用語辞典:(専門用語 | 地域・組織| 人物 | ゲーム用語 | 俗語)
あ行
「赤い玉ねぎ」
ある陰謀に関わっていると思われる、何らかの要素を指す暗号。
かつてロクサット連盟の保安局に勤めていたグローザが「処置」により記憶の大半を失った状態で放置されていたのも、「赤い玉ねぎ」に関する何らかの物事に遭遇したせいらしい。
状況から察するに、ロ連が口封じに人形の脳を破壊するほどに秘匿したがっている最高機密情報であることは確実なようだ。
自身のメンタルログが吹き飛ばされたトラウマからか、復帰後のグローザも記憶自体は失いつつもなんとなく「赤い玉ねぎ」という単語に対して苦手意識があるらしい。
不摂生すぎる指揮官の食事内容を見かねて開かれた料理大会では赤玉ねぎの代わりにピーマンを使用し、謎の料理が出来上がった。
アサルトライフル
突撃小銃。歩兵用に設計された銃で、ライフル弾を使用し連射機能を持つものを指す。
それまでの主流であったサブマシンガン(連射)とライフル(高威力・長射程)の利点を受け継いだもの。
第二次大戦末期に誕生し、ベトナム戦争頃に東西に普及した概念で、現代ではそれ以前の主力であったボルトアクション・セミオートライフルを抑えて最も汎用性の高い銃種として浸透している。
本作においても使用割合は高めで、現実に沿ってかアタッカーが持つ場合が多い。
該当キャラはシャークリー(ロビンソンXCR)、うれしいさん(G36)、幼熙(K2)など。
圧縮ビスケット
初期の指揮官が毎日食っていたとされる糧食。
防災や水難、軍事行動中のレーション用といった緊急・非常用として作られる、クッソ激烈に不味い代物。
カロリー補給が目的であれば有用だが、普通の成人が毎日食っていい食べ物ではない。
初期メンバーはほぼ全員が料理音痴なため、指揮官の食生活が根本的に改善する気配はなかった。
しかし物語が進むにつれ料理の心得のあるメンバーも増加しており、少なくとも中華料理に関してはまともなものが食べられそうな環境になってきている。
メインストーリーに関しては呑気に飯食ってられそうにない状況続きだが…
アドミニストレーター
マグラシアにおいて各企業の持つセクターの管理を行うエージェントを指す役職。
セクターの運用に無くてはならない人材だが、それはそれとして戦闘の激化に伴い複数人が追放者側の助っ人として集ったりもしている。
また、「リターン・トゥ・ゼロ」以降はどの企業セクターも内紛やエントロピーなどでひと悶着あり、その過程で死亡したアドミニストレーターもそこそこ多い。
この場合は、同セクター内に存在する別のエージェントがその役目を引き継ぐこととなる。
イエローエリア
コーラップス放射線量がやや多いエリア(1~150ベブリアン)。典型的マッドマックス風景が広がる荒野。
人間がこのエリアで生活するためにはガスマスクや防護服といったコーラップス放射線に対する防護が必須。
居住区も点在するが、住民の数はそこまで多くなく、汚染や災害を避けて地下暮らしをしていることも多い。
ロクサット連盟はイエローエリアを含む汚染エリアを浄化するための事業を展開しているが、治安維持に関しては衛星都市に比べて重要度が低いため(多少の人道的支援は行うが)積極的ではない。
このため、「ヴァリャーグ」と呼ばれる野盗集団が跋扈していたり、パラデウスの残党が布教活動および非人道的実験を繰り返していたりする。
2060年代までは各国が個別に浄化事業を行っており足並みはバラバラだったのに対し、それぞれの国家がロクサット連盟に統一された後は足並みが揃い、計画的かつ迅速に浄化事業が展開されるようになった。
これにより人類の居住可能地域は大幅に広がり、またロクサット連盟の領土と影響力自体も拡大していったものの、そもそもロクサット連盟自体がろくでもないディストピア国家であることから反発する声も根強い。
事業の一環で既存のイエローエリア集落住民が立ち退きを強制されるといったトラブルも相次いでおり、故郷を奪われまいとする住民がテロリズムに走ったり浄化塔を破壊して回ったりすることも。
遺跡兵器制限条約
冷戦が終わりを迎えつつあった1981年に旧ソビエト連邦やアメリカ合衆国といった国家が結んだ、遺跡技術の軍事利用を制限する条約。
古代遺跡から得た技術により当時のテクノロジーは発展していたが、兵器として研究・利用していくうちに深刻なコーラップス汚染が相次いで発生。当時は除染技術や治療法が確立されておらず、国際社会からも禁断の兵器という認識が高まっていた。
条約の締結によって東西両国は国家単位での遺跡研究を封印し、残存兵器は解体されるか厳重に保管されることとなった。
また、1991年からは「遺跡技術条約」が締結され、翌92年には国連直下の組織である遺跡署が設立され、国際的な研究にシフトした。
恐らく我々が住む世界における「戦略兵器削減条約」などと同等に位置する出来事。
条約締結からおよそ70年ほどは(南極連邦を除き)表向き遺跡技術の研究開発が進展することはなく、新たな兵器が登場することも無かった。…が、それはそれとして世界は汚染で滅びかけた
しかし一部科学者や軍人は平和利用、軍事的野心、はたまた復讐の道具などといった様々な理由により遺跡技術を求め、これらは後に世界を揺るがす事件に発展している。
衛星都市
ロクサット連盟の主導する浄化作業および都市開発計画によって新たに誕生した地域区分。
ホワイトエリア都市の周囲を衛星のように取り囲んで開発される都市群を指す呼称で、その多くが汚染度としては「グリーン」に該当する。
劇中で登場するのはODE(オデッサ)、CHE(チェルカースィ)、POL(ポルタパ)などで、都市所在地の最初のアルファベット三文字を取った命名が一般的なようだ。
オデッサだけでも20を超える衛星都市群がホワイトエリア都市を囲んでいるらしく、総数は恐らくかなり多め。
綺麗に整備されたホワイトエリア都市と比較すると開発は発達しておらず人口密度も高い為、サイバーパンク都市か九龍城かといった随分とゴチャついた雰囲気の街並みが特徴。
各都市間は大規模高架鉄道によって結ばれている。
イエローエリアに比べれば遥かに住みやすい環境ではあるものの、その実態はホワイトエリア都市の機能を維持するためのディストピア社会。
移住するには就労基準を満たしているかなどの厳しい審査が設けられ、落ちれば移住することはできない。
更に、移住した先で待っているのは厳重なセキュリティシステムの敷かれた不自由な生活であり、決して楽園というわけではない。
それでも「イエローエリアで危険と隣り合わせでいるよりはマシ」ということで移住を求める人々は絶えず、移住者に埋め込まれたIDチップを狙った強盗事件も少なくない数が発生している*1。
エウティス
黄褐色の粉末で、水に溶かして摂取する違法薬物。抗E.L.I.D.成分が含まれており、E.L.I.D.症状の20%以上を軽減する実験結果が出ている。
とはいえ幻覚作用があり、長期摂取で依存症、摂取を止めれば放射線病の感染率がぐんと上昇、といったろくでもない薬物。もはやその場しのぎの毒薬である。
マグニ・セキュリティは市販品の「カシスの缶詰」の中身をこれに詰め替えてトラックで密輸するという裏稼業を行っていたが、ある人物の手引きにより襲撃され「ワンダーランド」の材料にされた。
エーバー
謎の無陣営ロボット怪獣の総称。ドイツ語で「イノシシ」を意味する。
その名の通り鹿とイノシシがドッキングしたような形状をしており、非常に大きい図体が特徴。
頭を挿げ替えることで性能を向上させられるようで、よりメカメカしい顔の「ファング」、鳥っぽいくちばしの付いた「ビーク」、サイっぽい角の生えた「ホーン」など複数の形態が存在する。
その正体は、CHE-02衛星都市でのパレードで用意されたパレード用の山車。
白目なのはパレードの山場で書き足すためであり、画竜点睛の故事とかける予定だった名残だという。なぜウクライナで中国式のパレードを…?
情報欄に「中に爆薬がなければの話だ」とある通り劇中では爆破テロの道具として使われ、爆弾を積載した状態で暴走していた。
本来は印象的な出番のあるイベントボスのはずだったが、当該イベントの大陸での大炎上を受けてこのイベント自体が抹消。
その結果、グローバル版では「なんか由来とかよく知らないけど定期的に出てくるメカイノシシ」という謎の立ち位置となっている。
液体記憶合金
「液金」とも呼ばれる、ジラードグループが最近開発したらしき新技術。
特殊な構造を持ち、傷を付けてもひとりでに修復する優れものだが、その詳しい原理については謎が多い。
自己修復できるブージャム細胞と同じく、人形技術の大幅な革新が見込めそうな夢のあるテクノロジー。
しかしまだまだ量産には難儀しているようで、小さな合金の板一枚で戦術素体が10個は買えるぐらい高価だとか。
エムペックス
2070年代前後に流行っているオンラインマルチプレイゲーム。3人一組で戦う(おそらく)FPS。
チータが夢中のゲームであり、メンバーが足りない場合は一人で3人動かしてまで遊んでいる。ダミーリンクの無駄遣い
その熱中っぷりは、夜中に騒ぎすぎて同僚から苦情が寄せられるほど。
どうやら大会が行われるほどの人気を誇るが、人形は強すぎるため参加不可。IDを借りれば不正参加できるようだが…?チーターやないか!
ルールや名前から察するに、『Apex Legends』に限りなく近い何かだと思われる。
エルモ号安全規約
まれに言及されることのある、エルモ号内部での禁止事項などを記したと思われる規約。
規約の一つに「司令室でケーキを食べない」というものがあるらしい。冒頭の司令室でのパーティー明けにヴァリャーグに襲撃された出来事の教訓だろうか?
エントロピー
仮想空間マグラシアを侵食していた、おもに黒紫色をしたバケモン。
その正体はものすごい邪悪な性能を持つコンピューターウイルス。感染した場合は一般エージェントはおろか浄化者であっても昏睡し、やがてその傀儡へと闇堕ちしてしまう。
エントロピー液というヘドロのような物質を垂れ流しており、これもかなり有害。
当初は無秩序に襲い来る凶悪な自然災害めいたなんかとして登場し、セクターひとつを食らいつくすほどの猛威を振るって多くの犠牲者を出してしまう。
しかし話が進むにつれ能力の応用、これを用いた陰謀、「上位エントロピー」の登場による第三勢力化といった道を辿り、マグラシアの命運を左右する重要な概念へと変化していった。
汚染隔離エリア
『欧州コーラップス放射線汚染エリア回復及び開拓振興共同実施合意』において、浄化が必要ではあるものの浄化作業が未完了のエリアを指す。
資料室・機密情報の「開拓合意」保管文書で詳細な取り決めが読める。
口連は汚染の程度によって各エリアを「ホワイト」・「グリーン」・「イエロー」・「レッド」・「ダーク」と色分けし、右に行くほど汚染は重度のものとなる。
ロ連成立以前にも似た呼称は存在したが、現在ではエリア区分の基準は浄化計画および都市開発と密接に関わるようになっており、特にホワイトエリアとグリーンエリアの違いは政治的・社会的な格差も多く含んでいる。
オートマチック
弾丸を発射した際に自動(Automatic)で次弾が装填される機構、またはそういった機構を再現した銃のこと。
例えば同じクリップ装填式であっても、モシン・ナガンは毎回ボルトを操作しないと撃てないマニュアル式、M1ガーランドは連発できるオートマチック式である。
手動で再装填を行わなくてはいけない機構(ボルトアクション・ポンプアクションなど)に比べて、非常に早く撃てるのが利点。このため、現在の銃の大半は自動化されている。
欠点として複雑な機構に起因する耐久性の低さや命中率の低下などがあるが、昨今は技術の成熟により、これらの欠点も克服されつつある。
オートマチック式のうち、引き金を引くと一発発射される機構を「セミ・オート(半自動)」、引いていると連射する機構を「フル・オート(全自動)」と呼ぶ。
これは大抵射手がセレクターで切り替えるものであり、フルオート固定の銃というのはあまり多くない。フルオート機構はアサルトライフルに多く搭載されており、戦術人形は基本的にフルオートで撃ちまくっている。
該当キャラは本作登場人形の大半。
オペランド
被演算子を意味する英単語。
ドルフロ世界(ニューラルクラウド)においては少々意味合いが異なり、仮想IRC空間「マグラシア」を構成する元素のことを指す。
現実とは物理法則が異なるマグラシアサーバーにおいて、オペランドはあらゆる物質を構成する単一元素であると同時に、あらゆる物質を稼動させるエネルギーでもある。
オーロラ事件
第三次世界大戦の直接の原因となる「ヨーロッパの大規模コーラップス汚染」が引き起こされた事故。
北欧のとある軍需企業が2035年に逆コーラップス技術の研究を行っていたところ、制御に失敗し大爆発。舞い上がったコーラップス液により最初にスカンジナビア半島のノルウェー・スウェーデン・デンマークが壊滅した。
影響はそれだけに留まらず、風に乗った汚染雲が南下して北~東欧ヨーロッパに直撃し、東欧諸国とドイツ北部が一気に汚染され、大量の難民を生み出してしまう。
汚染から逃れたい難民たちは西欧や南欧に押し寄せ、ヨーロッパ諸国は大混乱。更に、権力者や知識人は自分達だけ安全な南極に引きこもる「南極連邦」構想を立ち上げ、人々を見捨てる姿勢を見せた。
ヨーロッパの半分が住めなくなった結果、先進国の価値観において一度は悪とされた植民地主義が「新植民地主義」思想として再び勃興。
汚染されていない北アフリカの大地を故郷を追われたヨーロッパ人たちが新たな居住地として狙うようになり、イタリアのリビア侵略などの非人道的侵略行為が発生した。
更に、汚染されたドイツでは政治の混乱が続き、アメリカと新ソ連をバックに2大政党の対立が激化。このどっかで見たことある冷戦構造が後の第三次大戦へと繋がっていく。
か行
カヴィタ
パラデウス残党が用いている謎ワードにして、「イモール様」と並ぶ信仰の対象。cavitas。
儀式の対象となった信者を「清浄せしカヴィタ」、探している何か(恐らくヘレナのこと)を「消失せしカヴィタ」と呼んでいることから、グローザは「完全免疫体」を指す単語であると結論付けた。
傘ウイルス
前作に登場したコンピューターウイルス。英語表記は「Parapluie(フランス語で傘の意味)」。
現実における「トロイの木馬」に近いもので、感染した人形を高確率で暴走させる危険な代物。
元々は制御可能なOGASを欲したパラデウスが開発した「メカの頭ん中にOGASをぶち込むプログラム」であり、サイバネ手術を施した改造人間の頭の中にこれを流し込んでいた。
膨大な処理負荷を要するOGASに耐え、定着させることができればネイトになれるが、失敗すると負荷に耐えられずに脳を犯され、不合格の「異性体」として北欧のタリンにある花畑に捨てられた。
1961年に発生した胡蝶事件ではこれが人形相手に使用され、人形たちを狂暴化させた末に回路を焼き切って破壊するという凶悪な効果を発揮した。
事件当時に感染した人形の多くは負荷に耐えることが出来ず、生存したのは人間の脳を模していた試作型のM16A1、姉を殺すことで感染を断ったUMP45、気合で全員ブチ殺して逃げたHK416の3人のみ。
結局胡蝶事件は失敗に終わり、傘ウイルスとOGAS技術は人類に反旗を翻した鉄血工造の手に渡ることとなる。
武装蜂起後、鉄血はパラデウスの傘ウイルスをもとにして小型で軽度の洗脳・漏洩プログラムに改良した鉄血版傘ウイルスを作成。
ありとあらゆる鉄血施設のコンピューターにトラップとしてこれを仕掛け、感染したロボット兵器や戦術人形をOGASの支配下に置くことで猛威を振るった。
初期はその正体が判明していなかったこともあり、少なくない数の戦術人形が犠牲になっている。
感染した一部の人形の中にはネイトと同様にOGASを定着させた者も少ないながらも存在し、作中ではUMP45、M16A1、M4A1、ST AR-15などがいた。
16Labによってウイルス対策手段が確立され、鉄血が融合勢力としてグリフィンと提携するようになった後は物語上の重要要素ではなくなったが、本作に登場するふたりのOGASの由来であったりと現在でも名残がある。
完全免疫体
広域低放射性感染症候群 (ELID) に対する完全な免疫を持つ個体。
既知の完全免疫体に対する解剖と組織分析により、彼らの身体はコーラップス放射線に完全に適応している一方、
コーラップス放射線が欠乏した場合は免疫機能の乱れと臓器衰弱が起こることがわかった。
世界で一例目の完全免疫体は川崎和紗 (別名デルタ3)。本作ではヘレナたちが該当する。
一応指揮官さまもちょっとだけ耐性があるため、普通の人よりコーラップス放射線に強い。
免疫体の持つ組織液は重度のE.L.I.D.症状ですらも大幅に融和することが可能な「特効薬」として機能するのだが、現在の一般社会には組織液や免疫力といったものの存在は明かされていない。
またパラデウス(を率いるウィリアム)は別の目的のために完全・部分免疫体(やその出来損ない)を収集して実験を繰り返しており、その結果としてブージャム細胞などの新技術が誕生している。
後に「三女神計画」で生み出された完全免疫体は、上記の非コーラップス放射線下における衰弱は起こらなくなっている。
カービン
銃種の1つ。もともとは歩兵銃よりも短い設計である騎兵銃を指したが、現代では短めのアサルトライフル全般を指す。
騎兵と言う名の通り、馬の上でも扱いやすい長さを求めて生み出されたもの。現代では馬は廃れたが、室内戦などでの取り回しの良さから特殊部隊などでの採用事例が多い。
実際に特殊部隊404に所属するクルカイが用いるHK416も別名は「エンハンスド・カービン」。
機甲
ドルフロ世界に存在する人型メックの総称。
俗に「ガンダム」とも呼ばれる。目が2つついててアンテナはえてりゃマスコミがみんなガンダムにしちまうのさ!
