関連項目:バトル/【アンデッド】、アビリティ/【アンデッド】
全般
一度死んだはずのに何らかの理由で蘇った「死にぞこない」の生物。
古くはD&Dの時代から存在する概念である。
- 「不死者」と和訳されている為誤解されがちだが、「肉体が滅びても即座に再生してしまうような超常的な力を持った不死身の存在」ではなく「死に切れなかった者/死に損ない」という意味である。前者の場合は「イモータル/Immortal」と呼ばれる。
復活の経緯によって名称が異なっている。
良く登場するのは下記に挙げたものあたりか。
- 死体がそのまま蘇ったゾンビ、
- 死体の骨だけが残って蘇ったスケルトン、
- 霊体として蘇ったゴースト、
- 極端な乾燥条件下で、長期間にわたって原形をとどめている死体マミー、
- 吸血鬼として蘇ったヴァンパイア
- 高位魔道士が自らアンデッドとなったリッチ
一度死んで「土に還る」過程を踏んでいるからか、
基本的には毒属性を吸収し、デスの魔法など即死技は吸収されたり無効化される。
全部が全部というわけではないが概ね回復で逆にダメージを受け、蘇生で一撃死し、HPやMP吸収を掛けると逆に吸収される。
アンデッドで一撃で倒せてしまうボスの例には魔列車(FF6)やナムタル・ウトク(FF8)など、
アンデッドだが、一撃で倒せないボスの例にはエフレイエ=オルタナ(FF10)が挙げられる。
一方でアバドン(FF8)のように、即死耐性により蘇生系の魔法やアイテムが効かない例もある。
イヴァリース作品のアンデッドは概して一癖二癖あって厄介なモンスターのようである。
- ターン制のSRPGとアンデッドは相性がいいんだろうな。プレイヤー的には悪いんだけど。
12は数の暴力、エフェクト圧迫、耐性、行動習性、索敵能力が嫌らしい最強種族。
アンデットとよく間違えられる。
「アンデットへと すがたをかえる!」
- 英語の綴りは「undead」なので、これは明確に誤りである。
しかし、言葉の意味を考慮していないのかそれとも単に発音しやすいからか「アンデット」と読んだり書いたりする人も少なくない。
また、某少年漫画発カードゲームでは、「『アンデット』のまま公式用語として定着させる」という離れ業を披露している。
これも誤表記を促進する一因となっている。
シリーズ1作目から仕込まれている概念だが、
「どんな敵がアンデッドなのか」本編中で説明されたことはないような気がする。
「アンデッドにダメージ」とか、「アンデッドに強い」とか、それだけ言われてもなんというか、困る。
- FF1が出た当時、ゾンビや幽霊の出てくるファミコンゲームは少なくはなかったが、それらを「アンデッド」と呼ぶゲームはほぼ皆無であったため、ファミコンユーザには馴染みのない概念であった。
- FF5が出た当時のコロコロコミックの半熟英雄の漫画には「生きてる死体」という説明がされていた。
厳密ではないにせよ、非常にわかりやすかった。 - FF4では試練の山に出てくる奴らがアンデッドという説明がある(スピリットとソウルは霊体)。出てくると言われているだけで、アンデッドとは何なのかは説明されていない。
- FF4イージータイプでは、コンピュータゲーム自体の初心者にわかるよう、さすがに説明が入っている。「骸骨や死体のようなアンデッド」と。
外見だけではアンデッドと判別できない「隠れアンデッド」もいるのが困りもの。
逆にアンデッドに見えてアンデッドに非ずな偽アンデッドもいる。
FF7からFF10までの4作品にアンデッドのボスが登場するが、
「ギ・ナタタク」「ナムタル・ウトク」
「ザ・ソウルケージ」「エフレイエ=オルタナ」と、
名前が途中で区切られている。ただの偶然かもしれんが。
FF4までは、ゾンビ<グール<ガスト<ワイト(レブナント)や
シャドゥ<レイス<スぺクター<ゴーストと言う序列が存在していた。
