自動化/発電・送電

Last-modified: 2025-11-04 (火) 21:39:25

発電

建築物/電力も参照の事。
発電は、各種発電機で行います。
発電機は全部で7種類あります。

地熱発電機以外はいずれも、中に搬入された燃料を一定時間ごとに1つずつ消費することで、電力を生成し続けます。
いずれの発電機も複数の燃料を使用可能ですが、いずれの燃料でも電力産出量は一定で、燃料消費速度が変わります。
また、1つの電力網の中に複数の発電機を建てれば、電力網としての発電量は単純に合算されます。

各発電施設の発電量と燃料消費速度は、下表の通りです。

名称燃料燃焼時間(秒)消費量
(個/分)
または
(m3/分)
発電量
(MW)
自動化説明
Biomass_Burner.png
バイオマス・バーナー(HUB)
異星生物甲殻12.54.8020×最初期の発電機。HUBに固定で最大2基備わる。
燃料の搬入は手で行わなければならない
電力需要に応じて燃料消費速度が変動
異星生物器官12.54.80
5.012.00
菌糸1.060.00
0.880.00
バイオマス9.06.67
固体バイオ燃料22.52.67
包装済み液体バイオ燃料37.51.60
Biomass_Burner.png
バイオマス・バーナー
異星生物甲殻8.37.2330最初期の発電機。
搬入は自動化できるが燃料の入手のみ自動化する方法がない
電力需要に応じて燃料消費速度が変動
異星生物器官8.37.23
3.318.18
菌糸0.785.71
0.5120.00
バイオマス6.010.00
固体バイオ燃料15.04.00
包装済み液体バイオ燃料25.02.40
Coal_Generator.png
石炭発電機
石炭4.015.0075石炭で稼働する発電機
水を45㎥/分必要とする
圧縮石炭8.47.14
石油コークス2.425.00
Fuel_Generator.png
燃料式発電機
燃料3.020.00250石油を精製した燃料で稼働する発電機
液体バイオ燃料3.020.00
ターボ燃料8.07.50
ロケット燃料14.44.17
イオン燃料20.03.00
Geo_Thermal_Generator.png
地熱発電機
---右記-間欠泉の熱で稼働する燃料不要の発電機。
間欠泉の純度によって発電量が変わる。
更に、時間と共に発電量が上下する。
低純度:50-150MW (平均100MW)
普 通:100-300MW (平均200MW)
高純度:200-600MW (平均400MW)
Nuclear_Power_Plant.png
原子力発電所
ウラン燃料棒300.00.202500ウラン燃料棒またはプルトニウム燃料棒を消費して発電する発電所
水を240㎥/分必要とする
ウラン燃料棒使用時はウラン廃棄物10個/分の搬出が必要
プルトニウム燃料棒使用時はプルトニウム廃棄物1個/分の搬出が必要
プルトニウム燃料棒600.00.10
FICSONIUM燃料棒60.01.00
Alien_Power_Augmenter.png
異星の増幅装置
---500:右記燃料不要で発電する増幅装置
異星のパワーマトリックスの有無によって増幅量が変わる。
計算式:総発電量=発電機発電量×(1+0.1×異界の増幅装置+0.2×異界のパワーマトリックス)。
通常:500MW+10%
異星のパワーマトリックス使用:500MW+30%
異星のパワーマトリックス12.05.0

発電方法の検討

注:人によってはこれと異なる場合があります。参考程度に。

バイオマス・バーナー

アップデートで投入口が追加されましたが、燃料は草木と動物で自動化は出来ません。
理論上は全電力を賄えますが、実際は到底無理なので序盤や出先での電力供給に使いましょう。
電力需要に合わせて出力を調整し、それに応じて燃料の消費速度も変動して他の発電機で電力需要を賄える場合は稼働停止するので、燃料の無駄遣いを心配する必要がありません。

