。
「しばりプレイ」ではおそらくもっとも簡単で、近年の【戦歴】が記録されるDQシリーズに慣れていれば、プレイヤーの性格によっては「戦歴を汚さないために逃げない」プレイが染み付いている可能性すらある。
また、本作自体逃げ成功率が低めなため、下手に逃げようとするとかえって危機に陥ることも多い。
ただし、序盤の【デルカダール地下水路】にいる【ブラックドラゴン】だけは、その時の攻略適正レベルでは場違いな強さを誇るため、シンボルから逃げ切れないと死に直結するので要注意。とはいえブラックドラゴン戦に全滅のペナルティはないのでそれほど気にする必要はない。ここさえ凌いでしまえば、もう警戒すべき点はない。
2Dモード以外では、海上を除いて余計な戦闘はある程度シンボル回避で避けることができるため、とりあえず初回でもこの縛りをつけて詰むことは少ないだろう。
逆に2Dモードで行うと、エンカウント率の高さゆえにレベルがかなり高くなりやすい。
 
DQ11Sでは削除され、逃げ禁止縛りはプレイヤーが自主的に行うこととなった。

買い物できない

店で一切の買い物ができず、買おうとすると拒否される。当然、各【キャンプ】にいる商人も店に分類される。
【イメルダ】ばあさんの【せいすい】【おうごんのたづな】(DQ11S)のように店売り以外で人からアイテムを買う行為も拒否される。
 
【ふしぎな鍛冶】関連では【うちなおしの宝珠】も購入不可なので、鍛冶で稼ぐか宝箱から入手するしかない。序盤は【はねぼうし】【騎士団の服】で、中盤以降は【毛皮のポンチョ】辺りで量産しておきたい。
鍛冶用の素材も買えなくなる(不足分をその場で買えるDQ11Sでも、買って鍛冶を行う選択肢が表示されない)ので、素材は普段から意識して集めておきたい。普段から素材を集めないと冒険のテンポが非常に悪くなってしまう。
特に大量の素材が必要になってくる終盤では、どこに出現するどのモンスターから何を得られるかを把握しておく必要がある。できればより手軽に入手できるノーマルドロップのモンスターを選びたい。
 
【王者の剣】も例外なく購入(入手)できないので、【勇者のつるぎ・改】は作成できない。
この他、買うことでしか入手できない装備品も数多いので、それらが絡むコンプリート系【称号】にも支障がある。
これらを達成するには、しばり解除しなければならない。
【クエスト】については、支障をきたすことは無い。
 
あくまで「買い物」が禁止なだけなので、アイテムの売却はできる。
【ゴールド】の使用を一切禁止している訳でもないので、以下のことにゴールドを消費することは可能。

意外な部分では【ダーハルーネの町】商人兄弟から無料で商品を貰える。
比較的難易度は低め。ふしぎな鍛冶のある本作では、なんだかんだいってもお金を使わずに物語を進めるのは意外に難しくない。
ゴールドの使いみちがほとんど無いので、【ゴールドシャワー】はジャンジャン使える。ケチらず撒き散らしてしまおう。
 
DQ11Sの【シルビア】以外のキャラの追加シナリオでは元から買い物が出来ないので何の影響もない。
また、DQ11Sではフィールドでのアイテム集めで影響を及ぼす場所がある。
3Dモードにおける【ユグノア地方・入り江の島】にある高台の宝箱がそれで、【狼竜のよろい】を買えないのでウルフドラゴン・強に乗ることができず、世界に異変が起きた後の時点ではしばりを解除しない限り取ることができない(邪神復活後になればPS4版と同じくガーディアン・邪で回収できる)。

防具を装備できない

【防具】が装備できなくなる。防具とあるがアクセサリーも装備不可。武器は装備可能。
DQではほとんどの【耐性】を防具やアクセサリーがまかなっているため、【属性】ダメージはもとより状態異常もほぼ素通しになってしまう。
 
