本来はティラノサウルスと同じ意味。
現在はティラノサウルスで定着しているが、
昔はティラノサウルスとチラノザウルスが使われていた時期もあった。時代の流れを感じさせる名前である。
- 「チラノ」表記は使える文字が限られていたゲームでよく見られるのだが、
FF1の場合はモンスター名に8文字使えるしカタカナも揃ってるから、敢えてこちらを選んだ理由が謎。
「ピスコディーモン」などを見る限り発音にはこだわりがありそうだが。
FF1
ミラージュの塔周辺でごく稀にエンカウントするレアモンスター。
レアなだけであまり強くはなく、モンクで殴れば一撃で沈む程度のステータス。
下位種のアロザウルスと違い、クリティカルを繰り出すこともある。
FF1のレアモンスターの中でもとくに倒しづらい。
出現率は他の最レア系と同じ1/64なのだが、こちらのレベルが高いとすぐ逃げる。
GBA版では図鑑コンプを目指す場合の壁の1つとなる。
遭遇すること自体が稀なレアモンスターかつ耐久力もそれ程ないのでイマイチ印象が薄いものの、実は攻撃力が115と高い。
HPも600とGBA版以前の全雑魚モンスターの中ではデスマシーンに次ぐ第2位の高さを誇る。
もっとも、防御力は僅か10しかないので結局耐久力はさしてなかったりする。
獲得ギルは少なめだが、経験値は雑魚の中ではデスマシーンの次に高い。
- ラストダンジョンなんかは複数で高経験値のモンスターが現れるので、経験値面も総合的にはたいしたことはない。
T-REX系のモンスターは、
FF8や12など後のFFでは「序盤から登場する途方もなく強いモンスター」という位置づけとなるが
初代作のこちらは「後半に登場する途方もなく弱い雑魚」というひどい位置づけであった。
天野氏のデザインでは頭部が大きく前のめりな体勢になっているが
ゲーム画面ではゴジラのようなデザインになっている。
- リメイク版では画面奥から走ってくるようなポーズになっているが、これも天野喜孝の原画とは異なる。
どっちかというと、両作品が作られた時代における「実際のティラノサウルスの想像図」に近い。- FC版当時は「のび太の恐竜」でも描かれていたようなゴジラっぽい体型が一般的な認識であり、
WSC版当時は「ジュラシックパーク」で表現されたような体を水平に伸ばした姿勢が主流になっていた。
- FC版当時は「のび太の恐竜」でも描かれていたようなゴジラっぽい体型が一般的な認識であり、
- 因みに天野氏が描いたこいつのデザインは同じく氏が表紙イラストを担当した山田正紀氏著・竜の眠る浜辺(83年双葉社新書版)の表紙の恐竜と殆ど同じである。