- この強さの序列はGBサガ秘宝伝説のゾンビ系・お化け系モンスターの強さの順と一致している。
FF1
対アンデッド専用の攻撃魔法である「ディア系」魔法が存在する。
FF1ではケアル系を敵に使うことは出来ない。
この系統のモンスターは例外なく皆、冷気・死・混乱・マヒに耐性を持つ。
また、1体だけ例外がいるが、炎が弱点である。
序盤のアンデッドは防御力も低いので、物理攻撃で応戦してもいい。
麻痺の追加攻撃がウザい。1人旅の障害にもなる。特に氷の洞窟。
FF1(GBA版以降)
追加ボスのスカルミリョーネ(2戦目)・魔列車・デスゲイズの3体はアンデッドだが混乱・マヒ耐性を持っていないうえ、魔列車は冷気耐性も持っていないので、「例外なく冷気・死・混乱・マヒ耐性を持っている」という法則は崩れることに(FF1のアンデッドで例外なく耐性があるのは死属性のみに)。
ただし、デスゲイズは魔法防御が220と非常に高いので耐性無しでも絶対に混乱せず、マヒの方も残りHPが300以下の際にスタンを使うことのみでしか効かない。
- ちなみに魔列車はFF1のアンデッドで唯一冷気耐性を持っていない非常にレアな存在になっている。
また、新たに追加されたアンデッドの雑魚モンスター達全ても既存のアンデッドの雑魚達とは異なり毒・石化耐性を持っていない。
魔法防御の関係で効き辛いorそもそも効かないものも存在するものの、レイズサーベル(クラウダ)を重用しているプレイヤーは覚えておくと思わぬところで役立つかもしれない。
その他、HP吸収効果を持つ武器オリハルコンが新たに追加された影響で、ついに本作FF1でも他の多くのシリーズ作品と同様にアンデッドに対して攻撃して逆にHPを吸収されてしまうという事態が起こるようになった。
FF1(PSP版以降)
PSP版では魔列車に混乱耐性が追加され、デスゲイズとスカルミリョーネのみが混乱耐性を持つアンデッドに。
大抵のモンスターが「暗闇・沈黙・眠り・混乱・マヒ・精神」の耐性をセットで持っている中で、魔列車のみが混乱耐性を単独で持っているため、全アンデッド中どころか全モンスター中でも非常にレアな存在に。
この混乱耐性は唯一デスペルでも消去できない特別仕様とこれまた非常にレア。
- ちなみに魔列車は唯一GBA版→PSP版で耐性が変更されているモンスターという意味でも非常にレアな存在。
FF2
ほとんどのアンデッドが通常攻撃にブラッドソード効果(ドレイン属性とも呼ぶ)を持ち、
最大HPに対する割合ダメージを与えてくる為、回避率を上げていないパーティーには脅威の存在。
対アンデッド専用の攻撃アイテム「にんにく」があるが、弱くて役に立たない。
ドレイン・アスピル・ブラッドソードによる攻撃は逆に吸収されてしまう。
レイズがかなり効く。もちろんこれも高レベル育成をしてあることが条件だが。
まあLv8くらいあれば全体掛けでも大体一掃できる。
なおケアルのほうも効くが、敢えて(ダメージ系の)こちらを選ぶ意味は薄い。
- ケアルは移動中にも熟練度を上げられるから、熟練度を上げる手段として用いる必要もないだろう。
この系統に属する敵は例外なくほぼ皆炎属性が弱点で、冷気・神経・精神の各属性に耐性を持ち、死属性を吸収する。
また、シャドウ系・バンパイアガール系のモンスターの場合は炎属性以外の全ての属性に耐性を持つ。(勿論、死属性は吸収する)
防御力も普通にあるので、相手にする場合はファイアかレイズで。
FF3
ケアル系やポーション系でダメージ、レイズやフェニックスの尾で一撃で倒せる。
ドレインの効果は逆転する。デジョンや合体カタストは通用するが、デスは回復する。
序盤から(序盤のみに)多数出現する。
- 他の仲間が攻撃→レイズとなった場合、何故か復活する。
前作まで(特に前作FF2)のアンデッドがかなりの強敵であったのに対して(まぁ炎にはえらく弱かったが)、
本作のアンデッド達は本当に弱い!