新ソ連における正式名称はAssault Artillery combat platform(突撃砲兵戦闘プラットフォーム)、つまりはでかいキャノン担いで敵陣に突っ込むためのパワードスーツを指す。
元々はE.L.I.D.の大群を排除するために米ソ冷戦時代(1960年代?)に開発が開始されたもの。
E.L.I.D.は生身の歩兵では被爆と火力不足で満足に対処することができず、かといって戦車や装甲車といった武装車両では人間サイズの大群を相手にするには機動力が足りない。
そこで、全長3m程度で火力・機動力・除染設備を併せ持ったパワードスーツによってこれらの問題を一挙に解決しようとした結果生まれたのが、機甲というカテゴリである。
2030年代には既に実用化されており、米蘭島事件などの際にはELID殲滅のために出動したりしていたとか。
その後第三次大戦が勃発した際には対人兵器に転用され、こちらでも一定の戦果を挙げた。
前作においては新ソ連反乱軍が持ちだした「AA-02 アレス」(メタルギア型)や、漢陽88式の操縦する謎のロボ(ガンダム型)などが登場していた。
それから10年後の本作でもロボット兵器技術は健在で、ウラジーミル准尉が「クラトス」を操縦して囮役を買って出たり、ヴァリャーグですら廃材から組み立てた「レイヴン」を運用していたりと汚染地帯ではわりとどこにでもある兵器のようだ。
また、そこからさらに20年後のパン屋作戦においてもアレスの後継機であるAA-03シリーズが登場している。
本作に登場する機甲(っぽい連中)
- レイヴン・シリーズ
- 建築機械やなんかから部品をかっぱらって首領ベルセル自身が作ったらしい、ハンドル操作のウォーカーマシンめいた何か。ヴァリャーグ驚異のメカニズムである。
その他、劣化コピーの「トスク」や財宝輸送用にコンテナを接続した「ゲリ」などがヴァリャーグ陣営で運用されている。
- 建築機械やなんかから部品をかっぱらって首領ベルセル自身が作ったらしい、ハンドル操作のウォーカーマシンめいた何か。ヴァリャーグ驚異のメカニズムである。
- タイタン・シリーズ
- PMC陣営に所属する逆関節メックで、メタルギアREXっぽい容姿からおそらく新ソ連のアレスくんのいとこのような何か。
「ソード」「ショック」「アサルト」「フォートレス」など搭載した武装によって名称が変化する。どうやらカスタム性が高いらしい。
- PMC陣営に所属する逆関節メックで、メタルギアREXっぽい容姿からおそらく新ソ連のアレスくんのいとこのような何か。
- ダイヒグラフ・シリーズ
- 同じくPMC陣営だが、こちらは戦車形態にも変形可能な4脚タイプ。ミサイル攻撃を主体とする。
「ホットシャープ」などの派生形が存在する。兵器としてはやたら強く思えるが、説明文を読む限りはそうでもないようだ。
- 同じくPMC陣営だが、こちらは戦車形態にも変形可能な4脚タイプ。ミサイル攻撃を主体とする。
- フレアベロス
- 武器密輸業者ペテルケ・ファルカシュのカスタムした、デカいダイナーゲートみたいなヤツ。前作のデス子ちゃんとはたぶんあんまり関係ない…はず。
有人操縦型タイプなので分類上は機甲であると思われる。
- 武器密輸業者ペテルケ・ファルカシュのカスタムした、デカいダイナーゲートみたいなヤツ。前作のデス子ちゃんとはたぶんあんまり関係ない…はず。
- クラトス(パラディン)
- 我らがウラジーミル准尉が死の間際に搭乗し、囮役を買って出た際の機甲。報告文で言及されたのみで詳細は不明。
「クラトス」と言うと前作において同名の新ソ連戦闘メカが登場していたが、グロ版では何故か「パラディン」表記に変わっているため同一機種なのかはよく分からないところ。
普段は自律的に稼働しているらしく、2070年代においては人形と機甲の境界は曖昧になってきているのかもしれない。
- 我らがウラジーミル准尉が死の間際に搭乗し、囮役を買って出た際の機甲。報告文で言及されたのみで詳細は不明。
グリッチランド
開発中止となったドルフロシリーズの一つ。ドット絵によるホラー探索パズルゲームとなる予定だったらしい。
主人公として416のほか、Thunder(イサドラ)とM870の登場が決まっていた。
科学者枠として元鉄血所属のアンナ・キャサリンという人間も登場予定だった。また"アンナ"か。
元々は同人作品「HK416 not found」として開発されていたが、製作者がサンボーンに入社し、
2020年頃にはニューラルクラウドやパン屋作戦、ドルフロ2と共に新作として改めて発表された。
しかし、2022年初頭に開発中止が発表され、製作チームもサンボーンを離れてしまったようなので、今後表に出てくるかは不明。
中止の理由については明かされていないが、同時期に大規模なゲーム規制が行われていたので、その影響を受けたのではないかと見られている。
開発時期が近かったとみられるパン屋作戦では、コレクションアイテムとして前述のイサドラに関連するアイテムが登場する。
ただ、グリッチランドはその内容がほとんど明かされないまま開発中止になったため、パン屋作戦の発売時点ではイサドラ=Thunderは推測でしかなく、
パン屋作戦の発売から約1年後にイサドラの正体が明らかになるまでは謎のアイテムだった。
同じく謎のアイテムになっていたディミトリーのドッグタグとか、明らかにデザインが違うシャドレスの取材証とか、コレクションアイテムそんなのばっかり。
グリーンエリア
コーラップス放射線量が少なく(0.1~1ベブリアン)、人類の居住に適したエリア。このため、イエローエリアのような放射線対策の防護装備は必要ない。
元から殆ど汚染被害に遭わなかった「天然グリーンエリア」と、浄化作業によって移住環境が整えられた「浄化グリーンエリア」の二種類が存在する。
本作に登場する「衛星都市」の多くがここに該当し、ホワイトエリア都市を中核として文字通り衛星のように都市開発が進められている。
主な使用用途は住民の住まう都市施設のほか、農地や工場、通常の自然環境など。
グリーンとはいえ完全に浄化されているわけではなく、ここから更に浄化作業が進行し各種障壁やフィルターを建造してようやくホワイトエリアとなる。
現状は「ホワイトエリアの安全な生活を支えるための労働区画」といったブラックな側面も有しており、人工的に作られた発展途上国のような雰囲気が漂う場所も。犯罪やテロリズムもそれなりに横行している。
黒百合と白薔薇
1990年代に行われた「GAVIRUL」再現計画の一つ。
遺跡研究にあたって急進的な技術開発ではなく、まずは遺跡技術によるリスクや遺跡そのものへの理解を深めるべく行われた。
ドルフロ世界の計画にしてはあまりにも理性的すぎる。
「GAVIRUL」から採取された遺伝子を基に現生人類に近い形で再現しようとしたものの、およそ99%の実験が失敗に終わり、成功例はわずか2体のみであった。
成功例であるスラブ系の特徴を持つ白髪のG-37「ローズ(アトロポス)」と、アジア系の特徴を持つ黒髪のG-114「リリー(ラケシス)」は、
成長速度や身体能力、知力などで通常の人間よりも優れたものを見せたものの、遺跡との接続についてはサッパリだったようで、計画は失敗と結論付けられた。
その後、北蘭島事件による国際的な混乱の中で成果物である2体は行方不明となったが、
後の「三女神計画」に際してG-37のデータが使用され、同プロジェクトに役立てられたとされている。
一方、G-114のデータは行方不明になっており、一説にはロ連による隠蔽が行われているとされる。
胡蝶事件
バタフライ・インシデント。前作序盤における多くの事件の発端となった出来事。
2061年に発生し、完全鎮圧までには数年を要した。
簡単に言い表せば「黒幕が鉄血の資産を横取りしようとしたら派手に失敗し、鉄血製ロボットが全人類と敵対しちゃった!」というのが大まかな顛末である。
実際の経緯はかなり複雑で、発端はかつて90wishという技術者コミュニティが存在したころまで遡る。
90wishに所属しながらもトラブルを抱えていた二人の天才科学者ペルシカリアとリコリスがある日、大手企業I.O.P.社に救出・引き抜かれた。
その後、二人はIOPの技術者として同社の推し進める人形開発に携わるが、リコリスは方向性の違いからライバル企業である「鉄血工造」に移籍してしまう。
天才のリコリスは鉄血側の技術者としても大成するのだが、それに目を付けた90wish時代の知り合いにして危険人物のウィリアムは新ソ連正規軍と内通し、かつて旧ソ連が封じた危険な遺跡兵器制御装置「バラクーダノード」をこっそり送りつけた。
好奇心に抗えなかったリコリスはウィリアムの目論見通りにバラクーダノードの封印を破り、禁断の技術「OGAS」、そしてそれを基にした人工知能「エルダーブレイン」を手に入れてしまうのだった。
上述の通り、ドルフロ時空においては遺跡兵器…すなわちバラクーダ、それを操るバラクーダノード、ノードにアクセス可能なOGASといった技術は世界を滅ぼしかねないとして遺跡兵器制限条約で厳しく封印されている。
リコリス自身にはそういう気持ちこそ無かったものの、実質的には「ただの一企業が突然核ミサイルをいつでも撃てる状態になった」に等しい状況になってしまったのだ。
その事実が露呈したことで新ソ連国家保安局はリコリスの持つOGASの奪取を決定。しかしリコリスの身に危険が及ぶことを危惧したペルシカはある旧友を経由して襲撃作戦に干渉し、「有能な人材であるリコリスを保護しよう」という穏便な作戦に変えさせた。これにより、鉄血のOGAS取り締まり作戦は無事決行されるはずだったのだが…
保安局が安全上の懸念から作戦を実行しようとする裏で、リコリスが手に入れたというOGASを狙う人物が存在した。一人は全ての元凶であるウィリアム、そしてもう一人は新ソ連正規軍のカーター将軍である。
ウィリアムは世界を滅ぼすため、そしてカーターは新ソ連を強大にするために遺跡兵器を動かす力を欲していた。
カーターは諜報および裏工作のため、UMP40とUMP45という二人のスパイ人形をグリフィンに紛れ込ませ、実際の作戦中、リコリスの護送が成功しかけた矢先に人形が暴走する「傘ウイルス」を散布。
施設内は暴走人形によって大混乱に陥り、穏便に助け出されるはずだったリコリスも誤射によって重傷を負ってしまうのだった。
「人形の暴走」という大義名分を得たカーター将軍はOGASを求めて正規軍を突撃させるが、瀕死のリコリスは最後の力を振り絞って「エルダーブレイン」の製造を決行。ウィリアムも出し抜き、自身の娘を守り抜いた。
誕生したエルダーブレインは配下の鉄血人形が持つ圧倒的武力で正規軍を叩きのめした挙句に「人類への復讐」を開始してしまい、彼女の奪取を目論んでいたカーターとウィリアムは一時撤退を余儀なくされる。
以後、エルダーブレインの完全な覚醒を待つべく正規軍とウィリアムは静観を決め、事情を知らないグリフィンの新人指揮官は「突如暴走した」鉄血工造の対処に当たることとなる。
本作にも登場するリヴァ、クルカイ、ペルシカといった様々な登場人物のその後の運命を直接・間接的に変えるきっかけとなった、まさにバタフライ・エフェクトと呼ぶにふさわしい出来事。
仮にリコリスのファインプレーが無ければ、仮に正規軍がエルダーブレインを確保していれば、仮にウィリアムがOGASを取り出せていれば、世界は10年と経たずに滅んでいたであろう。
コーラップス
崩壊・逆崩壊技術の触媒となる放射性物質。
発生させる放射線には接触した物質を分子結合レベルで分解する特性があり、高濃度だと分子構造を破壊し、対象を文字通りもろりと「崩壊」させる。
低濃度で被爆し続けると体内のケイ素が結晶へと変異していき、理性を失った化け物であるE.L.I.D.の病原となる。
どちらかというと有機生命体に対して致死的に働くが、放射線量が高ければ戦術人形などのロボット・各種電子機器に対しても悪影響が生じてくる。
コーラップス放射線量は「ペプリアン」という単位で表され、おおむね1ペプリアンを超えると生物に健康被害が生じる。
古代文明のもたらした最悪の環境汚染物質であると同時に、応用次第であらゆるものを瞬時に構築することも可能な夢の技術でもある。
ただし本作時点ではそこまで広く普及しているわけではなく、携行サイズのものとしては一時的に人形をパワーアップさせる「リモールディング・パターン」が実現している程度。
コーラップス液
液状のコーラップス物質。古代遺跡に収められているのもこの形態。
メロンソーダのような緑色の液体で、うっすら光を放っている。
発見当初は未知の技術で作られた容器に収められていたが、一部の遺跡や研究機関では容器の扱いを間違えたことで分子崩壊を引き起こし、核のような大爆発を引き起こす事例があった。
ツングースカ大爆発や北蘭島事件、オーロラ事件といったコーラップスの蔓延は人為的ミスによるコーラップス液の大爆発が引き起こしている。
またその特性を利用し、前作では「ダーティーボム」と呼ばれるコーラップス汚染を目的とした非人道的兵器も作成されたりしていた。
新ソ連正規軍に対してM4A1が使用した際には甚大な被害を生み、戦車隊を瞬く間に鉄屑に変えて歩兵もE.L.I.D.に罹患させた。
なんとこの爆弾、一撃で敵軍を壊滅させる性能を誇りながら、起爆前のサイズは手榴弾と同程度という超小型な代物。冷戦時代に遺跡兵器が禁忌とされた所以である。
