ここでは、Tier 5 ~ 6で使用可能になる代替レシピの個別解説を行います。
全体概要とレシピ一覧は概要&一覧を、他のTier帯は、各ページを参照してください。
概要&一覧 | Tier 1 ~ 2 | Tier 3 ~ 4 | Tier 5 ~ 6 (←現在地) | Tier 7 ~ 8
- 純**のインゴット
- 生コンクリート
- 蒸気加熱銅板
- 圧縮石炭、ターボ燃料、ターボ重油
- 廃重油、容器入り希釈燃料
- リサイクル・プラスチック、リサイクル・ゴム
- 合成樹脂
- コークス鋼のインゴット
- 被覆鋼板、鋼鉄のロッド
- 被覆鉄板、接着鉄板、絶縁ケーブル、被覆ケーブル、プラスチック・スマート・プレート
- ヘビー・フレキシブル・フレーム
- ラバー・コンクリート
- フレキシブル・フレームワーク
- クイックワイヤー・ケーブル
- 精密モーター
- ポリエステル生地
- 黒鉛電極・回路基板
- カテリウム回路基板、カテリウム・コンピューター
- シリコン回路基板、シリコン高速コネクター
- クリスタル・コンピューター
- 絶縁水晶発振器
- 鋼鉄容器、被覆鉄板容器
- クリスタル・ビーコン
- 自動採鉱機
- 上質黒色火薬
- サイズミック・ノーベリスク
純**のインゴット
- 鉄のインゴット
- レシピ詳細 || 鉄合金のインゴット | 純鉄のインゴット || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石炭発電」- 銅のインゴット
- レシピ詳細 || 銅合金のインゴット | 純銅のインゴット || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石炭発電」- カテリウムのインゴット
- レシピ詳細 || 純カテリウムのインゴット || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」、MAM分析「カテリウムのインゴット」- 石英結晶
- レシピ詳細 || 純石英結晶 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石炭発電」、MAM分析「石英結晶」
これらのレシピはTier3で解禁されますが、精製施設が必要なので実質的に利用できるのはTier5以降です。
インゴットを精製する際に水を加えることで抽出効率を大きく上げることができます。
鉄・銅・カテリウムに加え、名称は異なるものの石英・コンクリートにも同様の代替レシピが存在します。
この内のコンクリートは用途が大きく異なるので個別に解説します。
Tier 7に「純アルミのインゴット」がありますが、名前の似た完全に別の性質のレシピなので別に記載しています。
- 共通
- ほぼ無限資源の水を使って鉱石の個数効率を上げられる点が大きなメリットです。
一方で施設が精錬炉や製作機から精製施設になるため、消費電力や土地消費が大きく増す点には注意が必要です。 - 純鉄のインゴット
- 純**シリーズで最も標準的な性能です。
鉄鉱石は比較的潤沢にある資源ですが、終盤に個数効率を求めつつ生産ラインを拡大していくとさすがに不足してきます。
終盤ともなれば電力供給にも余裕があるはずなので、鉄の総量を1.85倍にできるこのレシピを採用しない理由はないでしょう。
ただし、鋼鉄の**シリーズを多用している場合、鉄は余る資源なのでこのレシピの採用価値は落ちます。- 鉄のインゴット 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)鉄鉱石 銅鉱石 水 基本 100 - - 13.3 3.4 鉄合金のインゴット 40 40 - 32.0 2.8 純鉄のインゴット 54 - 31 51.3 4.8
- 鉄のインゴット 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
- 純銅のインゴット
- 水の添加だけ銅の総量を2.5倍にできる個数効率は申し分ないのですが、
鉄と比べると精製施設1台あたりの生産速度が遅いため、土地効率や電力効率が著しく悪化するレシピです。
しかし終盤に生産速度を求めるのであれば、原子核パスタが凄まじい勢いで銅を食いつぶすため銅の個数効率向上は重要命題です。
個数効率を最優先として純銅のインゴットにするか、土地効率や電力効率を優先して銅合金のインゴットを使うかは悩みどころになります。- 銅のインゴット 100個/分 当たりの必要資源 (銅鉱石からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)銅鉱石 鉄鉱石 水 基本 100 - - 13.3 3.4 銅合金のインゴット 50 25 - 16.0 1.4 純銅のインゴット 40 - 27 84.4 8.3
- 銅のインゴット 100個/分 当たりの必要資源 (銅鉱石からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
- 純カテリウムのインゴット
- カテリウム鉱石の個数効率を直接向上させる唯一のレシピですが、消費電力10.5倍、土地消費3.8倍は頭痛の種です。
しかも、それほどの対価を支払いながら、カテリウムの量は1.5倍にしかなりません。
綿密な生産計画の下に個数効率の最大化を目指すなら別ですが、
考えなしのライン増築で逼迫したカテリウム供給を改善する目的で採用した場合は焼け石に水となりがちです。
カテリウムの欠乏に困っているなら、このレシピを採用する以前にまずは工場全体の設計を見直すべきでしょう。
その上で更にカテリウムを節約したいとしても、溶融クイックワイヤーを先に採用すべきです。
それでも力不足になった時に、満を持してこのレシピの出番がやって来ます。
土地と電力の確保に勤しみましょう。- カテリウムのインゴット 100個/分 当たりの必要資源 (カテリウム鉱石からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)カテリウム
鉱石水 基本 300 - 27 6.9 純カテリウムのインゴット 200 200 283 26.0
- カテリウムのインゴット 100個/分 当たりの必要資源 (カテリウム鉱石からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
- 純石英結晶
- 石英結晶の生産レートを単純に増幅できる唯一無二のレシピです。
ただ土地消費も消費電力もそこまで増えませんが、採用しても元の1.3倍にしかならないことがネックになります。
同じく1.4倍にしかならない廉価シリカ同様、石英関連素材は水増しであまり増えないのが特徴です。
そもそも未加工石英の需要量は、下流工程での代替レシピの採用状況によって大きく左右され、
代替レシピの選択次第では、掃いて捨てるほど余る資源にも、いくらあっても足りない資源にもなるものです。
事前の綿密な生産計画の下、その1.3~1.4倍ですら必要だと計画的に採用するなら別ですが、
単に石英関連品目の流量がボトルネック、欠乏に喘いでいるだけならば、
このレシピを採用して増幅を図る以前に、まずは工場全体の生産計画を見直しラインの再構築を図るべきでしょう。- 石英結晶 100個/分 当たりの必要資源 (未加工石英からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
※ 両レシピにおける未加工石英の相対消費量は、1.3:1.0
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)未加工
石英水 基本 167 - 17.8 5.6 純石英結晶 129 71 69.0 6.0
- 石英結晶 100個/分 当たりの必要資源 (未加工石英からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