バイオマス・バーナー(30MW)の燃料

クリックで展開
発電燃料消費個数/分スタック個数1スタックの発電時間
100%150%200%250%100%150%200%250%
120個180個240個300個500個250秒166.6秒125秒100秒
菌糸90個135個180個225個200個300秒200秒150秒120秒
18個27個36個45個200個660秒440秒330秒264秒
異星生物の遺骸系7.2個10.8個14.4個18個50個416.5秒277.6秒208.25秒166.6秒
バイオマス15個22.5個30個37.5個200個800秒533.3秒400秒320秒
固体バイオ燃料4個6個8個10個200個3000秒2000秒1500秒1200秒
包装済み液体バイオ燃料2.4個3.6個4.8個6個100個2500秒1666.6秒1250秒1000秒

石炭発電機

最初に解禁される全自動化できる発電機です。
よほどバイオマスに固執しない限りは、これを使って誰もが自動化することでしょう。
石炭の供給より水の供給がネックになりがちで、資源の状態にもよりますが水源の近くに建てるとパイプラインを短く済ませることができます。
バイオマス発電に比べはるかに多くの電力をもたらしますが、次第に電力不足が露呈することになるでしょう。
ただし、余った水の確実な処理方法としては終盤まで有用です。

燃料式発電機

1台で石炭発電機3台分以上の電力を生み出し、さらに増えた電力需要を支える主力発電機です。
燃料を加工することで発電効率を上げることができますが、原子力ほどでないにしても素材も増えラインが複雑化します。
また、1台当たりの発電量がそれほど大きいわけではないので、ティア8や9で追加されるような設備を動かそうとすると広い土地を必要とします。

燃料式発電所の代替レシピ詳細

原油由来の燃料は、代替レシピの活用により大幅に発電効率を改善できます。
なお、項目作成者が異なることもあり、前項と本項で基準が異なることに注意してください(前項は発電量当たり、本項は原油産出量当たり)。

原油300m3/分当たりの実効発電量
パターンレシピ(生産加工工程)最終的な燃料実効出力
燃焼式
発電機数
実質電力
(MW)
1単純に燃料に加工燃料102350
2「代替:圧縮石炭」「ターボ燃料」ターボ燃料225003
3「代替:廃重油」「代替: 希釈燃料」燃料408967
4「代替:圧縮石炭」「代替:廃重油」「代替:ターボ重油」ターボ燃料429688
5「代替:廃重油」「代替: 希釈燃料」「代替: 混合ターボ燃料」ターボ燃料5312128
6「代替:圧縮石炭」「代替:廃重油」「代替: 希釈燃料」「ターボ燃料」ターボ燃料8819580
7「代替:圧縮石炭」「代替:廃重油」「代替: 希釈燃料」「ターボ燃料」
「硝酸」「ロケット燃料」
ロケット燃料26663016
8「代替:廃重油」「代替: 希釈燃料」「代替: ニトロロケット燃料」ロケット燃料28870367
9「代替:廃重油」「代替: 希釈燃料」「代替: 混合ターボ燃料」
「硝酸」「ロケット燃料」「ターボ燃料」
ロケット燃料17341248
補足
  • 「代替: 希釈燃料」の代わりに「代替:容器入り希釈燃料」を使用しても、ほとんど同じ結果になります。
  • 原油抽出機・採鉱機・輸送設備 (トラックステーションやパイプラインポンプ)は無視しています。
  • イオン燃料はジェットパック用のハイエンド燃料として調整されており、発電用としてはコスパが悪いです。
    加工コストの激烈な重さに対して燃料効率がさほど向上しない為、検討対象からは除外しています

代替レシピを活用することで、単位資源量当たりの発電量を大幅に引き上げることができます。
一方、加工に必要設備数も増加することに加え、ターボ燃料では資源ノード数の少ない硫黄も要求されるため、これらの要素とのトレードオフとなります。

各パターンの詳細な製造条件は、以下の通りです。

展開
 
パターン1

原油をそのまま燃料に加工した場合

レシピ必要設備数原材料1原材料2生産物1生産物2発電量(マイナスは消費)
燃料精製施設5原油300燃料200合成樹脂150-150MW
燃焼式発電
(燃料)
燃焼式発電機10燃料2002500MW
実質生産電力⇒2350MW
 
