自動化/コンベア輸送

Last-modified: 2024-02-24 (土) 12:07:19

コンベアを用いて、施設から施設へとアイテムを移動させることができます。
生産設備でのアイテム搬入・搬出を自動化するには、コンベアが必須です。

コンベア・ベルト と コンベア・リフト

コンベアの種類

コンベア・ベルトは、速度が違う5種類があります。
いずれも消費電力はありません。

画像名称コスト流速
Conveyor_Belt_Mk.1.pngコンベア・ベルト鉄板:160個/分
Conveyor_Belt_Mk.2.pngコンベア・ベルトMk.2強化鉄板:1120個/分
Conveyor_Belt_Mk.3.pngコンベア・ベルトMk.3鋼梁:1270個/分
Conveyor_Belt_Mk.4.pngコンベア・ベルトMk.4コンクリート被覆型鋼梁:1480個/分
Conveyor_Belt_Mk.5.pngコンベア・ベルトMK.5アルクラッド・アルミシート:1780個/分
 

コンベア・リフトも同様に、5種類あります。
同じく消費電力はありません。

画像名称コスト流速
Conveyor_Lift.pngコンベア・リフト鉄板:260個/分
Conveyor_Lift_Mk.2.pngコンベア・リフトMk.2強化鉄板:2120個/分
Conveyor_Lift_Mk.3.pngコンベア・リフトMk.3鋼梁:2270個/分
Conveyor_Lift_Mk.4.pngコンベア・リフトMk.4コンクリート被覆型鋼梁:2480個/分
Conveyor_Lift_Mk.5.pngコンベア・リフトMK.5アルクラッド・アルミシート:2780個/分

コンベアの挙動

施設の搬出口に接続されたコンベアは、施設からコンベアの能力に応じた速度でアイテムを取り出し、これを搬送して施設搬入口から投入します。

施設の生産能力や要求原料の量に対してコンベアの速度が不足している場合、施設がアイテムの搬出・搬入に応じて稼働と停止を繰り返し、稼働率が低下します。
逆に、施設の要求原料の量に対してコンベアの速度が過剰の場合、施設の原料消費待ちのためにコンベア上でアイテムが止まります。

一方、コンベアからアイテムが漏れ出たりアイテムの手動回収が必要になることはありません。
消費電力も無いため、建造用の資材さえ出せるなら何も考えずに上位のコンベアを使っても問題ありません。

コンベアの敷き方

コンベアは、それが接続できる端点から端点へとつなぐように建築しなければなりません。
端点とは、各種施設に備わっている搬入口・搬出口、そしてコンベア・ポールなどの支持柱です。
多くの端点で「搬入口(橙の三角印)」と「搬出口(緑の三角印)」が区別されています。 搬入口同士や搬出口同士を繋ぐようには建設できません。

操作方法
コンベアは、繋ぎたい2地点を順にクリックとで敷設されます。
始点(最初にクリックした場所)が施設の搬出口・搬入口の場合、これに合うようにコンベアの流れる方向が定まります。
すでに片側にコンベアが接続されているコンベア・ポールも同様に、自動で流れる方向が判別・設定されます。
一方、コンベア未接続のコンベア・ポールなどの方向中立な点を始点とすると、始点から終点に流れるように設定されます。
この場合、Rキーでコンベアの向きを逆向きにすることができます。
コンベア・ベルトの形状制限
一度に引けるベルトの距離に制限があります。
端点と端点の間の長さは、2m以上56m以内である必要があり、2m単位で素材を1つ消費します。
建築時の終点が端点にならないときは、自動的にコンベア・ポールを一緒に建築しようとします。
 
ベルトは、あまり急にカーブさせたり昇降させることはできません。
調べた限りで、以下のようなルールがあります。
  • 同じ平面上でカーブさせるときは、カーブの半径が 2m 以上
  • 同じ直線状で高度を2m(1段階)変化させるときは、ポールを 3m 以上離す
  • 同じ直線状で高度を4m(2段階)変化させるときは、ポールを 6m 以上離す
  • 同じ直線状で高度を6m(3段階)変化させるときは、ポールを 9m 以上離す
コンベア・リフトの形状制限
端点と端点の間の長さは、4m以上48m以内である必要があり、2m単位で素材を2つ消費します。
また、リフトの搬出口は、マウスホイールで4方向から選ぶことができます。
地面や土台にポールなしで直接設置することができます。
48m以上の高さを稼ぐには「1本目搬出口から継ぎ足す」(継ぎ足すのでまっすぐにならない)か、「コンベア・リフト用の床穴で中継する」(まっすぐになるが、途中に土台が必要)方法があります。

