代替レシピ/Tier3-4

Last-modified: 2024-10-31 (木) 11:22:49

ここでは、Tier 3 ~ 4で使用可能になる代替レシピの個別解説を行います。
全体概要とレシピ一覧は概要&一覧を、他のTier帯は、各ページを参照してください。

概要&一覧 | Tier 1 ~ 2 | Tier 3 ~ 4 (←現在地) | Tier 5 ~ 6 | Tier 7 ~ 8

 

鉄合金のインゴット、銅合金のインゴット

鉄のインゴット
レシピ詳細 || 鉄合金のインゴット | 純鉄のインゴット || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: なし
銅のインゴット
レシピ詳細 || 銅合金のインゴット | 純銅のインゴット || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: なし

ゲーム開始当初から代替レシピの候補に出てきますが、実際に使用可能になるのは鋳造炉が解禁されるTier 3です。
鉄と銅の鉱石を両方混ぜ合わせて、鉄または銅のインゴットを高効率で出力してくれるレシピです。

後に解禁される純鉄・純銅のインゴットと比べると、鉱石の個数効率では純鉄・純銅が勝り、電力効率や省スペース性では合金が勝ります。
この純鉄・純銅の電力効率の差異や鉄と銅の需給バランスの差異により、鉄合金と銅合金とで有用性が異なります。

鉄合金のインゴット
#4現在、プロジェクトアッセンブリに要求される資材を一式揃えるために必要な鉄と銅の量は概ね五分五分です。*1
一方、鉄鉱石の産出可能量は銅鉱石の約2.5倍あるため、基本的には銅鉱石の方が供給が逼迫しがちです。
そのため、鉄インゴット生産のために銅鉱石を使うと、終盤における生産拡大を妨げるおそれがあります。
銅合金のインゴット
純銅のインゴットは、電力効率が極端に悪いために電力網への負荷が大きいことが難点です。
対して銅合金のインゴットは、下表の通り純銅よりも電力効率で大きく勝ります。
前述の通り鉄鉱石は比較的埋蔵量が豊富ですので、銅の個数効率で妥協しつつ銅合金のインゴットを採用すると大きな節電効果が期待できます。
  • 鉄のインゴット 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鉄鉱石銅鉱石
    基本100--13.33.4
    鉄合金のインゴット4040-32.02.8
    純鉄のインゴット54-3151.34.8
  • 銅のインゴット 100個/分 当たりの必要資源 (銅鉱石からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    銅鉱石鉄鉱石
    基本100--13.33.4
    銅合金のインゴット5025-16.01.4
    純銅のインゴット40-2784.48.3

高密度鋼のインゴット

鋼鉄のインゴット
レシピ詳細 || 高密度鋼のインゴット | 圧縮鋼のインゴット | コークス鋼のインゴット || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: マイルストーン「基本的な鋼鉄生産」

鋼鉄を生産するときの最もポピュラーな代替レシピです。
鉄鉱石をいったん鉄のインゴットにしてからこのレシピに食わせるだけで、変換効率が1.5倍になります。
鉄鉱石を鉄のインゴットにとりあえず変換するだけなら基本レシピで省スペース・低消費電力でできるので、小さなコストで高い効果が期待できる優秀なレシピです。
あるいは、純鉄のインゴットを併用して鉄の個数効率を更に向上させることもできます。

また、時間当たりの入力・出力に端数が無いため、分割・合流の計算がしやすい点もメリットです。

  • 鋼鉄のインゴット 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの1~2工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鉄鉱石石炭原油銅鉱石硫黄
    基本100100----35.63.1
    高密度鋼のインゴット6767----35.64.6
    高密度鋼のインゴット &
    鉄合金のインゴット
    2767-27--48.04.2
    高密度鋼のインゴット &
    純鉄のインゴット
    3667---2160.95.5
    廃重油 &
    コークス鋼のインゴット
    75-19---53.55.3
    圧縮鋼のインゴット6030--30-60.76.6

圧縮鋼のインゴット

鋼鉄のインゴット
レシピ詳細 || 高密度鋼のインゴット | 圧縮鋼のインゴット | コークス鋼のインゴット || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: 圧縮石炭マイルストーン「基本的な鋼鉄生産」