パターン2

「代替: 廃重油」なしで、原油をそのままターボ燃料に加工した場合
原油をそのまま燃料に加工するよりも、発電効率は2.2倍になる

レシピ必要設備数原材料1原材料2生産物1生産物2発電量(マイナスは消費)
燃料精製施設5原油300燃料200合成樹脂150-150MW
代替:圧縮石炭組立機5.33(6)硫黄133.33石炭133.33圧縮石炭133.33-80MW
ターボ燃料精製施設8.89(9)燃料200圧縮石炭133.33ターボ燃料166.67-267MW
燃焼式発電
(ターボ燃料)
燃焼式発電機22ターボ燃料1655500MW
実質生産電力⇒5003MW
 
パターン3

「代替: 廃重油」を経由して、「代替: 希釈燃料」または「代替: 容器入り希釈燃料」を使用した場合
原油をそのまま燃料に加工するよりも、発電効率がおよそ4倍に跳ね上がる

レシピ必要設備数原材料1原材料2生産物1生産物2発電量(マイナスは消費)
代替:廃重油精製施設10原油300廃重油400合成樹脂200-300MW
揚水ポンプ揚水ポンプ6.67(7)水800-133MW
代替: 希釈燃料混合機8水800廃重油400燃料800-600MW
包装済み水充填機13.33(14)水800空の容器800包装済み水800-133MW
容器入り希釈燃料精製施設13.33(14)包装済み水800廃重油400包装済み燃料800-400MW
未包装燃料充填機13.33(14)包装済み燃料800燃料800空の容器800-133MW
燃焼式発電
(燃料)
燃焼式発電機40燃料80010000MW
実質生産電力⇒8967MW
(8900MW)

    の色の部分は、「代替: 希釈燃料」の代替レシピを使う場合。
    の色の部分は、「代替:容器入り希釈燃料」の代替レシピを使う場合。

 
パターン4

「代替: 廃重油」を経由して、「代替: ターボ重油」を採用した場合
「代替: 希釈燃料」が優秀すぎるせいで、特定の時期における隙間需要(=やや早期入手可能な点)しか強みがないのが残念なレシピ

レシピ必要設備数原材料1原材料2生産物1生産物2発電量(マイナスは消費)
代替:廃重油精製施設10原油300廃重油400合成樹脂200-300MW
代替:圧縮石炭組立機12.8(13)硫黄320石炭320圧縮石炭320-192MW
代替:ターボ重油精製施設10.67(11)廃重油400圧縮石炭320ターボ燃料320-320MW
燃焼式発電
(ターボ燃料)
燃焼式発電機42ターボ燃料31510500MW
実質生産電力⇒9688MW
 
パターン5

「代替: 廃重油」から「代替: 希釈燃料」または「代替: 容器入り希釈燃料」を経由し、「代替: 混合ターボ燃料」に加工した場合
原油300あたりの発電効率はパターン6の2/3に落ちるが、発電量あたりの硫黄の消費を約半分に抑えつつ石炭消費も除外できる
加工工程や配分がややこしいのが難点だが、原油ではなく硫黄(石炭)の消費量を見た場合の発電効率はこちらが最優

レシピ必要設備数原材料1
原材料3
原材料2
原材料4
生産物1生産物2発電量(マイナスは消費)
代替:廃重油精製施設10原油300廃重油400合成樹脂200-300MW
揚水ポンプ揚水ポンプ1.11(2)水133.33-22MW
代替: 希釈燃料混合機1.33(2)水133.33廃重油66.67燃料133.33-100MW
包装済み水充填機2.22(3)水133.33空の容器133.33包装済み水133.33-22MW
容器入り希釈燃料精製施設2.22(3)包装済み水133.33廃重油66.67包装済み燃料133.33-67MW
未包装燃料充填機2.22(3)包装済み燃料133.33燃料133.33空の容器133.33-22MW
石油コークス精製施設1.67(2)廃重油66.67石油コークス200-33MW
代替: 混合ターボ燃料混合機8.89(9)燃料133.33廃重油266.67ターボ燃料400-667MW
硫黄200石油コークス200
燃焼式発電
(ターボ燃料)
燃焼式発電機53ターボ燃料397.513250MW
実質生産電力⇒12128MW
(12117MW)

