「ナゴヤドームでの試合なら凡打だった」というネタ。
2021年以降はネーミングライツ(命名権)制度により「バンテリンドーム ナゴヤ」の名称となっているため、「バンテリンなら」または「バンドなら」とされることも多い。
概要
ナゴヤドームは1997年から中日の新本拠地として開場。広い上にフェンスが高いため、ホームランが出にくい球場として知られる。
ナゴヤドーム移転~2024年の27年間で、日本人打者でシーズン30本塁打以上を記録した選手は福留孝介(2003, 06年)および和田一浩(2010年)の2名のみ(外国人選手を含めても6名*1)で、本塁打王・打点王を獲得した者は外国人選手のみである。
上記の背景から、他球場でホームランを打たれた際に中日ファンの「ナゴヤドームなら外野フライだった」等のレスが散見され、他球団ファンにも浸透した。
派生として「ナゴヤドームで炎上したら末期」も存在する。
参考:セ・リーグの本拠地球場広さ比較(2022年度版)
こちらの記事でさらに詳細な比較検討がなされているため、興味のある人は参照されたし。
| 球場 | 中堅 | 右(左)中間 | 両翼 | フェンス | 本塁打PF*2(2021年) |
|---|---|---|---|---|---|
| 神宮 | 120 | 112.2/112.3 | 97.5 | 3.3 | 1.40 |
| 東京ドーム | 122 | 110 | 100 | 4.24 | 1.28 |
| 甲子園 | 118 | 118 | 95 | 3.0 | 1.03 |
| 横浜 | 117.7 | 111.4 | 94.2 | 5.0~5.3 | 0.94 |
| マツダ | 122 | 116 | 101/100 | 2.5~3.6 | 0.77 |
| バンテリン | 122 | 116 | 100 | 4.8 | 0.58 |
単位:m
本塁打PF降順。
類義語
ナゴドと同じ立ち位置なのが、甲子園と札幌ドームであり、前者はポールが95mと狭いながら左中間及び右中間がかなり広いかつライト方向からの向かい風である浜風による左打者殺し、後者はサッカーとの併用による影響でファールゾーンまでも広いことから、それぞれ「甲子園なら」「札ドなら」という言葉も誕生した。
だが、札幌ドームは日ハムの移転により本拠地が変更されたことから使われなくなり、本家ナゴドもといバンテリンドームも2026年からのラッキーゾーン設置で東京ドームよりも入りやすくなる可能性があることから、ホームランが入りづらい球場は甲子園のみとなった*3。
対義語
野球ch時代から旧広島市民球場の狭さ*4を揶揄した「市民ならホームラン」が存在し、現在では東京ドーム、横浜スタジアム*5や神宮球場、2015年のホームランテラス設置以降のみずほPayPayドーム福岡で派生ネタが使われている。
後半を省略すると「ナゴドなら」と見分けがつかなくなるため、この系統の言葉を見た時は文脈及び球場名からどちらの意味で使われているか判断する必要がある。
アレックス・ラミレスによるナゴヤドームの評価
本画像はコラの可能性が高いため注意。
元ネタは2012年12月10日放映の『ネオスポーツ』の1シーンと思われる。
「15歳の投手でもナゴヤドームで谷繁ならある程度抑えられる」旨の発言*6があったという証言が確認されるため、年齢等を改変したコラと推測される。
2017年7月8日、ナゴヤドームで中日がDeNAに0-9の大敗を喫した試合後に立てられたスレにて>>1が上記のコラ画像を投下し、拡散・浸透した。
平田良介の証言
2024年3月17日、現役を引退した平田良介のX(旧Twitter)にて以下のような投稿がされる。

要約すると「ナゴヤドームでは本来の広さ以上に打球が飛ばず、故にホームランが少ない」とのことであり、特にフライ性の当たりが外野フェンス付近で急失速していたとのことであった。
実際にナゴヤドームの外野を長く守っていた平田から出た発言ということもあり信憑性が高く注目を集めていたが、ここでナゴヤドームの空調設備に注目が集まる。

仮にフライが失速するという平田の体感通りのことが起きるのであれば風の影響ではないかと予想されていた中で観客席に沿って風を送るというナゴヤドームのシステムが見つかったことで、ホームランが出ないのは空調の逆風でフライ*7が失速しやすいからではという新しい説が提唱されている。
解消へ
こうしたホームランの出ない環境から、中日ファンや選手からは外野フェンス前へのラッキーゾーン設置要望が長年にわたって上がっており、令和に入ると与田剛を皮切りに立浪和義・井上一樹といった首脳陣もゾーン設置を要望するようになった。
こうした声が反映されてか、2025年1月にドームへのテラス席の設置計画が明らかになる。2月には、球団とナゴヤドーム株式会社から翌2026年シーズンよりテラス席「ホームランウイング」の設置が正式発表。左中間と右中間がそれぞれ現行の116mから110mに狭まり、外野フェンスも現行の4.8mから3.6m(ラバーフェンス2.6m+ネットフェンス1.0m)に低くなった。
またこれに先立って二軍本拠地のナゴヤ球場も2025年2月に改修工事が完了しており、同球場の外野フェンスは従来の4.8m(バンテリンドームと同じ高さ)から3.0mに低くなっている*8。
