自動化

Last-modified: 2021-12-24 (金) 14:13:49

FICSIT社の社訓にも含まれている自動化(Automate)
エンジニアであるプレイヤーがProject Assemblyを完遂するためには、極めて大量の加工品を宇宙に上げる必要があります。
とても、1つ1つ手作業で作っていたのでは間に合いません。なにより非効率的です。
ではどうするか。自動化です。どんどん自動化しましょう!
Satisfactoryは工場(Factory)のゲームなのですから。

概要

効率的な工場の作成には、以下の通り多くの要素が絡んできます。
詳細な説明やコツは個々の記事に任せ、ここでは生産状況の確認方法と、生産能力低下時の基本的な対処法について解説します。

生産性

マイルストーンのティア1「ロジスティクス」を達成することで、生産性表示機能が解放されます。
これにより、各生産設備・発電設備のUIに棒グラフ状のアイコンが見えるようになります。
その下にはパーセンテージの数値が書いてありますね。
これが生産性(稼働率)です。

productivity.png

生産性が100%であれば、その設備がフル稼働していることになります。
一方、100%未満の場合、何らかの理由で稼働と一時停止を繰り返しています。
次項からは、生産性低下の原因について解説します。

生産設備の生産性

採鉱機や製作機などの生産設備の生産性が100%を下回る原因は、直接的には原料の搬入または生産物の搬出が追いついていないことです。
製作機によるケーブルの生産を例に取ると、以下の通りです。

原料の搬入量が不足している
ケーブル用の製作機が100%の速度で稼働するためには、ワイヤーを60個/分で供給する必要があります。
しかし、もしワイヤーが30個/分しか搬入されていなかった場合、製作機は半分の時間をワイヤーの搬入待ちに使うことになります。
そのため、生産性は50%に落ちてしまいます。
生産物の搬出が滞っている
ケーブル用の製作機が100%の速度で稼働したときには、ケーブルを30個/分で生産できます。
もし、ワイヤーを20個/分しか下流に流せなかった場合、当面は製作機内に溜め込むことになります。
しかし、製作機内に保管できる生産物は1スタックが上限です。
これが満杯になった後は、製作機は1/3の時間をワイヤーの搬出待ちに使うことになります。
そのため、生産性は67%に落ちてしまいます。
 

更に原因を掘り下げると以下の4つに分類できます。

上流工程からの供給速度が足りない
ワイヤー用の製作機が1台しかない場合、ワイヤーの供給量は30個/分になります。
ケーブル用の製作機1台をフル稼働させたい場合、ワイヤー用の製作機を2台に増やす必要があります。
下流工程の消費速度が足りない
生産したケーブルを組立機1台で自動ワイヤーに加工する場合、ケーブルの消費速度が50個/分になります。
ケーブル用の製作機2台(60個/分)をフル稼働させたい場合、差分の10個/分の用途を見つける必要があります。
もっとも、基本的には必要な製品を必要量生産することが目標ですので、この場合は無理に製作機をフル稼働させる必要はありません。
下流工程の生産が滞っている
自動ワイヤーの生産にはケーブルの他に固定子も使用します。
したがって、前項の例で固定子の生産が滞っている場合、自動ワイヤーの生産速度も落ちるのでケーブルの消費速度が50個/分より更に少なくなります。
根本原因は自動ワイヤー工程における「上流工程からの供給速度が足りない」になりますが、「ケーブル用の製作機の生産性が妙に低い→自動ワイヤーの工程に異常があるかもしれない」と気づくきっかけになりえます。
コンベアの速度が足りない
使用しているコンベアがMk.1の場合、最大輸送速度は60個/分です。
仮にこれで2台のケーブル用製作機にワイヤーを分配していた場合、ワイヤーの供給量は製作機1台あたり30個/分になります。
ケーブル用の製作機をフル稼働させたい場合、各製作機に独立したコンベア1本ずつを割り当てるか、より輸送能力の高いMk.2以上のコンベアを使う必要があります。
 

いずれの原因にせよ、100%の生産性を意図した設備の生産性が落ちている場合は、解消する必要があります。
搬入が滞っているなら上流の供給速度を増やし、搬出が滞っているなら下流工程の点検をしましょう。
もっともそのためのやりくりをどう行うかが悩みどころですが。これこそが工場設計の醍醐味なのです。

発電設備の生産性

バイオマスバーナーに関しては電力需要に応じて必要最小限の発電を行い、この運転速度が生産性として表示されます。
したがって、この数値が下がっていても問題ありません。

他の発電設備については、電力の需給バランスにかかわらず常に100%の出力で発電します。
もし生産性が100%を下回っている場合、燃料や水の搬入量が不足しています。
通常の生産設備と異なり、発電機の燃料供給不足は生産設備全体のブラックアウト(停電)を誘発しかねないため、リスクが高い状態です。
燃料生産能力を増強するか、ダウンクロックで燃料供給量に見合う出力に抑制して、電力供給能力を安定させましょう。

インジケーター

多くの施設に、縦に細長いランプがついているのにお気づきでしょうか?
これがインジケーターで、その施設の現在の稼働状況を示しています。インジケーターの各発色の意味合いは以下の通り。

赤の速い点滅
施設が適切に設定されておらず、稼働できません。
すぐにUIにアクセスし、原因を取り除きましょう。発生要因は主に以下のとおり:
  • 電力が供給されてない(電線が結ばれてない、停電中、発電機がない)
  • 使うレシピが設定されてない
  • 発電施設のみ:燃料や水が不足していて発電できない
黄の遅い点滅
施設の稼働が滞っています。
以下の理由により一時的または恒久的な休止状態にあります:
  • 生産設備のみ:原料素材が不足している
  • 生産設備のみ:成果物の搬出が滞っている
  • スタンバイ状態にある
緑の点灯
稼働中です。
□白の点灯
パワーシャード挿入状態で稼働中です。
パワーシャードが挿入されている場合、緑の代わりに白になります。
 

パッと工場を見たとき、生産性90%の施設は9割の確率で緑、1割の確率で黄に見えるわけです。
確実に問題に気付けるというわけでもありませんし、視認性もイマイチですが、それでも工場の問題を早期発見できるきっかけになります。
たまにはインジケーターの様子を注意深く確認してみましょう。