コーラップス・エピフィラム
ELIDを発症し、変異した植物の総称。
特定の品種が変異したものというわけではないが、劇中に登場するものは基本的に薔薇みたいな花であることが多い。
成長中はコーラップス放射線を貯めこみ、開花時に貯めこんだコーラップス放射線を放出するという性質を持つ。
本来は人類にとって脅威となる危険な特性であり、生骸と同様に徹底的に駆除すべき植物。
だが、開花を制御できればコーラップス放射線量を瞬時に高めることができるので、逆コーラップス技術を用いた製品に搭載されることも。
また、周囲のコーラップス放射線レベルが一定以上に達したときにも開花するので、エルモ号では大気中のコーラップス濃度上昇を検知する即席の測定装置としても使用されている。
「コーラップス・エピフィラムが咲いた時、その周りにいる炭素生物はかなりの確率でブージャムに変異する」という報告があることが語られ、
実際にその可能性に賭けた人間達にその現象が起きたと推測される事態(10章)になった。
コーラップスクリスタル触媒装置
10章初出。
コーラップスクリスタルの結晶を人工的に設置し、制御装置を組み込んだもの。
予熱段階から起動して臨界点に達すると、周囲の放射線量を急激に上昇させる。
設置された触媒装置を多数同時に起動することで連鎖的に動作するようで、
起動する数によっては10,000ベブリアンを超える放射線量となり、周囲を人工的にレッドエリア以上にすることも可能という最悪なシステム。
人類の文明再建のためにその身を捧げている浄化事業関係者にとって絶対に許せない装置のはずなのだがロ連だからなぁ……。
詳細不明の「EHT計画」によって何らかの目的で汚染エリアに多数設置されている模様。
ブルースフィアが計画失敗時の「保険」として使うよう上から命令され、
起動権限をマグニ・セキュリティから委譲されていた。
一帯を誰も立ち入れないエリアにしてしまうことで悪事の証拠を隠滅することができる。
その後どうするかって?さぁ……。
劇中登場時は起動阻止で済んだが、別のどこかで普通に使用されているかもしれない
(レッドエリアが広がっているという話などが機密情報で語られてはいる)。
コーラップスストーム
汚染を伴って地表を吹き荒れる嵐で、イエローエリア以下の汚染エリアで見られる現象。
人間はおろか人形であっても遭遇すれば絶体絶命な災害で、汚染エリアで暮らす人々の生活を絶えず脅かしている。
このため、嵐による被害を避けて渓谷や地下構造物を拠点とする勢力も多い。
コーラップスピース
結晶化したコーラップス粒子。ライトブルーのものが多く、イエローエリアに広く分布しているため採掘が困難だが、放射線濃度は低く、かつ高い工業的価値があるため、闇市場でも広く流通している。
コールダー・ウォー
イギリスのSF作家チャールズ・ストロスが2000年に発表した短編SF小説「A Colder War」。
「核ではなくクトゥルフの遺物を使って争う東西冷戦」という突飛な世界観が特徴のパロディ軍事小説であり、
ナチスがルルイエから遺物引っ張り上げたり、ソ連がショゴスを自走兵器としてアフガニスタンで運用したり、古のもの関連の技術を条約で使用禁止にしたりしている。
かつてはドルフロの世界観設定としてそのまま流用されていたが、アートブックのオマケで裏設定が開示された際に盗作を指摘されたことで改訂版が出ることとなった。
修正された現在では古代超文明がある以外にクトゥルフ要素はほとんど見られなくなったが、ドルフロやパン屋作戦の根幹設定の源流を辿る上では重要な一作となっている。
邦訳版は『2000年代海外SF傑作選』に収録されており、入手は比較的簡単。機会があれば読んでみよう。
まぁその後ニューラルクラウドではシュブ=ニグラスらしき者が出て来たり、古のものの存在は今もなお仄めかされている。ロクサットの明日はどっちだ
子守唄計画
謎の計画。
・推進するには民衆の支持が必要
・10年近く前から存在した?
コロナホール計画
謎の計画。イベント「影に生きる者」(2071年3月前後)で言及。
少なくとも第三世代人形研究に関係している。
ジラードグループはコロナホール計画へ干渉し続けている、と見なされている。
干渉し続ける≒第三世代人形研究の技術を掌握し続ける(→嫉妬されて当然)という会話がなされた。
◆「コロナホール」計画の条約
企業間取り引きに何らかの制限をかけている様子の条約が存在する。
ジラードグループはマグニ・セキュリティに所属するVSK-94のメンタルデータを調査したがったが、
データ提供はマグニに「条約」を破らせることになるため要求できなかった(VSK-94を拘束・独自に調査する機会を貰うに留まった)。
しかしイベントでの事件以降、マグニは誠意を示すため、「条約」に構わずにVSK-94のメンタルデータを提供することになった。
◆「コロナホール」計画の重要収容ターゲット
《第3世代人形の技術最適とアップグレードに必要なサンプルリスト》にて登場し、
リストアップされた人形たちの備考欄に記述され、ニキータ、OTs-14などが「重要」とされていた。
メインストーリー時点(2074年)でも依然ターゲットである可能性がある(カリーナの警告)。
さ行
サルディスゴールド
コーラップスピースと並んで主にイエローエリアや闇市場でひろく流通している、高純度の金で作られた通貨。俗称「猿金」。
長方形に成形され、∞字のマークが刻まれている。単位は「オンス」で、トロイオンスだとすると1枚あたり約31グラム(すだち一個分ぐらい)。
どうやらエルモ号では敗走中のヴァリャーグを追い剥ぎする形で大量に入手しているらしい。
第三次大戦によって多くの国の経済が崩壊したことで現在は政府の発行する通貨の信用が低く、価値の変動が少ない金塊が信頼性の高い通貨として使用されるようになっている。
その効力は、きちんと数を揃えればホワイトエリアでふんぞり返る堅物の役人だって言う事を聞かせられるほど。
「サルディス」という名前はかつて砂金の産地であり、歴史上はじめて金貨を流通させたことで知られる古代リュディアの首都サルディスに由来する。
実はわりと最近(2022年)になるまでシリーズに存在しなかった概念であり、一応前作時点でも流通していたはずだがかなり影が薄い。
三女神計画
2078年から84年にかけて行われたロ連と南連の共同プロジェクト。
かつての「黒百合と白薔薇」計画と同じく「GAVIRUL」を再現するため、
ロ連のウィリアム博士を中心に、南連のフィリップ、ヘレナ夫妻など双方のエキスパートがベルリンに集められた。
計画の成果としてG-179「ジェフティ」、G-214「ノエル」、G-264「ルニシア」、計3体の完全免疫体を生み出すことに成功したが、
研究チーム内での対立によって2084年を最後にプロジェクトは中断された。
その後、G-214はロ連に、G-264は南連に確保され、G-179は行方不明となった。
磁気パルス
窮地に陥ったブルースフィアが自壊を選び、触媒装置の起動ついでにぶちかましたもうひとつの保険。使用時に素体が光る。
SF作品でおなじみのいわゆるEMP攻撃であり、付近の電子機器を磁気不良により使い物にならなくする効果を持っている。
特許を持つのはセシュト&ファルベン傘下の企業であり、本来は医薬品製造などを担当しているスチュワートグループ。
磁気パルスの発動により、10章終盤において404が守り抜くはずだったチップは一部破損・復元困難となってしまった。
ジュピター
前作序盤、鉄血とグリフィンが小競り合いを繰り広げていた頃に猛威を振るっていた、鉄血秘蔵の長距離砲。
新ソ連正規軍由来の技術を転用しているらしく、ストーリー・ゲームパート共に歩兵戦力ばかりのグリフィン側を大いに苦しめた。
この一件がトラウマになったのか、『ニューラルクラウド』で同種の巨大砲が登場した際も教授(指揮官)が狼狽するなどしている。
いくら強力と言えども所詮は固定砲台であり、新ソ連正規軍が本格参戦して以降は戦車の大群によって強引に破壊されていった。
ドルフロ2においても似た存在として「レディナーヤ・マギラ」などが登場している。
浄化エリア
その名の通り浄化作業が進行中の場所。イエローエリアとグリーンエリアの境目に位置する。
2列の長城列車で該当エリアを挟み、その内部で浄化塔を敷設して汚染を取り除いていく。浄化が終わり次第新たなグリーンエリアとなる。
イエローエリアとの境目ということで生骸やヴァリャーグの被害にも逢いやすく、ぽっと出の我らが盟友ウラジーミル准尉も浄化ゾーンW-2069-0105の防衛任務中にブージャムに襲われ戦闘中行方不明となった。
シュライク
遺跡兵器の一つ。非常に高度な擬態能力と、異常な再生能力を持つ生物兵器。
「母体」と呼ばれるシュライクの統率者から分裂した「分裂素体」は「母体」と意識や視覚を共有しており、
「母体」が無事であり続ける限り、「母体」の意のままに半永久的に動き続ける尖兵である。
元々は第三次世界大戦中にアメリカの研究チームによって開発されたが、
第三次世界大戦の情勢が傾いたため実用化されることなく葬られたかに思われた。
しかし、ウィリアム(初代)がその技術を盗み出したようで、その後ウィリアム(2代目)がそれを受け継いだ模様。
無駄に似ていて紛らわしいが、本作でヴァリャーグが運用している雑魚兵器は「シュヴェイク」。
浄化塔
汚染エリアを除染する際に使用する逆コーラップス設備。主にイエローエリアに設置されている。
口連はこれを長城列車と組み合わせて使用している。長城列車は決められたエリアを囲うように走行し、搭載された大量の浄化塔を稼働させる。
『新世界の輝きとなれ』
原文は「更新世界的锋芒」、英訳版は「The shining beacon in a brave new world」。
ロクサット主義関連の物事に出てくるスローガンやキャッチコピー。
当のロクサット連盟のみならずグリフィンやパラデウス、ガラテア社(ややアレンジを加えている)、マグラシアスーパークラウドなどありとあらゆる所で引用・提唱されている謳い文句である。
2ではまださほど本編内で引用されてはいないものの、ドルフロ公式アカウントなどもこのワードを用いることがある。
スティグマ
人形にインストールする火器管制システムのようなもの。
これにより、どんな自律人形でも優れた射撃技術を会得することが可能となる。
「烙印」の名のとおり、特定の銃種を人形のメンタルコアに灼きつけるしくみであり、その銃を自分自身の延長のように感じさせて、すごいパフォーマンスを発揮する。
前作のグリフィンにおいては、選ばれる銃種は当該人形のパフォーマンスやパーソナリティ、あるいはメンタルなどによって自動的に決定される、としていた。
このためアサルトライフルや対物ライフルなどの強力な銃を持てる人形もいれば、なぜか珍銃・失敗銃・骨董品・豆鉄砲・果ては試作段階で終わったはずのものを持たされる人形も。
本作においての扱いは組織ごとに様々。前作同様に自分に合った銃を使っている者が大半だが、リッタラやアンドリスのように敢えて自身に一致しない銃のスティグマをインストールしている者もいる。
グリフィンでは、持たせた銃の名前をコードネームとして名乗らせていた。
スティグマとダミーネットワークはコアに書き込まれる。コアを搭載した人形は「戦術人形」と呼ばれ、自律人形とは区別される。
スーパー無敵コルフェン特製健康管理プログラム・MAXPro
食事・睡眠・労働の全方面に問題を抱える指揮官の窮状を憂慮したコルフェンが用意した解除不可の貞操帯謎デバイス。
不健康の原因は現在の境遇と過去のトラウマにあったため劇的な改善には至らなかったが、使用することにより一定の効果はあったようだ。
日々塵煙ノルマ達成のために健康を犠牲にする「」揮官の中には、これを欲しがる者も少なくない。
誓約リング
16Labのペルシカリアが送り付けてくる指輪。人形性愛者の極致が如き一品。
前作では人間に贈るような普通の指輪といった扱いだったのだが、本作においては専用装置で脊椎にブスリと突き刺して体内に誓約を刻み込むというヤバめな儀式が必要となった。
誓約を結んだ人形の手には青いリング状のホログラムが表示されるようになり、その状態で好感度を最大まで上げることでリングが金色に変化する。
誓約を結ぶことで人形のメンタルにも影響が及ぶらしく、行ったうえで放置すると危険な事態を引き起こしかねないとかなんとか。いつも通りの16Labクオリティである。
セカンダリレベル
人形のメンタルが有するレベルの一区分。
プライマリレベルが現実世界、ターシャリレベルが無意識領域だとすると、こちらはおおむね意識領域(思考など)の部分に位置する。
休憩中の脳内であったり、ハッキングして電子戦を行ったり、他の存在にバレないようにこっそり通信して会話するといった場合に用いられるレベルである。
SFコンテンツで言う「サイバースペース」とか「電脳通信」とかそういうのに近いものとしてとらえると分かりやすいかもしれない。
接続媒体
人形の基礎パラメータ向上に使える強化アイテム。なぜか真空管のような形状をしている。
流石に人形本人に組み込むわけではなく、ノードチェインという謎装置に装着して消費するものらしい。一度の強化で100本以上消費しているあたり脆いのかもしれない。
