セリフ/【甘いな、セシル。裏切られ絶望を知ってなお、他者がお前の力になるのか?】

Last-modified: 2021-02-13 (土) 22:48:27

DFF・DDFF

ゴルベーザの貫禄溢れる名ゼリフ。戦闘直前であり、BGMもあって盛り上がりは最高潮。
 
なのだが、この「裏切り」がFF4本編のカインか、
DFFのゴルベーザ(「他者との絆など夢幻に過ぎん」の辺り)を指しているのかは分からないが
(おそらく後者。だが原作の前者も意識していると思われる)、
どの道セシルが人間不信に陥ったら原因は全部兄さんアンタだよ、と言いたい。

  • 確かに本編での原因は兄さん自身だが、あえて過去の苦い経験を引き合いに出し、
    また自らも厳しい言葉を投げかける事で、仲間との絆を信じる心の強さがあるのか
    試したのではないだろうか。
  • しかし4本編では既に沢山の他者が力になっちゃっている事実。
    特にミシディアで「長老に会え」と言った奴は神。

自分の為に力を使い、一人で生きてきたゴルベーザには、
「仲間を信じ、仲間の為に戦う」というセシルの考えは「甘い」と思ったのだろう。
FF10でアーロンが言っていた
「他人に頼るな、とまでは言わんが…頼って当然、守られて当然とは思うな。そんな人間にはなるなよ。」
に通ずるものがある。


FF4では信じている王に(偽者だが)解雇され、やりたくもない悪事に手を染めさせられ、
7才児半死半生の目にあわされ、親友ボコボコにされ、因縁の地では住民に報復され、
なり、それら不幸の元凶は自分の兄で、
兄も被害者ゆえに憎んでいいのか許していいのか分からないと言う超苦労人。
これでも「絆は僕を導く輝き」と言い切れるセシルは立派である。

  • 因縁の地でも最終的には長老やパロムポロムの信用を勝ち取ってるので、別段不思議なことではない。
    そもそも微妙な境遇で付合いが限られていただろう中、
    幼なじみ二人保護に支えられて育ってきたので苦しい時も仲間を優先する姿勢は変わらない。
    もはや条件反射レベルである。
    ゴル兄も相手が悪かったとしか言いようがない。
  • 「絆」は原作でも大事な要素。
    仲間との絆を大切にするDFFのセシルはそれを踏襲したものだと言える。

「揺るぎない想い、この剣に誓う」と返すセシルがカッコいい。
Shade Impulseでも「仲間との誓い、ここに」と剣を構えてゴルベーザと戦う。
想いは揺るがなかった様だ。


セシルを(あえて)裏切った後、ジェクトに「そのナリで落ち込んでんのか?」と言われる。落ち込んでるゴル兄さん想像するとちょっと可愛い。

  • あの格好の兄さんを見て、一発で落ち込んでいる事を見抜いたジェクトもすごいと思う。
  • あるいは状況から察してカマをかけたか…いずれにせよ「そのナリ」に激しく同意。

ちなみにセシルが「甘い」と言われるお初はFF4ベイガン戦後のパロムだったり。
「あまいぜ、あんちゃん!」