FF4
FF4の影の主役、カインが二度目の裏切り時に言い放った名台詞。
一度裏切った後パーティに戻った彼は、封印の洞窟においてゴルベーザに再度呼びかけられる。心配する仲間に向かって言ったのがこの台詞。
彼はこの台詞と同時にセシルからクリスタルを奪い、ゴルベーザの元に向かう。
なんだ?
(『黒い甲冑ゴルベーザ』流れる)
カイン‥‥
かえってこい カイン‥‥
そのクリスタルを もち わたしのもとへ‥‥
『ゴルベーザ!
『カイン!
ローザ「しっかりして!
カイン「だいじょうぶだ‥‥
おれは しょうきに もどった!
(ヴゴ!)
うッ!
(デデデデーン!)
やみのクリスタルを うばわれた!
(カイン逃走)
一度目の出戻り時にもバルバリシアとのやり取りで似たような台詞を言っている。
- 「寝返ったのではなく、正気に戻ったと言ってもらおうか バルバリシア!」
この時点でカインが装備している物は、そのまま持ち逃げする格好になってしまう。
「買ったばかりの装備を返せ!」の声が、当時のプレイヤーから飛んだとか。
- 帰ってきたカインはグングニルを装備している。ディフェンダーに関しては一品物なので、持ち逃げされるとどうしようもなくなる。しっかり装備を剥いでからお送りしよう。
- ピクリマ版は離脱するメンバーの装備は自動ではずされるので、持ち逃げされる心配はない。
どうでもいいが、逃げるカインをぼーっと見てないで誰か追っかけようよ。セシルは一撃食らったばかりだし、いくら竜騎士が素早いとは言え、忍者の速さなら追いつけると思うんだ。
- 状況的に困惑していて難しいと思う。
エッジが即追いついてバッサリやれちゃうようなクールな奴なら不可能じゃないと思うけど。 - あれだけのジャンプ力を誇る竜騎士の足をなめちゃいかん。
GBA版・PSP版・ピクセルリマスター版では漢字表記である。
コンフィングで変更はできない。
封印の洞窟の入り口は断崖に囲まれている上に本土(ドワーフ城やバブイルの塔)からも離れているため。飛空艇でないと行き来できないのだが、カインはどうやってゴルベーザの元へクリスタルを持ち帰ったのだろう。いかにもカインを遠隔操作してるように見せておきながら実際はゴル兄さんがすぐそこの入り口まで迎えに来てくれてたのだろうか。
- 小説版では実際に入り口まで兄さんが飛空艇でカインを迎えに来ていた。
- ゴルベーザは赤い翼で来たことになっている。
ただ、ファルコン(セシルたちの飛空艇)をなぜ破壊しなかったのか、という件については特に書かれていない。
記事が記事だけにカインへの批判が目立つが、実際のカインは「三度裏切ったら即座に自分を殺せ」と言ったり、二度も操られたことを恥じて結婚式への出席を辞退してしまうなど、なかなかの好漢である。
カインが厚顔無恥な卑劣漢などではないからこそ裏切りがネタにされるのかもしれないが。
- 対照的に操られた訳でもなく正気で裏切った挙句、謝罪も反省もなく罰も受けないヤツもいる。
- 「正気に戻った人間は自分で正気に戻ったとは言わない」というのもネタにされる要因だと思う。
ファミ通で歴代FF4の特集記事が組まれた際には当然のように歴代「おれはしょうきにもどった!」のシーンもミニコーナー扱いで特集されてしまい、それぞれに
「おれはしょうきにもどった!」
「おれもしょうきにもどった!」
「おれこそしょうきにもどった!」
という煽りが付いていた。
DS版
DS版では「おれは…もう…しょうきにもどった!」と言ってくれるが、この部分だけ平仮名表記になる。
ボイス付きイベントではないため、山ちゃん声では聞けない。
ちなみに、デモンズウォールを倒した後、カインは既に洗脳されはじめているらしく、(ふざけるな…! 俺は…二度と…!)という心の声を聞くことができる。
この時点では、カインの意志が洗脳を退けようとしていることが分かる。
タックルでクリスタルを奪う。
- ボタンを押すタイミングによっては、セリフを言いながらタックルしているシュールな場面となる。
小説版
多くの珍言・迷言がカットされた小説版でもバッチリ書かれており、しかも結構強調された感じの描写になっている。
惜しむらくは、この台詞がちゃんと漢字交じりになっている事である……。
まあ、この台詞を言っている時のカインが本当に「正気」だから仕方ないんだけども……。
小説版では、正気を保ってこそいるがゴルベーザの誘惑によって、いつまたセシルを裏切ってしまうか解らない、そのため正気でいられるうちに裏切りを装い、これ以上の誘惑を受けないようにした、という描写がある。
