!!!ここに書いてある情報はゲーム用であり、実機の操縦には使えません!!!
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進入
今回の進入方式について
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最初の設定で決めた通り、今回我々が期待している計器進入方式(IAP)は福岡空港(RJFF)の「ILS RWY16」です。
これについて簡単に紹介しておきます。詳しく知りたい方はチャートをご覧ください。
ILSの周波数 | 111.70 |
ILSの方位 | 158° |
CAT1のDA(決心高度) | (海抜) 215ft |
CAT1のDH(決心高) | (対地) 200ft |
空港の標高(AD elev.) | 30ft |
進入復行 | (省略)6000ftまで上昇 |
ATISの周波数 | 127.20 |
- MALTSという地点から始まり、AINOSまで2000ft以上を維持。
- AINOSでグライドスロープ(G/S)と会合し、これに沿って3°の降下角で降下し始める。
- 電波高度計の対地高度が、DHの200ftになるまでに滑走路を目視できなければ、進入復行(Missed Approach)
- 問題なければ、着陸に移る
減速とフラップ
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STARやIAPに機体の速度制限がある場合や、機体がアプローチフェーズに移行した場合は、マネージド・フライトにおけるターゲット速度が下がります。
その結果フラップが必要になった場合は段階的に下げていく必要が必要があります。
- フラップ非展開時、対気速度がスピードテープ上の緑の"○"のマーク(Green Dot Speed)に到達したら、フラップを「1+F」に下げてください。
- フラップ設定が「1+F」の時、気速度がスピードテープ上の緑の"S"のマーク(S Speed)に到達したら、フラップを「2」まで下げてください。
- フラップ設定が「2」の時、「3」に下げる前にまずは降着装置(ランディングギア)を降ろしてください。
- フラップ設定が「2」の時、対気速度がスピードテープ上の緑の"F"のマーク(F Speed)に到達したら、フラップを「3」まで下げてください。
- フラップ設定が「3」の時、対気速度がスピードテープ上の緑の"F"のマーク(F Speed)に到達したら、フラップを「FULL」まで下げてください。
注意
- それぞれのフラップ設定に対して速度制限があることに注意してください。対気速度を上げ過ぎると圧力がかかり、フラップの損傷に繋がるためです。
フラップを下げるごとにPFDの赤のスピードテープの領域がどんどん狭まっていきます。この領域で飛ばさないようにしてください。 - 降着装置にも速度制限(VLO, VLE)があります。
- 機体が速すぎる時は、早めに降着装置を降ろすことで抗力を増大させ、機体減速させることができます。
- 遅めに降着装置を降ろすことで抗力の増加を抑え、燃費や騒音を抑えるテクニックもあるようです。
アプローチフェーズについて
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A320のマネージド・モードには以下のようなフェーズがあります。
- クライム(上昇) > クルーズ(巡航) > ディセント(降下) > アプローチ(進入)
ディセントフェーズ時、10,000ft未満で特にフライトプラン上に速度制限の無い時は、ターゲット速度は240ktになっているはずです。
しかしアプローチフェーズに入ると、ターゲット速度はフラップ設定に応じて下がっていくようになります。
- 実機では通常、FMGSにより算出された「Decel Point」と呼ばれる減速地点からアプローチフェーズに入り、減速を開始するようです。
Decel PointはNDで"D"というシンボルで表示されますが、デフォルト機では見たことがないのでおそらく表示されません。 - FMGSのPERF-DESページから[ACTIVATE APPROACH PHASE]を選択すると、手動でアプローチフェーズを開始することもできます。
降下・進入・着陸について
デフォルト機でどこまで再現されているかは分かりませんが、以下のページが参考になるかもしれません。
https://safetyfirst.airbus.com/control-your-speed-during-descent-approach-and-landing/
進入指示
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FS2020のATCシステム使用中に到着空港に近づくと、何処かの地点で進入指示が入るはずです。
ATC: <コールサイン>, you are 22 miles northwest. Maintain present heading and altitude. Expect vectors ILS runway 16 approach. (あなたは空港から22nm北西の位置にいる。現在の方位と高度を維持せよ。ILS RWY16進入方式へのベクターを期待せよ)