    の色の部分は、「代替: 希釈燃料」の代替レシピを使う場合。
    の色の部分は、「代替:容器入り希釈燃料」の代替レシピを使う場合。

 
パターン6

「代替: 廃重油」、「代替: 希釈燃料」または「代替: 容器入り希釈燃料」を経て、基本レシピでターボ燃料を作成した場合
発電効率は、原油をそのまま燃料にした場合の8.8倍、原油をそのままターボ燃料にした場合の4倍
原油あたりからのターボ燃料の精製量(=個数効率)を重視したパターンだが、硫黄と石炭の消費量もそれ相応に重い

レシピ必要設備数原材料1原材料2生産物1生産物2発電量(マイナスは消費)
代替:廃重油精製施設10原油300廃重油400合成樹脂200-300MW
揚水ポンプ揚水ポンプ6.67(7)水800-133MW
代替: 希釈燃料混合機8水800廃重油400燃料800-600MW
包装済み水充填機13.33(14)水800空の容器800包装済み水800-133MW
容器入り希釈燃料精製施設13.33(14)包装済み水800廃重油400包装済み燃料800-400MW
未包装燃料充填機13.33(14)包装済み燃料800燃料800空の容器800-133MW
代替:圧縮石炭組立機21.33(22)硫黄533.33石炭533.33圧縮石炭533.33-320MW
ターボ燃料精製施設35.56(36)燃料800圧縮石炭533.33ターボ燃料666.67-1067MW
燃焼式発電
(ターボ燃料)
燃焼式発電機88ターボ燃料66022000MW
実質生産電力⇒19580MW
(19213MW)

    の色の部分は、「代替: 希釈燃料」の代替レシピを使う場合。
    の色の部分は、「代替:容器入り希釈燃料」の代替レシピを使う場合。

 
パターン7

パターン6を採用して精製したターボ燃料を、基本レシピでロケット燃料に加工した場合
「代替: 希釈燃料」で4倍化、「ターボ燃料」で2.2倍化、「ロケット燃料」で更に3倍化した結果の、脅威の燃焼効率26.4倍
副産物として生成された圧縮石炭をターボ燃料の精製工程に還流する事で、石炭と硫黄の消費量を抑えられるのも強み

レシピ必要設備数原材料1原材料2生産物1生産物2発電量(マイナスは消費)
代替:廃重油精製施設10原油300廃重油400合成樹脂200-300MW
揚水ポンプ揚水ポンプ7.59(8)水911.11-151MW
代替: 希釈燃料混合機8水800廃重油400燃料800-600MW
代替:圧縮石炭組立機16.88(17)硫黄422.22石炭422.22圧縮石炭422.22-254MW
ターボ燃料精製施設35.56(36)燃料800圧縮石炭533.33ターボ燃料666.67-1067MW
硝酸混合機3.70(4)鉄板37.04硝酸111.11-278MW
窒素ガス444.44水111.11
ロケット燃料混合機11.11(12)ターボ燃料666.67硝酸111.11ロケット燃料1111.11圧縮石炭111.11-834MW
燃焼式発電
(ロケット燃料)
燃焼式発電機266ロケット燃料1108.3366500MW
実質生産電力⇒63016MW
 
パターン8

「代替: 希釈燃料」で精製した燃料を、「代替: ニトロロケット燃料」の採用により直接ロケット燃料に加工するパターン
加工工程が驚くほど単純化するが、副生される圧縮石炭の還流先も失い、窒素ガスの消費量が約1.5倍、硫黄の消費量に至っては約2倍に
ただし原油あたりの燃焼効率はむしろパターン7よりも向上する(希釈燃料で4倍化、ニトロロケット燃料で7.2倍化、合計28.8倍

レシピ必要設備数原材料1原材料2生産物1生産物2発電量(マイナスは消費)
代替:廃重油精製施設10原油300廃重油400合成樹脂200-300MW
揚水ポンプ揚水ポンプ6.67(7)水800-133MW
代替: 希釈燃料混合機8水800廃重油400燃料800-600MW
代替: ニトロロケット燃料混合機8燃料800窒素ガス600ロケット燃料1200圧縮石炭120-600MW
硫黄800石炭400
燃焼式発電
(ロケット燃料)
燃焼式発電機288ロケット燃料120072000MW
実質生産電力⇒70367MW
 
