裏技・バグ/【ケアルで大ダメージ】

Last-modified: 2020-04-18 (土) 21:01:39

アンデッド族における、ファイナル・デスティネーションである。


FF11

2011年7月12日のバージョンアップにおいて類似のバグが発生、
アンデッドモンスターにケアルをかけると99999ダメージを与えて即死させることが可能になっており、
すぐさま緊急メンテナンスが行われた。
ケアル/FF11用語辞典

FFUSA

FFUSA最終ボスダークキングに主人公ザッシュケアルをかけるとダメージを与えるというバグ。
 
原理としては、ケアルの回復量が32767を超えると回復から反転してダメージに変換されるためである。
ただしザッシュの魔力が低いためオーバーフローが発生するので、
フェイだと魔力が高いためオーバーフローが発生しない。
また、ダークキングのHPがある程度減っていると「減ったHP分を回復」という挙動に変わることがあるため、
戦闘中盤ではザッシュでのケアルでもオーバーフローが発生せず普通に回復してしまうことがある。
 
ケアルでダメージを与えられるため不死属性と勘違いしている人がいるが、
レイズで倒せないという点と、前述のオーバーフローの原理から不死属性ではない。
そもそも正常にケアルでダメージを与えた場合「○○は アンデッドに よわい」という表記が出る。

  • まるでダメージ限界突破のように5桁ダメージを叩き出す様はかなり壮観。
  • おそらく、本作のHP回復処理が「マイナスのダメージを与えている」というものになっているのだろう。32768を境界線にマイナスダメージ(回復)とプラスダメージ(ダメージ)が切り替わってしまい、回復するはずが多大なダメージになるものと思われる。
  • これってフェイのケアルでは魔力が高すぎるため二回反転して結局回復になってるってことなのか。

実際はバグであるのだがザッシュが予言の勇者という設定の為、
ザッシュの隠された力みたいな物ともこじつけられる。
FFUSAではかなり有名なバグであるため、リメイクされた後もそれっぽい理由をつけて残してありそう。
…何、そもそもリメイクどころか移植やVCすらも怪しいって?なんとかなるさ。

  • そしてなんと2010年末、本当にVC配信が決定。
    バグはどうなったかと言うと、残っている。
    VCはよほどの理由がない限り修正しない方針なので、当然といえば当然。
  • バグでラスボス瞬殺はリメイクで仕様として採用されたがある。
    • それは元々仕様(正確には、ラスボス撃破の救済措置として意図的に残されたバグ)

詳しい原理として、まずケアルの回復量計算式は以下のようになっている。

[使用者の魔力×1.5+50](※) ×対象の最大HP÷100 ÷かけた対象の数(※)
※:この時点で小数点以下を切り捨てる

そして、ダークキングのHPは本作でも頭一つ飛び抜けた「40000」である。
例えばザッシュの魔力が55の場合、ダークキングにケアルを掛けると回復量は52800となるのだが、
32768をオーバーしてしまったことで、これが反転して「52800-65536=-12736」となる。
そして、本来ならケアルによる回復は「実際に減っているHP量<算出された回復量」となっている場合、
算出された回復量の多さに関係なく実際の減少分しか回復しない筈なのだが、
(例えばHP20000のズーに2000ダメージ与えた後にケアルを掛けても2000しか回復しない)
この場合は反転して回復量がマイナスとなったことにより、そのまんま12736ダメージを与える効果となってしまう。
 
しかし、残りHPがこのケアルの逆転したダメージ分よりも低くなる(上記なら残りHPが12736以下の時)と、
ここで初めてケアルの「ダメージ分だけ回復する」という機能が復活し、
ダークキングへこれまで与えたせっかくの大ダメージも全回復してしまう。
……のだが、ここでダークキングへの総ダメージが「32768を越えている(=残りHPが7232以下)」と、
ここでの回復量も反転してトドメのダメージとなってしまう。
例えば総ダメージが35808(残りHP4192)の場合、ケアルは35808だけ回復しようとするが、
反転して「35808-65536=-29728」となり、-29728「回復」しようとする、つまり29728ダメージに化ける。
ダークキングのHPは40000のため、つまりは総ダメージ数が32768を越えてさえいれば、
次のケアルで必ずダークキングを倒せる分のダメージが与えられるという結果になる。
 
注意点として、回復量が反転してダメージになるという計算上「魔力が上がるほど威力が下がる」ということになる。
例えば戦闘中に青龍の爪に武器を変更すると魔力が上がる為ダメージが低下する。
この原理により魔力が低いほど有利、つまり低レベルほど火力を出せる。実戦では誤差レベルだが。
 
なお、フェイについては魔力が99であるため、本来ならダークキングを「79200回復」させるはずだが、
実際は回復量の数値が65536を超えて1周しオーバーフローを起こしてしまうため、
回復量は「79200-65536=13664」と大幅に下がった数値になる。
これはマイナスの値ではないため普通の回復になってしまい、ダメージを与えることはできないという結果になる。
ダークキングのHPが減った場合も同様に13664までしか回復できないため、フェイのケアルでは終始回復となってしまう。

  • また、HP20000のズー相手ならフェイのケアルの回復量が「39600」となるため、
    一見「39600-65536=-25936」ダメージを与えられそうに思えるのだが、
    ズーの残りHPは必ず20000以下であり、上記2つ目の法則により「20000<25936」となるため、
    「ダメージ分しか回復できない」という機能が働いてしまい、やはりダメージを与えることができない。
    32768を超える莫大なHPを持ってしまったダークキングならではのバグといえる。

上記を補足すると、実は内部で回復量が反転する敷居は32768ではなくもう少し低いらしく(32000前後?)、
魔力21の状態では緑数字の「32400」が表示されるものの、実際には「32400-65536=-33136」ダメージを与えるという表示が一致しない状態になる。


アイテム変化の裏技で初回の弱いフェイを加入させてラストバトルに参加させれば2人共にケアルでダメージを与えることが可能になる。


関連項目:裏技・バグ/【オーバーフロー】


【視聴覚室】

5桁ダメージであっさり撃破アイテム変化による弱フェイ加入でダークキング1ターンキル