アズカバンの囚人/8章

Last-modified: 2023-07-10 (月) 07:24:00
 

だろうが、だろうが、

■日本語版 8章 p.189
しかし、泥んこだろうが、風だろうが、雨だろうが、今度こそあの大きなクィディッチ銀杯を獲得するというハリーのすばらしい夢には一点の曇りもなかった。

■UK版 p.109
(略)but no amount of mud, wind or rain could tarnish Harry’s wonderful vision of finally winning the huge silver Quidditch Cup.

■試訳
しかし、泥や風や雨がどれほどひどくなっても、今度こそあの巨大な銀のクィディッチ優勝杯を勝ち取るのだというハリーのすばらしい夢を曇らせることはできなかった。

■備考

  • 文の前半と後半が上手く繋がっていない。
  • 「泥も風も雨も、ハリーの夢を曇らせることが出来なかった」という意味だとは何とか分かるが……。

気にしたりしてはいないだろうね?

■日本語版 8章 p.202
「気にしたりしてはいないだろうね?」
「いいえ」

■UK版 p.116
“You’re not worried, are you?”
“No,”

■試訳
「そういうのは嫌かな?」
「うん」

■備考

  • ここの「いいえ」は「はい」の間違いじゃないかなぁと思う。
  • 「気にしたりしてはいないだろうね?」
    こう言う訳文は直訳調過ぎるから「いいえ」で通ってしまうんだよ。
  • 意訳して「そういうのは嫌かな?」とか、
    同じ直訳っぽくても「気分を害したかい?」「気に障ったかな?」とか
    色々な表現を工夫すれば良いんだが…。

コメント欄

・情報提供、検証、議論、誤字脱字の指摘など様々な用途にお使いください。
・コメントの先頭にあるラジオボタンを選択すると、そのコメントにぶら下がる形で返信できます。
・スパムや荒らしコメントが投稿された際は、削除にご協力ください(「編集」から削除できます)。
・任意ですが、書き込みの際はできるだけお名前(HN)を入力してください。

  • P.193 植物学? -- 匿名? 2023-04-11 (火) 21:22:40