実は真空管は放射能の影響を比較的受けにくいという利点が存在するため、そういった効果を期待して本当に真空管を使っている可能性もある…が、詳しい用途は謎に包まれている。
ゼマン・ラリー
「ミーミルの再演・下」で開催された催し。
大物闇ブローカーであるヤクブ・ゼマンが開催した「闇ブローカー出張市場」で行われた自動車レース。
イエローエリアの荒野を爆走して各所の「配送地点」まで「商品」を無傷で届けるもので、現実におけるラリーレイド(クロスカントリーラリー)に近い。
試合中は各車両に搭載された「羅針盤」という位置情報送信装置を用いてレース状況を管理している。
土地や試合形式からして、競技風景は恐らくパリ・ダカールラリーのような雰囲気だと思われる。
表向きの目的は市場に来た顧客のために優秀なキャラバンを選出するためのもので、敵車妨害から生骸襲撃までなんでもありのマ〇オカートめいて暴力的な内容となっている。
さらに、その裏ではヴァリャーグと繋がっているヤクブが「羅針盤」の情報を流しており、それを基にヴァリャーグが参加者を襲撃していた。
しかし、最終日に「羅針盤」の問題が露呈して使用が中止され、更にヴァリャーグが市場や倉庫を襲撃してきたため継続困難に陥った。
結局参加者の殆どは損害を被るか骨折り損となったが、唯一ポルドニッツァだけは「実力」を示したことで新しい取引を成立させ一人勝ちしていた。
戦術人形
スティグマを搭載し、武器を扱えるようになった戦闘に長けた人形のこと。
別にスティグマが無くても武器は扱える(ウルリドなど)が、銃の場合は民生人形と戦術人形とでかなりの差が生じる。
民生人形用SSDボディにスティグマを組み込んで戦術人形化する例(チータやロッタなど)もあれば、最初から強力なSST型戦術人形ボディ(ただしとても高価)やダミー素体を用いる場合もある。
チータのエピソードを見るに、ロクサット連盟の締め付けが厳しくなった現在ではおいそれと強力な戦術人形を保有するのは難しいようだ。
ロクサット連盟設立によって比較的治安がマシになったとはいえ、PMCや警察機関、イエローエリアで活動する人形は任務もしくは自衛のために戦術人形化している。
また、しょっちゅう暴動やテロが起きるせいでアイドル人形自身を戦術人形化しているなどというとんでもない事例もあった。
「外付け装備」
9~10章においてアンドリスが携行していた大型電磁砲。
デール謹製の試作兵器であり、そのせいか劇中正式名称で呼ばれることがない。
対物ライフルほどもある設置型兵器であり、発射すると青白いビームで対象を焼き切る。
ただし発射準備が複雑で時間がかかり、専用の射撃プログラムを使用する関係で容量の大きいアンドリスにしか使用できず、
更には一発撃つだけでバッテリーの大半が消し飛ぶという色々欠陥尽くしの一撃必殺武器となっている。
初の実践投入となった環境調査隊との共同作戦ではアルガリザードにダメージを負わせるも討伐には至らず、
バッテリーも足りなくなってしまったが、その後調査隊メンバーの防護服稼働用バッテリーを総動員して再び使用可能となった。
「狼煙作戦」では崩落した坑道を吹き飛ばすのに使われ、そのまま破棄された。
た行
対人攻撃権限
戦術人形にかけられたセーフティ機能。
意図せず人間に攻撃を加えることを防ぐため、全ての人形に人間への攻撃を禁ずるコマンドが書かれている。
戦術人形を指揮する人物だけ対人攻撃権限を解除することができる。しかし解除は厳格な手順を踏む必要があり、記録・監視が行われる。
前作、およびニューラルクラウドにおいてはかなり厳重なルールとしてラインが引かれていた。
例えばグリフィンのメープルちゃんはイベント『繭中の蝶』において友人の復讐のために過去の罪をネットに晒し上げて対象の人間を自殺に追い込んでいるし、バーバンクセクターでアドミニストレーターをやっていたメリルは過去にデストラップを仕掛けまくった舞台に対象の人間を誘い込んでブチ殺している。
少なくとも2064年までは民間であろうとPMCであろうと「人を殺せない」という制約は強かったようで、人間に対し殺意を持つ人形は少々回りくどい方法を取るしかなかった。
それから10年以上が経過した現在では作劇上の問題か、或いは権利や法律が緩くなったのか人形が独自判断で人を殺す展開自体は割と多くなっており、人間であるヴァリャーグやユナイタスの信者たちが平然と撃ち殺されていたり、G41が賞金ハンターを返り討ちにしていたり、「そよ風」一行が人間の兵士で構成されたマグニ・セキュリティと交戦したりしている。
第二次世界大戦
現実とおおむね同じく、国家が連合国と枢軸国に分かれて争った世界規模の戦争。
前作や本作においても同時代の兵器が数多く登場していることから、ほぼほぼ史実同様の歴史が繰り広げられたとされる。
…が、その裏ではおなじみ架空戦記フリー素材のナチスがコーラップス液を採掘しようとして爆発を引き起こしたり、そのに爆発によって出現したE.L.I.D.が極秘で研究されたりしている。
爆発が起きたライプツィヒ近郊の古代遺跡は「ウルクンデ-01」と名付けられており、後に連合国によるドイツ本土の侵攻時には旧ソ連が遺跡に関する情報をゲット。
ナチスの研究を引き継いだことで遺跡技術に関しては旧ソ連が優位に立ち、その後の東西冷戦時には通常技術はアメリカ、遺跡技術は旧ソ連といったかたちで国家バランスが保たれた。
その後の歴史も概ね現実と同じであり、(少なくとも2020年代辺りまでは)現実と同じ過程を経て前作人形のモチーフとなった銃が開発・製造されている。
第三次世界大戦
2045年から2051年にかけて6年間続いた、三度目の世界大戦。
2030年の北蘭島事件でボロボロになったかつての強大国家たちが、足りない資源の確保を目的として争った世界規模の戦争である。
我らが指揮官さまも(おそらく少年兵や学徒兵のような立ち位置で)経験したことがある…らしい。
直接のきっかけは2035年に北欧で発生した爆発事故『オーロラ事件』であり、中央ヨーロッパがコーラップス放射線で汚染されたことで除染作業や移民を巡るトラブルが勃発する。
更に、経済危機からウクライナでは革命運動が発生。これにEUが介入しようとしたことで東側である新ソ連は西側の侵略行為を疑い始める。
高まった緊張は2044年から政治的対立により始まったドイツ内戦でピークに達し、ドイツ自由民主党を支援するEU(ヨーロッパ連合)およびアメリカら西側諸国と、社会民主党を支援する新ソ連構成国率いる東側との間で遂に第三次大戦が勃発した。
まず最初にお約束の核ミサイルの撃ち合いが発生したが、コーラップス放射線が撒き散らされた影響で衛星通信が壊れており、ミサイル制御が上手くいかなかったため冷戦時に恐れられていたような文明の消失は妨げられた。
核ミサイルが意味を成さないことを知った両陣営は、爆撃機を飛ばして相手国に核を落とすための制空権を巡る戦いを開始。両陣営の航空及び艦隊勢力は激戦の末に壊滅し、多くの都市が破壊される。
最終的にはミサイルも船も飛行機も失い、わずかに残った安全な土地を巡る地上戦に移行。新ソ連は戦術人形の導入によって戦果を挙げ、なんとかアメリカを屈服させることに成功した。
敗北したアメリカでは南米の侵略や南北戦争が勃発し、NATOは消滅。対する新ソ連も戦争を継続できるだけの軍事力はもはや残っておらず、アメリカ同様に国家の枠組みが崩壊する可能性が非常に高くなってしまう。
世界を巻き込んだ大戦は事実上の痛み分けに終わり、その後の社会にも多くの負の遺産を残していくこととなった。
国家の崩壊が相次いだことで戦争後は新たな国家の枠組みであるロクサット主義が台頭し、後のロクサット連盟の基礎となっている。
また、軍隊が影響力を失ったことでPMCが台頭、グリフィンを始めとする各種PMCが治安維持や傭兵業を請け負うことで勢力を拡大していった。
そして戦場で活躍した戦術人形は改良を加えられ、新時代の労働力として人々の生活に溶け込んでいった。
新ソ連正規軍は大戦中に痛手を被ったことで、その後再興のためにとある陰謀を巡らしていく。
ダークエリア
最もコーラップス放射線に汚染されているエリア(10,000ベブリアンを超過)。インパクトのあるロード画面一枚絵が印象的。ブラックエリアとも。
防護服も通信設備も意味もなさず、人間も機械も踏み入ることのできない未知領域。生骸やコーラップス・エピフィラムが大量に生息している。
地表にはドス黒い巨大結晶が何本も生え、そのサイズは高層ビルをも覆い隠すほど。
ターシャリレベル
プライマリレベル(現実)、セカンダリレベル(意識領域)に続く第三エリア。人間でいう無意識の領域。
メンタルがこのエリアにまで制限された人形は最低限必要な機能のみが稼働している状態で、おおむね昏睡とかスリープモードのようなもの。
この段階に陥ると行動も会話もままならなくなる。
ダミーリンクシステム
前作においてグリフィンで広く普及していた概念。
構造的に簡素なダミー人形素体を用意し、本体となる戦術人形が遠隔操作することで個人での作戦遂行能力が大幅に向上する。
…といっても前作のシステム上は「HPが増大するエネルギータンク」みたいな概念でしかなく、戦列歩兵のような棒立ち乱射で戦うことのほうが多かったのだが。
アニメ版や漫画版、公式アンソロといった別媒体では異なるアプローチで表現されていることもあるが、おおむね「本体と同じ姿のダミー人形が複数体同時に動き、戦う」という点は同じ。
資金援助や技術供与、更に政府組織との繋がりがあり、組織規模としても大きめだった10年前のグリフィンだからこそできた、性能は強いが相応に金のかかるシステム。
また当然ながら、鉄血や正規軍、全盛期のパラデウスのようにじゃんじゃか物量戦を仕掛けて突っ込んでくる敵がいたからこそ使わざるを得なかった戦術でもある。
騒乱が終結し、それぞれの組織が小規模となった現在ではダミーリンクを適切に運用できる組織や機会はなく、本作で同システムが使用されることは少ない。
二代目・赤軍ロボなどの例外もあるにはあるが、これも組織というよりはぺぺしゃ自身の所有物であり、比較的安価で交換も容易なイージス素体が用いられている。
長城列車
移動式浄化塔を積んで浄化エリアの境界に敷設された線路を走る機動設備。進駐軍が浄化任務を行なっている。
新たな浄化予定エリアの事前清掃と線路の敷設は精鋭部隊の兵站駐屯軍が担当している。
「チップ」
9~10章のキーアイテム。環境調査隊が手に入れた記録媒体。
ニコライ准尉がマグニ・セキュリティから盗み出したもので、中にはパラデウスとの繋がりを示すマグニとセシュト&ファルベン社の連絡記録がごっそり詰まっている。
セシュトと財団にとっては何としてでも流出を阻止したい代物であり、第三世代人形であるブルースフィアを派遣して奪還を試みた。
ニコライ准尉(だったもの)からディミトリー曹長へと託された後、ブルースフィアとの死闘を制してHIDE404が持ち帰ることに成功。
しかしブルースフィアが最後っ屁にぶっ放した磁気パルスを受けてデータが損傷してしまい、復旧も困難な状態になってしまった。
剔骨作戦
12章「錯位投錨・下」において、オデッサ州政府が発動した特官と非軍事勢力管理局、そして招集に応じた各種PMCによる大規模共同作戦。
(表向きは)ジラードグループが引き起こした機械暴走事件の約半月後、廉価ワクチンによるE.L.I.D.パンデミックの発生とリューリック・ジラード自身による意図的な機械暴走により、オデッサ全域が混乱に陥った。
ほぼ全てのジラードグループ製品にはバックドアが仕込まれており、更にロボットから家電、施設、車両に発電所までありとあらゆるインフラにジラード製品が使用されていたため、各衛星都市は広範囲にわたり被害を受けた。
これを鎮圧すべく、既に現地で対応に当たっていた特官と管理局部隊、そして残存PMCが展開したのが剔骨作戦である。
作戦決行にあたり、州政府はホワイトエリアに一時的に避難民を収容するなどの特例措置を実行。
またODE-07の発電所も爆発の危機に瀕していたが、PMCや管理局部隊の加勢もありなんとか阻止された。
作戦自体は成功したものの、リューリックは逃亡に成功(その後飛行機が墜落)。街も破壊されるなどオデッサ州は少なくない損害を負う事となった。
泥パン
スロバキア北東部・ヤホドナ岩塩鉱山近辺に住む集落の住民が食う、極度の食糧不足が生みだした究極の食品。
名前通りの「岩塩で味付けして自然乾燥させた泥の塊」であり、食ってると満腹感こそ得られるが栄養にならず、そのうち腸に溜まって死ぬ。
常住人口250人に対し毎年この泥が原因で100人以上が死んでいるという有様らしく、調査報告書いわく5年未満で集落は完全消滅するという。
フロッピーディスクサラダやメチがまだマシに思える、文句無しにドルフロ2最悪の料理。
な行
ニター
パラデウス壊滅後の残党が運用する、ネイトの出来損ないの改造人間。茶色い。
戦術人形のような戦闘力とマインドマップを持つところまではネイトと同様だが、洗脳はナノマシン頼り、完全免疫体ではなくE.L.I.D.症状が見られる、そもそもだいぶ弱いなど本家と比較するとかなりの三下。
その代わりかなりの数が量産できているようで、最低でも249体は存在するとされる。
儀式用らしく、ネメシスのような回りくどい言い回しを多用する。
人形
正しくは「生体自律人形」。
人間によく似た外見を持ち、比較的高度なAIメンタルを搭載したロボットで、様々な需要に対応できる。