生コンクリート
- コンクリート
- レシピ詳細 || 上質コンクリート | 生コンクリート | ラバー・コンクリート || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石炭発電」
「純**のインゴット」系統の1つですが、他と用途が異なるので個別に解説します。
他の純シリーズ同様に石灰岩の個数効率改善効果もありますが、石灰岩は消費量がたかが知れている割に埋蔵量が豊富な資源です。
個数効率を向上を目的に本レシピを使う意味はあまりありません。
主たる用途は以下の2つです。
- 土地節約
- 基本レシピと比べてコンクリート生産に必要な床面積が約半分になります。
床面積は減る一方で設備の背は高くなるので、平屋か屋上設置に向く手法です。 - 水の廃棄
- アルミのスクラップやバッテリーなど、水が副生するレシピが少なからずあります。
水の再利用先が見つからない場合、通常は充填機で容器入り水にしてAWESOMEシンクに投入することになります。
容器詰めする代わりに本レシピで石灰に吸わせても、AWSEOMEシンクに投入できます。
本レシピにすると充填機が精製施設に変わるので、単一工程で見れば床面積が大きく増えます。
(水100m3につき、土台換算で3.1枚 → 5.0枚)
一方、空の容器の生産工程を含めれば、生コンクリートの方が圧倒的に節電&省スペースです。
しかも石灰岩は、原油・石炭・銅と比べて、埋蔵場所・埋蔵量ともに豊富です。
- コンクリート 100個/分 当たりの必要資源 (石灰岩からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)石灰岩 未加工
石英ゴム 水 基本 300 - - - 26.7 8.3 生コンクリート 150 - - 125 58.3 3.9 上質コンクリート 120 18 - - 63.2 10.4 ラバーコンクリート 111 - 22 - 33.3 5.2
- 廃棄する水 100m3/分 当たりの必要資源 (鉱石からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
- 個数効率特化
- 純鉄のインゴット・純銅のインゴット・高密度鋼のインゴット
- ゴムとプラスチックの個数効率最大化
- 上記レシピに使う水は、廃棄水とは別に確保したと想定した
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)石灰岩 原油 鉄鉱石 銅鉱石 石炭 水
(容器生産用)容器入り水 - 75 - - - - 82 11.6 容器入り水 & 個数効率特化 - 17 - - - 56 113 10.7 容器入り水 & 鋼鉄の容器 - - 150 - 150 - 112 9.5 容器入り水 & 鋼鉄の容器 &
個数効率特化- - 54 - 100 31 118 13.1 容器入り水 & 被覆鉄板容器 - - 75 50 - - 78 16.1 容器入り水 & 被覆鉄板容器 &
個数効率特化- - 40 10 - 30 123 17.9 生コンクリート 120 - - - - - 13 3.1
蒸気加熱銅板
- 銅板
- レシピ詳細 || 蒸気加熱銅板 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石炭発電」
純銅のインゴット同様、水や電力と引き換えに銅の個数効率を上げるレシピです。
以下の通り、純銅と比べると個数効率改善効果が小さい代わりに電力効率の悪化もマイルドです。
本レシピを単独使用または銅合金と併用して比較的小さな消費電力増加で個数効率を改善することもできますし、純銅と併用して銅の個数効率を最大化することもできます。
- 銅板 100個/分 当たりの必要資源 (銅鉱石からの2工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)銅鉱石 鉄鉱石 水 基本 200 - - 67 19.4 銅合金のインゴット 100 50 - 72 15.3 蒸気加熱銅板 100 - 100 163 17.3 純銅のインゴット 80 - 53 209 29.2 銅合金のインゴット &
蒸気加熱銅板50 25 100 166 15.3 純銅のインゴット &
蒸気加熱銅板40 - 127 234 22.2
圧縮石炭、ターボ燃料、ターボ重油
圧縮石炭およびターボ燃料は、ハードドライブの分析ではなくMAMの硫黄ツリーからアンロックできます。そのため、アンロックにランダム性はありません。なお、アンロックの際にハードドライブが要求されます。
単純に圧縮石炭を燃料として見た場合、石炭1つと硫黄1つで石炭2.1個分の燃料として使えるようになるだけです。
硫黄が石炭よりずっと貴重な資源であることを考えると、圧縮石炭の代替レシピ単体ではあまり意味がありません。
この代替レシピの真価は、後続の代替レシピであるターボ燃料を解禁する条件になっていることです。
ターボ燃料は標準レシピが存在せず、作成にするにはターボ燃料・ターボ重油・混合ターボ燃料のいずれかを解禁する必要があります。
混合ターボ燃料の解禁はまだ先ですので別項で記載するとして、ここではターボ燃料・ターボ重油について記述します。
ターボ燃料・ターボ重油は、燃料または廃重油に石炭と硫黄を加えることで、発電量あたりの原油消費量を抑制するレシピです。
具体的な数値については、発電・送電を参照してください。
中盤は硫黄の使い道も乏しいため、比較的容易に燃料のエネルギー効率を倍以上に引き上げられる優秀なレシピです。
ただし、大規模展開しすぎると終盤にターボ燃料ラインを崩して硫黄を捻出する必要が出てくるため、いささか匙加減が難しい部分があります。
Update6より、ライフル弾のレシピに廃重油が関係するようになったため、ターボライフル弾作成にターボ重油を組み合わせる手法も考えられます。
廃重油、容器入り希釈燃料
- 廃重油
- レシピ詳細 || 廃重油 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」- 容器入り燃料
- レシピ詳細 || 容器入り希釈燃料 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」
原油関連の代替レシピは基本レシピに比べて圧倒的な効率をもつものが多く、これはその筆頭です。
この2つの代替レシピを組み合わせることで、原油から燃料への変換効率が基本レシピのなんと4倍にもなります。
水が必要になりますが、この効率差の前では小さな問題でしょう。
ただ、Tier 7に本レシピの上位互換である「希釈燃料」があります。
Tier 5~6時点で原油が不足していないなら、容器入り希釈燃料はスルーして希釈燃料のみ取得するのも選択肢です(この場合も廃重油は必要)。
発電量ベースのデータは、発電・送電を参照してください。
- 燃料 100個/分 当たりの必要資源 (原油からの1~3工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 副産物
(個/分)消費電力
(MW)床面積
(土台換算)原油 水 合成樹脂 基本 150 - 75 75 7.8 廃重油 & 残留燃料 113 - 75 188 19.5 廃重油 & 容器入り希釈燃料 38 100 25 138 12.4 廃重油 & 希釈燃料 38 100 25 129 8.4
リサイクル・プラスチック、リサイクル・ゴム
- プラスチック
- レシピ詳細 || リサイクル・プラスチック || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」- ゴム
- レシピ詳細 || リサイクル・ゴム || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」