「俺は正気に戻った、俺は正気だ」という発言は仲間を油断させるためとか、裏切った自分こそが本当の自分であるという主張ではなく、あくまで自分は正気であり本心から裏切っている訳では無い、という弁明に近いものになっている。
- 本心から裏切ってないならクリスタルを奪わなくてもいいじゃないか。
- 裏切りを「装う」ならクリスタルを奪う必要がある。あそこで手ぶらでゴルベーザの元へ戻ったら「あれれ?本当に洗脳出来てるのかな?」って逆に怪しまれる。
- 多分「自分は正気だ」って思ってる時点で既に洗脳されてるんだと思う。
- 小説版ではそもそも当初ゴルベーザ本人には青き星を破壊する意志はなく、カインはクリスタルを渡す条件として「今後セシル達に危害を加えない」と約束させた。しかし月との次元エレベーターを起動させるとゴルベーザがゼムスの意志を受信し、本人も意図せぬまま巨人で青き星の破壊を行ったためカインはゴルベーザを止めようとして返り討ちにされた。
以上から小説版では本当に洗脳されてないことになってる。
FF4TA
続編でもリディア編の回想シーンで喋ってくれるが漢字表記である。
カインが聖竜騎士になるシーンで「カインが自分を取り戻した!」と言う字幕が出る時、多くのプレイヤーの脳裏に「おれはしょうきにもどった!」の台詞がよぎったそうな。
FF14
大丈夫、俺は正気だ。
パッチ2.5のメインクエスト「邪竜の咆哮」にてエスティニアンが上記のように発言。
人間には不可聴の邪竜の咆哮を聞けるほどの力を竜の眼から得たが問題ないらしい。
が、竜騎士のジョブクエストをクリアしていると彼は竜に魅入られ消息不明となっている。
そのうえで唐突に再登場しこの台詞を宣うものだから大変信用ならない。
当然ながらこのフラグは重要品の持ち逃げまで再現して無事回収されることとなる。
蒼天のイシュガルドCE版特典のマメット・カインの説明文には「俺は正気に戻った!」、詳細説明にも「大丈夫だ、俺は正気に戻った!」と書かれている。
DDFF
カインのレベルを100にした後、EXバーストをすると低確率で発生する。
ファン待望の山ちゃんボイスで「おれはしょうきにもどった!」が聞ける。
前作のゴル兄さんの「「いいですとも!」」、エクスデス先生の「「カメェェェッー!」」といい、スタッフは良い仕事をしている。
【視聴覚室】
ボイスのみ
ちなみに、ミュージアムのジュークボックスでの表記はしっかりと
「おれは しょうきに もどった!」
である、さすがDDFF。
今作では「裏切る」というよりは汚れ役を買ってでてるので残念ながらストーリーモードでは言わない。
なんでここでこのセリフを言うんだろう?
ここでは自分は正真正銘の正気だと宣言し、その上で竜騎士の誇りにかけるという意味合いになるのかな。
まあ「いいですとも!」はまだしも「カメェェェッー!」は全くカメ関係ないし、EXバーストの隠しボイスなんか深く考えるのが間違いなのかもしれないけど。
- 単にファンサービスですね。
FF4DSでもボイス付きで聞けなかったからDDFFではどうしても付けたかったんでしょう。
ストーリー中じゃ裏切らないから、入れるとしたらシークレットボイスが最適だったと思うね。
DFFAC
スクエニ公式サイトの更新情報16.07.28で
『ディシディア ファイナルファンタジー』本日よりカイン参戦!
「おれは しょうきに もどった!」
とネタにされている。
そしてやはりというべきか、シンボルチャットにも採用された。
C.Lv15で購入可能に。
- 本作では「俺は正気に戻った!」と漢字表記が使われている。
- 「信じられん…2度までも…信じられん…」
- 「2度ならず3度までも」
ゴルベーザのC.Lv12のシンボルチャット「月へゆけるのだ!」も原作でカインがしょうきにもどった後のゴルベーザの台詞の一部が元ネタ。
FFRK
レコードクロスのイベントで特殊会話の発生する組み合わせのパーティの1つとして
原作で操られたことのあるティナ、クラウド、カインの3人の組み合わせについて
公式の攻略サイトで記載されたパーティ名が「しょうきにもどった」。
特殊会話の内容も戦闘終了後のセリフが
ティナ「頭が…いたい……
何も思いだせない……」
クラウド「俺……クラウド……
どうやるんだ…
……思い出した!俺のやりかた」
カイン「おれたちは
しょうきに もどった!」
となっている。本当に正気に戻ったのはティナだけである。
メビウスFF
ギルガメッシュがブレイク状態から回復した時のセリフの一つ。後半の「おれは しょうきに もどった!」部分のみ発言する。