登場時期もほぼゲーム序盤に限られるし…。これじゃあ対抗武器も弱くなるよ…。
あ、でもFF3のアンデッド達は炎属性技が弱点じゃないんだよね(DS版のみの確認だけど)。
- 前作まで弱かったものが強化され、前作まで凶悪なものが弱体化を受けるのはまぁよくある話。
- おかげで吸収攻撃が気兼ねなくできるっスw
- FC版のアンデッドは炎も弱点です。
- PR版のアンデッドは聖のみ弱点。
- ただし、FF3のアンデッド達が弱いというのはあくまでもモンスター全体で見たら、と言うお話。
封印の洞窟までに出現するアンデッドには(時期的に見て)手強い種が多く、対抗手段を駆使しないと苦戦させられること間違いなし。 - 後半の数少ないアンデッドであるドラゴンゾンビ、ボーンドラゴンはブラッドランスを装備している頃に出てくるのでピンポイントに危険。
……竜騎士を使っていれば、の話だけれども。
デュラハン(及び色違いの上位種タナトス)等、どう見てもアンデッドっぽい見た目なのにアンデッドではないというモンスターも存在するので間違えないように。
FF4
アンデッドの多くが、闇属性に耐性を持っている。
序盤は主人公のセシルが暗黒剣を使用するので、アンデッドは面倒な相手となる。
スケルトン系列の敵には半減されるだけで済むが、ゾンビー系列の敵には暗黒剣等の闇属性攻撃ではダメージ1なので、魔道士に任せると良い。
リリスやスカルミリョーネ第二形態のように暗黒剣が通用するものもいるので、
彼らに対しては普通に攻撃して構わない。
- セシルがパラディンになった後は逆に非常にやりやすい相手となる。
特に試練の山では聖なる武器に加えアンデッド耐性の防具を装備することが多いため、
まさにセシル無双と化す。(リリスの経験値が高いのでソロ上げの場所のひとつとなっている)
FF4ではアンデッドなのに即死耐性を持っていないミスバンパイアにしかレイズ系は効かない。
- GBA版以降に出てくるダストムースも、即死が有効なアンデッド。アサシンダガーで一突きです。
余談だが、スピリット系列(ドリームエビルは除く)やバブイルの塔に出る「れいきし(霊騎士)」は
アンデッドではなく『霊体』という別の分類である。
「アンデッドの巣」と呼ばれる試練の山に出現する事、
聖なる矢がアンデッドと霊体の両方に特効である事、
他シリーズでは幽霊系モンスターがアンデッドに分類されている事などから混同されがちだが、
ケアルをかけても普通に回復する事からアンデッドではないことがわかる。
もしかしたら生まれつきの霊なのかもしれない。
- 生者からちょっと彷徨いいでただけの生霊の類である可能性もある。聖なる矢が効くのは「対象を退散させて元の身体に戻しているから」という可能性もあるだろう。「死んでない」アンデッドの一部だがゾンビでないということで登場場所にも表記にも矛盾はあんまりない。
- モンスターのゴースト(幽霊)はしっかりアンデッドなのにそんな分け方気持ち悪い。
- なお、アンデッドと霊体の種族属性を兼ね備える敵はいない。
暗黒で与えるダメージが1/4になる。
- ちなみに暗黒は無属性。上記の「闇属性の効きにくさ」は、アンデッドとは関係なく単純に耐性が設けられているからであり、スケルトン系列に通常耐性・ゾンビー系列に強耐性がそれぞれの個体に設定されている。
FF5
序盤のボスキャラであるセイレーンは戦闘中にモードチェンジを行い、通常形態とアンデッド形態を一定周期で繰り返す。
アンデッド形態に変化する際は「アンデットへと すがたをかえる!」とメッセージが出る(いわゆる誤植)。
GBA版以降はアンデッドに修正された。
中盤に出てくるボスのティラザウルスは一撃死系の即死耐性(ボス系耐性)がないアンデッド種族のため、フェニックスの尾で瞬殺できる。
GBA版までは蘇生魔法・蘇生アイテムが敵の魔法回避率・レベル差に影響を受ける。
主要な蘇生手段の各命中率:
旧スマホ版では蘇生手段が魔法回避率・レベル差を無視するようになったので、フェニックスの尾やアレイズによりボス系耐性のないアンデッドを高確率で倒せる。
大海溝ではボス含め全ての敵がアンデッド。
ボスの3兄弟はケアルガ単体がけ×3後に弱い全体攻撃で簡単に倒せる。
- 吟遊詩人が大活躍。道中はレクイエムを歌い続けるだけでおk。
- 賢者の杖とアポロンのハープはアンデッドには8倍威力の特攻効果を持つ。