リサイクル・プラスチック、リサイクル・ゴム共に原油関連の強力な代替レシピで、互いのレシピの出力を互いに消費させることで、燃料をプラスチックとゴムに好きな割合で変換するラインを作成することができます。
言い換えれば、2レシピ内でプラスチックとゴムを行き来させることで、追加となる燃料消費の許す限り増産が可能ということになります。
廃重油と希釈燃料による効率的な燃料作成方法と併用すれば、プラスチック生産やゴム生産の個数効率が標準レシピの4倍前後に跳ね上がります。
具体的な生産経路は、以下の通りです。
- 廃重油と希釈燃料のレシピを使い、燃料を作る
- 個数効率を重視する場合、副生する合成樹脂は「残留ゴム」でゴムに変換する
- ラインの単純化を重視する場合、副生する合成樹脂はAWESOMEシンクに投棄し、呼び水としてのゴムorプラスチックを別途用意する
水 (40m3) → → → → → ↓ ↓ 原油 (例: 60 m3) → <代替:廃重油> → 合成樹脂 (40個) → ゴム (20個) or シンク ↓ 廃重油 (80m3) → <代替:希釈燃料> → 燃料 (160m3) ↑ 水 (160m3) → → → ↑
- リサイクル・プラスチックとリサイクル・ゴムのレシピを使用し、相互に変換しながら燃料を吸収させる
- ゴム 100個/分 当たりの必要資源 (原油からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 副産物 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)原油 水 廃重油 合成樹脂 基本 150 - 150 - 150 15.6 合成樹脂 & 残留ゴム 92 200 31 - 229 20.4 解説の条件 (合成樹脂廃棄) 38 100 - 25 229 18.8 解説の条件 (個数効率最大化) 33 111 - - 180 13.8
- プラスチック 100個/分 当たりの必要資源 (原油からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 副産物 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)原油 水 廃重油 合成樹脂 基本 150 - 75 - 150 15.6 合成樹脂 & 残留プラスチック 138 100 46 - 236 22.8 解説の条件 (合成樹脂廃棄) 38 100 - 25 229 18.8 解説の条件 (個数効率最大化) 33 111 - - 180 13.8
合成樹脂
- 合成樹脂
- レシピ詳細 || 合成樹脂 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」
「代替:廃重油」の合成樹脂版といったレシピです。
しかし、こちらは希釈燃料に相当するような後段の有力レシピが無いため、有用性は限定的です。
ほとんど唯一の用途は、ゴム生産の個数効率改善です。
このレシピで合成樹脂にしてからゴムにすることで個数効率を標準レシピの1.5倍に引き上げることができます。
希釈燃料経由の方が個数効率・電力効率・土地効率の全てで大きく勝りますが、向こうは代替レシピを4個要求されるのに対し、こちらは1個で済む点がメリットです。
ハードドライブの回収量に限りがあるなら、手軽な個数効率改善レシピとして使えます。
なお、この代替レシピでプラスチックを生産する場合、原油の約2/3の水を要求されるにもかかわらず、個数効率が8%しか改善しません。
標準レシピで生産するか、ハードドライブを1個追加して「合成樹脂→残留ゴム→リサイクル・プラスチック」とする方が良いでしょう。
- ゴム 100個/分 当たりの必要資源 (原油からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
- プラスチック 100個/分 当たりの必要資源 (原油からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
コークス鋼のインゴット
- 鋼鉄のインゴット
- レシピ詳細 || 高密度鋼のインゴット | 圧縮鋼のインゴット | コークス鋼のインゴット || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」
石炭の代わりに石油コークスを使うレシピです。
ゴムプラ燃料の代替レシピ採用状況および主力電源が燃料式発電か原子力発電かで色合いが変わります。
- 石油関連の代替レシピが乏しい場合
- プラスチックやゴムの製造で副生した廃重油を鋼鉄生産に流用することで、石炭を節約できます。
この石炭を発電に回すことで、残留燃料や石油コークスを発電に回すより生産電力を高められます。 - 石油関連の代替レシピが揃っていて、燃料式発電が主力の場合
- 代替レシピをフル活用する場合、廃重油を希釈燃料と奪い合う形になります。
具体的には、廃重油100㎥/minから生産できる材料は、燃料 200㎥/min (2500MW)、プラスチック 200個/min、ゴム 200個/min、鋼鉄のインゴット 400個/min の4択になります(ターボ燃料は省略)。
この鋼鉄のインゴットが石油製品3種に見合う価値があるかとなると、疑問と言わざるを得ません。
更に、鉄鉱石の個数効率は純鉄&高密度鋼が圧倒的に優位です。
そのため、個数効率の点では不利なレシピです。
一方、個数効率を重視しないのであれば、高密度鋼とコークス鋼を使い分けることで鋼鉄生産場所の自由度が上がります。 - 石油関連の代替レシピが揃っていて、原子力発電が主力の場合
- 前項で述べた通り個数効率では不利なレシピですが、原発が主力の場合は原油が余りがちになります。
更に、鉄鉱石の個数効率が純鉄&高密度鋼に劣る点も、鋼鉄の〇〇系のレシピを多用することで十分にカバーできます。
したがって、個数効率の限界を目指す人以外は鋼鉄生産場所の自由度が上げるために高密度鋼とコークス鋼を使い分けると良いでしょう。
- 鋼鉄のインゴット 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの1~2工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)鉄鉱石 石炭 原油 銅鉱石 硫黄 水 基本 100 100 - - - - 35.6 3.1 高密度鋼のインゴット 67 67 - - - - 35.6 4.6 高密度鋼のインゴット &
鉄合金のインゴット27 67 - 27 - - 48.0 4.2 高密度鋼のインゴット &
純鉄のインゴット36 67 - - - 21 60.9 5.5 廃重油 &
コークス鋼のインゴット75 - 19 - - - 53.5 5.3 圧縮鋼のインゴット 60 30 - - 30 - 60.7 6.6
被覆鋼板、鋼鉄のロッド
- 鉄板
- レシピ詳細 || 被覆鉄板 | 被覆鋼板 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」- 鉄のロッド
- レシピ詳細 || 鋼鉄のロッド || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「基本的な鋼鉄生産」
鉄板や鉄のロッドを鋼鉄のインゴットから作成するレシピです。鉄板は、追加でプラスチックも必要になります。
下位素材である鉄のインゴットの節約のために、高需要な中位素材であるプラスチックと鋼鉄のインゴットを用います。
鉄鉱石と原油・石炭の埋蔵量や需要量を考えると、個数効率は最も効率のよい代替レシピを利用してなんとかトントンといったところです。
一方、端から個数効率を気にしないなら以下の用途があります。