コーラップス放射線に対する耐性もあるので人間ではいることが難しいエリアでの活動も可能である。
- 第一世代型
- 第三次世界大戦以前~戦時中(~2051年)に開発された人形。イエローエリアの資源を採掘するための作業用ドロイドから始まり、後に人手不足を補うサービス人形に進化、更に戦時中に軍事用途に転用され大幅な技術発展を遂げた。
- AI性能、外見の人間っぽさ共にまだまだ発展途上で、ロボット然としたものが多め。戦争終盤には第二世代に近いものも生まれている。
- 第二世代型
- 戦後(2051年~)、減少した労働力を補うため各分野に携わる人形が増加。前作やニューラルクラウドにおける民生人形や戦術人形は、ごく少数を除きほぼ全てがこの世代に位置する。
- AI性能、外見共にほぼ人間そっくりとなった。人間に与えられた職務は高い水準でこなせるようになったものの自らの意思決定能力は高くなく*2、戦術人形としての運用時は多くの場合人間による指揮が採用されている。
- 第三世代型
- 2071年に発表された、より自律性の高い思考能力を有する最新世代。素体の改良に加えメンタル構造も10年で進歩し、指示待ち型の第二世代型には苦手な高い意思決定能力を擁する。
- 前作に登場した第二世代型の実験部隊であるAR小隊はこれに近い特性を有しており、同部隊メンバーの「RO635」は非公式ながら第三世代型に区分される改良型メンタルを有していた。
- 第三世代型(ジラードグループ)
- 大手企業ジラードグループが開発し、第三世代型に区分されるとした新型人形群。
該当する人形はセクスタンス・ダーチュアなど。特徴としては有機的素材の多用と、鉄血エリート人形のような血色の悪さがある。
新興企業が人形製造事業に参入するにあたっては、本家16Labからの技術盗用などの怪しい疑惑があるとか。 - 単に高性能であるだけではなく何らかの「器」として用途も目論まれていたようで、ブージャム細胞を利用した肉体再生能力などの意味深なギミックが搭載されていた。
- しかし頭脳面では正規品である16Lab版第三世代よりも劣るらしく、AI事情に詳しいダンデライオンからはRO635に劣る模造品に過ぎないと断言されている。
- 大手企業ジラードグループが開発し、第三世代型に区分されるとした新型人形群。
- 第四~第六世代型
- 2090年代頃までに開発された人形。カーボンベースの有機的皮膚や内骨格を有し、X線スキャンやチップ読み込みを駆使しない限り人間とはまったく区別がつかなくなった。
- パン屋作戦の年代にロ連で生み出されたものであり、2時点ではまだ存在しない世代。
パン屋続投人形(ベティなど)は第二世代素体から第六世代素体へとアップデートが行われているらしい。
人形病
衛星都市でよく見られる精神疾患。自身が特権階級のための労働力でしかなく、人間から人形に降格したと感じる病気。
一転して人形への敵意が湧くようになる。
ネイト
パラデウスが編み出した改造人間「NYTO」。素体はクローンだったり孤児だったり死体だったりさまざま。
戦術人形と同じようなマインドマップも有しており、死んだら終わりなことを除けばおおむね戦術人形に近い存在である。
…思い返せばわりとカジュアルに死んでは生き返ってたような気もするが、まぁ某特撮の再生怪人みたいなものなんだろう。たぶん。
本来の目的は遺跡兵器を使うのに必要な「鍵」であるOGASの制御で、それが定着したものだけがネイトとなり、残りは「異性体」として廃棄処分にされる。
たとえネイトになれたとしても下級ネイトは洗脳により自我を奪われるし、上級ネイトはギスギスした険悪すぎる上下関係と政争が待ち受けており、だいぶロクでもない連中揃いである。
前作に登場したネイトはどれも目的に完全には合致せず、ウィリアムからすればその全てが異性体に等しい出来損ないのゴミであった。
そのため洗脳で「お父様」と呼ばせて服従させているにも関わらず、ネイトたちに対しては一切の愛情を向けていない。
唯一、特殊な経緯を経て生まれたダンデライオンは鍵となる力を持つ「完璧なネイト」であったが、彼女はパラデウスではなくグリフィンに味方している。
10年前はたくさんのネイトが存在していたが、パラデウス壊滅に伴い死亡したり脱走したりと姿を消していった。
更に、ネイト製造の第一人者であったラプラスも死亡しており、製造のノウハウに関しては一旦途絶えている…と思われる。
しかし現在でもパラデウス残党の許で活動する黒ネイトの姿が確認されており、全滅したわけではない模様(当時の生き残りかどうかは定かではない)。
ネメシス語自動翻訳機
ヴェプリーの使う多言語翻訳機に着想を経てメイリンによって開発された、ネメシスの発言を解読する装置。
普段は唯一言葉の通じるキャロリックとの口喧嘩ばかりしているため、罵倒語の翻訳精度だけが異常に高い。
改良の甲斐あってタイムラグはありつつも実用レベルにまで達したが…?
狼煙作戦
10章でマグニ・セキュリティの大群に追われつつヤホドナ岩塩鉱山に辿り着き、真相に辿り着いたディミトリーら環境調査隊とHIDE404が実行した作戦。
情報が詰まったチップを外部へと送り届けるための玉砕を前提とする即席の脱出作戦であり、参加した環境調査隊は隊長であるディミトリー含め全員が死亡した。
しかし鉱山設備を用いて引き起こしたガス爆発によりマグニやそれを指揮していたブルースフィアもほぼ壊滅状態となり、HIDE404が救援のエルモ小隊に合流したことで作戦は(一応)完遂された。
は行
バトルライフル
アサルトライフルのうち、大口径(7.62mmなど)で、長射程を生かした運用をされる銃種を指す。
企業では使われずガンマニアの一部が「これって『バトルライフル』じゃない!?」と後から提唱しているだけの用語であり、定義はわりとあいまい。
ドルフロ1では狙撃銃などとひっくるめてRFに分類されている。SCAR-Hなどが該当。
本作ではビヨーカのG28(RFからARに扱いが変更されている)がギリギリ該当する…?
パノラマリモールディング環境システム
クルーデッキ実装と共に解説レポートで突如生えてきた、メイリン謹製(私の自信作です!)の超技術。
簡易的なホロデッキのような屋内投影技術のようで、熱い夏から寒い冬まで自在に体験できるのだとか。
なんと屋内プールまで併設されており、施設の充実度合いに過労死が心配されるレベル。
確かにリモールディング技術を使えば燃やすも凍らすも濡らすも自由だが、それをこういった形で実現するあたりはメイリンの持つ異常な技術力が垣間見える。
バラクーダ
かつて冷戦中に旧ソビエト連邦が開発していた、凶悪な攻撃性能と異常な堅牢さを併せ持つ遺跡兵器。前作の重要アイテムのひとつ。
設定だけの存在でありその全体像は定かではないが、おおよそ幅8mほどで名状しがたい生物的外見をしているとされる。
かつてナチスが研究していたドイツにある古代遺跡「ウルクンデ-01」から出てきた技術が元になっており、復元実験に成功したのは1961年。当初は「Идиот(イジオート、英名「モロン」)」と名付けられていた。
イジオート自体は旧ソ連のネットワーク技術が未発達で制御に難があったが、1962年のキューバ危機では核ミサイルに相当する戦略兵器として扱われるなどした。
その後、ネットワーク技術の発達により連携制御が可能となり、実用可能な戦略兵器「バラクーダ」として1971年頃に完成している。
同じく遺跡技術を用いている「OGAS」とは制御用AI、「バラクーダノード」とは制御装置、「モルスカヤズヴィズダー」とは中央管制センターの関係にある。
1981年にアフガン紛争で初めて実践投入され、CIAの訓練キャンプを破壊、1000人の武装兵士を即座に抹殺して兵器としての有効性を証明。
が、その性能は優秀を通り越して異常なほどで、対戦車兵器や砲撃でも一切のダメージが与えられず、常時1000度を超える超高熱で経路を焼き払いながら進むという恐ろしいテスト結果が出た。
突っ込めば建物だろうと真っ二つにされ、周囲一帯はコーラップスに汚染されるという「使い過ぎると汚染で地球が滅ぶ」という核兵器相当の危険性を孕んだ兵器であることが判明し、結局さすがの旧ソ連もそれ以上の実践使用は見送ることに。
当時既にさまざまな遺跡兵器研究が深刻な汚染を引き起こしたことから規制の声が上がり始めており、同年中に「遺跡兵器制限条約」が締結。バラクーダは実践投入早々に禁断の兵器の烙印を押され封印されることとなった。
所有国であった旧ソ連は1991年に崩壊。バラクーダ関連技術に関わっていた開発者らも解散し、遺跡技術の研究は一旦途絶える。
その後旧ソ連だった国はロシア・新ソ連と名前や形態が変わっていくが、第三次世界大戦などでも遺跡兵器は依然として封印され続け、バラクーダが兵器として使われることはなかった。
しかし、時は流れて2060年代。第三次世界大戦が圧倒的勝利ではなく「平和条約」で終わったこと、そして新たにロクサット主義が台頭しつつあることを快く思わないカーター将軍ら新ソ連正規軍はかつて旧ソ連が封印した遺跡兵器の存在に着目。
バラクーダの封印を解いて敵国に対して使用し、再び新ソ連の地盤を強固とすることを画策した。
バラクーダを動かすためにOGASが必要だったカーター将軍は同じくOGASを欲するウィリアムと手を組み、様々な手段を用いてバラクーダ掌握のために暗躍していく。
バラクーダノード
遺跡兵器である「バラクーダ」を動かす制御マシーン的ななんか。前作の重要アイテムのひとつ。
こちらも旧ソ連製で、おそらくバラクーダ本体およびOGASと同時開発。条約締結によりバラクーダ共々封印された。
「ノード」の名の通り、同じく遺跡技術を用いたAIネットワークであるOGASと接続することで中継点としてバラクーダの起動・制御が行えるようになる。
鉄血工造のボスであるエリザはこのノード(に含まれているOGAS)のリバースエンジニアリングとM4A1(の元になった少女)の脳データを合体させて作られている。
集めるとなんかイイことがあるらしく、たまにドラゴンボール的な扱われ方をされる。
フォ一スシ一ルド
主に弾丸などから装着者を防護する目的で用いられる、個人携行型のシールド。
スターウォーズでいうドロイデカのデフレクター・シールドに近い描き方をされており、青白い球面を展開して範囲外からの攻撃を防ぐことができる。
前作ではトンプソンやMP5といったタンク役の人形が所持していたスキルで、展開すると一定時間無敵となり全ての攻撃を耐え抜くことが出来る超強力なテクノロジー。
発動までの長さが欠点だったが完全無敵というメリットは大きく、同スキルを持つ3名はいずれも優秀な人形として前作指揮官から高く評価されていた。
10年後の本作においても「依頼人」との交渉の場においてメイリンが護身用にエルモ号にあったものを携行する形で登場。
指揮官の暗殺を試みたイライニンサンが不意打ち気味に放った拳銃弾を受け止め、メイリンの命を守るという心強い性能を見せつけた。
…のだが、やはりシナリオ的には便利すぎる技術だったのか「弾丸一発ごとに消費される形式」という形で描写されており乱用は出来なくなっている。
ゲーム内でもフロストバリアや元金防御といった防弾技術は引き続き登場するものの、リアルタイムではなくターン制となったため「一定時間完全無敵」という超性能ではなくなった。
その代わりとして「張ると追加の体力ゲージが与えられ、攻撃を受けてもそちらが先に消費される」という形に落ち着いている。
ブレスウォーター
「人形病」の治療薬と言われているが効果は薄く、強力な中毒性を備えた違法ドラッグ。
長期的に摂取すれば精神の錯乱や激しい被害妄想に囚われ、現実と妄想の区別がつかなくなる。
プロトコル
正しくはメフィスト・プロトコル。
作中ではほとんど説明がないが、グリフィンの戦術人形たちが指揮官のもとに結集できず、初期に所属する人形たちに元グリフィン所属の人形が殆どいなかった理由の一つでもある。
政治的に元グリフィンの戦術人形がエルモ号のもとに所属することには強制的に制限が掛けられている。
とはいえ色んなところから元グリフィン人形をナンパ拾ってきたり、押しかけてきたりと厳密に守られてるかと言えば怪しいところではあるが。
メタ的に言うと前作からのキャラ引継ぎができないという意味合いもある。
ブージャム
生物と植物が複数体集まって悪魔合体した、巨大な生骸。
生身の人間はおろか、戦闘力に優れた戦術人形でさえも対処できない非常に危険な生物であり、周囲の人々の生活を脅かしている。
更に、元となった種などに関係なく他の生骸の集団を従えることができ、群れで行動し襲撃を行うという変わった生態も持つ。
撃破の為には戦車や機甲でも持ち出す必要があり、たとえロ連の正規軍であろうと撃破は困難を極める。
イエローエリアでの噂話によれば、コーラップス・エピフィラムが開花するなどの急激な放射能被爆によって生き物がブージャムへと変異することがあるのだとか。
パラデウスにより研究されている「ヘレナ」の一部は、なぜかこれらのブージャムを制御する能力を持っている。
出現が確認され始めたのは2070年ごろと、割と最近になってから。
その一部の正体は潜伏中のパラデウスが製造する、かつての白い兵士に代わる新たな生物兵器。
地下施設で製造され、誘拐してきた人間や生き物、或いは信者たちを素材として植物と掛け合わせて作られていた。