とにかく【こうげき力】【すばやさ】を高めて「やられる前にやる」戦法を徹底したい。ドーピングアイテムは防御の低いキャラを優先的に。
あとは、アイテム欄で空いた防具分のスペースにどれだけ対策用のアイテムを詰め込めるかも大事。
呪文や特技と同じ効果のあるアイテムは積極的に活用するべし。
【二刀の心得】【二刀の極意】は攻撃力を高める意味で早期習得を目指したい。これらがないキャラは素直に両手武器でも装備させておこう。
 
また、この縛りを適用しているとクエスト【ああ 思い出のバニーちゃん】/【思い出のバニーをもう一度】を攻略できない点に注意。
シナリオ上の影響としては、世界に異変が起きた後【プチャラオ村】周辺でシルビアから【パレードの服】を貰うシーンがある。一旦は着用するが、「防具を装備できない縛りプレイのため、パレードの服を着られなかった」というメッセージが表示され、その通りパレード服を着ないままパレードを引き連れることになる。
DQ11Sでは見た目装備でバニースタイルやパレードスタイルにできるので、これらの問題は解決された。

はずかしい呪い

しばりプレイ随一のネタにして凶悪な縛り。
わずかながら本編設定に食い込んでいるため、詳しくは【はずかしい呪い】の頁で解説するが、端的に言うと戦闘中に【主人公(DQ11)】がランダムで強制的に【1ターン休み】になる。
主人公は物語中何度か単独でボス戦をこなす必要があり、強敵の前で足が止まるリスクは推して知るべし。
ついでに、町の住人などと話す時も発動し、会話ができないことがあるので(しかも、あの【呪いのモチーフ】が流れるオマケ付き)、冒険のテンポも悪くなってしまう。最初は面白いが、段々とプレイヤーをイライラさせてくれること請け合い。

楽な戦いは経験値なし

欧米版・韓国語版とDQ11Sに登場。英語表記は "Reduced Experience from Easy Fights"。
弱い敵との戦闘では、過ぎ去りし時を求める前では経験値を全く得られない。過ぎ去りし時を求めた後に初登場する敵は、楽な戦い判定をされても通常の半分の経験値を得られるようになる。
「楽な戦い」と表記されているが、強い敵と戦って楽勝でも楽な戦い判定はされず、逆に弱い敵に対してあらぬ苦戦させられたとしても楽な戦い判定される。
要は「実際に戦闘が楽勝だったかどうか」は関係ない。実質的には「弱い敵からは経験値なし」と表記した方が正しいだろう。
判定基準はレベルで、かつ【エリアレベル】は参照せず、敵モンスターについては1匹1匹に判定レベルが設定されている。なので、同じ地域内でも戦う敵によって弱い敵判定されたりされなかったりする。逆に言えば、同じモンスターならばどの地域で戦っても判定は変わらない。
実際の判定では、敵については敵パーティの中で最もレベルの高い値を参照する。よって、弱い敵パーティの中に1匹だけ強い敵が混じっていれば弱い敵判定にはならず通常通りの経験値が得られる。
一方で、味方についてはキャラごとに別々で判定されるので、レベルの低い仲間だけ経験値が入ることもある。そのため、加入期間が長く経験値を吸いやすい主人公やレベルアップの早いカミュは経験値を損しやすく、レベルアップの遅いセーニャやロウに経験値が偏りやすくなる。
 
この判定はメタル系スライムにもしっかり働くので、例えば【スペクタクルショー】でメタルを出現させても、楽な戦い判定されると経験値が一切入らなくなる。
これを防ぐためには、上述の「弱い敵パーティの中に1匹だけ強い敵が混じっていれば弱い敵判定にはならず経験値が得られる」という仕様を利用しなければならない。すなわち、「味方キャラよりレベルの高い敵とエンカウントする→味方よりレベルの高い敵を1匹以上倒す→それからスペクタクルショーでメタルを出す→メタルを倒す」という手間が必要。
 