特に賢者の杖の後列乱れ打ちは冗談のような強さを発揮する(竪琴は仕様上乱れ打ち不可)。
見た目から想像できないが実はアンデッドだった、なんてモンスターがちらほら。
ポーションではHPにダメージを与えるが、エーテルではMPを回復する。
- 他の作品と違い、FF5ではアンデッドへのアイテム使用の場合MPは回復する。エーテルやエリクサーの使用でMPへのダメージは発生しない。アスピル系の逆吸収もこちらのMPにダメージ、アンデッドのMP回復となる。
アンデッドでもボス系耐性を持っている敵には、蘇生系の一撃必殺は効かない。
ケアルガ・エリクサーなどのHP全快系による瀕死効果も発動しない。
- ケアルガは単体掛けだと瀕死効果となり、複数対象に全体掛けした場合はHPダメージとなる。
ボス系耐性と無関係な(=即死耐性を参照する)即死攻撃なら効果が出るが、そのうちデス系は、当然全回復で復活する。
全機種で、デス系によるアンデッドの全回復はあくまでHPのみで、MPは回復しない。
アンデッドに吸収される場合、命中率80の黒魔法「デス」も必中で吸収される。
レベル5デスはレベルが合致した時のみ吸収となる。
ボーンメイルはアイテム欄の説明文に「アンデッドアーマー!」とあるが、賢者の杖やアポロンのハープで装備者を攻撃しても8倍撃にならないなど、アンデッドの性質とよく似ていても違う点が多い。
差異に関してはバトルのアンデッドやアビリティ版のアンデッド、ボーンメイルの項を参照。
FF5(ピクセルリマスター版)
旧verの1.0.4から1.0.6まででバグが発生しており、アンデッドに特定の吸収攻撃を当てると瞬殺できていたが、ver1.0.7で修正された。
ver1.0.8で確認したところ、ボス系耐性のないアンデッドに対してレイズは20回中20回hitしたので必中になったと思われるが、フェニックスの尾はミスがすぐ発生した(5回中4回hit)。
フェニックスの尾は非必中でSFC版と同じ命中率と思われる。
FF6
FF6には種族がアンデッドと人間種しかない。人間種族と違ってアンデッド特攻の武器は存在しない
FF6では聖水を使うことでも瞬殺可能(レイズはたまにミスする場合がある)。
復活系を使えばアンデッドを問答無用で倒せるようになったのは本作が初。
それまでは耐性や魔法防御次第で、特にボス系に対しては無効化されることが多かった。
封魔壁への洞窟とダリルの墓では「これで成仏させてくれ」と言わんばかりに自ら聖水を落としまくる。
FF6(GBA版)
GBA版追加ダンジョンの強力な新規モンスターは妙にアンデッドが多い。
まともに戦うと強いので救済措置か?
FF7
アンデッドモンスターが激減及び弱体化。
その原因の一つがホワイトウィンドのダメージ+複数ステータス異常。
FF7のアンデッドは、正確にはアンデッドではなく「回復魔法弱点」。
ボスだと、ギ・ナタタクがアンデッド。
FF8
ゾンビのステータス異常がアンデッド体質になることによって敵が回復魔法を相手に仕掛けることで大ダメージを受けるケースが発生した。
後に類似した状態異常に逆転(リバース)が登場する。
どちらかと言うと有効ステータスだが、上記の戦法を用いて回復ダメージで攻撃を行う敵もいる。
アンデッドモンスターは全部で4体。うち2体がボスモンスターと、非常に珍しい存在となった。
アンデット系のモンスターは常時ゾンビ状態で出現する。
該当敵はブラットソウル、ライフフォビドン、ナムタル・ウトク、アバドン。
反面、生きてる影や地面から突き出た顔面といった「非」隠れアンデッドが多いような…?
なお、本作には対象をゾンビ状態にする魔法「ゾンビー」が存在するため、アンデッドの特性自体はさまざまに応用可能である。(例:相手をゾンビ化→フェニックスの尾で即死、など)
FF9
闇属性半減、聖属性弱点、回復効果でダメージ、即死攻撃を無効化、「デス」でHP全回復、「レイズ」「アレイズ」で即死、「フェニックスの尾」「フェニックスの羽」で残りHPが1~9になる、といった特徴がある。
- 尾と羽の効果は残りHPを0~9にするので、たまに倒してしまう。
ゴースト、スケルトン、ゾンビ、ドラゴンゾンビ、ザ・ソウルケージ、霧の魔獣(Aタイプ/Bタイプ)、ホエールゾンビ、レイス(赤/青)、ヘクトアイズが該当。
なお、何故か「レベル5デス」「死のルーレット」は普通に効く。“HPを0にする攻撃”と設定されているため?