掛け合わせるパターンは色々あり、それによって異なるブージャムが完成するらしい。ただし、必ず植物が媒介とされるようだ。
完成後も他の生物を融合吸収する能力を有しており、劇中ではニターが集めた信者を自殺させて餌としていた。
これに該当する準パラデウス個体は「エフロシルト」「ゲジシルト」など。
一般的な説の通り急激な放射線被爆によって生まれるのも事実のようで、10章の「アルガリザード」はコーラップス・エピフィラムを用いて自然発生的に変異している。
とはいえ2070年までは存在しなかった生物であり、やはりエピフィラムの品種改良などといった何かしらの人為的結果によるものの可能性も無くはない。
名前の由来は、ルイス・キャロルのナンセンス詩『スナーク狩り 8章の苦悶』に登場する架空生物スナークの一種「ブージャム」から。
スナークの中では最も危険で、遭遇してしまった者は「突然静かに消えうせて、二度と現れることはない」とされる。
ブージャム細胞
ジラードグループ製の第三世代人形に使用されているらしき新技術。
名前の通りブージャムの変異性を応用・制御した有機パーツのようで、修復作業を行わずとも単独で自己修復できるという画期的な機能を持つ。前作にも欲しかった…
作中では流浪のセクスタンスを指揮官が鹵獲した際に発覚し、修復機能を用いて破損状態から自律稼働状態まで復帰させることに成功している。
並行世界
多元宇宙論、マルチバース、パラレルワールドとも。
ある程度深く踏み込んでドルフロシリーズを語る上では避けては通れない、作中の最深・根幹に位置する概念。
「宇宙は異なる歴史を辿った複数の次元に分かれている」とする、主にサイエンス・フィクション方面でよく用いられる考え方。
古くは「高い城の男」(ナチスが勝利し、米国を支配する)、「発狂した宇宙」(へぼい三文小説世界に飛ばされる)といった古典的SF小説に始まり、
「新スタートレック」「2つの世界のフラッシュ」「シークレットウォーズ」といったスペースオペラ・アメコミでの多用によって世界中のお茶の間に浸透していった。
日本においても仮面ライダーやウルトラマンを始めとした特撮でよく用いられる便利なコラボ用概念であり、また一部オタクには「シュタインズ・ゲート」でも馴染み深いだろう。
ドルフロというコンテンツにおいては主にシリアス寄りの使われ方をしており、メインのタイムラインの他に数多のバッドエンド(失敗した世界線)が存在する。
現状唯一の「神」であるルニシアが観測者としての立場を務めており、世界の破滅を阻止すべく世界に裏から干渉している…とされる。
ドルフロ2内の出来事(2074年)も例外ではなく、チュートリアルと後の本編で展開が異なるのもルニシアが行ったリセマラの結果なのでは?という説も。
また他作品とのコラボでも前作後半になるとこの概念が用いられるようになり、邪神が暮らす神保町と繋がったり別の中華スマホFPSと繋がったりしていた。
同IPの外伝的コンテンツである『Fire Control』や『指尖突围』も別の平行世界での出来事という形で語られている。
北蘭島事件
読み方は「ベイラン島」。中国・上海の北蘭島で2030年に発生した大事件であり、当事件をきっかけとして全世界規模のコーラップス汚染が発生した*3。
元々北蘭島には構造が超絶ガバガバな古代遺跡があり、民間掘削作業中にうっかり破られた際に地表にコーラップス放射線が漏れだして被害を受けるという事件が発生していた。当初中国当局はこれを隠蔽し、北蘭島を封鎖することで事態を収束させようとする。
しかし、2030年1月17日、7人の中学生のガキが杜撰な封鎖を突破して遺跡内に侵入。当然ながらE.L.I.D.感染者の大群に襲われることとなり、慌てた武装警察は少数の隊員を送り込んで子供たちを救出しようとする。
遺跡から押し寄せる化け物を封じ込めるために爆薬で入口を吹っ飛ばして閉鎖しようとした武装警察だが、建築基準法違反の古代遺跡はなんとこの爆発で倒壊した。
崩壊によって圧縮されたコーラップス液は限界を迎えて超巨大な爆発を引き起こし、コーラップス液を含んだキノコ雲は成層圏にまで到達。その後世界各地へと伝播していった。
爆心地であるサンボーン本社所在地の上海とその周辺都市は瞬く間に壊滅し、爆発から1時間で4億人が死亡。最終的に約8億7000万人が死亡する未曽有の大災害へと発展していった。
地球規模で見ても約3割ほどの地域が居住不能となり、衛星通信は途絶。農業や工業も大打撃を受けてしまう。前作の登場銃器が現代までなのもだいたいこれのせい
西欧では再び非汚染地域を狙った植民地主義が台頭し、経済状況が悪化した国同士の関係も悪化、最終的に15年後の「第三次大戦」の勃発へと繋がっていくこととなる。
ベースコマンド
主に第一世代後期~第二世代人形の製造時に設定される根幹の命令で、過去を持たずに生まれる人形のための「人格」や「生き方」とでも言うべきもの。
通常の人間は成長の過程で色々なことを学び、それによって好き嫌いや趣味嗜好といった性格が形成されていくが、人形の場合はその過程が存在しないまま完成品として製造される。
このため、出荷時点で人形に人間に近い感情を持たせるためには、人生の代わりとなる性格情報をあらかじめ用意しておく必要がある。
そこで、第二世代では基本的に出荷時に基本的なベースコマンドを用意しておき、人形の起動後はそれを常に参照しながら生きていくようになっている。
用途によってはベースコマンドを用意しなかったり簡易的なデータベース入力のみで済ませることもあり、その場合は感情の起伏が少なく、事務的・無機質な性格となりがち。
ただし学習と教育によって後天的に帰属意識や性格が芽生えることもあるようで、必ずしも第二世代人形における必須要素と言うわけでもないらしい。
実際めつきわるいさんなどの例外もごく少数存在するが、人形と言えど相応の教育コストを要求されてしまうため上流階級での採用に留まったようだ。
「大食い」「社交的」「イタズラっ子」「ツンデレ」といった実用性はともかく人間にも多く見られるベースコマンドも多い一方、
「バカ酒飲み」「特定国家に対する並々ならぬヘイト」「のじゃロリ」「人間が苦手」「語尾が変」などといった設定担当者の正気を疑うような変なベースコマンドも存在し、自身の根幹を為すはずのそれに逆に苦しめられる人形もいる。
さらにメンタルに異常が起きることにより自分を人間だと思い込むこともあるようで、色物揃いのグリフィン人形を支えていた便利な設定である。
ただしその後の豊富な人生経験によってある程度克服することも可能なようで、演奏家として作られた後にアクション俳優に転身した絳雨や国家ヘイトを克服したスオミのような例もある。
第三世代以降はベースコマンドは縮小・撤廃されるようになり、人形自身の経験を基にしてより柔軟な人格形成を見込めるようになっている。
ベクトルエンジン
本作の要所で言及されることのある、波動エンジンめいたなんか。
主人公一行の拠点であるエルモ号の動力源であり、またODE-07衛星都市に位置するセレーネ発電所では発電にも利用されている。
技術的には不明な部分が多く、燃料源も謎。(少なくともイエローエリアでそこそこ手に入るものではあるらしい)
巨大移動基地であるエルモ号を牽引できるものすごいパワーと燃費を誇り、それでいて凄腕整備士一人をサービス残業させれば動く程度の高い整備性も有している。
エルモ号の製造時期を考えると少なくとも10年ほど前から実用化自体はされているが、サイズ的な制約があるのかガソリン車を凌駕するほどの普及率ではない模様。
ヘレナ
オルログ財団傘下の各企業と協力体制となったパラデウスが新たに研究中の、コーラップス放射線への免疫力を持つ個体群。
兵器としての側面も持っていたかつての「ネイト」とは異なり、その姿はピンク髪の非力な少女。
人為的に製造されているはずだが、なぜか自然発生的な免疫体に見られる「コーラップス放射線のない環境に置かれると体調が不安定になる」という特性を持っている。
恐らくは「最初のヘレナ」をベースとして、研究のために製造された実験体。
「花畑」と呼ばれるヒガンめいた意識共有空間を有しており、その描写によれば既にかなりの数の「ヘレナ」が存在しているらしい。
財団傘下のジラードグループとセシュト&ファルベングループはパラデウスからヘレナを運び出し、抽出した組織液を用いて工場で特殊な抗E.L.I.D.ワクチンを製造しており、
そのうちのひとりが指揮官が成り行きでジラードグループ(の下請けで輸送業務やってたボンボン)から奪うことになった「E-Helena-O43」である。
また、パラデウスの本拠地ではブージャムの製造や制御といった過程でヘレナたちの持つ能力を利用しているほか、
前作におけるネイトと同じく「遺跡を開く鍵」としての利用法も模索しており、実験体としていろいろ使い勝手は良いらしい。
星の風計画
イベントストーリでほとんど単語だけが登場した謎の計画。
- イベント「影に生きる者」(過去2071年)で登場した
《第3世代人形の技術最適とアップグレードに必要なサンプルリスト》においてリストアップされた大勢の人形の中に、
備考として『「星の風」計画の参加者』が存在した。
- イベント「ミーミルの再演」にて、ペリーを影から助け、エルモ号に人知れず侵入した「??」が言及した。
やっと終わった……あの子を助けた甲斐があった。 パラデウスの目を盗んで、情報を送る機会を得られたんだから。 あとは待つだけ……もう少しだ。「星の風」が、報せを運ぶ。
ボルトアクション
一発撃つたびにハンドルを握り、遊底(ボルト)を操作して排莢・次弾装填を行う機構。
オートマチックに比べて連射力で大幅に劣る一方、射撃精度や耐久性・信頼性に優れているのが特徴。
現在ではアサルトライフルの台頭によって主流ではなくなったが、精度第一のスナイパーライフルや堅牢さが求められる対物ライフルの機構としては未だに採用されている。
該当キャラは春田さん(M1903)、モシン・ナガン(Mosin Nagant M1891)、ドシェヴニ(KSVK)など。
ホロスコープ計画
ジラード所属の第三世代人形であるダーチュアおよびセクスタンスが配備されていたとされる、何らかの計画。
「ホロスコープ」とは西洋占星術に用いる天体図を示す言葉。
詳細が明らかになる前にセクスタンスはジラードに廃棄され、ダーチュアもジラードを裏切ってしまった為、特に概要が明かされることなく脚本から一旦フェードアウトした。
ホワイトエリア
完全に浄化作業が完了した、コーラップス放射線の存在しない安全地帯。
巨大隔離壁とフィルターによりシャットアウトされており、内部は人類の生存に適した気温や湿度が常に保たれている。
ホワイトエリア都市
ホワイトエリア内に建造された計画都市。周囲をグリーンエリアの衛星都市が取り囲んでいる。
周囲の各衛星都市が「ODE」や「CHE」など省略アルファベット表記+数字で各セクターを現しているのに対し、
その中心に位置するホワイトエリア都市は「オデッサ」「チェルカースィ」といった元の地名をそのまま名乗っているらしい。
スーパーシティと呼ばれる美しい高層ビル群が立ち並び、普通のSF世界といった感じで発展に成功している。
しかし住めるのは上流階級に限られ、その生活はグリーンエリアで働く一般市民の犠牲の上に成り立っている。
大企業の本社もこのあたりに位置しており、人形製造のトップシェアを誇るI.O.P.本社も現在はホワイトエリア都市内に存在するのだという。
ポンプアクション
撃つたびにガッション!とスライドを前後させ、排莢と装填を行う機構。
「チューブ」と呼ばれる部分(銃身の下に付いている、もう一つの筒)に弾丸が順番にねじ込まれており、すらりとした見た目をしている。
構造の都合で角ばった弾頭でないと詰まってしまうため、もっぱらショットガンに使われがち。
該当キャラはロッタ(M1 SUPER90)、秋樺(97式散)など。
なおおでぶの使うSPAS-12はショットガンにしては珍しくオートとポンプの切り替え式だったりする。そのせいで重量が増加気味。
ま行
マークスマン
選抜射手、分隊狙撃手とも。一般的なアサルトライフルでは届かない長射程を攻撃するポジション。
バトルライフル、マークスマンライフル、セミオート狙撃銃などで武装する。
いわゆるスナイパーとは違い、他の歩兵とともに部隊行動を行う歩兵分隊の一員である。
本作では対物ライフルのようなごっつい銃を持った人形も登場するが、彼女らも実際のポジションとしてはスナイパーよりマークスマンに近い。
米酒
「みーちゅ」。中華圏で製造されている(いた?)酒であり、メイリンの好物。
休憩室で作業中のメイリンがしょっちゅう飲んでいるのもこれ。有識者によれば米焼酎などに近いとかなんとか。
過去に未成年飲酒をやっていた疑惑があり、ポルドニッツァに醸造させたノンアル米酒を飲ませたはずが酔っ払って倒れたりしていた。「よし出来たぞ、『連盟法違反』だ」
味についてはいくつかの説があるが、日本では「台湾米酒」が入手しやすく味も近いのではないかとされる。
実際は飲んで味を楽しむものというより料理に突っ込んで味を調えるために使う事の方が多いようだが…
食料危機に直面しているはずの2074年のウクライナで手に入る「米の酒」がどういう方法で製造されているのかについては謎が多く、彼女の飲む米酒が現代のそれと全く違う可能性も無くはない。