- 製造ラインから鉄のインゴットを排除できるため、ラインを単純化できる可能性がある。
鉄板が鋼鉄だけでなくプラスチックも求めてくる点が厄介だが、鉄と鋼鉄の双方を輸送することに煩わしさを覚えているのであれば採用価値がある。 - 通常の鉄生産と「鉄のインゴット→高密度鋼のインゴット→被覆鋼板or鋼鉄のロッド」を併用することで使用素材のバランスを取る。
- 純鉄のインゴット不採用の人向けの手法(純鉄と併用すると鉄が余る)
- 鋼鉄のロッドで消費電力や床面積を大幅に改善する。
- 鋼鉄のネジ・鋼鉄のフレーム・鋼鉄のローターを組み合わせる方がより効果が高いが、鋼鉄のロッドの方が必要ハードドライブ数が少ない。
- 鉄のロッド 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの2~3工程)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)鉄鉱石 石炭 原油 基本 100.0 - - 40.0 11.8 純鉄のインゴット 53.8 - - 77.9 13.1 鋼鉄のロッド 25.0 25.0 - 17.2 3.4 高密度鋼のインゴット &
鋼鉄のロッド16.7 16.7 - 17.2 3.8 純鉄のインゴット &
高密度鋼のインゴット &
鋼鉄のロッド9.0 16.7 - 23.5 4.0 廃重油 &
コークス鋼のインゴット &
鋼鉄のロッド18.8 - 4.7 21.7 3.9
- 鉄板 100個/分 当たりの必要資源 (鉄鉱石からの2~3工程)
- プラスチックをリサイクルプラスチックなどを利用した最適化条件で生産した場合
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)鉄鉱石 石炭 原油 水 基本 150.0 - - - 40.0 11.4 純鉄のインゴット 80.8 - - 46.2 96.9 13.5 被覆鉄板 66.7 - 4.4 - 52.8 7.3 純鉄のインゴット &
被覆鉄板35.9 - 4.4 35.3 78.1 8.2 被覆鋼板 16.7 16.7 3.7 12.3 59.2 7.3 高密度鋼のインゴット &
被覆鋼板11.1 11.1 3.7 12.3 59.2 7.5 純鉄のインゴット &
高密度鋼のインゴット &
被覆鋼板6.0 11.1 3.7 15.8 63.4 7.7 廃重油 &
コークス鋼のインゴット &
被覆鋼板12.5 - 6.8 12.3 62.2 7.6
被覆鉄板、接着鉄板、絶縁ケーブル、被覆ケーブル、プラスチック・スマート・プレート
- 鉄板
- レシピ詳細 || 被覆鉄板 | 被覆鋼板 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」- 強化鉄板
- レシピ詳細 || 縫合鉄板 | ネジ留め鉄板 | 接着鉄板 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」- ケーブル
- レシピ詳細 || 絶縁ケーブル | クイックワイヤー・ケーブル | 被覆ケーブル || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」- スマート・プレート
- レシピ詳細 || プラスチック・スマート・プレート || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」
いずれも、標準レシピに対してゴム・プラスチック・廃重油のいずれかを添加することで、鉄や銅の個数効率を大幅に向上させるレシピです。
いずれも下位資源である鉄や銅の節約のために中位資源である原油を使用する形になります。そのため、個数効率の点では採用価値を欠くレシピです。
一方、原油の需給バランスはゴムプラ燃料の代替レシピ採用状況および主力電源が燃料式発電か原子力発電かで大幅に変わります。
そのため、原油の供給能力に余裕がある状況であれば、電力効率や土地効率向上のために本代替レシピを採用する価値が見いだせます。具体的には以下の通りになります。
- ゴムプラ燃料の代替レシピが乏しい場合、本代替レシピ群の採用は原油不足を招きやすいので避けたほうが無難です。
- ゴムプラ燃料の代替レシピが揃っていて主力電源が燃料式発電の場合、本代替レシピ群の採用も視野に入ります。しかし、生産が大規模になると原油が不足しがちになるので、ほどほどの生産量で十分な人向けです。
- ゴムプラ燃料の代替レシピが揃っていて主力電源が原子力発電の場合、原油は余りがちな資源になります。したがって、1入力追加になることによるラインの複雑化が許容できるのであれば、積極的に採用する価値があります。
各論
- 被覆鉄板
- 先述の通り電力効率や土地効率向上の効果は期待できます。しかし、個数効率なら基本レシピ、電力効率なら被覆鋼板が優位で、被覆鉄板は中途半端と言わざるを得ません。使い所が乏しいレシピです。
- 接着鉄板
- 総論で述べた通りの性質です。特記事項はありません。
- 絶縁ケーブル
- 終盤は銅が不足してきますので、銅の節約レシピとしても有効です。鉄のワイヤーと併用して銅を全廃しつつ電力効率も高めると言った使い方もできます。
- 被覆ケーブル
- 絶縁ケーブルより個数効率で劣る上、通常は長距離輸送の必要性が乏しい廃重油をわざわざ使う必要性は見いだせません。
しかも、廃重油は充填機での容器出し入れの速度が特に遅いため、車両輸送との相性にも難があります。
これを使うくらいなら絶縁ケーブルの方が良いでしょう。 - プラスチック・スマート・プレート
- ローターや強化鉄板を鉄のみで作っているなら接着鉄板に準じます。
銅や鋼鉄を併用して作っているなら絶縁ケーブルに準じます。
以下の表は、各インゴット・ゴム・プラスチックの製造工程で個数効率を最大化している場合の数値。
- 鉄板 100個/分 当たりの必要資源 (全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)鉄鉱石 石炭 原油 水 基本 80.8 - - 46.2 96.9 13.5 被覆鉄板 35.9 - 4.4 35.3 78.1 8.2 高密度鋼のインゴット &
被覆鋼板6.0 11.1 3.7 15.8 63.4 7.7 コークス鋼のインゴット &
被覆鋼板12.5 - 6.8 12.3 62.2 7.6
- 強化鉄板 100個/分 当たりの必要資源 (全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)鉄鉱石 石炭 原油 水 基本 646 - - 369 1235 205 鋳造ネジ 646 - - 369 1131 172 縫合鉄板 & 鉄のワイヤー 469 - - 268 898 141 被覆鉄板 & 鋳造ネジ 377 - 27 304 1019 140 接着鉄板 242 - 33 250 870 117 被覆鉄板 & 接着鉄板 108 - 47 217 814 101 被覆鋼板 & 接着鉄板 &
コークス鋼のインゴット38 - 54 148 766 99 被覆鋼板 & 接着鉄板 &
高密度鋼のインゴット18 33 44 158 770 99
- ケーブル 100個/分 当たりの必要資源 (全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)施設数 銅鉱石 カテリウム
鉱石鉄鉱石 原油 水 基本 40.0 - - - 26.7 124 20.8 - 被覆ケーブル 11.1 - - 16.7 7.4 92 11.0 4.7 絶縁ケーブル 9.0 - - 10.0 39.3 94 10.2 3.6 溶融ワイヤー 10.7 13.3 - - 20.4 88 13.3 7.0 クイックワイヤーケーブル - 10.9 - 6.1 31.1 104 13.0 4.9 クイックワイヤーケーブル &
