ストーリー/【FF15のエンディング】

Last-modified: 2023-11-24 (金) 13:06:36

FF15

死闘の末、宿敵アーデンを倒したノクティス
アーデンが消滅し、静寂に包まれた王都には雨が降り始め、アーデンに気絶させられていたもノクティスと合流した。
だがノクティスには、自らの命と引き換えにシガイ星の病を消し去るという使命が残っている。
ノクティスは仲間達に「常に胸を張って 生きろ」と言い残し、仲間達も初めてノクティスを「陛下」と呼び、無事を祈る。
次々と迫り来るシガイを仲間達が食い止めている間、ノクティスは再び玉座の間に向かう。
 
一人、玉座の間へと戻って来たノクティス。
玉座に腰を下したノクティスは、仲間達やルナフレーナ、父レギスに対し、これまで自分を支えてくれたことに対する感謝と一緒に過ごせて幸せだった思いを呟く。ノクティスの傍には、まるでノクティスの言葉に呼応するかのようにレギスの姿が現れていた。

一通り言葉を呟いた後、ノクティスは玉座の周囲にファントムソードを展開し、ルシスの歴代王の英霊達を呼び出す。
歴代王はそれぞれ対応する武器を手に取ると、次々とノクティスの身体に乗り移り、光耀の指輪に吸い込まれるように宿りはじめる。その度に凄まじい苦痛に苦しむノクティス。その苦痛の中でも、ノクティスは仲間達とルナフレーナの顔を思い出していた。
レギス以外の歴代王が指輪に宿り、ノクティスは「オヤジ あとは任せろ」と呟く。そして最後の王の英霊として、レギスの英霊が現れる。レギスの英霊はノクティスが持っていた父王の剣を手に取り、ノクティスの身体を貫いた。これによりノクティスは死亡する。

だが「真の王」たるノクティスが使命を果たすには、死者だけが辿り着く「死後の世界」に行く必要があり、そのために命を捨てなければならないのだった。そしてノクティスの魂は死後の世界へ...。
 
死後の世界に辿り着いたノクティス。
そこには消滅したはずのアーデンが待ち受けていた。アーデンがノクティスに一礼し、両者は再び対峙する。
だが、ノクティスの周りにレギスや仲間達の姿が現れ、アーデンは動揺。
アーデンは醜悪な素顔を現して尚も対峙するが、更にルナフレーナも現れ神凪の力で弱体化する。
すぐさまノクティスは指輪の力で歴代王の英霊達を召喚。一斉に突撃した英霊達の攻撃でアーデンは完全に消滅した。
今度こそアーデンを葬ったノクティスは、「真の王」としての使命を果たし、力尽きるように消滅。同時に光耀の指輪も消滅した。
 
スタッフロール後、場面はノクティス達が王都に帰還する前の場面。
ノクティス達は決戦に向けて、最後のキャンプをおこなっていた。恐らく、ここでノクティスは自分が世界を救う引き換えに死ぬことを仲間達に話したのだろう(詳しい詳細はこちら)。
 
再び場面が変わり、10年ぶりに朝日が昇る。
ノクティスの命と引き換えに全てのシガイは消え去り、星の病も浄化されイオスに平和が戻るのであった。
最後はノクティスとルナフレーナの結婚式、そして眠りにつくノクティスとルナフレーナの姿がタイトルロゴと重なり、FF15の物語は完結する。


プレイヤーごとに解釈が分かれるエンディング。
死後の世界に現れた仲間達はシガイにやられて死んだのか(それともアーデンの見た幻だったのか)、死後の世界のアーデンは本当に本人だったのか、ノクトとルーナの結婚式は本当に死後の世界で執り行われたのか等々。
たしかに世界は救われたが、最後の最後で主人公が死ぬなど、人によってはバッドエンディングとも採れる結末。