パターン9

「代替: 混合ターボ燃料」をベースに、硫黄の消費を極限まで抑えつつ、原料から石炭も排除したパターン。
代償として、ライン組みは恐ろしく複雑怪奇になり、加工工程での電力消費も増える。
特に「代替: 希釈燃料」「石油コークス」「代替: 混合ターボ燃料」の工程は、廃重油や燃料を過剰に消費してしまわないよう、
設備のオーバークロックやアンダークロックを駆使して消費量を固定しないと、ラインが上手く回らない。
発電量を安定させるコツは、副生される圧縮石炭を全てターボ燃料に変換するのではなく、少し少なめに変換する事。
その上で少量余った圧縮石炭をオーバフロー設定でAWESOME Sinkに流すようにすると、その部分がガス抜き箇所になる。
なお原油300あたりの発電量でみると、パターン7が約63000、パターン8が約70000、パターン9が約41000と大きく見劣りするが、
硫黄400あたりの発電量でみると、パターン7が約60000、パターン8が約35000、パターン9が約95000と評価が逆転する。

レシピ必要設備数原材料1
原材料3
原材料2
原材料4
生産物1生産物2発電量(マイナスは消費)
代替:廃重油精製施設10原油300廃重油400合成樹脂200-300MW
揚水ポンプ揚水ポンプ2.44(3)水292.44-49MW
代替: 希釈燃料混合機2.2(3)水220廃重油110燃料220-165MW
石油コークス精製施設1.45(2)廃重油58石油コークス174-44MW
代替: 混合ターボ燃料混合機7.73(8)燃料116廃重油232ターボ燃料348-580MW
硫黄174石油コークス174
硝酸混合機2.42(3)鉄板24.15硝酸72.44-182MW
窒素ガス289.78水72.44
ロケット燃料混合機7.24(8)ターボ燃料434.67硝酸72.44ロケット燃料724.44圧縮石炭72.44-543MW
ターボ燃料精製施設4.62(5)燃料104圧縮石炭69.33ターボ燃料86.67-139MW
燃焼式発電
(ターボ燃料)
燃焼式発電機173ロケット燃料720.8243250MW
実質生産電力⇒41248MW
 

地熱発電機

間欠泉ノードに置くだけで機能するので、他の資源を一切使わずに電力を生み出します。
しかし、カテリウムノードの一番下にあり解禁が非常に難しく、また燃料式発電機と同程度の発電力なので、序盤で使うには難しく、中盤以降で使うには出力不足という微妙な性能です。
発電所関連の工場や、原子力発電所へ供給する水のポンプ用の電力など、ブレーカーが落ちた際に困るような部分に使うと良いかもしれません。

原子力発電所

ウランを原料に発電します。膨大な電力需要を支えます。
しかし、有害な放射線をまき散らす上に、燃料式発電の加工燃料以上にラインが複雑になるため、建設にはある程度覚悟を決めて臨む必要があります。
また、発電中に一定数の廃棄物が生成され詰まると発電が停止します。
プルトニウム燃料棒に加工してAWESOMEシンクに放り込むと詰まることが無くなります。
あるいは、プルトニウム燃料で発電してその廃棄物をFICSONIUM発電に利用すれば完全に廃棄物が無くなります。

異星の増幅装置

仕様についてはこちらを参照。
無から電力を増やすというチート機械ですが、割合で増やす都合上総発電量が少ないとあまり役に立ちません。
また、生産物をノーコストで2倍にするサマースループを10個も使ってしまうので、使いどころは考えなければいけません。

オーバークロック時の性能

発電施設はオーバークロックしても発電効率に変化はありません。そのため、土地の節約とラインの単純化をほぼノーコストで行えます。
発電燃料の供給速度とパワーシャードが許す限りオーバークロックして使うことをオススメします。