石炭を圧縮石炭に加工してから鋼鉄のインゴットにすることで、鉄と石炭の個数効率を向上させるレシピです。
しかし、その代償は重く、鉄や石炭より遥かに貴重な硫黄を使う上、電力効率や土地効率も全レシピ中最悪です。
基本的には高密度鋼を、高密度鋼以上に石炭を節約したいならTier5を待ってコークス鋼を採用するほうが良いでしょう。

  • 鋼鉄のインゴット 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの1~2工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鉄鉱石石炭原油銅鉱石硫黄
    基本100100----35.63.1
    高密度鋼のインゴット6767----35.64.6
    高密度鋼のインゴット &
    鉄合金のインゴット
    2767-27--48.04.2
    高密度鋼のインゴット &
    純鉄のインゴット
    3667---2160.95.5
    廃重油 &
    コークス鋼のインゴット
    75-19---53.55.3
    圧縮鋼のインゴット6030--30-60.76.6

鋼鉄のネジ

ネジ
レシピ詳細 || 鋳造ネジ | 鋼鉄のネジ || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: マイルストーン「基本的な鋼鉄生産」

鋼梁を使ってネジを作れるようになる強力なレシピです。
なんと1分あたり鋼梁5個からネジを260個も作れてしまいます。
これを基本レシピでやろうとすると、製作機を6.5台置かないといけない量です。
また、下表の通り消費電力も大幅に削減されます。
ネジ不足が顕著になる中盤までに取るとラインのコンパクト化・省電力化・大量生産が容易に行える強力なレシピです。

一方、終盤に個数効率を求めると鋼鉄、ひいては石炭や石油コークスを使う点が目についてきます。
そのため、個数効率を重視するなら鋳造ネジ、電力効率や土地効率を重視するなら鋼鉄のネジとすると良いでしょう。
あるいは、ネジを使わないように他の代替レシピを構成するのも手です(縫合鉄板、カテリウム・コンピューターなど)

  • ネジ 100個/分 当たりの必要資源 (インゴットからの1 ~ 2工程)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鉄の
    インゴット
    鋼鉄の
    インゴット
    基本25.0-16.75.2
    鋳造ネジ25.0-8.02.5
    鋼鉄のネジ-7.72.10.6
    基本 & 鋼鉄のロッド-6.312.13.8

鋼鉄のロッド

鉄のロッド
レシピ詳細 || 鋼鉄のロッド || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: マイルストーン「基本的な鋼鉄生産」

鋼鉄のインゴットから鉄のロッドを作れるようになるレシピです。
基本レシピと比較した場合、石炭消費を代償に製作機1台から吐き出される鉄のロッドのレートが単純に3.2倍になる為、
鋼鉄のネジほどではないですが、鋼鉄の生産ラインが整ったTier3~4やTier5~6段階で入手できれば強力です。

一方で鉄のロッドはネジと違って要求先のレシピが限定的であり、Ver.1.0現在、装備品や設備以外では
ネジ、モジュラー・フレーム、ローター、鉄筋の4品目の基本レシピでしか要求されないという問題があります。
優秀な代替レシピを多数確保済みの場合、鉄のロッドは生産ラインから完全に排除できてしまうのが難点です。

ローターに関しては最終的に、鋼鉄のロッド+鋼鉄のネジを併用した基本レシピがかなり高効率となるので、
ゲーム最終盤、ローターの生産ラインから完全に銅消費を排除したくなった場合には声がかかる可能性があります。
しかしそうでない場合、最終的に鉄筋ガンの弾補充目的で細々と稼働するレシピになることでしょう。

  • 鉄のロッド 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの2~3工程)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鉄鉱石石炭原油
    基本100.0--40.011.8
    鋼鉄のロッド25.025.0-17.23.4
    高密度鋼のインゴット &
    鋼鉄のロッド
    16.716.7-17.23.8

鋼鉄のフレーム

モジュラー・フレーム
レシピ詳細 || 鋼鉄のフレーム | ネジ留めフレーム || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: マイルストーン「基本的な鋼鉄生産」

Ver.1.0で鋼管の代替レシピ追加のためこの項の解説・データの更新が必要

鉄のロッドの代わりに鋼管を使うレシピです。
個数効率の点では、埋蔵量豊富な鉄の節約のために、比較的埋蔵量が少なく個数効率改善の余地が乏しい石炭や石油コークスを用いる形になるため、あまり効率的ではありません。
一方、「コンクリート被覆型鋼管」と「被覆型ヘビー・フレーム」を併用することで、ヘビー・モジュラー・フレームの生産ラインを大幅に簡素化できます。
詳細な解説は被覆型ヘビー・フレームの項に譲りますが、個数効率を限界まで求める場合を除いて採用価値の高いレシピです。