FF10
アンデッドモンスターの絶対数が少ない上、基本的に対して強くない。
具体的にはザナルカンド遺跡で出現する霊堂僧兵及びベベル浄罪の水路のボス・エフレイエ=オルタナくらいしかいない。
尚、前者は周辺のモンスターと比べて非常に弱く、後者はレイズorフェニックスの尾2発で沈む。
意外にも、ゴーストやレイスのような幽霊モンスターはアンデッド扱いされていない。
該当するのはいずれもゾンビタイプ。
- ひょっとしたら幽霊モンスターは死人のなり損ないなのかもしれない。
ちなみに、倒すとゲージが増える「闘志」や「凱歌」をセットしてると、ゲージ増加量が2倍になる。(INT版も同様)
FF11
スケルトン族やゴースト族などが該当する系統。
昼夜の概念が存在するFF11では、フィールドでは夜になると(大抵の地域は20時から翌朝4時までの間)
どこからか出現するようになる。光の届かないダンジョンでは常時出現している場所が多い。
聴覚と生命、2つの知覚探知手段をあわせ持つ。
また、即死効果と吸収効果を無効化する。
アルカナ類とは互いを弱点とし、ひるみ、ひるませる。
詳細はこちら→アンデッド
FF12
本作では最強の種族として恐れられている。
アンデッド特有の強力な特性が多い。
数がとにかく多く、ほぼ全てのダンジョンにアンデッドがいる。
非常に群れやすく、稼ぎ場として挙げられる狩場にはアンデッドが大量に出現することが多い。
敵対心が一定量蓄積するまでは敵対心を無視するのでヘイトコントロールによる対処がやりづらい。
特殊な索敵能力や無敵ワープ移動など、シームレスバトルを活かした特殊能力も持つ。
耐性も強化されており、今回は聖属性のみに弱い。
火属性は弱点ではなく、中には火属性に耐性を持つアンデッドもいる。
アンデッドは死神タイプ・ゴーストタイプ・ゾンビタイプ・スケルトンタイプの4タイプに大別される。
プリンタイプのフォーバー、殻竜タイプのドラゴンゾンビ、スティールタイプのアビス、
ウルフタイプのタルタロスなど、別タイプにも変種でアンデッドがいる。
ダスティア、フィディルなど、レアモンスターの中にも多数存在。
ボスではアーリマン、ハイドロ、ダイダロスが該当し、召喚獣ではザルエラが該当。
- アルティマニアΩのモンスターランキング「生息数が多いモンスター」では
アンデッドモンスターが上位を独占。
全モンスター中で占める割合は4体に1体以上がアンデッドで、数が最も多い種族である。- 考えてみるとちょっと怖い。グラとか使い回ししやすいと言えばそうだけど。
- アンデッドの多さ・手強さが、エクスカリバーやホーリーランスなど聖属性武器優遇の一因。
おまけに大灯台地下、クリグラ奥、ヘネ奥など最難関級の裏ダンジョンがアンデッドの巣窟である。
しかしホーリーは、聖属性優遇の利点よりもPS2の制約による欠点が上回り、使うと逆に危ない。
アンデッドと言えばレイズやフェニックスの尾で一撃なのが弱点だが、
ストーリー後半のアンデッドはほとんどが「セーフティ」を持っていて通用しない。
ボス・モブ・召喚獣は全ての敵がセーフティを持っている。
セーフティを持つアンデッドは、フルケアやエリクサーも効かない。
ケアル系は魔法防御無視なのでアンデッドには大ダメージを与えられるが、
ケアル系での攻撃は敵対心の上昇量が非常に大きい。
範囲回復のケアルラやケアルガで攻撃すると術者が集中攻撃されて大変危険。
スケルトンタイプ、ゴーストタイプ、死神タイプは、現在HP量の最も少ないキャラを狙う性質がある。
さらに残りHPが40%未満のキャラクターを感知できる、感知距離の長い「生命感知」をする。
HPの低いキャラが集中攻撃を受けるため、それによって残りHPが40%を切って、
遠くのアンデッドモンスターの生命感知に引っかかって大乱戦に発展する危険がつきまとう。
ヘイトがある程度溜まるとそのキャラを狙うので、盾役はすばやくヘイトを稼ぐ必要がある。
- 常にデコイを維持するのが最善ではあるが、実際はそう楽ではない。
アンデッドは範囲魔法が豊富なので、できればシェルをかけて魔法耐性を上げたい。
しかしシェルはデコイへの耐性も上がるので、デコイのミス率が上昇してしまう。
長時間デコイ維持は辛いので、長期戦ではヘイト調整のほうが無難だろう。
上記の通りケアル系攻撃は特大ヘイトなので、盾役がケアルラ等をアンデッドの群れに撃てばいい。
- 数のインパクトが大きいが、この思考ルーチンこそ最も恐るべき特性だろう。
大群が弱ったキャラに寄ってたかって袋叩きにするから、たまったものではない。- 12になっていきなり登場したアンデッドのこの行動パターンの元ネタは、
恐らくドラゴンクエストシリーズに時々登場する
「最後尾または現在HPの一番低いキャラを集中攻撃するゾンビ系モンスター」
だろうか。 - 傷を負った者の血液の匂いにひかれて…じゃないのかな?