クリックで展開
施設名発電燃料オーバークロック
100%150%200%250%
HUBバイオマス系20MW30MW40MW50MW
バイオマス・バーナーバイオマス系30MW45MW60MW75MW
石炭発電機発電量75MW112.5MW150MW187.5MW
45㎥67.5㎥90㎥112.5㎥
石炭15個22.5個30個37.5個
石油コークス25個37.5個50個62.5個
圧縮石炭7.14個10.71個14.28個17.85個
燃料発電機発電量250MW375MW500MW625MW
燃料20㎥30㎥40㎥50㎥
液体バイオ燃料20㎥30㎥40㎥50㎥
ターボ燃料7.5㎥11.25㎥15㎥18.75㎥
ロケット燃料4.17㎥6.25㎥8.33㎥10.42㎥
イオン燃料3㎥4.5㎥6㎥7.5㎥
原子力発電所発電量2500MW3750MW5000MW6250MW
240㎥360㎥480㎥600㎥
ウラン燃料棒0.2個0.3個0.4個0.5個
プルトニウム燃料棒0.1個0.15個0.2個0.25個
FICSONIUM燃料棒1個1.5個2個2.5個
ウラン廃棄物(排出)10個15個20個25個
プルトニウム廃棄物(排出)1個1.5個2個2.5個
地熱発電機間欠泉ノード低純度:平均100MW
中純度:平均200MW
高純度:平均400MW
不可
 

送電と電力網

発電機で生産した電力は、電線を用いて各施設に分配する必要があります。
しかし、基本的に1つの施設には1本までしか電線を繋げません。
電柱はそのグレードに応じて4本~10本までの電線を繋げることができます。
つまるところ、「発電施設から電柱を通じた電力の分配経路を作成し、そこに施設をつなげる」ことになります。
この電力分配経路を主にユーザーの間で 電力網 と呼びます。

 

Satisfactoryの電力網の取扱いはシンプルで、1つの電力網の中に複数基、あるいは複数種類の発電機を組み込んでも問題なく稼働し、それぞれの発電機の発電量が加算されます。
1本の長い電線に何百MW流しても、電線が焼き切れることも、送電ロスが発生することもありません。スゴイ!

電力グラフ

電力網に繋がった発電機や電極に向かってEキーを押すと、UIを開くことができます。

electricity_ui1.jpg

このグラフは、直近数十秒間における、その電力網内での電力の供給・消費量、そして最大の供給量を示しています。

  • Consum.(オレンジ)
    需要です。現在稼働または待機状態*1の機械・照明等の消費量です。
  • Production(濃いグレー)
    現在の電力供給量です。
  • Capacity(薄いグレー)
    最大電力供給量です。蓄電装置が無い場合、Consum.がこの値を超えると停電します。
    蓄電装置が存在する場合、この数値を超えた瞬間に稼働します。もちろん、蓄電装置内の電気が尽きる前にCapacityがConsum.を上回らなければ停電します。
  • Max Cons.(水色)
    この電力網内に存在するすべての機械・照明が稼働状態になると消費する電力量です。
  • 電池マーク
    この電力網内に存在する蓄電装置の充電量、満充電までの時間です。
    「<」印をクリックすると詳細を表示させることができます。
    electricity_ui2.jpg

ブレーカーが落ちた! そんなときは

エンジニアフレンドリーな発電網。しかし1つだけ弱点があります。
それは鋼鉄アンロックまで蓄電施設がないこと。冗長性の確保がとても難しいのです。
つまり、総発電量が50MWだったとして、一瞬でも消費量が50.1MWとかになってしまうと……。

electricity_2.jpg

ガシュゥゥゥゥン……!
と、電力網全体のブレーカーが落ちてしまうのです。
これにより、一時的に電力網の電力供給が一切ストップしてしまいます。電力が必要なあらゆる施設が停止することになります。

復旧するには、発電機か電柱のUIをEキーで開いてください。
左側にブレーカーレバーが現れていますので、それをドラッグして下に引き下げます。それにより、電力復旧が試みられます。
しかし、電力需要過多の状態が続いていれば、すぐにまたブレーカーが落ちてしまうでしょう。
"ブレーカーが落ちた状態の電力網"と"稼働状態の電力網"を電線や電源スイッチで接続すると、稼働状態の方のブレーカーが落ちてしまいます。
接続した状態でブレーカーをあげ直すか、ブレーカーをあげてから接続する必要があります。

electricity_3.jpg

電力供給の再編

各施設は、スタンバイ機能が存在し、右下にあるスイッチからオンオフできますが、いちいちUIを開くのは非常に手間です。
Satisfactoryの機械は基本的に非稼働時は非常に少ない待機電力しか必要としません
つまり、電力需要が過多であるということは、発電能力が不足しているということです。
節電ではなく、素直に電力を増やす方法を考えるのが良いでしょう。