実はカルモトリンとか使っているのかもしれない。公式レシピ本の刊行が待たれる。
味覚モジュール
人形に搭載できるオプションパーツのひとつ。
口に入れた食材の味わいをデータに変換するもので、人形はこれがないと料理を楽しむことができない。
一見すると生きる上で大切な機能のように思われがちだがこの世界では人形と一緒に食事を摂る人間は異常性愛者ごく少数であり、従って人形自身の興味関心次第で付いていないこともよくある。
例外として、仮想空間上であるマグラシアの人形たちは皆モジュールなしに食事を楽しむことができる(実際の食品を食べているわけではないが)。
料理を得意とするサブリナや秋樺、ズッケロ小隊などは高性能なものを搭載している一方、グローザやコルフェン(軍所属時)などは付けていない。
民生用人形
戦術人形とは異なり、サービス業や各種労働に従事する人形たちを指す区分。
当然人の形をしているので武器を扱う事自体は誰でも出来るが、専用のスティグマを組み込まれているちゃんとした戦術人形と比較すればかなり弱い。
ロクサット連盟の成立から10年経った現在では前作のグリフィン所属人形を含め大半が民生用となった。
メフィスト・プロトコル
指揮官のグリフィン退職に伴い用意された、指揮官と人形の接触を禁じる規定。単にプロトコルとも。
前作における一連の任務終了後、指揮官が「部下の人形たちが自由に暮らす権利」を保証してもらうべく保安局のとある幹部に頼み込んだことで締結された。
これによりロクサット連盟の国家機密に関連する数多の重大事件に関与したにも関わらず、彼女たち元戦術人形は破棄処分やデータ消去が行われることなく、
また拘束・監視されることもなく人間社会に出て自由に職を選び、或いは気ままに各地を放浪したり、新興PMCを設立したりといった道を選べるようになったという。
しかし保安局としては稀代の女たらしで優秀なリーダー、そしてロクサット連盟設立時の暗部にもある程度関わった指揮官が部下の人形たちと再度合流する事態は避けたい。
そこでお偉方はペナルティとして、「プロトコルに違反して合流した場合、保安局次第で人形たちと指揮官の得た権利を停止し拘束する権限」を握った。
また、人形たちのほうも指揮官の居場所を捜索・連絡・接触するといった行為を禁止され、迂闊に出会えないようになっている。
メアド特定して毎年メール送りまくってる奴なんかもいるあたり、人形のほうの基準はそこまでキツいわけではないらしい。
荒野で隠居する気マンマンだった指揮官は全く気にせずに去って行ったが、部下の人形たちはこの規定によりかつての愛人を探し当てるのに苦労することになった。
対象はあくまで元グリフィン所属の人形に限られるため、ネメシスやキャロリック、コルフェンといった新規組はプロトコルの対象外。
…が、イベント「ガラス島を行く者」ではスオミが長居したのに対し、エルモ号宛にスパムメール紛いの警告が送りつけられるという思ったより緩めな内容が判明。
この時点でグローザがエルモ号の中心人物となっていることもどうやら把握されており、何らかの理由により権限を行使せず見逃されているようだ。元保安局出身である隊長の怪しさが増してる…
更に、ダンデライオン曰く「偶然会っただけならセーフ」とのことで、イベント「失意の翼の中で」では黛煙と指揮官を別の用事で呼び出すというガバガバな裏技で引き合わせた。
結局、世界情勢の悪化と共にこのプロトコルは無視されていくことになり、かつての愛人仲間たちが再び指揮官の許へと結集しつつある。
メンタル
人形の人格を搭載したモジュール化データ。
いわゆる人形の「魂」と呼べるもの。
別名「メンタルモデル」。自律人形の感情や記憶データのバックアップ化を可能とする技術。
2057年、I.O.P.の資金援助を受けて、名義上は42LABに隷属する16LABが立ち上げられた。
同年、42LABが「メンタルモデル」プロジェクトを開始。人形のメンタルデータをクラウドにアップロードし、損傷により素体と共にメンタルデータが失われるリスクを抑えることを目標とした。
2060年末、研究は成功し、「メンタルモデル」 技術が確立された。
メチ
独特な食感が特徴の「焼肉のようなもの」。
ソーセージのような形状をした食品であり、サージャが拠点とする地下居住施設において好んで食されている。反対に、外の人間からの評判はいまいち。
その正体は付近の地中に生息する虫。材料の虫がコーラップス放射線耐性を持つことから、一部住民の間ではメチをたくさん食べることで自らの耐性も高めることができると信じられている。
現実世界でも代替肉として昆虫や芋虫などが用いられる事例はあり、スイスではミールワームを挽肉風に加工したハンバーグも実際に市販されている。
メチの生産工程は不明だが、恐らく「ちょっとエビっぽい味の挽肉」ぐらいのものを想像すればおおよそ正解だろう。
元ネタはおそらくルーマニア料理の「ミチ」と呼ばれる肉料理。本来は牛肉や羊肉にコショウやハーブを混ぜて挽き肉にしたものを円筒状にしてから焼いた皮無しソーセージや肉巻きのようなもの。
昔はちゃんと肉を使っていたもののイエローエリアの情勢では代替肉として虫を…という変遷を辿ったのだと推測できる。
指揮官たちもオデッサを出た後にダーチュアに騙されてキエフとは真逆の方向のイエローエリアに進んでしまったことから、おそらくサージャの拠点はモルドバとの国境寄りのルーマニア領にあるのかもしれない。
ちなみにミチは表記揺れなのか別名なのか「ミティティ」とも呼ばれている。ミティティ~~~~~~~~!!!!うるさいよ…
メモリ
大量に獲得でき、どの人形にも使用できる汎用ギフト。ポジションとしては前作の『ショートケーキ』に似た代物。
前作ではフロッピーディスクが記録媒体として用いられていたが、10年経過したことによりHDDに大幅進化したらしい。
ノーマルメモリ(16GB)、大容量メモリ(32GB)、次世代メモリ(64GB)の三種類が存在し、容量が大きいほど好感度上昇が大きい。
他のギフトと比べて入手しやすく与えやすい為、人形好感度上昇の最も効率的な手段として指揮官に多用されている。
「16GBのメモリ100枚貰って嬉しいのか?」という点は「」揮官の間で議論の種となっている。
や行
ユナイタス
パラデウスが用いる、洗脳を施した一般団員。
ニターらと共に儀式運営スタッフや一部説法の担当、または危険な現場における使い捨て労働力として活動しているらしい。
Unitasとはラテン語で「団結」などを意味する言葉。
信者を集めるためにイエローエリアのELID症状に苦しむ住民が選ばれることが多いようで、その「奇跡」のウワサを聞きつけた他の住民はこぞって儀式に参加するのだという。
ら行
烙印
- 烙印システム
- スティグマ・システムのこと。
- メンタルコアに銃の情報を焼き付けて特定の銃種の扱いを向上させる技術。
- 指揮官の烙印
- かつてグリフィンが雇用した戦術人形に施していたらしき、権限の書き変えに対抗できる機能。恐らくスティグマ・システムとは別種のもの。
- 一定の条件が揃うと一時的に発動し、現在の所属権限を飛び越えて素体の制御権を所有者から取り戻せるらしい。
- 当時のグリフィン人形は常に傘ウイルスなどによるハッキング&洗脳の危険に晒されまくっていたため、そういった脅威に対抗する目的で開発されたものと思われる。
- 鉄血鎮圧やグリフィン解体が終わった後は長らく無意味なプログラムと化していたが保安局は撤廃しておくのを忘れていたようで、
- イベント「ワンダーランド」においてはフローレンスが権限を奪われた際に発動し、事件解決の切っ掛けとなった。
- ぽっと出の上に上述のものと混同しかねない紛らわしい設定だ
- かつてグリフィンが雇用した戦術人形に施していたらしき、権限の書き変えに対抗できる機能。恐らくスティグマ・システムとは別種のもの。
羅針盤
ヤクブ・ゼマンが主催するレース「ゼマンラリー」で使用されていた位置情報送信装置。
ラリーに参加する全車両に装着し、レース状況を管理していた。
しかし、その裏ではヴァリャーグにも位置情報が共有されており、車両の襲撃を助ける役割も負っていた。
逆コーラップス
コーラップス粒子を用いたテクノロジー。リ・コーラップスと読む。
本来は物質を崩壊させてしまうコーラップス放射線の特性を逆転させて、物質やエネルギーを無から生成しちゃおうというのがこの技術のコンセプトである。
実質的に3Dプリンターや転送技術に近いもので、本作におけるリモールディング・パターンやダーチュアの見せたスーパーロボット化もこの技術を応用したもの。
SF作品好きにとっては『スター・トレック』の「レプリケーター」などでおなじみの技術。
研究開始は少なくとも2030年代とそれなりに古く、長年この夢のテクノロジー実現のために試行錯誤が続けられている。
ロ連では2070年代にようやく最新技術として携行サイズで実用化しているほか、ホワイトエリアではスヴァローグ重工によって発電のためのエネルギー生成に用いられている。
より研究の進んでいる南極連邦では、発電以外にもスパコンの性能向上などにも使用されているとか。
リターン・トゥ・ゼロ
2060年に発生した事件。
帰零事件、Wipe-off Incidentなど翻訳により表記が異なる。
仮想空間マグラシアスーパークラウドの正式テスト稼働中に発生した事故で、これにより参加していた人形のメンタルが行方知れずとなった。
また、同計画の責任者であるイリダ教授も行方知れずとなってしまう。
その後ニューラルクラウド計画自体は成功し、メンタルを喪った一部の人形はグリフィンで戦術人形となる。
クラウドの一部復旧と人形の再稼働開始までには3年がかかり、2063年に突如現れた新たな「教授」によって事件の収束が図られた。
リボルバー
回転式銃。
弾倉となるシリンダー部分が回転(revolving)するタイプの銃器を指す分類。ごくまれにライフルでも採用されている構造だが、基本的には拳銃が多め。
オートマチックよりも構造が単純であり、つまりは「頑丈で壊れる要因が少ない」ということで、オートが主流となった現在でも一部で未だに使われ続けているスタイルである。
勘違いされがちだが、別にリボルバーだからといってジャム(弾詰まり)が起こらないわけではなく、整備不良、弾薬の不一致、劣化、弾丸の癒着といった要因により給弾不良や暴発が起こる可能性はある。
また「安全装置がない」というのも西部劇に出てくる銃のような遥か昔の話であり、20世紀以降のリボルバーは安全装置が搭載されているものも多い。
該当キャラはナガンおばあちゃん(ナガンM1895)、セクスタンス(銃種不明)。
なお、おばあちゃんは西部開拓時代の終わりごろの生まれなので安全装置は付いていない*4。
リモールディング・パターン
正式名称「コーラップス・エピフィラム培養及び逆コーラップス擬態装置」。
この装置を使うことですごい力が生成され、人形たちが強化される。
この装置の原理を説明するためには「コーラップス・エピフィラム」と「逆コーラップス」についてまず説明する必要がある。
コーラップス・エピフィラムは成長中にはコーラップス放射能を貯めこみ、開花時に貯めこんだコーラップス放射能を放出する植物、
逆コーラップスはコーラップス放射能を用いた物質の生成を行う現象。
この2つを踏まえて解説を行う。
まず装置内で人造コーラップス・エピフィラムを成長、リモールディング・パターン使用時に、コーラップス・エピフィラムを開花させコーラップス放射能を放出させる。
そしてその放出させたコーラップス放射能を用いて逆コーラップスを促し、エネルギーの再構築を行うという装置。
劇中でダーチュアが周りの資材を集めてでっかいロボになったりするのは、主にこの装置によるもの。
また各戦術人形のスキル発動にも関わっており、味方の各プレイアブルキャラクターは体のどこかしら(だいたい手の届く位置)に装着している*5。
- リモールディングパターンでできること
- 着火する
- 凍らせる
- 濡らす
- 毒を撒く
- 修復する
- シールドを張る
- 鉄屑集めてロボになる
- 帯電状態で超高速移動する
- 空高く発射して仲間全員の能力を向上させる
レッドエリア
重度の汚染が確認されるエリア(150~10,000ベブリアン)。おおよそ人の住める環境ではなく、コーラップスストームが吹き荒れ生骸が闊歩する過酷な世界が広がっている。
人間はおろか機械も放射線の影響を免れず、舞台としての出番はほぼ皆無。
地表は放射線の影響で結晶化し、コーラップス・エピフィラムが群生している。
ロクサット主義
国連組織である遺跡署の局長であったレーダー・アルベルト・ロクサット先生が提唱し、数多くの信奉者を生んだ主張。
ロクサット先生は2030年に北蘭島事件によって極東が壊滅したのを目の当たりにし、そして現地政府が国家の都合で隠蔽や隔離を行いその場をしのごうとする姿に絶望。
国同士が勝手に行動していがみ合ってちゃ世界が滅ぶだけだろ!と一念発起した先生は、世界存続の唯一の方法として「単一国家樹立」というドデカい思想を打ち立てた。
あいにくロクサット先生は2033年に世界が如何にヤバいかを記した報告書をインターネットに暴露して拳銃自殺してしまうが、彼に同調した人々は先生の主張を継承。
そのうち彼らは2つの派閥に分かれ、異なる運命を辿ることとなった。
