ストーリー/【クラウド VS セフィロス】

Last-modified: 2021-08-12 (木) 14:47:04

概要

原作から始まり、派生作品や外伝などでも描かれてきた二人の対決。様々な物語の中で二人は幾度となく対決し、そのどれもが決着のつく事のなく終結し、未だに多くの伏線を残したままとなっている。この因縁に決着がつくのは一体何時になるのか‥‥‥そういう声も当然の事ながらユーザーの中には多くある。FFシリーズの中で最も今後の展開が気になる物語の一つである。

  • 決着の引き伸ばしは多方面でもよくある話である
  • 外伝作品で中々決着がつかないのは、続編での勝負がついていないからだろうね。
  • その勝負の決着が描かれるであろう続編も、現在スクエニが他の作品を手掛けているため、事実上の凍結状態(という程でもないだろうが)が続いている。本当に何時になるのやら‥‥‥。
  • 決着がつく時が来るとしても、その時はこれまでの展開が展開なだけに、色々とありそうだよね。

FF7派生作品に限って言えば二人の戦いの為に続きが作られるのを前提に話さなくてもいいと思う。
セフィロスの最後の言葉は見方によっては負け惜しみにも聞こえるし、クラウドの迷いは最後に晴れて笑顔を取り戻したんだし。


下記のようにまとめると、必ずしもセフィロスがクラウドをしつこく追い回すような展開ではないことがわかる。
DDFFでクラウドは散々激突を経験してきたせいもあってウンザリなようだが。

  • しつこく追い回さないにしてもクラウドに執着しているのは事実。どの道ハタ迷惑な事に変わりはない。
  • 余談だが、WoFFやディシディアのオペラオムニアでは、「長い剣を持った長銀髪の剣士が…」って話を聞くだけでクラウドが動揺し、倒しにかかろうとしている。
    やっぱりどうしても倒さねばと思ってるんだろうか。

FF7

やはり原作だけあり、この作品での戦いは、後の(コンピレーション制作上での)クラウドの戦いの原点とも言えるのだから二人の対決を語る上でこの戦いは欠かせないだろう。作中で(擬態したジェノバを含む)セフィロスと何度も対決したクラウド達は、辛くもそれらを全て退けて、大空洞内での決戦で決着をつけて星を救った。


最後の一騎討ちにおいてクラウドに敗れセフィロスが血を流しながら肉体が拡散してゆくシーン。
初見ではクラウドの大切な人達を殺したりメテオで星を破壊しようとするなど散々好き放題してきたセフィロスをようやく倒したということでカタルシスを得たのだが、
上記の好き放題してきたセフィロスでさえ他の生命と等しく星に還ったのと、倒した直後のクラウドの表情を併せて感慨深くなってしまった。

FF7R

このセフィロスを倒した後に実現する。世界の先端に誘われ、クラウドセフィロスと対面する。
セフィロスは星の終末を語りクラウドに力を貸すよう提案してくるが、クラウドがこれを拒否したため原作を彷彿とさせる演出ののち一騎打ちが始まる。
この段階の実力では目に見えていたが、結果はクラウドがセフィロスに敗れる。
この後、セフィロスは終末の7秒前という言葉を残しクラウドの前から姿を消す。

BCFF7

FF7のクラウドの回想でも語られた、本編より5年前のニブルヘイムでのクラウドと豹変したセフィロスとの対峙が本作の主人公であるタークスの視点から描かれている。これが後に訪れる災厄の序章であり、クラウドとセフィロスの因縁の始まりでもある。

CCFF7

5年前のニブルヘイム事件でのクラウドとセフィロスの対峙を本作の主人公であるザックスの視点から描かれている。尚、この事件には元々ザックス自身も深く関わっているので、ザックスもセフィロスと対決する事になる。

FF7AC

本編から2年後、運び屋を経営していたクラウドの前に、突然セフィロスの思念体達が現れて襲撃され、様々な思惑が交錯する中で、クラウド達と思念体達との熾烈な戦いが始まった。その戦いの中、思念体達のリーダー格であるカダージュが神羅からジェノバを奪取しリユニオンを行った事で、クラウドの前に再びセフィロスが出現し、両者は再び対決する事となった。激闘の末、セフィロスは散り際にクラウドに意味深な言葉を残し、クラウドは新技によって再度セフィロスを倒した。

DFF・DDFF

DFF(13回目)のクラウドはコスモス陣営の戦士、セフィロスはカオス陣営の戦士として戦いに参戦し激突した。尚、これ以前のDDFF(12回目)のクラウドはカオス陣営の戦士として参戦していたが、戦いの後にコスモスから力を与られたため13回目の戦いではコスモス陣営の戦士の一員となっていた。
クラウドとセフィロスは12回目でも(仲間同士ではあるが裏切り者として)衝突している。


ちなみにディシディアファイナルファンタジー(ディシディアデュオデシムファイナルファンタジー)の世界でセフィロスがクラウドと戦うことにこだわるのは世界の真相や己の記憶についてつかむためである(これは同じ世界の戦士同士が出会ったり戦ったりすれば記憶が早く戻ってくるという設定から)。
そのためにセフィロスは12回目でも13回目でも結局同じようなことをしてクラウドと戦っている(のばらやティファでクラウドを釣り自分と戦わせた。さらに皇帝やケフカなど策士系の戦士に戦うように勧められていることも似ている)。

