キャラクター/【データ・リク】

Last-modified: 2023-12-02 (土) 18:39:53

KHIのジミニーメモに記録された情報を元にした、データ世界リク
ただし、データ・ソラとは異なり、「ジミニーメモのデータ上のリク」そのものではなく、データ・リクにはバグのせいで完全な状態に戻す事が出来なかったジミニーメモのデータがコピーされており、いわば「リクの姿を借りたジミニーメモ」、また当人曰く「ジミニーメモそのもの」となっている。

  • 実際にはいくら「ジミニーメモそのもの」とはいえジミニーメモのデータがリクに変身したのではなく「リクという器にコピーされた」だけなので、厳密には「ジミニーメモのデータが全て頭の中に入っているデータ上のリク」くらいのものだろう。
    • 要するに恐らく「リクのデータ内にジミニーメモのデータをバックアップした」というところではなかろうか。
  • codedでは「リクを器として選び、記録を移したのは誰か」というのが作中の謎の一つとされていたが、結局物語中で答えが明かされず、Re:codedではその問題提起自体が無くなっていた。
    しかし、Re:codedのアルティマニアでディレクターの野村氏から語られた答えは、データを退避させたのはデータ自身であり、ジミニーメモのデータがバグの侵食を逃れるためにリクのデータに退避していた。という衝撃的な内容であった。

ジミニーメモに現れた「彼らの痛みをいやしに戻らなければならない」というメッセージの謎を解くために行動している。
 
CVはオリジナルのリクと同じ宮野真守。
北米版における声優もオリジナルのリクと同じデビッド・ギャラガー。


KHI時のデータのため、15歳の時の姿をしており武器はソウルイーター
しかし服装は黒コート(バグに体を乗っ取られた時以外)であり物語の序盤ではフードで顔を隠し暗躍していた。
バグに乗っ取られた時の姿は例の筋肉スーツ姿であり、彼の体を乗っ取ろうとしたバグもこの姿をしている。

  • 15歳時のリクの黒コート姿はCOMのエンディングでしか見られなかった姿である(Daysに登場する黒コートを着用したリクは成長した16歳の姿)。

 
性格は基本的には元のリクと同じと言えるが、現実のリクと違って心を闇に囚われる経験をせず、代わりにジミニーメモという外側からの視点で現実の自分の所業は知っているためか、KHIIのリクのような行動力と落ち着きを持ちながら、当時のリクが持つ闇への恐れやソラへの罪悪感が無い、しかし3Dのような年相応な姿は見られない、いつものリクのようでいてKHI当時ともそれ以降とも微妙に異なる性格をしている。
ある意味、KHIでソラとの関係が拗れなかったIFの性格と言えるかもしれない。

  • ただし、バグに乗っ取られた際にバグが利用しようとしていたのは自分の中にあったソラを羨ましがる気持ちという「闇」ではないか、と考えていた。

ジミニーメモそのものというだけあって、データ・ソラよりも直接的にデータ世界へ干渉することができる。

  • この設定のためか、データ世界が何者かによって攻撃を受けた際には「ハッキングか!?」とカッコよく言った後、これまたカッコよくモニターを見ながら物凄い勢いでキーボードを叩くという描写がある。
    所謂タッチタイピング(またはブラインドタッチ)と呼ばれる技術であるが、これはジミニーメモそのものであるデータ・リクだからこそできる芸当である。本物には恐らくマネできないだろう。パソコンとは無縁の生活を送ってそうだし。
    • ただしこのデータ・リクの努力にもかかわらず王様達はデータの世界に閉じこめられてしまった。
    • その本人もザ・グリッドにて一本の棒の様なものを渡され、展開後のライトサイクルを一瞬見ただけで「なるほど、そういうことか」とライトサイクルの展開方法を自力で理解していたりする。どう見ても同じものには見えなかったのに……意外とコンピュータに強いのか?
      • 一応ディズがコンピュータ操作してるのずっと横から見てたわけだし…(KHIの時点でのリクがコンピュータに強いかは分からないが)。あと、ライトサイクルの展開の仕方が分かったのはコンピュータの操作とは関係なく、単に突発的事態に強いからだと思う。
    • KHIIでアンセムのコンピュータの使い方が粗く、とんちんかんなことをしてレオンから注意されていたソラとはエラい差である。
    • 現実世界のソラもKHIIではキーボードを操作し、リクやカイリの情報を検索しようとする様子が見られる為、リクもコンピュータの使い方を知っている可能性はある。ただしデータ・リクとは違い、ソラのキーボードの入力方法は両手の人差し指だけを使うというもので入力速度もゆっくり。

coded

デスティニーアイランドから黒コート姿で登場し、データ・ソラを導いていた。

ワンダーランドクリア後、ディズニーキャッスルで出会ったデータ・ソラとミッキー達の前に姿を現し、メッセージの謎を解くためにミッキー達をデータの世界に取り込んでいたことを明かした。
その直後、前述の何者かによるハッキングによって、王様達は元の世界に帰れなくなってしまい、王様達と協力して現実世界への道を確保していく。