派閥のひとつは「ビーコン計画」を信奉するビーコニスト。彼らは南極で発見されたホロウ・シティに移り、選ばれた人々と共にその中に引きこもることで人類を存続させようと考えた。
そしてもう一つは「プロメテウス計画」を信奉するプロメシアンズ。彼らは各国の政界に入り込み、自動化された巨大単一国家の樹立によって壊れた世界を再興しようと考えた。
それぞれの派閥の目的は2045年に南極連邦が、2064年にロクサット連盟が樹立したことで達成され、30年をかけて世界はようやく安定期に辿り着くこととなった。
しかし、排他的なビーコニストはプロメシアンズを見下し、プロメシアンズもまたビーコニストを希望を捨てた臆病者と軽蔑していた。
この両者の対立は、巡り巡って後の大戦争へと繋がっていく。
わ行
ワクチン
- 正規ワクチン
- 抗E.L.I.D.作用を持つ通常のワクチン。政府に認可された各種医療メーカーが製造・出荷し、政府によって接種が行われる。
- 性能はまともだがいかんせん数が少なく、受けられるのはホワイトエリアの金持ちやグリーンエリアの上位層のみ。
あぶれた層は良くて横流しされた不適合ワクチンを、最悪の場合違法ワクチンやエウティスのような危険ドラッグに手を染めることになる。
- 廉価ワクチン
- ジラードグループとセシュト&ファルベンが共謀して生産していた安物のワクチン。
- 正規ワクチンを接種できない貧困層の人々、そしてイエローエリアの弱小PMCなどの住民などに向けて裏のルートで流通していた代物。
- その正体は「接種直後は効能があり、全く症状を発症せず検査もすり抜けるが、数日後にE.L.I.D.症状が加速して急に発症する」というとんでもない毒物だった。
また潜伏期間を伸ばすため、完全免疫体であるヘレナたちから培養した体組織を使用していたことが示唆されている。 - 本来は流通を制御して定期的にグリーンエリアで小規模パンデミックを引き起こし、それをジラードグループが解決するというマッチポンプで金儲けをするために製造されていた。
しかし、黒幕がジラード製機械の暴走事件を引き起こして検査ゲートを麻痺させ、その上非軍事勢力管理局に要請を出して弱小PMCを大量に市内へ呼び込んだことにより市内全域で大規模パンデミックが発生。 - さらにはそのワクチン製造に利用した工場を賠償金支払いに困っていたジラードに「譲渡」することで責任を押し付け、ジラードグループは機械の暴走とパンデミックの責任を両方背負わされることとなった。
- オルフィ診療所のワクチン
- イエローエリアで診療所を営むオルフィアが極秘に製造していた違法ワクチン。
- こういったものには珍しく効き目自体は抜群だが、それもそのはず、製造にはパラデウスから提供された完全免疫体の組織液が使用されていた。
- 製造過程においてもヴァリャーグに薬品材料の略奪を依頼したり、一部患者をパラデウスに提供したりと(選択肢がなかったとはいえ)効能以外の部分はかなりブラックな模様。
その後パラデウスから協力を打ち切られ、製造工場も爆破されたため流通することはなくなった。
- パラデウスのワクチン
- 赤くどろっとした謎の液体。免疫体の組織液そのまんまなのかもしれないが詳細は謎。
- パラデウスがレッドエリア並みに濃度を高めた高放射線地帯に儀式場を設営し、各地から集めた信者志望の人々に対して「試練」として与えていた。
- 飲まない者たちがE.L.I.D.症状を発症して生骸と化すなかでも即座に症状が回復していたことから、効能自体はかなり高いと思われる。
しかし持続時間はかなり短く、一日と持たずに効能は消えてしまうようだ。
英数字・記号
BBS
「」揮官にも馴染み深い電子掲示板。
西暦2074年のポストアポカリプス世界においても我々が良く知るものと同様の形式で運用されているらしい。
前作では「グリフィンタレコミ掲示板」なる電子掲示板が人形たちによって匿名だったりコテハンだったりで使用されていた。
噂話、ニュース、指揮官の個人情報など多種多様な話題が流れているらしく、ディビジョンの海賊版が平然と配布されていたりとだいぶ治安が悪め。
実際はおおむねMDRのせい
戦術人形たちによる掲示板文化自体は10年後のエルモ号においても健在らしく、リンドやえるもんなどが言及している。
こちらでも規模こそ縮小したものの、相変わらず噂話やタレコミ情報が日々飛び交っているようだ。
BETAウイルス
「BETAプログラム」とも。ジラードグループの機械開発部門が開発したものの、世間には公表せず秘匿されていたコンピューターウイルス。
主にジラード産の人形や警備メカに対して使用されるようで、人形のメンタルを制御下に置いて自在に操れるというエロ同人アイテムすぎる代物。
第三世代人形開発被検体の処分先である人形闘技場ではこれを使用して性能テストを兼ねて強制的に人形同士の殺し合いを行わせていた。
一応I.O.P.製の人形にもある程度は効くらしいのだが、これはウイルスが強力というよりはジラードグループがメンタルの基礎設計をI.O.P.からパクった為。
I.O.P.素体を持つリンドに対しても使用されたものの、本人の練度と特殊な素体なのもあって割とあっさり無効化されてしまった。
これらの描写から、ウイルスとしての性能は恐らくOGAS技術を活用していた傘ウイルスの方が数段上であると推測される。
感染した場合、人形の感覚機能を増幅させるというこれまたエッチな副作用があるらしい。
EHT計画
9~10章からそこそこ遡った頃にマグニ・セキュリティが設置作業を行っていた計画。
「EHT(イベント・ホライズン・テレスコープ)」とはブラックホールの撮影を試みる一大プロジェクトで、2019年4月10日に撮影に成功したことで知られる。
EHTが世界各地の電波望遠鏡を同時に繋いで地球規模の仮想望遠鏡を作り出し、それを用いてブラックホールを撮影するという概要なのに対し、
EHT計画はイエローエリア各地のコーラップスクリスタル触媒装置を同時に起動して放射線量を急激に上昇させ、「宇宙の深奥にある暗闇」を降臨させるものなのだとか。
10章においてはスロバキア北東部のイエローエリアにて同計画が進行していたほか、各地でEHT計画の結果らしきレッドエリアの拡大が確認されている。
浄化事業と真っ向から対立する計画をなぜ彼らが進めているのかという部分には未だ謎が多い。
GAVIRUL
遺跡と並んでドルフロシリーズの設定の根幹に位置する、謎の生物の死体。
遺跡を作った文明の生物の死体であると目されており、遺跡から発見されたこの個体の役割は、
遺跡を守る衛兵のようなものであったのではないかとされている。
1960年代に北蘭島遺跡から発見され、その後しばらくは放置されていたが、
1992年に遺跡署が発足し「黒百合と白薔薇」計画によって、GAVIRULの研究が進められることとなった。
シリーズが始まってからGAVIRULの具体的なビジュアルに関しては表に出たことが無く、
また外見的特徴についても言及されたことはないが、遺伝子的には現代人類とほとんど違いが無いとされることから、
比較的人間に近い見た目だと思われる。
G&L-β
ジラードグループの機械開発部が開発した新技術。世間には公表されていない。
人形の洗脳・再利用に活用できるものらしく、闘技場では「メンタルは真っ白でBETAウイルスを走らせるのに絶好の環境」とやっぱりエッチな宣伝をされている。
OGAS
正式名称は「Общегосударственная автоматизированная система учёта и обработки информации」。
「計算および情報処理のための国家自動化システム」を意味するプロジェクト名であり、我々が住む現実世界の旧ソ連でも実際に計画されていたAIである。
現実のOGASは1962年にソ連のコンピューター科学者ヴィクトル・グルシュコフが提案した「国家管理用ネットワーク」。
首都モスクワを中心として電話回線で繋いだ大量の端末で通信させ、各地域の経済状況を管理・資源配分を適切なバランスに調整するという当時としては画期的なアイデアが特徴となっている。
グルシュコフ氏はソ連経済促進のためにも絶対に必要だと確信していたが、要求費用1000億ルーブルという天文学的数字、そして何より当時のソ連の醜い権力闘争に敗北したことで計画は実現することなく失敗に終わった。
具体的には中央統計局という組織がOGAS計画の後ろ盾となっていたが、政治的ライバルであった財務省の大臣ヴァシリー・ガルブゾフの反対により資金調達に失敗。その後の姉妹計画であるEGSVTやSOFEも、党の既得権益を阻害される可能性を恐れたソ連指導部によって却下されてしまう。
結局OGAS含めたグルシュコフ氏のこれらのネットワーク構想はMITの評論家曰く「資本主義者のように振舞う社会主義者」たちのせいで適切に実現することはなく、アメリカ合衆国国防総省がインターネットの起源であるARPANETを1969年に実現したことで大きく後れを取ってしまった。
同様のネットワーク網である「Akademset」がソビエトで実現したのは1978年と、およそ9年の差が生まれてしまっている。
で、ドルフロ時空におけるOGASが何なのかというと…現実のOGASとは異なり「遺跡技術を基にして作られた、超すげえ性能のAI」である。
前作の作中でとある戦術人形に使用された際には凄まじい演算処理能力で戦闘を支援し、通常の人形ではありえない戦闘能力を発揮させた。また、その超性能があれば遺跡の複雑なシステムを掌握し、中に眠る技術や遺物も支配下に置くことが出来る。
しかしその要求スペックの高さ故か大半の兵器や戦術人形では完全に適応することが出来ず、実際にOGASを適切に運用できる存在は特殊な製造過程を経たごく少数の存在に限られる。
さらに、それぞれのOGAS自体にも成長という概念があり、それぞれが宿主である人形のメンタルとは別に自我を有しているという通常のAIとは異なる厄介な特性も持ち合わせている。
鉄血とグリフィンの初期の戦いで猛威を振るった「傘ウイルス」もOGAS技術から作られたものであり、オリジナル由来の激ヤバ性能で感染相手のニューラルクラウドを勝手に上書きしてしまう寄生型OGASとでも言うべきもの。
元々は旧ソ連がミンスク近郊のOKB-413と呼ばれる遺跡から手に入れた遺物で、ベトナム戦争などを経て軍事的価値を見出されたことで継続的に開発が進められていた。
しかし、その後旧ソ連は遺跡兵器削減条約とジュネーヴ条約の締結により遺跡技術の軍事的利用をストップ。以後、前作開始時期まで長期間の封印状態に置かれる。
しかし、その裏ではOGASを使って遺跡兵器を制御し戦争を再開しようとする新ソ連正規軍のタカ派、そしてある目的のために遺跡を開けて超技術を支配下に置きたい人物によるOGASを巡る争いが起きていた。
この争いによって「胡蝶事件」が勃発し、鉄血が暴走を始めたことから、北蘭島遺跡に入り込んだガキと並んで本シリーズのあらゆる事件の原因の主な要因と言える。
一連の騒動から10年後の本作では、前作主人公M4A1の持つOGASが成長して身体を手に入れた存在である「ダンデライオン」が引き続き登場。
チート級の情報処理・ハッキング能力は今なお健在であり、要所要所で昔の馴染みである相変わらずあと一歩で死にかけている指揮官を助けてくれている。
PDW
Personal Defense Weaponの略称で、個人防御火器という意味。
既存のサブマシンガンが拳銃弾を撃つだけの弱っちぃ武器として認識されていた80年代末に、「サイズはSMGだけど威力はAR!」という感じの謳い文句と共に作られた比較的新しいカテゴリである。
80年代当時の銃社会は犯罪者側もパワーインフレが起きてボディアーマー装備が当たり前となっており、ある程度のアーマーは貫通できる威力の銃でないとお話にならなかった。
そんな中で登場した「PDW」は独自規格の高威力弾薬を使用することでこの問題を解決し、小さいのに高威力ということで警察機関や特殊部隊で多く採用された。
現在ではPDW用弾薬を使う拳銃が登場したり、一部の会社が普通のSMGをPDWと言い張って販売したりと定義がどんどん曖昧になってきている。
…まぁ要するに、ちょっと強いサブマシンガンである。結局始祖であるP90を作ったFN社も「要するに…サブマシンガンなんですよ!」と途中からこの呼称を撤廃している。
該当キャラはチータ(MP7)。
SWAP
前作から引き続き、鉄血産兵器に対して使用されるカテゴリのような概念。
上位種として新型機を作るというよりは既存の人形から武装や装甲パーツなどを取り換えて性能向上を図ったもので、装甲が赤くなったり角が生えたりする。
たいていは性能がアップするが、移動力が落ちたりする場合もあり単純な上位種とも言えない場合も。
M10に対するアキリーズとかティーガーに対するシュトルムティーガーみたいな、実際の戦場でもよくやってるやつ
本作時点では既に鉄血工造自体はパブリック状態となっているが、戦争の残り物が市場に溢れたためかSWAP版も引き続きPMCで運用されている。
特にイージスSWAPシリーズは中ボス枠の精鋭ユニットとして出番が多く、迫撃砲を背負ったり擲弾発射器を構えたりゴリアテ砲を担いだりと様々な「換装型」が活躍している。
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