- 単に「弱ったお前からアンデッドにしてやろうか!」だと思ってました。
- 12になっていきなり登場したアンデッドのこの行動パターンの元ネタは、
- 低レベル+銃縛りなどの制限プレイでは、この生命感知がかなり嫌らしい。
火力を出すために瀕死攻撃力UPを利用するのが常套手段なのだが、
位置関係によってはデコイ状態の盾役さえ無視して瀕死状態の攻撃役を狙ってくる。
死神タイプとゴーストタイプが行うワープ移動は、出始めから動作終了まで無敵。
外見上は攻撃や魔法が当たっていてもダメージは表示されず、実際のHPも減っていない。
しかも、MPバスター並みに凶悪な無の指先を使用してくる為、MPを一気に0にしてしまう。
デスはHP全快、ドレインはHPを逆に吸い取られる。
しかしデス以外の即死は通り、アスピルは通常どおりMPを吸い取れる。
即死攻撃やアスピルはセーフティで無効化されるが、アサシンダガーなどを気兼ねなく使える。
こいつらの最も嫌らしい点は、何もない空間からひっきりなしに湧き出てくることである。
突然現れるタイプのモンスターは他にもいるが、アンデッド系は出現ポイントの密度も数も尋常でない。
生命探知のためバニシュで透明になってもリンクされてしまい、
出現するたびに片っ端から倒すかエスケープでひたすら逃げるかしか選択がない。
こいつらを手早く排除できるか否かでそのダンジョンの難易度が大きく変わる。
大群になりやすいということは、エフェクトが飛び交い順番待ちになりやすいということ。
エフェクト量の多い範囲魔法や範囲技も多用してくるため、余計に渋滞しやすい。
密集して戦うと、こちらもエフェクト量と消費MPの多い範囲回復で対応せざるを得ないので、
渋滞で後手後手になり、MPをどんどん吐き出すのに戦局が好転しないという事態に。
さらには上にあるように、多くのアンデッドは敵対心が一定量溜まるまでは弱ったキャラを狙う。
隙あらば弱い後衛に張り付いてくるので、隊形を整えたくても分断されて泥沼乱戦に持ち込まれやすい。
「ゾディアークよりも、道中のエテム&ネクロマンサーの大群のほうが強いのではないか」
といった説さえあるのは、アンデッドがシステムの利という絶対的な優位性を備えているため。
モブ討伐や隠し召喚獣戦のときに、周囲に大量に湧くこともある。
周囲のアンデッドのほうが数倍手強いケースも。
よほどのアンデッド好きなスタッフでもいたのだろうか。
- 自業自得で骨になった哀れな奴から、魔術などによって無理やりアンデッドにされたかわいそうな奴まで多種多様。総じて設定に深みがある種族である。
FF14
ゾンビやゴーストなどの敵が該当する。分類上は不死生物(死屍綱に属するモンスター)
他のシリーズ作と違い、HP吸収やMP吸収の効果は、しっかりと100%の効果を発揮する。
- MP(魔力)はともかく、HP(生命力)をどうやって吸収しているのかは謎。
- 厳密には別の世界の住人がこちらの世界の死体に乗り移っている者や
ゾンビーパウダーで肉体改造した者が大半なので
死んでいるとも生きているとも言えない奇妙なカテゴライズである。 - 相手にケアルをかけることすらできないので、一部の魔法の特効対象になる以外あまり意味を持たない。
FF15
FF15にはアンデッドという種類のモンスターはいない。
しかし、顔ぶれや聖属性の攻撃に弱いという点を考えると、シガイがこれに当たるのではないだろうか。
FFT
意外と手強い(というか面倒)。
というのも、FFTのアンデッドはたとえHPを0にして倒したとしても、ランダムで3ターン後に復活するのである。
よって、特に決定打が少ない序盤ではアンデッドを倒してから他の敵を相手にしている間に復活というのも有り得る。
そんな状況で入ってくる救世主がムスタディオだったりする。
機工士の狙撃の一つ「邪心封印」はアンデッドを石化させられるので、回復手段がほとんどないモンスターにとっては即死も同然である。
また、邪心封印は他の狙撃に比べて命中率が高いという長所まである。
そんなわけで、対アンデッド戦ではかなり活躍を見込める。
まぁ、後半ではそんな事せずに一気に戦闘を終わらせるかも知れないが、時々オルランドゥ辺りが誤って闇の剣でHPを吸い取ろうとして、属性の問題で逆に吸収されてしまったというのは結構ありがちなので注意。
- 下にチラッと書いてあるが、普通のアンデッド(モンスター系の奴)なら密猟できるので死体を残さず処理する事ができる。ランダムバトルで出会う事の方が多そうなのでいつも都合よく密猟をつけているキャラがいるとは限らないのが問題だが。