ストーリー中盤、ピンチに陥ったデータ・ソラをミッキーと共に助けに来るが、元のリクが闇の存在だったことを利用され、マレフィセントに捕えられてしまう。その後ピートによってバグを植え付けられ、データ・ソラと戦うことになる。

  • この時の格好は、例の筋肉スーツである。

バグに乗っ取られかけたデータ・リクは、メモに隠されていた追加データをデータ・ソラに託し、自分自身を消すことでバグを始末するつもりだったが、キーブレードでデータ・リクの体中に進入したデータ・ソラによって救出された。

  • データ・リクはジミニーメモのデータの集合体のため、彼の体内には各世界のデータが展開されているが、そのデータの景色は灰色がかっていて、出現するハートレスブロックバグやその派生ハートレスばかりである。
  • 最後に再びデータ・リクと戦うが、これは本人ではなく、データ・リクの姿をしたバグそのものである。
  • Re:codedでは、更にアバターシステムエリア100Fのバグエネミーとしても登場。本作の裏ボスの一人として君臨する。

ストーリーの終盤でバグの根源であるデータのソラ・ハートレスを倒したことでジミニーメモが修復され、データ・ソラの冒険の記憶は消えてしまったが、彼は記憶が残り、メモの中に新しいワールドが現れたことをミッキー達に伝えた。

  • データ・リクの記憶が残っていたのは「彼らの痛みをいやしに戻らなければならない」というメッセージの謎を解く目的がバグが消えただけでは達成されていなかったため。
    • また、バグは消え去ったのに隔離データはデータ・リクの中に退避したままだったようである(あるいは、隔離データは復元されたものの隔離データの「記録」がコピー&ペーストのコピー元のように頭の中に残っていたか。ややこしいな)。
    • データ・ソラはデバッグを行うために元のデータから変化した存在であるため、バグが全て消えた時点で目的が達成され初期化された。

忘却の城でも登場し、KHIでリクが心を失っているカイリと旅をしていた頃の記憶を見せてくれる。

  • ただし、部屋を出た後データ・ソラが彼のことも忘れているところを見ると、これも幻の一部だったのかもしれない。

尚、本編終了後はメッセージの謎を解くという目的が果たされたため、データ・ソラ共々データを初期化されて元のリクのデータに戻り、記憶を失うことになると野村氏が語っている。


正体を現す前は黒コートを着用してフードで顔を隠し、何度も突然現れたり消えたりして怪しげな行動をとっていたため、ソラには異変の元凶と、ドナルドからXIII機関の一員と勘違いされた。

  • ミッキー達の前に現れた時の曲もXIII機関のテーマ曲(Re:coded)である。
  • 正体を明かす際にはフードを直接脱ぐのではなく、データを書き換えるようにしていた。

しかし顔は見えないが声は勿論リクな為、正体を隠していた間の会話にもボイスがついたHDムービー版ではプレイヤーからしてみれば正体を隠すも何もない、と言った感じではある。

  • というか実際にデータ・リクの声をよく知っているはずのデータ・ソラはあれっと思わなかったのだろうか。
  • ただしリク本人やリク=レプリカとは、特に序盤の演じ方がやや異なってはいる。たとえば初登場時などは声が非常にかすれている。

デスティニーアイランドやトラヴァースタウンのデバッグが完了した際になどに撮されるKHI時の映像は、データ・リクがデバッグされたワールドのデータを解析したことで現れた、ジミニーメモの奥に眠っていた『世界の記憶』であり、KHIの裏エピソードである。


自分たちがデータの存在であることを知ったデータ・ソラが、自分達は本物じゃなくて『作り物』ということなのかと気にした言葉に対し、「何かを残すことができれば それは本物だ」というKHシリーズの「作り物」キャラとしてはあり得ないくらい前向きな名台詞を残している。

  • しかし、Re:codedではこのシーンはエピソードリプレイの説明になってしまっている。

前述の通り、ホロウバスティオン前編の終盤にてピートに植え付けられたバグに操られたデータ・リクと対決する事になる。
戦いは3回に分けて行われ、2戦目、3戦目と進むにつれて攻撃も激しくなってくる。
特に3戦目では攻撃と同時にバグブロックをばら撒くなどガードできない攻撃も連続で使ってくるので要注意。
3連戦を勝ち抜くと過ぎ去りし思い出が手に入る。
 
ホロウバスティオン後編においては、こちらも前述の通りデータ・リクの内部で彼の姿を模したバグと戦う事になる。
こちらは本物と同じ動きな上に連戦でもないので、前回の戦いで行動パターンを把握していれば比較的楽に倒せる。

KHIII

発売前に発表されたトレーラーに金眼となった15歳の頃のリクの姿をした人物が登場し、その正体についての予想の内の一つとして、「データ・リク」説が存在した。

  • この説が出たのは、トレーラー内でcodedに登場していたバグブロックのような物体が確認されたためである。

実際に真XIII機関の一員として登場したのは「過去のリク=レプリカ」であり、バグブロックと思われていたものはダークキューブと呼ばれるハートレスであった。