  • モジュラーフレーム 100個/分 当たりの必要資源 (鉄のインゴットからの2~3工程)
    • 鉄と鋼鉄のみから作れるレシピの内、主要なもののみ記載
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鉄の
    インゴット
    鋼鉄の
    インゴット
    基本2400-1840388
    鋳造ネジ2400-1684339
    鋳造ネジ&ネジ留め鉄板2575-1440309
    鋳造ネジ&ネジ留めフレーム2500-1298288
    鋳造ネジ&ネジ留め鉄板&
    ネジ留めフレーム
    2675-1054259
    縫合鉄板&鉄のワイヤー1906-1588316
    鋳造ネジ&縫合鉄板&
    鉄のワイヤー&
    ネジ留めフレーム
    2006-1202266
    鋼鉄のネジ&鋼鉄のフレーム600562863160
    鋼鉄のネジ&ネジ止め鉄板&
    鋼鉄のフレーム
    600585736141
    縫合鉄板&鉄のワイヤー&
    鋼鉄のフレーム
    580500868165

コンクリート被覆型鋼管

コンクリート被覆型鋼梁
レシピ詳細 || コンクリート被覆型鋼管 || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: マイルストーン「先進的な鋼鉄生産」

Ver.1.0で鋼管の代替レシピ追加のためこの項の解説・データの更新が必要

本来の鋼梁を使用する代わりに、鋼管を使用するようになるレシピです。
単工程での生産速度が落ちるので組立機の床面積が増えることが欠点ですが、全体で見れば個数効率・節電性の双方で勝っています。
更に、被覆型ヘビーフレームとの相乗効果によるヘビーモジュラーフレームの生産ライン単純化も期待できます。

  • コンクリート被覆型鋼梁 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの3~4工程)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鉄鉱石石炭原油コンク
    リート
    基本16001600-500-926122
    コンクリート被覆型鋼管10501050-500-888135
    高密度鋼のインゴット10671067-500-926147
    高密度鋼のインゴット &
    コンクリート被覆型鋼管
    700700-500-888151
    純鉄のインゴット &
    高密度鋼のインゴット
    5741067-5003281330161
    純鉄のインゴット &
    高密度鋼のインゴット &
    コンクリート被覆型鋼管
    377700-5002151154161
    廃重油 &
    コークス鋼のインゴット
    1200-300500-1213157
    廃重油 &
    コークス鋼のインゴット &
    コンクリート被覆型鋼管
    788-197500-1077158

被覆型ヘビー・フレーム

ヘビー・モジュラー・フレーム
レシピ詳細 || 被覆型ヘビー・フレーム | ヘビー・フレキシブル・フレーム || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: マイルストーン「産業用製造工程」

Ver.1.0で鋼管の代替レシピ追加のためこの項の解説・データの更新が必要

中盤の重要アイテムであるヘビーモジュラーフレームの代替レシピです。
原料の種類としてはネジをコンクリートに変えただけですが、鋼鉄のフレームやコンクリート被覆型鋼管と合わせると大幅にラインを単純化できます。
具体的には、ヘビーモジュラーフレームを強化鉄板・コンクリート・鋼管のわずか3入力で組み上げられるようになります。

ヘビーモジュラーフレーム (被覆型ヘビーフレーム)
├モジュラーフレーム (鋼鉄のフレーム)
│├─強化鉄板
│└─鋼管
├──鋼管
├コンクリート被覆型鋼梁 (コンクリート被覆型鋼管)
│├─鋼管
│└─コンクリート
└──コンクリート

更に、個数効率も大幅に強化されており、最終生成物1つあたりの必要モジュラー・フレーム数はほぼ半減、鋼鉄の消費量も約2/3といいことずくめです。

この代替レシピ唯一の欠点は1回の作成が64秒で3個と長く中途半端な時間なので、ラインの必要入力数の計算が面倒くさいところでしょうか。
ダウンクロックして80%稼働にすると1回80秒になるので、多少計算がしやすくなります。

