コンソールコマンドは、ゲーム中のパラメータなどの状態を確認・操作するための機能です。
このゲームでは、主に内部値の確認やグラフィック設定の変更が主です。
注意事項
コンソールコマンドは、基本的にデバッグ・動作検証用・MOD作成用が主眼の機能です。
ゲームバランスも何もありませんし、数値の誤入力に対するフェイルセーフ機能もありません。
そのため、基本的には外部ツール・MOD冒頭の注意事項に準じた取り扱いを推奨します。
コンソールコマンドの開き方
コンソールコマンドは、「§」「`」「~」キーのいずれかを押すとアクセスできます。
しかし、Shift併用不可のため、日本語キーボードでは上記のキーにアクセスできません。
したがって、英語キーボードを使うか、下記の手順で割り当てを追加する必要があります。
- コンソール用キー割り当て手順
- 注: 設定ファイルの書き換えを含むため、ファイルのバックアップを強く推奨します。
- %LOCALAPPDATA%\FactoryGame\Saved\Config\WindowsNoEditor\input.ini を開く
- [/Script/Engine.InputSettings] を探す
- この下に ConsoleKey=** を追加する (**は任意のキー)
- 例:
[/Script/Engine.InputSettings]
AxisConfig=(AxisKeyName="Gamepad_RightY",AxisProperties ...
AxisConfig=(AxisKeyName="MouseX",AxisProperties=(DeadZ ...
(中略)
AxisConfig=(AxisKeyName="OculusTouchpad_Touchpad_Y",Ax ...
ConsoleKey=F6
[/Script/Engine.PlayerInput]
DebugExecBindings=(Key=F11,Command="LevelEditor.Toggle ...
(後略)
その後、ゲーム中に割り当てたキーを押すと画面下部にコンソール入力用のバーが出ます。
もう一度入力すると、画面に大きく入力ウィンドウが出ます。
そのどちらかにコマンドを入力すると、所定の機能にアクセスできます。
機能一覧
未調査の機能については、英Wikiを参照
情報表示
- MaterialFlowAnalysis [レシピ名]
- 「MaterialFlowAnalysis Iron Ingot」のような形で入力すると、原料からの必要なアイテム量を取得できる。
ただし、レシピ名の内部設定値でないとアクセスできない上に見づらいため、外部ツールを使うほうが良い。 - ShowDebug [コード]
- コード無しの場合、ユーザー名・現在座標等の情報が画面左上に表示される。
ToggleDebugOverlayの方が見やすいが、こちらの方が表示できる情報が多様。
追加コードは未調査。
コードを NONE にすると消去。 - Stat FPS
- 画面右上にFPSを表示する。もう一度入力で消去。
- Stat Levels
- 未調査。もう一度入力で消去。
- Stat Unit
- 1フレームの処理に要した各処理の時間が表示される。即ち、PC負荷の多寡が見れる。
もう一度入力で消去。 - ToggleDebugOverlay
- 画面右上にデバッグ情報を表示する。もう一度入力で消去。
グラフィック
グラフィック関連の設定を変更する。
通常のオプションと比べて遥かに自由度が高いため、通常の最上位設定以上の高画質を求める場合に有用。
当然、相応のPC負荷が伴う。
また、設定を誤ると極端なPC負荷または描画状態の極端な悪化でゲームプレイに支障をきたすので、いつでもパラメータを戻せるようにしておくことを推奨する。
- Gamma [数値]
- グラフィック設定のガンマ値を無視してコンソールで指定したガンマ値で表示します。
- r.Atmosphere [0または1]
- 未調査
- r.Fog [0または1]
- 霧の描画有無を変更する。
いかにもな霧が出ている場所以外も薄い霧が出ていることがあるため、そういう場所の色味も変わる。 - r.ViewDistanceScale [倍率]
- 草木や岩などの小物の描画距離を変更する。
採取可能な草木も調整対象。 - foliage.LODDistanceScale [倍率]
- 草木等のLODの描画距離を変更する。
拾える草木も描画変更対象になる。
上げると遠方まで詳細に描画される。
英wikiによると、高くても5までに抑えることを推奨とのこと。 - r.Shadow.DistanceScale [倍率]
- 影の描画距離を変更する。
上げると遠方まで影が詳細に描画される。 - r.ScreenPercentage [倍率(%)]
- 内部処理上の解像度を変更する。
下げると画面がボヤけるが、英wikiによるとパフォーマンスは上がるらしい。 - r.TemporalAACurrentFrameWeight [倍率]
- 未調査
- r.TemporalAAFilterSize [倍率]
- 未調査
- r.TemporalAASamples [倍率]
- 未調査
- r.Tonemapper.Sharpen [倍率]
- 未調査
- r.Tonemapper.Sharpen [強度]
- 描画をシャープにするためのフィルターを追加する(デフォルト: 0)。
- r.StaticMeshLODDistanceScale [倍率]
- 地形等のLOD描画距離を変更する。
上げると遠方まで詳細に描画される。 - r.LandscapeLODBias [数値]
- 遠距離の地形描画を調整する。
英wikiによると、-2 ~ -3にすると画質が向上するらしい。
デフォルトは0。 - Grass.densityscale [倍率]
- 草のLODの描画距離を変更する。
拾えない飾りとしての草の一部のみが対象。
上げると遠方まで詳細に描画される。 - pool.light.count [数値]
- 明かりのレンダリング量を調整する。
数値が大きいほど光の反射等が詳細に描画される。
デフォルト値不明。 - pool.light.lightshaft.count [数値]
- ライトシャフト(照明から出る光の線)のレンダリング量を調整する。
- t.MaxFPS [数値]
- FPSの上限値を規定する。
0にすると無制限。 - FOV [角度]
- 視野を変更する。
その他
- Pause
- ゲームを一時停止する。
Escで開くメニューなどと異なり、ゲーム内時間が停止する。
もう一度入力すると一時停止を解除できる。 - Suicide
- 自殺、即ちリスポーンする。
- QuickSwitchLanguage
- 「オプション > デバッグ」で有効化すると、同オプションで指定していた言語に切り替える。