- スケルトン系もグール系も遠距離攻撃を備えているのがまたいやらしい所。
アンデッドは強いというか、面倒な相手だったけどな。
回復手段でダメージ与えられるし、フェニ尾で瞬殺なんだが、ランダムで数ターン後に復活しやがるから短期決戦に持ち込まないと不利になる。
ついでに我らが雷神シドの闇の剣が通用しないどころか、吸収されて逆にこっちがダメージ喰らうから後半でも適当に戦うと大変な目に合うし。
ま、ムスタディオの狙撃で石にしてしまうのが一番楽な退治法だけど。
モンスターだけでなく、亡霊としてアンデッドの人間ユニットが登場することも…。
装備の補正と、密猟できない分だけモンスターより厄介といえる。
やはりムスタディオが活躍するので、余裕があれば参加させよう。
- 当然、勧誘して味方にすることはできない。
- イベント戦闘で出現する人間アンデッドは、アグリアス等に似た「見習い戦士の代わりに固有ジョブに就けるキャラ」という扱い。この固有ジョブに、専用のアクションアビリティ (例えば、アンデッド黒魔道士なら黒魔法) とアンデッドや浮遊移動といったメリットアビリティが付いている。
そのため、彼らがAアビリティに基本技をセットしてくることは無い。
(後述のザルエラ戦のお供で出現するナイトはまた別の扱い。)
ストーリー中ではツィゴリス湿原、ユーグォの森、ポエスカス湖などでアンデッド軍団との戦闘が数回ある。
サクっとクリアするなら、フェニックスの尾をどんどん投げつけよう。
人間の姿をしたアンデッドのうち、ザルエラ戦に登場するナイトはモンスター扱いのようだ。
彼らはユニット名がモンスターのそれと同じになっており、武器防具を一切装備していないという特徴を持つ。
- ということは即ち運が良ければ「へっぽこ」という名前のナイトに出会えるという事だな?
- アビリティ名がなぜか「戦技」ではなく「剣技」となっている。また断末魔の悲鳴がモンスターのものとなっている。
アレイズで即死する。レイズだとダメージを受けるが即死はしない。
- 両方とも必中じゃないからリアルラックが絡むけどね……そういうのいらない人は素直にムスタディオかフェニ尾がオススメ。
アンデッドなら皆が皆聖属性弱点、暗属性吸収というわけではない
スケルトン系やグール系が聖属性弱点、暗属性吸収なのである。
味方がアンデッドとなると当然フェニックスの尾等の即死攻撃に注意しなければならない。
アンデッド状態で戦闘不能になると確実な蘇生手段が存在しないためカウントダウン後の自動蘇生に期待するしか無い。ギャンブル失敗時の代償がユニットの永久ロストと取り返しが付かないのでカウント終了前にバトルを終了させるようにしよう。
FFTA
アンデッドに分類される敵は、倒しても必ず3ターン後に復活する。
そのため同時に倒すか、石化させるか、破邪などで消滅させる必要がある。
死体(復活待ち)になっているときは全ての技が通じない。
FFTA2
倒しても墓石になり逆死の宣告というか、3ターンぐらいで復活する(ターン数は表示されない)。
消滅技を使うか、墓石になった相手にフェニックスの尾などを使いトドメを刺す必要がある。
ハンティングなどしてもおたからが手に入らない。
- 復活までのターンは固定されていない。1ターン目には必ず復活しないように設定されているが、それ以降はいつ復活するのか全くわからない。
- 復活までの時間が正確に分からないというのが非常に鬱陶しい。
石化させてしまえば復活されることはなく、お宝も盗み放題。
ただし、HPを0にしてしまうと当然墓石状態になり、
そのうち復活されるので、石化させたら幻術等は控えよう。
墓石になっていても前後左右は判定されている。
背後攻撃禁止のロウのときに背後からフェニックスの尾で消滅させるとロウ違反となる。
該当モンスター
聖剣伝説
序盤から登場するが、無属性ではダメージが通らないという耐性を持っているため思わぬ強敵となっている。そのためファイアを覚えるまでは攻撃が全く通らず苦戦を強いられる。
ミスリルブレードは無属性でありながら霊体系にも有効という特性があるため攻撃が通る。
コレが手に入るまでは戦闘を回避するのがいいだろう。
後半になれば属性付き武器が結構でてきたり、MPに余裕がでてくるので雑魚に成り下がる。
最もこの頃には高位アンデッドは存在せず代わりに精霊系になるわけだが…。
- それはアンデッドというか特定のモンスター(ゾンビやゴースト)の性質では?