コンベアの多層化

コンベアポール・スタック可能を重ねることで、2m単位でコンベアを好きな高さに建てることができます。 もちろん多層化(ズープモードなら一気に建築可)もできます。 分岐器・合流器はコンベアの端にスナップできるので、これを利用すれば空中に設置することもできます。
また分岐器・合流器は真上にスタックして設置することができるので、位置合わせに有用です。

コンベアのアップグレード・ダウングレード

コンベアは解体することなく直接上位・下位のコンベアに置換することができます。
建設メニューでコンベアを選んだ後に、グレードが違う建築済みのコンベアに視点を合わせると、白く輪郭が浮き出てきます。
その状態でクリックすれば、その範囲のコンベアが置き換わります。
当然、新しいコンベアの素材は消費し、元のコンベアの素材は撤去時と同じように戻ってきます。
その際にコンベア上を流れていたアイテムは、そのまま流れ続けます。

分岐機・合流機

分岐機・合流機について

マイルストーンのティア1 - ロジスティクスをクリアすると、分岐機および合流機を利用できるようになります。

分岐機は、1本のコンベアに流れてきたアイテムを1~3本のコンベアに分配します。
つまり、1つの採鉱機から取れる鉄鉱石を複数の製錬炉でインゴットに変えたり、複数の製作機で加工できるようになるのです。

合流機は、1~3本のコンベアに流れてきたアイテムを1本のコンベアに集結させます。
つまり、複数の製錬炉や製作機で作った加工品を1つのコンテナに貯蔵したりできるようになるのです。

分岐機・合流機の性質

コンベア分岐機・コンベア合流機のどちらも、多数側の分配は均等に行われます。接続されてない口は無視されるため、搬送速度は落ちません。
そして、分岐機の出力が1本の場合、分岐機を挟まなかったときと流速はまったく変わりません。合流機の入力が1本であった場合も同様。
そのため、今後の工場開発で分岐・合流路を生やす可能性がある箇所には「とりあえず」で分岐機・合流機を置いてしまって大丈夫です。
ただし、上位のスマート分岐機・プログラム分岐機に関しては設置後に設定が必要ですので、暫定設置する場合も忘れずに。

 

下記画像は、分岐機を直列につなぎ、「採鉱機から鉄鉱石を360/分で12基の製錬炉(鉄鉱石消費量:30/分)に送る」図です。
このような直列接続も長期的に見れば「12基の製錬炉に等分に配っている」と見なせるようになります。

splitter_straight.jpg

直列接続にすると、1基目の精錬炉には180個/分、2個目には90個/分……と後に行くほど分配率が落ちていきます。
しかし、1基目への流速は製錬速度の 30/分 を大きく超えているため、すぐに搬入が詰まります。
これにより1基目の流速は 30/分 となり、最大流速が2基目(165/分)に移ります。
そして2基目も詰まり、3基目も……と詰まりが伝播していき、
最終的には全体が製錬炉の速度である 30/分 でフラットになるのです。
ここまでの説明からも分かる通り、均一分配になるのは生産速度が消費速度と同等以上の場合のみです。
消費速度が過剰の場合は手前側に分配が偏ります。
単一製品を生産している場合は特に気にする必要はありませんが、複数製品の生産に分配*1する上に消費速度過剰の場合は分配率の偏りに注意しましょう。

分岐機・合流機の設置

分岐機・合流機は、地面に設置してからコンベアを接続しても稼働しますが、すでに設置してあるコンベアに重ねるように後から設置することもできます。
これにより、空中に分岐機・合流機を設置することも容易となり、傾かせて置くことすら可能になります。見た目は不自然ですが…。

また、後から設置して分断されたコンベアの片方を撤去すると、好きな長さにコンベアをカットすることもできます。


*1 例: 鉄のインゴットを鉄板用の製作機と鉄のロッド用の製作機に分配する。