当然だが、元々低レベルプレイをする人には、この縛りはほぼ無意味なものになる。

すべての敵が強い

欧米版・韓国語版とDQ11Sに登場。英語表記は "All Enemies Are Super Strong"。
すべての敵が強化される。大まかな内容は、ステータスの上昇、敵の呪文や息などの特殊攻撃の威力増強、敵AIのルーチン変化(詳細不明)、の3つ。
英語でただのStrongではなくSuper Strongと表記されているだけに、ただの「強い」ではなく、実際には「『』強い」。
ステータスについては敵によって上昇値は異なるが、攻撃、守備、素早さは概ね3割増しに、HPに至っては約2倍になる。
HPが大幅に上がるので敵全体が非常にしぶとくなり、攻撃力の上昇で受けるダメージも大幅に増大。守備力の上昇で生半可な武器ではロクなダメージを与えられなくなるし、素早さの上昇で先手も相手に取られてばかりになる。
呪文やブレスで受けるダメージについても、全体的に3割程度増強されている。
敵のMPも上がっているので、通常では1回しか唱えられない呪文がこの縛りでは2発飛んでくることも。
敵独自の特技については、ほとんど威力の強化が無いものが多いが、少し威力が大きくなっているものや大幅に威力が上がっているものもあり、様々である。
新たな行動が追加されたりはしないようだが、敵AIのルーチンは変わるらしく、各行動の頻度が変わるらしい(詳細は不明)。特にボスに関しては上記の汎用ではなく細かい調整が行われていることがうかがえる。
 
歴代ファンからは「簡単過ぎる」と言われ、普通プレイが「イージーモード」と言われた本作だが、この縛り1個設定するだけで、ハードモードに早変わり。
最も恐ろしいのは攻撃力の増強で、【バイキルト】のDQ5の部分でも説明されている通り、攻撃力が3割増加すると、受けるダメージは3割増しどころじゃ済まないのだ。これにより、通常攻撃や物理系攻撃特技が全体的に脅威になった。【スクルト】等を唱えても容易にブチ抜いて大ダメージを与えてくるような調整がされており、DQ1やDQ2の頃のようにしっかりレベルを上げて装備を整えないと突破は難しくなっている。
逆に言えば新規の技が増えているわけではないため基本的な対策法も昔のドラクエと同じであり、レベルと装備さえ整えれば十分クリア可能。
無印版をクリア済みでヌルかったと思う人や、じっくりと冒険したい人におすすめの縛り。
しかし、他の縛りと組み合わせる場合は…お察しください。
 
上記の「楽な戦いは経験値なし」と組み合わせると、装備や買い物等の自由度を保ったまま、ベリーハードな難易度を楽しむことができる。
この2つの縛りを設定すると、レベルアップがやりにくくなることに伴ってHPや力(攻撃力)の増強がしにくくなるので、1ターン攻撃されただけで死人が出たり、不意打ちされただけで絶対的劣勢に陥って全滅したり、こちらの攻撃力では満足なダメージが与えられなかったり、ちょっと攻撃力を下げられただけでダメージが通らなくなることも多い。
敵の耐性は通常難易度と変わらないので、耐性の穴を突く戦法の価値が大幅に上がってくる。
敵に状態異常を付与する呪文特技(敵の超攻撃力を防ぐことができる【マヌーサ】、敵を行動不能にできる【ラリホー系】【メダパニ系】)、与えた状態異常を解除しない&固くなった敵の守備力を無視できる攻撃呪文や特殊系攻撃特技、同じく守備力無視で継続ダメージを与える手段(【ジバリア系】【ヴァイパーファング】)が活躍するようになる。他にも、物理で敵の装甲をブチ抜くため【ルカニ】系に頼りっぱなしになる人もいるだろう。
切り抜け方は人によって異なるが、いずれにしても様々な戦術を考えて切り抜けていかなければならない。また、呪文特技に頼ることが多くなる分、MPの管理も非常に難しくなる。
その調整は非常に丁寧であり、RPG慣れしていて刺激的な難易度を求める人も十分に満足できる。