スケルトンにはほとんどの武器攻撃が有効だし。- 霊態系のモンスターはよく物理を無効化するので属性のついた魔法や武器で始末されることが多い。
- 聖剣伝説に出てくるアンデッドっぽい雑魚敵がそもそも4種(ゾンビ、ゴースト、スケルトン、マミー)しかいないので、
そこに共通してれば、「聖剣伝説のアンデッドの性質」と言っていいだろう。
他にブリザド、サイレス、スリプル無効、あまり意味ないがエクスカリバー弱点、
(スケルトン以外)極端に魔法防御が低いという性質がある。
ちなみにアンデッドっぽいボスのバンパイア、リッチ、ドラゴンゾンビ、ジュリアス第三形態に
これらの性質は当てはまらない。- ボス達もブリザド、サイレス、スリプル無効である。まぁ、全てのボスがそうなので、アンデッドではなくボス特性と言えるが。
また、バンバイア、リッチ、ドラゴンゾンビはきっちりエクスカリバー弱点である。
ただし、当然こいつらと戦う前にアクスカリバーを入手することはできないので無意味。
魔法防御は普通である。
- ボス達もブリザド、サイレス、スリプル無効である。まぁ、全てのボスがそうなので、アンデッドではなくボス特性と言えるが。
FFUSA
ケアルでダメージ、レイズで即死させることができる。
レイズは即死耐性やボス耐性に影響されないため、ボス含むアンデッドを一撃死させることが可能。
ただし本作の白魔法は命中率の影響を受けるためミスすることもある。
また、ポーションは敵に使うことができない。
- ケアルやレイズをアンデッドに使用した場合、「○○は”アンデッド”の攻撃に弱い」という表示になる。
ザコモンスターではスケルトン・ミノタウロゾンビ・ゾンビ・ブラッディボーン・ゴースト・マミー・スペクター・スカルジャー、
ボスモンスターではフレームサウルスとスカルレックスが該当。
見た目にアンデッドらしい敵がそのままアンデッドとなっているが、
吸血鬼のブラッドサッカーやヴァンパイアはアンデッド扱いではないので注意。
勘違いされることがあるが、ラスボスのダークキングはアンデッドではない。
ザッシュのケアルで大ダメージを与えられるのはオーバーフローバグによるもので、レイズは効かない。
北米版ではアンデッドのボス敵に対してはレイズが無効化されていたが、
一方で「アンデッドではない敵もレイズで倒せることがある」というとんでもないバグが存在していた。
このバグは日本版・欧州版で修正されたのだが、この際にアンデッドボスのレイズ耐性も無くなってしまった模様。
WOFF
デスカル系列のみが該当する。
ケアル系魔法やポーションはおろかギサールの野菜でまでダメージを受けてしまう。
仲間にしたあとは普通に使えるようになるほか、ノセノセ状態の場合敵側だとしても回復反転でダメージを与えることはできない。
ケアル系魔法を敵にかける際は注意。
チョコボの不思議なダンジョン
タイプが「死者」のモンスターが該当し、ポーション等の回復アイテムでダメージを与えられる他、アンデッドキラーというツメで1.5倍のダメージを与えられる。デスの珠のような一撃必殺が効かない。
該当モンスターはスケルトン、死神、ゾンビー、ブラッディボーン、レブナント。
チョコボの不思議なダンジョン2
アンデッドのエキスというアイテムも存在するが、広義的には概してポーションやラサンの実等の回復アイテムやホーリーでダメージを与えられるモンスターが該当しうる。
(他にはデス・ドレイン・スリプル・コンフュ・毒が通じない共通点も)
該当種はスケルトン種、マミー種、ゾンビ種、ヴァンパイア種、デーモン種、グラスゴス。
ネオン種やシャドウドラゴン、ドラゴンファントム等の偽アンデッドの存在も随所に居るのでよく認識しておきたい。