溶融クイックワイヤー4.5 4.5 - 6.1 27.8 108 13.3 4.8 溶融ワイヤー & 被覆ケーブル 3.0 3.7 - 16.7 5.7 82 8.9 3.1 溶融ワイヤー & 絶縁ケーブル 2.4 3.0 - 10.0 37.9 86 8.6 2.3 鉄のワイヤー - - 59.8 - 34.2 106 20.6 14.3 鉄のワイヤー & 被覆ケーブル - - 16.6 16.7 9.5 87 10.9 5.1 鉄のワイヤー & 絶縁ケーブル - - 13.5 10.0 41.0 90 10.2 3.9
- スマートプレート 100個/分 当たりの必要資源 (全工程、PSP = プラスチック・スマート・プレート、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)備考 鉄鉱石 銅鉱石 石炭 原油 水 基本 1252 - - - 715 3487 606 - PSP 626 - - 50 524 2738 372 - 縫合鉄板 & 鉄のワイヤー &
鋳造ネジ1074 - - - 614 2933 475 鉄のみで最高個数効率 縫合鉄板 & 鉄のワイヤー &
鋳造ネジ & PSP537 - - 50 474 2461 307 - 鋼鉄のローター & 鋼鉄のネジ &
鉄のワイヤー805 - 262 - 460 2512 383 鋼鉄メイン 鋼鉄のローター & 鋼鉄のネジ &
鉄のワイヤー & PSP402 - 131 50 397 2251 261 - 銅のローター & 鋳造ネジ &
蒸気加熱銅板879 80 - - 756 2844 419 銅併用 銅のローター & 鋳造ネジ &
蒸気加熱銅板 & PSP440 40 - 50 545 2417 278 -
ヘビー・フレキシブル・フレーム
- ヘビー・モジュラー・フレーム
- レシピ詳細 || 被覆型ヘビー・フレーム | ヘビー・フレキシブル・フレーム || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「産業用製造工程」
ゴムの利用により個数効率を改善するレシピです、……基本レシピと比べれば。
しかし、被覆型ヘビーフレームには大きく水をあけられてしまっています。
鋼鉄のインゴットをコークス鋼とすると単純比較しやすくなりますが、下表の通り個数効率で勝っているのは元より余る石灰岩だけという有様です。
しかもラインの単純さ・消費電力・床面積も被覆型ヘビーフレームの圧勝ですので、ヘビーフレキシブルフレームの出る幕はありません。
- ヘビーモジュラーフレーム 10個/分 当たりの必要資源 (下記原料からの1~3工程)
- 特記ないものは個数効率に特化したレシピを使用
- 純鉄のインゴット・生コンクリート・縫合鉄板・鉄のワイヤー・鋳造ネジ・コンクリート被覆型鋼管
- 廃重油・ゴムとプラスチックの個数効率最大化
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)鉄鉱石 石炭 原油 石灰岩 水 高密度鋼のインゴット 944 500 - 750 539 2409 368 高密度鋼のインゴット &
被覆型ヘビーフレーム478 353 - 720 273 1372 207 高密度鋼のインゴット &
ヘビーフレキシブルフレーム793 210 67 450 675 2224 322 コークス鋼のインゴット 1237 - 141 750 385 2354 366 コークス鋼のインゴット &
被覆型ヘビーフレーム685 - 99 720 165 1334 205 コークス鋼のインゴット &
ヘビーフレキシブルフレーム916 - 126 450 611 2201 322 - 特記ないものは個数効率に特化したレシピを使用
ラバー・コンクリート
ゴムの利用により石灰岩の個数効率を向上させるレシピです。
しかし、原料の石灰岩は埋蔵量の割に需要量が少ない資源です。
そのため、ゴムを使ってまで個数効率を改善する意義はありません。
生コンクリートですら過剰生産なくらいですので、基本レシピで十分です。
- コンクリート 100個/分 当たりの必要資源 (石灰岩からの1工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)石灰岩 未加工
石英ゴム 水 基本 300 - - - 26.7 8.3 生コンクリート 150 - - 125 58.3 3.9 上質コンクリート 120 18 - - 63.2 10.4 ラバーコンクリート 111 - 22 - 33.3 5.2
フレキシブル・フレームワーク
- 多目的フレームワーク
- レシピ詳細 || フレキシブル・フレームワーク || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」
鋼梁の半分をゴムに置き換えるレシピです。
被覆鉄板等と同様、鉄は余りがちな資源なので鉄の節約目的で導入する意義は今ひとつです。
一方で石炭や原油は発電と鋼鉄生産とで奪い合いとなるため、燃料式発電を主力に据えているなら終盤は不足しがちです。
例によってゴムの個数効率を最大化していることが大前提になりますが、高密度鋼併用なら追加投入する原油の約6倍の石炭を節約でき、コークス鋼を採用している場合は個数効率が完全上位です。
したがって、石炭・原油の節約を目的に導入する価値はあります。
ただし、組立機から製造機に変わる都合上、フレームワーク1工程における必要床面積が2.5倍に増える点には注意が必要です。
(上流工程の必要床面積が減るので、工程全体での床面積は減少します。)
- 多目的フレームワーク 100個/分 当たりの必要資源 (下記原料からの3~4工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
- FF = フレキシブル・フレームワーク
- ゴムの個数効率最大化した場合の数値
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)モジュラー
フレーム鉄鉱石 石炭 原油 水 高密度鋼のインゴット 50 1600 1600 - - 1313 208 FF & 高密度鋼のインゴット 50 800 800 133 444 1959 207 純鉄のインゴット &
高密度鋼のインゴット50 862 1600 - 492 1921 230 FF & 純鉄のインゴット &
高密度鋼のインゴット50 431 800 133 691 2262 218 コークス鋼のインゴット 50 1800 - 450 - 1744 224 FF & コークス鋼のインゴット 50 900 - 358 444 2174 215
クイックワイヤー・ケーブル
- ケーブル
- レシピ詳細 || 絶縁ケーブル | クイックワイヤー・ケーブル | 被覆ケーブル || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」、MAM分析「カテリウムのインゴット」
ワイヤーの代わりにクイックワイヤーを用いてケーブルを作るレシピです。
絶縁ケーブルのマイナーチェンジのようで、ゴムも必要になります。
ゴムプラ添加系のレシピの中では珍しく、個数効率ではなくラインの単純化に価値があります。
具体的には、本レシピをカテリウム回路基板と併用すると、高速コネクターを原油とクイックワイヤーだけで生産できるようになります。
高速コネクター
├──クイックワイヤー
├ケーブル
│├─クイックワイヤー
│└ゴム
│ └原油
└回路基板
├クイックワイヤー
└プラスチック
└原油
また、カテリウムコンピューターも併用すると、コンピューターも原油とクイックワイヤーだけで生産できるようになります。
これにより、スーパーコンピューターの生産ラインを大幅に簡素化できます。
