ばれんたいん歩兵戦車 Mk.ⅠⅤ

Last-modified: 2024-05-03 (金) 08:05:07

valentine.png

概要

配置:前衛
移動型:戦車 クッキー☆族 ノックバック耐性:不屈

台詞

雇用時:
死亡時:ヴァッ?!
戦闘ボイス
なし

解説

性能

・基本ステータス ※()内は個人スキル抜きの数値

Lvクラス雇用費HPMP攻撃防御魔力魔抵抗素早さ技術HP回復MP回復移動召喚数/LV
1ばれんたいん歩兵戦車 Mk.ⅠⅤ60020000100550600500160505015800/0(%)
15ばれんたいん歩兵戦車 Mk.ⅩⅤ160034000100850942850160649215800/0(%)
25巡航戦車 センチュリオォン48004400010011001222110016074122151000/0(%)

・耐性

属性近接長柄突撃弓矢銃撃魔力スキル
耐性-2-1+1+3+3-1-20+1-2000
属性恐慌幻覚混乱石化麻痺沈黙能力低下即死
耐性無敵000-2-30-2無敵

・使用スキル

スキル使用可能Lv種別消費MP射程技中移動力攻撃力備考
ゼロ距離射撃1~必殺技
遠距離攻撃
8000%風・攻撃×100%[範囲攻撃:極大]
風・魔力×20%[範囲攻撃:極大](2回)
(風67%/火33%)・攻撃×100%[範囲攻撃:大](24回)
CT6:砲撃系
ノックバック(歩兵にも効く)
戦車砲1~遠距離攻撃150~100050%風・攻撃×100%[範囲攻撃:極大]
風・魔力×10%[範囲攻撃:極大]
破城・魔力×50%[範囲攻撃:極大]
CT3:砲撃系
ノックバック(歩兵にも効く)
幻覚:50%
機銃掃射1~遠距離攻撃50050%銃・攻撃×85%(15回)
銃・魔力×10%(15回)
CT2:機銃系
移動力低下(30)付与
ノックバック(歩兵にも少し効く)
突撃1~突撃攻撃100%突撃・攻撃×130%(2回)
突撃・攻撃×130%[範囲攻撃:大](2回)
突撃・魔力×40%[範囲攻撃:大]
必要助走距離:224
衝突攻撃1~接近攻撃接敵時100%突撃・攻撃×100%(2回)
突撃・魔力×20%
体当たり遠距離攻撃60
高密度弾幕展開25~遠距離攻撃50050%銃・攻撃×100%(120回)
銃・魔力×10%(120回)
必殺技(1回)
クールタイム2
ノックバック(歩兵にも効く)
整列1~回復技自分のみ100%移動力・固定値:20

・部隊スキル

スキル上昇値
技術UP+10%

・個人スキル

アイコンスキル使用可能Lv効果
不屈.png不屈1~ノックバック無効
sensha.png戦車Ⅰ1~14HP+1000
攻撃+50
防御+50
素早さ+5
sensha2.png戦車Ⅱ14~24HP+2000
攻撃+100
防御+100
素早さ+10
sensha3.png戦車Ⅲ25~HP+3000
攻撃+150
防御+150
素早さ+15

・配下に出来る兵科
帝国歩兵系、帝国槍兵系、帝国銃兵

運用

・雇用可能勢力
お菓子作りの材料屋さん

・雇用可能人材
ICG姉貴 超早口おばさん

・所属する人材
なし

考察

アステカの遺跡に眠っていた謎の古代兵器の残骸を、
超早口おばさんの豆知識とICG姉貴のサイコキネシスで蘇らせた現行技術の数世代先を行く戦闘兵器。

史実と異なり榴弾を完備している歩兵戦車の鏡であり、
前衛に陣取って高い耐久性で味方を守りながら長射程の砲撃や機関砲での制圧射撃をこなせる、
ふざけた見た目とは裏腹に実に真っ当な運用が可能な戦車。
前衛が牛乳が召喚したオーバースピルドミルクぐらいしかいない材料屋さんでは壁としての活躍が期待できる。

戦車らしく物理的な攻撃には高水準の耐性を持っており、特に物理的な飛び道具には滅法硬いが、
魔法攻撃に対してはやや脆く、特に火・雷に弱い。
とはいえ割と頑丈な車両なので、敵対時はダメージよりも麻痺や石化で攻撃を阻止することを優先した方がいいかもしれない。だったのだが、
var0.40でまさかの下方修正が入り、近接長柄に弱くなってしまった。
多分キャタピラに竹竿でも差し込まれているんだろう。*1
飛び道具に強いのは相変わらずだが、弾幕を搔い潜って近接ユニットに接近されると目も当てられない事になってしまう。
その一方で火力面は若干強化され、戦車砲がやや弱体化した代わりに機銃のCTが別枠扱いとなったことで、
砲撃と機銃を交互に行うようになり、従来と比べて濃密な弾幕をバラ撒いてくれるようになった。
高密度弾幕展開も没収されずに済んだため、ここぞというタイミングではこちらも使用しよう。