電力供給の改善

資源が足りているなら、発電装置を増設したりオーバークロックすれば解消できます。
その際には、発電機への資源供給も適切に行える状態にしなければいけません。
例えば、水を利用する石炭発電や原子力発電を利用している場合に、ポンプが無ければ水を供給できない場合はポンプに電力を送らなければ水が供給できず、発電機が機能しません。
同様の事は燃料などにも言えることであり、発電のための電力が必要な場合は先にそこへ別途電源を供給しなければなりません
別の発電機で電力を供給するなどして電源を分けるか、工場への電力供給をストップしてそこに優先して配線しましょう。
施設のオーバークロックを下げても、ブレーカーが落ちる寸前まで進んでいた生産が、復旧後には進捗とオーバークロックレベルを保ったまま再開されるので特に意味はありません。

 

ブレーカーを引いても起動しない

起動時には、止まっていた施設が一斉に稼働し始めるので、停電までの使用電力より高い電力が求められます
つまり、そのまま再起動しても停電するし、ちょっと増やすだけでは足りない可能性があり、発電力にはある程度余力を持たせる必要があるのです。
その場しのぎで良ければ、バイオマスバーナーを立てまくってから起動してもよいですが、本当にその場しのぎであり、いずれ停電するのは目に見えているので早期に電力事情の改善を図りましょう。

停電対策

停電させる前に電力事情を改善させることにつきます。
蓄電池で対応してもよいですが、あくまで停電になりにくくするだけであり、根本の電力が不足していれば最終的には停電します。
発電量を増やすことがやはり重要です。
ロケット燃料を使用した燃料発電や原子力発電は必要ラインが複雑で、安易な増設が難しいです。
これらを使用する際は、建設時から資源供給に余裕を持たせる構造を作るか、根性と時間をつぎ込んで発電量を増やすのが良いでしょう。

送電網整理のすゝめ

ゲーム序盤はアンロックされたものを次々と構築していき、混線した送電網を作りがちです。
気づかぬ内に消費電力が発電量を超えて突然ブレーカーが落ちるなんてことが頻繁に起きるでしょう。

その際何でもまとめて繋ごうとせず、発電系統とその資源供給のみの配線網を、製造ライン等から分離しておくと復旧がしやすくなります。
停電しても一度発電系統とその資源供給のセットを他と分離し、発電は継続しながら増設した上でその他の配線網と繋ぎ直すとスムーズに復旧できるでしょう。
また、鋼鉄・カテリウム研究後にアンロックされるPower swichを後から実装する時もやりやすくなります。
一例としてご参考までに。

レシピや発電方式毎の必要資源・土地

使用する発電機と代替レシピの採用状況によって、発電に必要な資源数や床面積は大きく異なります。
おおよその傾向としては以下の通りになります。

  • 資源効率: 石炭 ≒ 燃料式 (基本レシピ) < 燃料式 (代替レシピ) < 原子力
  • 土地効率: 石炭 ≒ 燃料式 < 原子力
  • 設備数 : 石炭 > 燃料式 > 原子力
  • ラインの単純さ: 石炭 > 燃料式 > 原子力

具体的な数値は、下表の通りになります。

 

実効発電量1000MW当たりの必要資源等 (実効発電量: 発電量から燃料類生産に必要な電力を差し引いたもの)