個数効率では「鉄のワイヤー→ケーブル」が圧倒的に優位ですが、個数効率より迅速なライン確立を重視するなら採用価値の高いレシピです。
- ケーブル 100個/分 当たりの必要資源 (全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
- インゴット類とゴムの個数効率を最大化している場合
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)銅鉱石 カテリウム
鉱石鉄鉱石 原油 水 基本 40.0 - - - 26.7 124 20.8 被覆ケーブル 11.1 - - 16.7 7.4 92 11.0 絶縁ケーブル 9.0 - - 10.0 39.3 94 10.2 溶融ワイヤー 10.7 13.3 - - 20.4 88 13.3 カテリウムワイヤー - 50.0 - - 50.0 91 12.8 クイックワイヤーケーブル - 10.9 - 6.1 31.1 104 13.0 クイックワイヤーケーブル &
溶融クイックワイヤー4.5 4.5 - 6.1 27.8 108 13.3 溶融ワイヤー & 被覆ケーブル 3.0 3.7 - 16.7 5.7 82 8.9 溶融ワイヤー & 絶縁ケーブル 2.4 3.0 - 10.0 37.9 86 8.6 鉄のワイヤー - - 59.8 - 34.2 106 20.6 鉄のワイヤー & 被覆ケーブル - - 16.6 16.7 9.5 87 10.9 鉄のワイヤー & 絶縁ケーブル - - 13.5 10.0 41.0 90 10.2 - 高速コネクター 100個/分 当たりの必要資源 (鉱石からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ編成
- 個数効率特化
- 純鉄のインゴット・純銅のインゴット・純カテリウムのインゴット・廉価シリカ
- 鉄のワイヤー・溶融クイックワイヤー
- 廃重油・ゴムとプラスチックの個数効率最大化
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)カテリウム
鉱石銅鉱石 鉄鉱石 原油 未加工
石英石灰岩 水 基本 3360 1400 - 600 - - - 3605 1075 シリコン高速コネクター 1800 400 - 600 750 - - 3260 763 カテリウム回路基板 3617 1000 - 48 - - 159 3151 959 カテリウム回路基板 &
クイックワイヤーケーブル3781 - - 487 - - - 4408 523 シリコン回路基板 &
シリコン高速コネクター1800 440 - - 882 - - 2617 661 カテリウム回路基板 &
個数効率特化1005 1005 598 48 - - 2175 7503 1482 シリコン回路基板 &
シリコン高速コネクター &
個数効率特化500 588 - - 630 1050 1112 5573 1026
精密モーター
- モーター
- レシピ詳細 || 精密モーター | 電動モーター || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「先進的な鋼鉄生産」、MAM分析「石英結晶」
モーターのレシピに水晶発振器を追加することで、ローターや固定子を節約するレシピです。
ローターや固定子の必要量が1/4に減るため、これらの製造に用いている原料(レシピにより鋼鉄・銅・カテリウム)を大幅に削減できます。
更に、水晶発振器のラインが増えることを加味しておなお省スペース性・節電性に優れています。
具体的には、各原料の代替レシピの採用状況に応じ、最低でも2割、最大で4割強の土地・電力を節約できます。
このレシピに由来する石英の需要増は比較的小幅ですし、水晶発振器追加に伴うラインの複雑化が許容できるのであれば採用価値の高いレシピです。
- モーター 100個/分 当たりの必要資源 (インゴットからの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ構成
- 単純化重視
- 高密度鋼のインゴット・鉄のワイヤー・溶融クイックワイヤー
- 縫合鉄板・鋼鉄のローター
- 個数効率特化
- 純鉄のインゴット・純銅のインゴット・純カテリウムのインゴット・純石英結晶・高密度鋼のインゴット
- 鋳造ネジ・鉄のワイヤー・溶融クイックワイヤー・蒸気加熱銅板
- 廃重油・ゴムとプラスチックの個数効率最大化
- 絶縁水晶発振器
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)鉄鉱石 銅鉱石 石炭 原油 カテリウム
鉱石未加工
石英水 基本 3150 800 900 - - - - 3810 839 電動モーター 1463 800 338 - 600 - - 2409 531 精密モーター 1288 433 225 - - 500 - 3030 491 基本 & 単純化重視 2556 - 1000 - - - - 2939 575 電動モーター & 単純化重視 1092 917 425 - 250 - - 2088 406 精密モーター & 単純化重視 1261 - 250 - - 500 - 2748 408 基本 & 個数効率特化 2013 - 600 - - - 1150 4878 793 電動モーター & 個数効率特化 906 267 225 - 167 - 1112 3916 556 精密モーター & 個数効率特化 503 89 150 39 56 214 734 3188 385
ポリエステル生地
- 布地
- レシピ詳細 || ポリエステル生地 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」、MAM分析「布地」
この代替レシピは、ハードドライブの分析ではなくMAMの菌糸ツリーでアンロックできます。アンロックにハードドライブは不要です。
布地の作成を石油経由で行えるようになるレシピです。菌糸に頼らずにフィルター系の装備品を生成できるようになります。
このレシピがあればチェーンソーで菌糸を集める必要性が減ると共に菌糸を回復アイテムの作製に回しやすくなります。
ただし、布地の用途はほぼ装備品であるためゲームの終盤までに1000枚もあれば十分で、AWESOMEシンクに沈める際のポイント低めです。
そのため、布地生産の自動化はプレイヤーの作業効率改善が主眼であり、工場の効率改善向けではない点に留意が必要です。
黒鉛電極・回路基板
回路基板を原油だけから作れてしまうレシピです。
回路基板を用いるレシピは主に高速コネクター、コンピューターがあります。
カテリウムコンピュータ、クイックワイヤーケーブルを併用すると、上記2製品をカテリウムと原油だけから作れるようになります。
原油の個数効率悪化や電力効率悪化が難点ですが、基本レシピと比べればラインを大幅に単純化できます。
しかし「カテリウム回路基板」「シリコン回路基板」でも同様のライン単純化効果が得られる上、
黒鉛電極は原油だけから作成可能な代償として、個数・電力・土地の全効率が上記2レシピと比べて著しく劣っています。
あまりにも個数効率が悪すぎる為、よほど原油が有り余っていない限り採用価値は低いでしょう。
- 回路基板 100個/分 当たりの必要資源 (原油や鉱石からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ編成
- 個数効率特化
- 純銅のインゴット・純カテリウムのインゴット・廉価シリカ
- 溶融クイックワイヤー・蒸気加熱銅板
- 廃重油・ゴムとプラスチックの個数効率最大化
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)原油 銅鉱石 カテリウム