今回我々が期待している計器進入方式(IAP)は福岡空港(RJFF)の「ILS RWY16」なので、ATCの指示通りで問題ありません。
ATCメニューから「ACKNOWLEDGE ASSIGNED APPROACH」ATCからの指示を了承してください。
指示とは異なる計器進入方式を使いたい場合は、ATCメニューから「STANDBY -- [SELECT ANOTHER APPROACH]」をクリックして、計器進入方式の変更を依頼してください。
ATIS放送を聞く
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ATCメニューから選択するか、無線(COM)の周波数を合わせることで、福岡空港(RJFF)のATIS放送を聞いておきましょう。
使用滑走路、高度計規正値、風向・風速、気温等が放送されています。
- 高度計規正値を機体にセットします
- その他の情報をFMGSのPERF/APPRページに入力しておきます
機体の設定
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進入の開始地点であるMALTSが近づいて来る前に、以下の設定を済ませておきましょう。
- FMGSのRAD NAVページを開き、ILSの周波数と方位が合っているか確認する
今回は最初の設定でFSに進入方式を設定しているので、自動入力されているはずです。
うまく設定できていない場合は、FMGSのラインセレクトキーを使って自分で入力してください。 - EFISのLSボタンを押し、ILSの情報をPFDとNDに表示させる
(表示されない場合は周波数が間違っている、電波が受信できない、といった原因が考えられます) - MCPに進入復行時の上昇先高度をセット
- オートブレーキが1になっていることを確認
- グランドスポイラーをARM
LOCモードのARM
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アプローチの開始地点であるMALTSが近づいてきたら、MCPのLOCボタンを押してください。
ロールモードとしてLOCモードがARMされます。
更に、既にローカライザーと会合しているのでそのままLOCモードがエンゲージされ、機体の水平方向はローカライザーに追従するようになります。
ARPRモードのARMと、G/Sとの会合
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進入許可
ATC使用時、ILS進入の許可が出るはずです。
ATC: <コールサイン>, you are 15 miles northwest. of Fukuoka. Descend and maintain 2,000ft. Contact Fukuoka Tower on 118.4. (あなたは福岡(空港)から15nm北西の位置にいる。 2,000ftに降下し維持せよ。周波数118.4で福岡TWRにコンタクトせよ)
- FS2020のATCは、進入許可時に計器進入方式(IAP)の高度制限通りの降下指示を出してくるようです。
今回はILS RWY16の「AINOSまで2,000ft」の高度制限に合わせて降下指示が出ていますね。
- ハンドオフされたので、ATCメニューかペデスタルから周波数を変更し、福岡TWRと交信してください。
APPRモード
MALTSに到達する前に、MCPのAPPRボタンを押してください。
ピッチモードとしてG/SモードがARMされます。
グライドスロープと中央で会合するとエンゲージされ、機体の垂直方向はグライドスロープに追従するように制御されます。
G/Sモードがエンゲージするのはグライドスロープと会合してからです。
ARMされたままでエンゲージされない場合は、降下率等を調整して会合するようにしてください。
進入速度へ
上記で説明したように、ターゲット速度に合わせてフラップとランディングギアを降ろしていってください。
最終的には、ランディングギアを降ろしてフラップをFULLまで下げた状態で、(FMGSのAPPRページで控えておいた)VAPP(進入速度)まで減速することになります。
対気速度がなかなか落ちずに減速できないときは、早めにランディングギアを降ろす、スピードブレーキを使うといった方法で減速してみてください。
注) 逆噴射は使ってはいけません。
グライドパス
空港や進入方式にもよりますが、航空機は普通約3度のグライドパスで降下進入します。
以下の数字を進入態勢の目安として覚えておくと良いでしょう。
- 空港から10nmの地点で滑走路に対する対地高度は約3000ft
- 対気速度140kt(進入速度)に対して降下率は約750fpm
以下計算式です。1nmは6,076ftなので、タンジェント(3度)を使って
- tan(3度) * 6076[ft/nm] * 10[nm] = 3184[ft]
- tan(3度) * 6076[ft/nm] * 140[nm/h] / 60[min/h] = 743[ft/min]
と算出されます。
フラップを降ろすタイミング
以下はあくまでも感覚的な説明です。
- グライドスロープと会合前にはフラップ2まで下ろしておく