  • 感動したという意見が多数だが、場面が目まぐるしく変わるため混乱したという意見も。
    • ただし、感動したという人も「その上で」、でも色々と理解不能、でもやっぱり描写不足、でもすっきりはしない、もっともアーデンの目的は結局達成してしまっている、多くの謎は残ったままなのが残念、などの手放しで100%良かったとはいえない、という意見が多数を占めているというのが実情ではある。
  • 2018年3月6日に発売された「ロイヤルエディション」で追加された「ロイヤルエディション版スタッフロール」では、最後に仲間3人は無事生き延びたことが確認できる。

傍から見ると、「ラスボスが得をして主人公がひたすら損をした物語」に見えなくもない。

  • 実際ノクトを自身の手で倒せなかった代わりに不老不死の呪縛から解放され、結果的に王家を滅亡に追いやることもできた(これは避けられぬ運命ではあったものの)あたりアーデン視点ではほぼハッピーエンドと言っても過言ではない内容であり、この点においては非常に賛否の割れる要因のひとつになっている。
  • 一方ノクトは、思いを伝えられないうちに親も恋人も亡くし、故郷はボロボロ。思いを伝えられた仲間たちも生死不明。自分自身が命を捧げた事で一族も断絶…と、結果だけ見ると踏んだり蹴ったりである。
    仲間たちは生きてるとは思うし、インソムニアにも住民を呼び戻すことも考えてたり、死後の世界?で二人で幸せになったような描写があるとはいえとても釣り合いがとれてるとは言えまい。
    ただ、ノクトが世界のために後悔なく自らの死を選択をできたのは仲間たちとの旅のお陰である。
    FF15とは極論するとノクトが死を受け入れるための物語だったといっても過言ではないと思う。
  • 肯定的というか前向きな見方をすれば、ノクトの真の王としての役目もアーデンの復讐も両方達成されているので痛み分け、もしくは両方不足がない結末になったという解釈も可能。
    結末としてはFFシリーズとして珍しい部類と言えるかもしれない。
  • 「エピソード・アーデン」で描かれた真実の歴史により、結局は六神(というかバハムート)がチェラム一族に目をつけた時点で、ノクティスやアーデンの運命(死)と一族の断絶は避けられないものだったことが分かる。また、アーデンも無理やり使命を押し付けられた側であることが分かる。
    • そして下記のノベライズに至ってはこの世界がバハムートの箱庭でしかないことが明らかになる。つまりバハムートがいなくならない限りはこのような悲劇が繰り返される可能性もあるわけで、そう考えるとどちらも報われているかは…。

ifエンディング

DLC「エピソード イグニス」の所謂ifルートで描かれる、本編とは異なる物語の結末。
ハッピーエンドとなっており、こちらの方が真のエンディングだと捉えるファンもいるようだ。


ノクトが犠牲になる運命を知ったイグニスが、その運命に抗うことを決意し、クリスタルに命を捧げて力を得、アーデンと死闘を繰り広げて運命を変えることに成功する(イグニスは瀕死となるが、駆けつけたノクティスによりクリスタルの力で治癒する)。
ノクトはクリスタルの中に入るが、スタッフロールの映像にてイグニス達はその間今までに会った者達と協力してその後の運命を変えようとしていることが窺える。
そして10年後、正規ルートとは異なりノクト1人ではなく仲間と4人でアーデンの元へ向かう。

  • ちなみにちゃっかりレイヴスも生きている。

どう決着をつけたのかは描かれていないが、夜明けを迎え、ノクトは生存している。
そして玉座のノクトを見据え、笑顔でイグニスが何事か言うシーンで終わりである。


描写不足な点が多々あるほか、今後へのフラグと思われるシーンも見受けられる。
2019年初頭に配信予定のDLC(エピソード・アーデン、ルナフレーナ、ノクティス)で補完される模様。

  • しかしDLCの開発が中止になった。エピソードアーデンで全シナリオを回収しきるとも思えないから、再び闇ゲーに戻るか神ゲーに昇格するか、全ては配信後に分かることだろう。
    • 中止となったエピソード3作は、小説として描かれることになった。
      • ただしここではレイヴスの代わりにルナフレーナが生きているなど上記のifエンディングとは大きく異なる。