計算条件詳細

計算条件詳細

  • 採鉱機はMk.3・中純度・オーバークロックなしとして計算した。
  • 「ウラン原発」は、ウラン燃料棒で発電後にウラン廃棄物をプルトニウム燃料棒に加工し、AWESOMEシンクに投棄したものとして計算した。
  • その他のパラメータは以下の通りとした。
    項目採掘設備製造設備発電設備輸送設備
    消費電力算入算入算入無視
    床面積無視算入算入無視
    設備数算入算入算入無視
燃料レシピ必要原料 (個/分, ㎥/分)床面積
(土台換算)
設備数
石炭原油ウラン硫黄その他プルトニウム
廃棄物
燃料レシピ石炭原油ウラン硫黄その他プルトニウム床面積設備数
石炭採掘228.6---686--6421.9
圧縮石炭-116.3--116.28733--8028.0
石油コークス廃重油-118.1--850--10434.8
燃料(基本レシピ)-133.3-----5310.7
燃料廃重油/残留燃料-109.8-----7015.1
燃料廃重油/希釈燃料-33.8--90--5510.6
ターボ燃料廃重油/ターボ重油33.131.0-33.08---5611.3
ターボ燃料廃重油/希釈燃料/ターボ燃料27.315.3-27.2541--5912.1
ターボ燃料廃重油/希釈燃料/混合ターボ燃料-24.9-16.5711--539.5
ウラン原発 (基本レシピ)10.5-9.016.76144*257.4-205.9
ウラン原発 (最高個数効率)3.30.53.785.15157*330.3-214.9
ウラン/プルトニウム併用原発 (最高個数効率)1.50.61.922.85142*421.20.21173.5
 

発電量の理論上限値

採掘できる資源を全て発電に回したとすると、得られる発電量は以下の通り。
当然、石炭・原油・硫黄を全て発電に回したら肝心の製品が作れないので、主に「資源の何割を電力に回すか」を考える際の参考用。

注意事項

  • 採掘設備は全てMk.3を最大オーバークロックしたものとして採掘可能資源量を計算
  • 純出力は、総出力から燃料加工や発電用揚水に必要な電力を概算して差し引いたもの
    • 採掘機・揚水ポンプ等も含んでいるが、輸送関連(トラックステーションやパイプラインポンプ)は含まない
    • ウラン・プルトニウム燃料棒は、生産に関与する代替レシピが多いため誤差が大きめ
発電機燃料レシピ生産電力 (MW)備考
総出力純出力
合計合計最大効率1 853 0001 734 658
石炭石炭採掘154 500132 357
石炭圧縮石炭-71 82057 571硫黄が先に枯渇
石炭石油コークス基本52 65037 148*5
石炭石油コークス代替:廃重油140 40099 060
燃料式燃料基本97 50084 892
燃料式燃料廃重油/希釈燃料390 000342 942
燃料式ターボ燃料廃重油/希釈燃料/ターボ燃料285 000248 778硫黄が先に枯渇 *6
燃料式ターボ燃料廃重油/希釈燃料/混合ターボ燃料456 000409 642硫黄が先に枯渇 *7
燃料式燃料&ターボ燃料廃重油/希釈燃料/ターボ燃料504 000451 850原油と硫黄を全量使用
原子力ウラン単独基本262 500224 557*8
原子力ウラン単独最大発電量630 000546 747
原子力ウラン/プルトニウム併用基本393 750358 721プルトニウム廃棄物: 52.5個/分
原子力ウラン/プルトニウム併用最大発電量1 190 0001 099 593プルトニウム廃棄物: 224個/分
地熱間欠泉-4 5004 500経時変化があるが、その平均値

*1 各施設は、待機状態でも0.1MWの電力を消費します。
*2 内訳:鉄鉱石10.6、銅鉱石11.1、石灰岩20.3、カテリウム鉱石7.0、未加工石英1.9、ボーキサイト1.1、窒素ガス5.4
*3 内訳:鉄鉱石3.7、銅鉱石4.9、石灰岩8.1、カテリウム鉱石3.7、未加工石英3.7、ボーキサイト0.7、窒素ガス5.4
*4 内訳:鉄鉱石2.3、銅鉱石2.6、石灰岩4.9、カテリウム鉱石1.9、未加工石英3.4、ボーキサイト1.8、窒素ガス4.4
*5 ゴムとプラスチックを基本レシピで1:1生産し、副生した廃重油を全て石油コークスに加工した場合
*6 原油は32.8%を使用
*7 原油は87.7%を使用
*8 ウラン廃棄物をプルトニウム燃料棒に加工して廃棄した場合