  • ヘビーモジュラーフレーム 10個/分 当たりの必要資源 (下記原料からの1~3工程)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    モジュラー
    フレーム
    鋼鉄の
    インゴット
    コンク
    リート
    鉄の
    インゴット
    ゴム
    基本501025250250-650124
    被覆型ヘビーフレーム27713240--33851
    鋳造ネジ &
    コンクリート被覆型鋼管
    50750250250-643112
    鋼鉄のネジ &
    コンクリート被覆型鋼管
    50827250--58394
    コンクリート被覆型鋼管 &
    被覆型ヘビーフレーム
    27530240--39161
    鋳造ネジ &
    コンクリート被覆型鋼管 &
    ヘビーフレキシブルフレーム
    5031515026020038471
    鋼鉄のネジ &
    コンクリート被覆型鋼管 &
    ヘビーフレキシブルフレーム
    50395150-20032352

鋼鉄のローター

ローター
レシピ詳細 || 鋼鉄のローター | 銅のローター || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: マイルストーン「基本的な鋼鉄生産」

Ver.1.0で鋼管の代替レシピ追加のためこの項の解説・データの更新が必要

通常レシピの素材は使用せず、代わりに固定子と全く同じ素材を使用するという代替レシピです。
このため、鋼管とワイヤーだけでローター・固定子を生産でき、そこからモーター生産が可能となります。
鋼鉄のローター・固定子の組立機を2台ずつ設置すれば、モーター生産の要求量にぴったり合うため、モーターの大量生産が非常に簡単になる優秀なレシピです。

一方、個数効率は芳しくないので、終盤に鋼鉄が不足するようなら基本レシピへの回帰も選択肢になります。

  • ローター 100個/分 当たりの必要資源 (インゴットからの2~3工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鉄の
    インゴット
    銅の
    インゴット
    鋼鉄の
    インゴット
    基本1125---925230
    鋳造ネジ1125---708163
    銅のローター & 鋳造ネジ433400--35289
    銅のローター & 鋳造ネジ &
    蒸気加熱銅板
    433200-20057292
    銅のローター & 鋼鉄のネジ &
    蒸気加熱銅板
    -20013320046960
    鋼鉄のローター-300300-42084
    鋼鉄のローター & 鉄のワイヤー333-300-44793
    鋼鉄のローター & 鉄のワイヤー&
    鉄のパイプ
    1133---43990
    鋼鉄のロッド & 鋼鉄のネジ--317-46888

クイックワイヤー固定子

固定子
レシピ詳細 || クイックワイヤー固定子 || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: マイルストーン「先進的な鋼鉄生産」MAM分析「カテリウムのインゴット」

ワイヤーの代わりにクイックワイヤーを使用することで、鋼管の量を節約するレシピです。
ワイヤー・クイックワイヤーの代替レシピと併用することで、鋼鉄・銅・カテリウムの割合を自由に調整できます。

しかし、下表の通りカテリウムを要求される割には鋼鉄や銅の節約効果は限定的ですので、有用性は今ひとつです。
強いて言うなら、原料共通化の観点から、電磁制御棒用の固定子はクイックワイヤー固定子とするのも選択肢です。

  • 固定子 100個/分 当たりの必要資源 (インゴットからの2工程)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鋼鉄の
    インゴット
    銅の
    インゴット
    カテリウム
    インゴット
    鉄の
    インゴット
    基本450400--46799
    鉄のワイヤー450--444502110
    溶融ワイヤー45010727-49386
    カテリウムワイヤー450-100-38774
    溶融クイックワイヤー &
    クイックワイヤー固定子
    30031363-35361
    クイックワイヤー固定子300-150-27857

自動スピードワイヤー

自動ワイヤー
レシピ詳細 || 自動スピードワイヤー || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: マイルストーン「先進的な鋼鉄生産」MAM分析「AIリミッター」

個数効率の悪化やラインの複雑化と引き換えに、節電・省スペースを図るレシピです。
高速コネクターを添加することで、固定子を節約すると共にケーブルをワイヤーに置き換えつつ削減します。
扱い辛い一長一短レシピですが、Project Assemblyの最終フェーズ、Propulsionに挑む時だけは少し話が違ってきます。