- グライドスロープと会合後にランディングギアを降ろしてフラップ3にする
着陸
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着陸許可
ATCシステム利用時、進入を続けていくとTWRから着陸許可が出されます。
復唱し、着陸しましょう。
着陸態勢
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- ランディングギアが展開されていることを確認してください
- フラップがFULLになっていることを確認してください
- オートブレーキが1になっていることを確認してください
- グラウンドスポイラーをARMにしてください
オートパイロットをOFFに
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今回は対地高度が1,000ftくらいになったらマニュアルフライトに切り替えることにします。
- オートスロットル(A/T)をOFFにするかは航空会社の流儀によるようですが、今回はONのままで行きます。
OFFにする場合はスロットルの赤いボタン(A/T Disconnect Button)を押してください。
- さて手動操縦に切り替わったので、DH(決心高)の200ftまではILSの誘導に従って進入してください。
横風成分を加味しながら、PFD上のローカライザー・グライドスロープのシンボルが中央になるように調整します。
といっても既にAPPRモードがエンゲージされていますので、F/Dの指示に従って操縦するだけです
決心高
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今回のILSでの進入においては、電波高度計がDH(決心高)を指したときに滑走路を視認できない場合は、進入復行(Missed Approach)を宣言して進入を中止しなければなりません。
DHが近づくと「Approaching Minimums」、DHになると「Minimums」と聴覚警報がコールアウトされます。
福岡空港のILS RWY16方式のDHは最初に書いたように200ftですので、その辺りでコールアウトが聞こえるはずです。
今回は晴天に恵まれ、滑走路を視認できているのでそのまま着陸することにします。
進入復行する場合
進入復行する場合は、以下の手順に従ってください。
- スロットルをTO/GA位置(一番奥)に押し上げる
- フラップを1段階上げる
- ランディングギアを上げる
- IAP毎のミストアプローチ手順の通りに上昇・飛行する
(FMGSでIAPを入力した時点で、ミストアプローチのプランも入っているはず) - FS2020のATCシステムも利用している場合はATCメニューから「DECLARE MISSED APPROACH」を選択する
次の指示が出される
フレアと接地
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マニュアル・フライトで滑走路に正対し着陸してください。
A/Tを解除していないのでIASは速度は自動で保たれます。ピッチ角や昇降率に集中してください。
- 対地高度(AGL)は、GPWSのコールアウトで把握するようにしてください。
- 30ft AGLまでは着陸時の昇降率を保ちそのまま飛行してください。
"Thirty"のコールアウトと共に操縦桿を手前に引き始めてください。
大体、接地の瞬間のピッチ角が着陸態勢のピッチ角+4°になるようにします。
ピッチ角を上げ過ぎて13.5°になると尻餅をつきますので注意してください。普通は10°にもならないと思います。 - 20ft AGLになると"Retard, Retard..."というコールアウトが聞こえます。
スロットルをアイドルまで下げてください。 - 横風があり機種方位が滑走路方位と合っていない場合は、ラダーペダルを踏んでデクラブしてください。
- 接地時の昇降率は200fpm以下に抑えるようにしてください。
- メインギアが接地したら、ノーズギアもゆっくり降ろしてください。
ここまで近づいたらグライドスロープやPAPIを無理に追う必要はありません。
注意
- フレアについては練習が必要です。タッチアンドゴーをしたり、フライトトレーニングを活用するのも良いでしょう。
機体重量、着陸態勢(ピッチ角や昇降率、G)、気象条件、アドオン等によって必要なフレアの程度(開始高度・ピッチ角)は変わることがあります。
減速
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- グランドスポイラーをARMにしていたので、接地すると展開されます。
- 逆噴射(Reverse Thurust)をかけてください。
逆噴射がかかると下図のようにUPPER ECAMに「REV」と表示されます。
- オートブレーキをかけているのでゆるやかに減速していきます。
但し自分でトーブレーキを踏むと解除される可能性があるので、その場合はトーブレーキを踏んで減速してください。 - GSが60ktになったら逆噴射を解除してください。
トーブレーキを使ってGS=20kt程度まで減速してください。
つづく...