鉱石未加工
石英石灰岩 水 基本 600 400 - - - - 933 133 黒鉛電極回路基板 900 - - - - - 1425 164 カテリウム回路基板 214 - 257 - - - 437 64 シリコン回路基板 - 440 - 132 - - 290 69 基本 & 個数効率特化 133 80 - - - 698 1387 131 黒鉛電極回路基板 &
個数効率特化400 - - - - 733 1764 156 カテリウム回路基板 &
個数効率特化48 71 71 - - 278 751 82 シリコン回路基板 &
個数効率特化- 88 - 94 157 279 761 87
カテリウム回路基板、カテリウム・コンピューター
- 回路基板
- レシピ詳細 || シリコン回路基板 | カテリウム回路基板 | 黒鉛電極・回路基板 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」、MAM分析「カテリウムのインゴット」- コンピューター
- レシピ詳細 || カテリウム・コンピューター | クリスタル・コンピューター || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「産業用製造工程」、MAM分析「カテリウムのインゴット」
Tier 6で大量に要求され、通常レシピでは生産ラインが複雑化しやすいコンピューターの代替レシピです。
この2つを採用すると、コンピューターがカテリウムと原油の2資源だけから作成可能になり、ライン構築が簡素化します。
回路基板の生産・消費が一見複雑に見えますが、組立機3台と製造機1台でちょうど生産と消費が釣り合う計算です。
また生産速度も基本レシピの1.5倍となっており、総合的に見て基本レシピのほぼ上位互換。
後述するシリコン回路基板、シリコン高速コネクターと併せ、極力確保しておきたい優秀な代替レシピです。
ただしカテリウム回路基板とカテリウム・コンピューターの両方を採用すると、カテリウム消費が非常に重くなります。
スーパーコンピューターや無線制御ユニットを細々と1ラインずつ生産する分には問題ありませんが、
軌道エレベーターへの納品にその数倍のラインを稼働させた場合、カテリウムの需給逼迫を招く可能性が高いです。
いずれ大型化していく工場の将来に向けて、回路基板とコンピューターの2品目を、
- カテリウム基盤+カテリウム・コンピューター(入力ライン単純、節電&省スぺ、カテリウム&原油をドカ食い)
- シリコン基盤+クリスタル・コンピューター(入力ライン単純、面積肥大、鉄&石英をドカ食い)
- シリコン基盤+カテリウム・コンピューター(ライン複雑、節電&省スぺ、負荷を銅・カテリウム・石英・原油で折半して分散)
のどれで生産するかは、工場の方向性を大きく左右する極めて重大な決定となります。
最終的に主力発電を燃料式発電と原子力発電のどちらに定めるかも含めて、よく考える必要があるでしょう。
- 回路基板 100個/分 当たりの必要資源 (原油や鉱石からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ編成
- 個数効率特化
- 純銅のインゴット・純カテリウムのインゴット・廉価シリカ
- 溶融クイックワイヤー・蒸気加熱銅板
- 廃重油・ゴムとプラスチックの個数効率最大化
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)原油 銅鉱石 カテリウム
鉱石未加工
石英石灰岩 水 基本 600 400 - - - - 933 133 黒鉛電極回路基板 900 - - - - - 1425 164 カテリウム回路基板 214 - 257 - - - 437 64 シリコン回路基板 - 440 - 132 - - 290 69 基本 & 個数効率特化 133 80 - - - 698 1387 131 黒鉛電極回路基板 &
個数効率特化400 - - - - 733 1764 156 カテリウム回路基板 &
個数効率特化48 71 71 - - 278 751 82 シリコン回路基板 &
個数効率特化- 88 - 94 157 279 761 87
- コンピューター 100個/分 当たりの必要資源 (原油や鉱石からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ編成
- 単純化重視
- カテリウムコンピューター: カテリウム回路基板
- クリスタルコンピューター: シリコン回路基板・縫合鉄板・鉄のワイヤー
- 個数効率特化
- 純鉄のインゴット・純銅のインゴット・純カテリウムのインゴット・純石英結晶
- 鋳造ネジ・鉄のワイヤー・溶融クイックワイヤー・蒸気加熱銅板
- カテリウム回路基板・絶縁水晶発振器
- 廃重油・ゴムとプラスチックの個数効率最大化
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)鉄鉱石 銅鉱石 カテリウム
鉱石原油 未加工
石英水 基本 1300 4900 - 8700 - - 15753 2279 カテリウムコンピューター - 2800 1680 6000 - - 10136 1354 クリスタルコンピューター 3000 2467 - 1600 3000 - 11539 1764 カテリウムコンピューター &
単純化重視- - 3480 733 - 2444 7315 835 クリスタルコンピューター &
単純化重視3292 2573 - - 3352 - 9196 1474 基本 & 個数効率特化 1238 714 714 1076 - 5485 14984 1660 カテリウムコンピューター &
個数効率特化- 967 967 733 - 4056 10995 1113 クリスタルコンピューター &
個数効率特化- 724 524 360 1286 3422 10400 1066 クリスタルコンピューター &
シリコン回路基板 &
個数効率特化- 768 333 233 1537 3424 10427 1080
シリコン回路基板、シリコン高速コネクター
- 回路基板
- レシピ詳細 || シリコン回路基板 | カテリウム回路基板 | 黒鉛電極・回路基板 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」、MAM分析「石英」- 高速コネクター
- レシピ詳細 || シリコン高速コネクター || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」、MAM分析「高速コネクター」、MAM分析「石英」
原料の一部をシリカに置き換えるレシピで、いずれも基本レシピより個数・電力・土地の全効率において優れます。
資源ベースで見ると、銅・カテリウム・原油を未加工石英に置換して賄う形です。
これら4資源(銅・石油・カテリウム・石英)は、いずれも終盤に工場が大規模化してくると需給が逼迫してくるため、
各資源の供給能力と睨めっこしながら採用是非を決めると必要が出てきます。
ただしこの2つの代替レシピは、同じく石英をルーツとする代替レシピの中でも特に負荷が軽く便利になっています。
なおカテリウム回路基板とシリコン回路基板を比較した場合、
- カテリウム回路基板:原油とカテリウムから作成。生産ラインから銅を完全に排除可能。
- シリコン回路基板:銅と石英から作成、生産ラインから原油を完全に排除可能。
と、原料として使う素材が全く異なるのが特徴です。
回路基板は中間素材として需要が高い為、どちらを選択するかは工場の運営方針を決める上で極めて重要になります。
またシリコン高速コネクターも、シリカの消費は増えますが、それ以上にカテリウムの消費軽減が大きくなります。
さらに、入力ラインも何気に加工に手間がかかるケーブルがシリカに置き換わるだけなので、ほぼ上位互換レシピと見れます。