第四フェーズの要求資材の1つ、組立指揮システム4000個を納品するあたって、
流量3.00~6.00(4~8ライン)を実現するのに必要な自律制御ユニットの流量は6.00~12.00(6~12ライン)、
その自律制御ユニット6.00~12.00に必要な自動ワイヤーの流量は45.00~90.00にも達します。
これは自動ワイヤーの流量確保の為だけに、専用の巨大工場を新たに作る必要が生まれる程の圧倒的な要求量であり、
多くの場合、原子核パスタ用の銅粉と同等かそれ以上のボトルネックとして開拓者の頭を悩ませます。
故にそれを改善しうるこのレシピにはその一点だけでも存在価値があるのですが、
実際には下に述べる通り非常にクセが強いレシピで、下手に使うとかえって負担増大、取り扱いが難しいのが難点です。

個数効率
控えめに言って最悪です。要求されるカテリウムの量があまりにも多すぎます。
最終局面での自動ワイヤーの要求量的に、単純にそのまま採用してもカテリウム破産を起こすだけです。
最低でもシリコン高速コネクターとの併用は必須。併せてカテリウム回路基板またはシリコン回路基板も採用し、
資源ノードの確保状況に応じてカテリウムと石英の消費負荷を適切に分散させるのが肝要になります。
ただしある程度石炭に余裕があり、鉄が潤沢に有り余っている開拓者であれば、
これに頼らずに基本レシピ+鉄のワイヤーを採用し、鉄の物量+石炭のみでの解決を図るのも効果的な手です。
こちらを選んだ場合、工場の面積が際限なく肥大化するのが難点ですが希少資源は一切使わない利点があります。
電力効率・土地効率
節電・省スペースに関しては優秀です。
下表の通り基本レシピと比べて消費電力1~3割カット、土地消費は半分前後になります。
ただし個数効率の改善の為に、上流工程で純**のインゴット系や溶融クイックワイヤー等のレシピを使っていると、
大電力消費により省エネ性が相殺、土地効率の改善にしか寄与しなくなる点には注意が必要です。
  • 自動ワイヤー 100個/分 当たりの必要資源 (鉱石からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
    レシピ編成

    レシピ編成

    単純化重視
    • カテリウム系: カテリウムワイヤー・クイックワイヤー固定子・クイックワイヤーケーブル・カテリウム回路基板
    • シリカ系: 鉄のワイヤー・シリコン回路基板・シリコン高速コネクター
    個数効率特化
    • 純鉄のインゴット・純銅のインゴット・純カテリウムのインゴット・高密度鋼のインゴット・廉価シリカ
    • 鉄のワイヤー・溶融クイックワイヤー
    • ゴムとプラスチックの個数効率最大化
    • カテリウム系: カテリウム回路基板
    • シリカ系: シリコン回路基板・シリコン高速コネクター
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鉄鉱石銅鉱石カテリウム
    鉱石
    石炭原油未加工
    石英
    石灰岩
    基本4502400-450----2347961
    自動スピードワイヤー2251050840225150---2175601
    単純化重視3117--450----25961097
    自動スピードワイヤー &
    単純化重視 (カテリウム系)
    150-169215054---1723421
    自動スピードワイヤー &
    単純化重視 (シリカ系)
    1003110450225-221--2000537
    個数効率特化1597--300---91335691159
    自動スピードワイヤー &
    個数効率特化 (カテリウム系)
    64925125115012--8293435764
    自動スピードワイヤー &
    個数効率特化 (シリカ系)
    500147125150-1582635632997650

バイオ炭、木炭

石炭
レシピ詳細 || バイオ炭 | 木炭 || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: マイルストーン「石炭発電」

バイオ系素材から石炭を生産するレシピです。
しかし、せっかく石炭解禁で全自動発電が可能になったのに手動で素材を集めなければいけないレシピを使う理由は見いだせません。
また、バイオ燃料系は石炭解禁後もチェーンソーの燃料・ハードドライブ回収時の一時発電・中盤の予備電源用バイオマスバーナーなど、様々な用途に引き続き利用可能です。
では鋼鉄の素材として使うかと言われても、今後鋼鉄は大量に必要になるのでこの代替レシピの生産量では雀の涙です。
無理にでも用途を見出すとするなら、ノーべリスクやフィルターなどの装備品は必要量が限られる上にラインが止まっても致命的ではないので、それらの製造ラインに石炭の入力の代わりに木材や異星生物甲殻などを突っ込むことができるくらいでしょうか。