DFFAC

セフィロスの参戦PVで原作の一騎打ちをオマージュしている。

DFFNT

両者、アーケード版から続投。ストーリーでは、ラストフロアにてバッツエクスデス一騎討ちにセフィロスが割って入ろうとし、そこにクラウドも後を追う形で加わり2対2の戦いとなる。

DFFOO

6章ドーミナ砂漠の荒地にて、ズーの死体とともに残された巨大な斬撃痕が発見され、これを見たクラウドがセフィロスのものと断定して単独で進み出すと、洞窟の中でやっぱり対峙していた2人。
おそらくモーグリに示されるがまま一行とともに旅をしている事を皮肉り毎度お馴染みの人形扱いをして両者構え出すとモーグリ一行が遅れて合流。3体1の戦いとなったが戦い終わってもなお余裕を見せるセフィロス。
しかし後からシャントットが遅れて加わり出すとまだ限界ではないが今は足りないと意味深なことを言い残しセフィロスは去ってしまう。クラウドとついでにシャントットが追いかけていくも結局逃してしまい決着を付けることはなかった。


セフィロスのイベント「片翼の天使」にて、館の中でまたもクラウドと対峙。だが、本命はモグだったようで、クラウドが単身乗り込んだところで落胆していた。
一戦交えるもイミテーションの乱入により一時休戦となり、結果的に「次元の座標」をモグに送りまたも決着はお預けとなった。

メビウスFF

FF7とコラボした期間限定イベント「フェイタル・コーリング」にて両者は再び対立することになる。
記憶を失ったクラウドがセフィロスに導かれて主人公ウォルとともに進んでいく。
そして最終的にはウォルを差し置いてクラウドがセフィロスにとどめを刺す。

  • その前には一応ウォルもセフィロスと戦ってはいるが彼が戦いに勝ってもソラやWoLの時と同じように「私を倒す者はおまえではなかったな」みたいなことを言うだけだった。

しかし最後の瞬間セフィロスはクラウドに「幻想を捨てた時おまえは真実の痛みを知る」というメッセージを残したため、やはり本当の意味で決着をつけることはできなかったようだ。

KHシリーズ

これらの作品でのクラウドはレイディアントガーデン(ホロウバスティオン)出身の剣士、セフィロスはクラウドの心の闇が具現化した存在とされており、クラウドは己の闇を克服するためにセフィロスを追い続けていた。初登場時のクラウドは、ある事情からオリンポスコロシアムの闘技大会に参加し、主人公のソラ達と戦った。後に敵の攻撃からソラ達に救われて、続編では故郷を守るためにソラ達と共に戦った。また、この時にクラウドとソラ達はそれぞれがセフィロスと対面しており、ソラとセフィロスが戦った後にクラウドとセフィロスは対決した。

スマブラSP

クラウドに引き続きセフィロスが参戦したことで両者は作品の垣根を超えてもなお衝突。
セフィロス参戦ムービーでは表向きラスボスのキーラを瞬殺、ベヨネッタとゲッコウガの不意打ちをあっさりあしらいマリオに正宗を刺そうとしておりこれでもかと言わんばかりにツワモノ感を見せつけるもセフィロスにクラウドが斬りかかる。
他のファイターを置いてけぼりにして相見えるも最後は超究武神覇斬ver.5でセフィロスにとどめを刺す。
その後「思い出の中でじっとしていてくれ」「私は思い出にはならないさ」と安定のやり取りを見せ、スーパーノヴァをクラウドに放つと言うところでムービーは締められる。

その他

スクウェアがエニックスと合併し、スクウェア・エニックスとなった後、
エニックスが著作権を持っていたドラゴンクエストシリーズの
ドラゴンクエストバトルロードという作品が発売された。
が、それのIIが稼働された時の最初の宣伝用画像はなんと
男の子(金髪でツンツン頭)とピサロ(銀髪で長髪で黒服の美青年)が戦う画像であった。
ちなみにその画像には「人間同士でもバトル!?」と書かれている。
「男の子」はドラクエ5のキャラであり、ピサロはドラクエ4のキャラなので
世界観が共通しているだけで時代が違う為、本来は因縁がこれといってないはずだが
(厳密には男の子のご先祖様(ドラクエ4の主人公)はピサロによって故郷を焼き払われ、
その際にヒロインが死亡している(ただしエンディング後生き返る)
なぜかその組み合わせが宣伝に抜擢されている。
・バトルロードの稼働はスクウェアとエニックスの合併後である事
・以前FFとドラクエはいただきストリートでコラボしている事
・男の子は天空人(亜人種)の子孫でピサロは魔族なのに、なぜか「人間同士」と紹介された事
・金髪でツンツン頭の主人公と銀髪で長髪のライバルという構図
・時代が違うのにわざわざその組み合わせが抜擢された事実
をまとめて見ると、どうもクラウドとセフィロスを意識しているようにも見える。

  • 念の為補足。この作品の前作はモンスター同士の戦いが主であったため、モンスター以外のシリーズのキャラクターが大勢登場し戦闘に参加することを「人間同士」と表現しただけで、人種は関係ない(他の言葉はなかったのかとは思うが)。また人選についても、男の子は本作の主人公的立ち位置で、ピサロはライバルサイドの人型キャラで随一の美形のためにポスター映えから選ばれたと思われる(男の子の父親と因縁のあるゲマやミルドラースは人型ではないので不適)。ただしヒーローサイドの勇者対決でもポスターは成立するため、意識した可能性もゼロではないが。