超はずかしい呪い

DQ11Sで新登場。
主人公ではなく、仲間キャラが戦闘中に「はずかしい呪い」にかかり1ターン休みになることがある。
当然、各キャラの追加シナリオの移動中にも発動する。
移動中に発動する呪いのメッセージは全て各キャラ専用のものだが、主人公のものを多少改変したものも含まれている。
戦闘中のメッセージは専用のものと複数のキャラに流用されているものがある。

町の人にウソをつかれる

DQ11Sで新登場。
【NPC】に話しかけると突然ウソの情報を言われ、その後で「……なーんて うっそだよーん!!」などと種明かしされる。この際、はずかしい呪い同様に呪いのモチーフが流れる。「町の人」と表記されているが、村や町以外の施設など、話し掛けられるNPCは一部の例外を除き、その殆どがウソをつかれる対象になっている(【さえずりのみつ】を渡す前の喋れない状態の【ヤヒム】や、世界に異変が起きた後【バクラバ石群】にいる【黒い精霊】など、話し掛けても「・・・・・・」としか返さないキャラは例外)。また、NPCではないパーティーメンバーは対象外な模様。
ウソの内容は汎用のものの他、特定の町・村などでしか出ないもの、特定の重要キャラしか言わないものが存在する(専用のウソが用意されている重要キャラは汎用のウソを言わない)。
【冒険の書の世界】と各キャラの追加ストーリーでは発動しない。
詳細は【町の人にウソをつかれる】頁を参照。
 
なお、専用のウソが用意されている重要キャラがウソをついた際、異変前の【テバ】【サキ】【バハトラ】【チェロン】などのように、その時点でストーリーに関わっていないキャラであってもメッセージ欄に名前が表示される。逆に、2Dモードの【ファーリス】など、専用のウソが用意されているにも関わらず名前が表示されないキャラもいる。
 
はずかしい呪いと比較すると戦闘に影響がない分、こちらの方がネタ的な要素が強いが、中にはセーブしようとして【神父】に話し掛けた時に、「おきのどくですが ぼうけんのしょは きえてしまいました」などという、流れるSEも相まって割と洒落にならないウソも含まれているので注意。

主人公がやられたら全滅

DQ11Sで新登場。
文字通り、主人公が【死亡】すると、他の仲間が生きていてもその時点で敗北になってしまうという恐ろしい縛り。
DQ5の幼年時代に似ているが、こちらは「教会にてゴールド半減で復活」などお馴染みのペナルティではなく、DQでは稀な本当の意味での「ゲームオーバー」。つまりタイトル画面に戻され、以前セーブした地点からのやり直しとなる。
教会やキャンプ地などでこまめにセーブを行うことはもちろん、主人公がやられないように装備やドーピングでパラメータ・耐性を強化するといった対策が必要となる。
またいくらHPや守備力・耐性を固めても、即死攻撃が当たると【ザオリク】等で回復する暇さえ与えられず一発アウトとなるので、【命の石】も多く持たせておくべき。
 
楽をして初回EDまで到達したいなら、序盤のシルビア加入から世界異変までと、世界に異変が起きた後のカミュ(またはマルティナ)加入後はずっと控えにおいておくという手もあるが、その期間でも【ムンババ】戦など主人公一人で戦う場面はあるので注意。
また、多くの【れんけい技】に主人公が絡んでいる以上、主人公を控えに置く=多くのれんけい技も縛ると言うことにもなる。どうしても連携したい場合、【ゾーン必中】を早めに習得し、他のキャラも予めゾーンにして、れんけい技を使う時だけ主人公をひっぱり出すなどの工夫が必要だが、世界に異変が起きた後のシナリオ開始から【バクーモス】撃破まではゆうしゃスキル消失でゾーン必中が使えないのがツラい。