一応どちらのレシピも最終的な発電量は有意に増えており、特に木炭は優秀です。

  • バイオマス 100個からの実効発電量(発電量から製品加工や揚水に必要な電力量を差し引いた値)
    レシピ実効発電量
    (GJ)
    生産品の
    熱量(GJ)
    加工に必要な
    電力量(GJ)
    揚水に必要な
    電力量(GJ)
    自動化可能
    (そのまま)18.0018.00--×
    固体バイオ燃料22.3022.500.20-×
    液体バイオ燃料23.5525.001.200.25
    バイオ炭31.7636.000.643.60
  • 木 100個からの実効発電量(発電量から製品加工や揚水に必要な電力量を差し引いた値)
    レシピ実効発電量
    (GJ)
    生産品の
    熱量(GJ)
    加工に必要な
    電力量(GJ)
    揚水に必要な
    電力量(GJ)
    自動化可能
    (そのまま)10.0010.00--×
    バイオマス89.6090.000.40-×
    固体バイオ燃料111.10112.501.40-×
    液体バイオ燃料117.35125.006.401.25
    バイオ炭158.40180.003.6018.00
    木炭268.40300.001.6030.00

鉄のパイプ

鋼管
レシピ詳細 || 鉄のパイプ | 成型鋼管 || レシピ一覧 (生産物別性質別)
前提条件: マイルストーン「基本的な鋼鉄生産」

鋼管、ひいては固定子や「代替: コンクリート被覆型鋼管」を採用したコンクリート被覆型鋼梁を、鉄だけから作れるようにするレシピです。
「代替: 被覆型ヘビー・フレーム」や「代替: 鋳造ネジ」、「代替: 鉄のワイヤー」や「代替: 縫合鉄板」等と組み合わせると、
モーター」「ヘビー・モジュラー・フレーム」クラスまでの中間素材を、鋼鉄を一切使わずに鉄オンリーだけで作成できるようになります。
Tier9以降のダイヤモンド需要を考えると、最も埋蔵量の豊富な鉄を有効活用しつつ、石炭消費を減らせるのは強みに見えます。

しかし過信は禁物、いかにMAP全体での鉄の埋蔵量が石炭の約2.5倍とはいえ、何事にも限度はあるものです。
代替: 高密度鋼のインゴット」を採用した上での「代替: 鋼鉄の○○」系の各種レシピは、
鉄の消費量を(鉄だけで作る場合と比べて)約1/4~1/6に抑制する上、電力や土地面積の消費量も大きく抑える効果があります。
鉄だけでラインが完結するからと、その全てを鉄だけで作ろうとするのは、かえって非効率的な結果を招くでしょう。

  • 鋼管 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの2~3工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鉄鉱石石炭銅鉱石
    基本150150-7420
    基本 & 高密度鋼のインゴット100100-7422
    鉄のパイプ400--7026
    鉄のパイプ & 鉄合金のインゴット213.33-53.3310224
    鉄のパイプ & 純鉄のインゴット215.38--22280

成型鋼管

鋼管
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前提条件: マイルストーン「基本的な鋼鉄生産」

余りがちなコンクリートを添加して、鋼鉄1あたりから生産される鋼管のレートを1.5倍にするレシピです。
加工設備が鋳造炉になり、入力も2ラインになりますが、機械1台あたりの生産量も2.5倍になる為、土地や電力の効率はトントンです。
上述の「代替: 鉄のパイプ」を採用した場合、鋼管100を作成するのに鉄のインゴットが400必要ですが、
このレシピと「代替: 高密度鋼のインゴット」「代替: 生コンクリート」を併用した場合、鉄のインゴット66.7、石炭66.7、石灰岩90(+水)で済みます。
どちらを採用するのが効率的かは、工場の立地および現状によって変わるでしょう。

  • 鋼管 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの2~3工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
    レシピ必要原料 (個/分)消費電力
    (MW)
    床面積
    (土台換算)
    鉄鉱石石炭石灰岩
    基本150150-7420
    基本 & 高密度鋼のインゴット100100-7422
    成型鋼管1001001808422
    成型鋼管 & 高密度鋼のインゴット66.6766.671808421
    成型鋼管 & 高密度鋼のインゴット
    & 生コンクリート
    66.6766.679010319

*1 ver 1.0で要更新