ちなみに、お菓子の材料屋さんにおいてはばれんたいん戦車をリーダーにすることで、
本来なら一般雇用できない帝国槍兵帝国銃兵を一般化可能にできる。
普通にばれんたいん戦車を量産した方が強いかもしれないが、材料屋さんで古代アステカ人と戦う際は覚えておいた方がいいかもしれない。

余談として、外セン車は原理主義者シナリオの評価通りに非常に相性がよく、
機銃掃射で凍結銃さえ封殺すれば一方的に破壊できるものの、
原理主義者の戦車であるヤークトータァ系は基本性能で完全に負けているため真っ向勝負は厳しい。

ちなみに一般兵科ではあるものの、voice_typeが仕込まれており、
まだ対応するボイスタイプこそないものの更新によって一般屈指のおしゃべり戦車と化す可能性がある。

元ネタ

ばれんたいん歩兵戦車
イギリスが第二次世界大戦中期に開発した戦車である、歩兵戦車Mk.III バレンタイン。
一般的にはバレンタイン歩兵戦車と呼ばれることが多いが、バレンタインの部分は正式名称ではなかったりする。

バレンタインの名の由来については諸説あり、
一つは陸軍省に設計が提出されたのがバレンタインデー(2月14日)だったというもの。
この他には当車の前身であるA10戦車(一般な通り名は『巡航戦車Mk.II』)の開発に尽力した開発者である、
サー・ジョン・バレンタイン・カーデンから取られたという最も主流な説に、
開発元の企業名であるVickers-Armstrong Ltd Elswick & Newcastle-upon-Tyne. の、
頭文字を取ったものだという半ばこじ付けじみた説がある。

開発経緯に関しては作中で超早口おばさんが披露してくれるため省略。
巡航戦車Mk.IIを元にした設計であるため戦車としては小型だが、全周65mmという分厚い装甲を備えており、
前モデルの歩兵戦車である歩兵戦車Mk.II マチルダII*2と比較しても遜色ない耐久性を持つ。

マチルダIIと同程度の性能を持ちながら軽量かつ低コストで、
おまけに故障が少なかったことから後継車種として配備が進んでいったものの、
当時のイギリス歩兵戦車特有の欠点*3がしっかり残っており、
バレンタイン特有の欠点として小型砲塔の採用により車内が滅茶苦茶に狭く、
居住性が最悪な上に各乗員への負担が大きい車両となってしまった。
また、この欠点は後により高火力の砲への換装が困難という新たな問題まで引き起こすことになった*4

戦中はアフリカ方面、太平洋方面両方に配備されたものの、
より高性能(?)な歩兵戦車Mk.IVチャーチルが開発されたり、
レンドリース法で供与されたM4シャーマンが配備されると一線を退いた。
え、インド方面では大活躍だったって?そら相手がね.....。
ただ故障が少なく扱いやすい本車をむざむざ捨てるのは惜しかった*5ようで、
一部は地雷処理車や自走砲に改造され、最後まで戦い抜いた。*6
また、レンドリース供与されたソ連では軽量であることで雪中での運用に大きな支障が無いことから評判がよく、
後発のクロムウェル巡航戦車の供与を断ってまで当車の運用が続けられていた。

戦後はニュージーランド軍で1955年まで運用されたぐらいしか目立った記録はないものの、
後の60年代のキプロス内戦において、スクラップとして輸入されたバレンタインの車体に
即席の機銃砲塔を取り付けた戦闘車両が南キプロス側の戦力として投入された事が確認されている。
その後50年近くが経った2010年において、この即席戦闘車両をキプロス国家防衛隊が今も所有していると表明しており、
この車両が現行で最も長い期間運用されたバレンタイン歩兵戦車となっている。

センチュリオォン
イギリスの戦後第一世代の主力戦車、センチュリオン。
巡航戦車の耐久性の無さ、歩兵戦車の機動力の乏しさ、イギリス戦車全体の欠点であった火力の乏しさ。
これら全ての欠点を補うために設計を統合して作られた、
イギリスでは初めてとなる汎用型(物理)*7の大型戦車である。
開発・生産自体は第二次世界大戦中に完了したものの、実践投入は間に合わなかった。

従来のイギリス戦車と異なり汎用性が高く、大々的な改修にも耐えうる余裕がある設計だったため、
他国へも積極的に輸出され、各地で大々的な戦果を挙げることに成功している。
中でもイスラエルでは改良型のショットが現行の主力戦車であるメルカバシリーズの礎となり、
南アフリカでは今なおセンチュリオンの末裔が原形を留めないほどの改造を施されたうえで使用されている。

前出の通り二次大戦での実践参加は叶わず、
幸か不幸かその後も大規模な戦争へ参加する機会が少なかった(朝鮮戦争ぐらいしかない)こともあり、
ティーガーやシャーマン、T-34にチハたん等と比べるとかなり影の薄いマイナーな戦車だったが、
ガールズ&パンツァーの劇場版で大暴れし、プラモが馬鹿みたいに売れたとか...。
戦車人材としてARS姉貴が実装される可能性が微レ存


おすすめ動画
初代ICG戦車(一号戦車)

2台目(ISU-152)

3台目(バレンタイン歩兵戦車)


コメント

  • クラス雇用できなかったっけこいつ、アリス一派で部隊作っててクッソいた覚えがある -- 2022-09-28 (水) 19:10:53
  • 高難易度限定の現象か知らないけどプレイヤー勢力では雇用に制約のあるユニット(原理主義だと一部隊しか存在できないいとうあさことか)も敵勢力だとその制約を無視して雇ったり同クラス雇用不可のがしてきたり(多分名前とステとかが同一なだけで内部的には別ユニット)とかするからその可能性が濃いすか? -- 2022-09-29 (木) 01:14:55
  • 多分お菓子屋が壊滅して逃げ出したICG姉貴の隊じゃね? -- 2022-09-29 (木) 18:03:39
  • 材料散華でICG姉貴が移籍して、アリス一派が存続してる状態で15ターン目以降になるとアリス一派でも一般雇用が始まるのかな? -- 2022-10-09 (日) 20:38:33
  • キモティーガーに無い強みは部隊単位での高密度弾幕展開。針巫女砲や百十弱式超重機関砲なんで目じゃない規模の弾幕が展開されるし、ちゃんとバフかければ古代アステカ人であろうが人間しりしりになるんじゃないのかこれ…? -- 2022-10-17 (月) 19:34:28
    • 外海に進出した古代アステカ人を苦しめた近代兵器の鑑 -- 2023-01-06 (金) 23:35:26
  • 土方兵が天敵
    隊列が崩されない事を前提とすれば戦車二部隊いても土方兵一部隊で機銃掃射を完封、損失を出さずに勝ててしまう。
    材料屋は隊列を崩されやすいので役に立たないがそうでないアリス一派と戦うときは土方兵を入れるとグッと楽になるかもしれない -- 2023-01-11 (水) 21:11:46

*1 実際問題しなる上に硬い竹はキャタピラの天敵。沖縄やベトナムでは結構な数の戦車が竹槍の前に散って逝った。
*2 こちらもマチルダ歩兵戦車と呼ばれる事もあるものの、さらに前モデルの産廃歩兵戦車Mk.Iもマチルダの名を持つため、厳密にこちらの事を指したいならマチルダIIと呼ぶのが無難である。
*3 歩兵支援用の戦車なのに対歩兵用の榴弾を積んでいない→つまり対戦車砲・対戦車装備の歩兵を相手にしたら最悪詰む。ついでに機動力も鈍重そのもの。
*4 後に装填手の搭乗スペース確保のために大型砲塔に換装されたものの、その後の主砲換装で居住性は以前に逆戻りとなった
*5 同時期に開発された巡航戦車が、冷却系の問題から乗員を丸焼きにするMk.Vカヴェナンター、エンジンの性能不足が原因で故障が非常に多く、「連続36時間重大な故障が発生せず稼働すればそれは奇跡」とまで言われたMk.VIクルセーダーと問題児揃いであったことも大きいと思われる。
*6 尤もその改造先であるアーチャー自走砲は小型の車体に大型の砲を無理矢理積んだ為、車体が前後逆というどえらい事になったのだが…
*7 その優れた基本性能によってチャーチル歩兵戦車の後継として開発されていたブラック・プリンス歩兵戦車の計画を廃案に追い込み、歩兵戦車というカテゴリそのものに止めを刺しているため。また、そのついでにヴァリアント歩兵戦車という『史上最悪の戦車』とまで言われた伝説の産廃の計画まで闇に葬っている。