むしろ他の高速コネクターを要求する代替レシピは、これの存在を大前提にコスト調整されている節すらあります。
そのため、未加工石英の安定供給ラインを確保済みであるのなら、採用しない理由が無いと言えるでしょう。
- 回路基板 100個/分 当たりの必要資源 (原油や鉱石からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ編成
- 個数効率特化
- 純銅のインゴット・純カテリウムのインゴット・廉価シリカ
- 溶融クイックワイヤー・蒸気加熱銅板
- 廃重油・ゴムとプラスチックの個数効率最大化
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)原油 銅鉱石 カテリウム
鉱石未加工
石英石灰岩 水 基本 600 400 - - - - 933 133 黒鉛電極回路基板 900 - - - - - 1425 164 カテリウム回路基板 214 - 257 - - - 437 64 シリコン回路基板 - 440 - 132 - - 290 69 基本 & 個数効率特化 133 80 - - - 698 1387 131 黒鉛電極回路基板 &
個数効率特化400 - - - - 733 1764 156 カテリウム回路基板 &
個数効率特化48 71 71 - - 278 751 82 シリコン回路基板 &
個数効率特化- 88 - 94 157 279 761 87 - 高速コネクター 100個/分 当たりの必要資源 (鉱石からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ編成
- 個数効率特化
- 純鉄のインゴット・純銅のインゴット・純カテリウムのインゴット・廉価シリカ
- 鉄のワイヤー・溶融クイックワイヤー
- 廃重油・ゴムとプラスチックの個数効率最大化
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)カテリウム
鉱石銅鉱石 鉄鉱石 原油 未加工
石英石灰岩 水 基本 3360 1400 - 600 - - - 3605 1075 シリコン高速コネクター 1800 400 - 600 750 - - 3260 763 カテリウム回路基板 3617 1000 - 48 - - 159 3151 959 カテリウム回路基板 &
クイックワイヤーケーブル3781 - - 487 - - - 4408 523 シリコン回路基板 &
シリコン高速コネクター1800 440 - - 882 - - 2617 661 カテリウム回路基板 &
個数効率特化1005 1005 598 48 - - 2175 7503 1482 シリコン回路基板 &
シリコン高速コネクター &
個数効率特化500 588 - - 630 1050 1112 5573 1026
クリスタル・コンピューター
- コンピューター
- レシピ詳細 || カテリウム・コンピューター | クリスタル・コンピューター || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「産業用製造工程」、MAM分析「石英結晶」
回路基板と水晶発振器からコンピューターを作るレシピです。
水晶発振器を作るのに際し、基本レシピを使うか絶縁水晶発振器を使うかでレシピの性質が大きく変わります。
しかしどちらの場合にせよ、上で挙げたシリコン回路基板やシリコン高速コネクターと比べると、
採用した場合未加工石英の消費量が比較にならないほど増大、気軽な採用はできない点には注意が必要です。
- 水晶発振器が基本レシピ
- シリコン回路基板と併用することで、原油なしでコンピューターを生産できます。
原油は比較的偏在の激しい資源ですので、生産場所の自由度が上がる点がメリットです。
鉄のワイヤー、縫合鉄板とも併用することで、最終的に鉄と石英だけから水晶発振器の作成が可能になります。
シリコン回路基板用の銅板を含めても、鉄+石英+少量の銅からコンピューターが作れる算段です。
難点は、水晶発振器、鉄のワイヤー、縫合鉄板の生産速度の遅さ故に面積を取る事と、
埋蔵量が潤沢で調達が容易な鉄はまだしも、希少な石英をそれと同じくらい大量消費してしまう点です。
下表では、「クリスタルコンピューター & 単純化重視」がこれに該当します。
- 絶縁水晶発振器併用
- 効率の悪い基本レシピはさておき、優秀なカテリウム・コンピューターと比較しても、
未加工石英の消費増と引き換えに、銅・カテリウム・原油の消費を大幅に抑制できるメリットがあります。
また銅板の使用量が増えますがそれ以上にクイックワイヤー消費が減るため、
クイックワイヤーの作成に溶融クイックワイヤーを採用しているなら、銅の消費量も25%ほど削減できます。
しかしこれら資源の節約が目的なら、先にシリコン回路基板&シリコン高速コネクターを採用した方が効果が高く、
代わりに絶縁水晶発振器の採用をやめればラインの複雑化も避けられて一石二鳥、という悲しい現実もあったりします。
ただ採用するのであれば、入力資源数およびライン構築の著しい煩雑化を代償とするだけあって、
個数効率の面では極めて優秀、消費量が多めの石英ですら上記の基本レシピの例と比べて4~5割程度に抑えられます。
下表では、「クリスタルコンピューター & 個数効率重視」の2項目がこれに該当します。
- コンピューター 100個/分 当たりの必要資源 (原油や鉱石からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ構成
- 単純化重視
- カテリウムコンピューター: カテリウム回路基板
- クリスタルコンピューター: シリコン回路基板・縫合鉄板・鉄のワイヤー
- 個数効率特化
- 純鉄のインゴット・純銅のインゴット・純カテリウムのインゴット・純石英結晶
- 鋳造ネジ・鉄のワイヤー・溶融クイックワイヤー・蒸気加熱銅板
- カテリウム回路基板・絶縁水晶発振器
- 廃重油・ゴムとプラスチックの個数効率最大化
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)鉄鉱石 銅鉱石 カテリウム
鉱石原油 未加工
石英水 基本 1300 4900 - 8700 - - 15753 2279 カテリウムコンピューター - 2800 1680 6000 - - 10136 1354 クリスタルコンピューター 3000 2467 - 1600 3000 - 11539 1764 カテリウムコンピューター &
単純化重視- - 3480 733 - 2444 7315 835 クリスタルコンピューター &
単純化重視3292 2573 - - 3352 - 9196 1474 基本 & 個数効率特化 1238 714 714 1076 - 5485 14984 1660 カテリウムコンピューター &
個数効率特化- 967 967 733 - 4056 10995 1113 クリスタルコンピューター &
個数効率特化- 724 524 360 1286 3422 10400 1066 クリスタルコンピューター &
シリコン回路基板 &
個数効率特化- 768 333 233 1537 3424 10427 1080
絶縁水晶発振器
- 水晶発振器
- レシピ詳細 || 絶縁水晶発振器 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「石油の精製」、MAM分析「石英結晶」、MAM分析「カテリウム機器」
水晶発振器の作成における石英の消費量をおよそ半減まで持っていくことができるレシピです。
更に異様に遅い基本レシピの生産速度を2倍近くに引き上げることで、大きな節電・省スペース効果も期待できます。
ただし省スペース性に反し、ライン組みは恐ろしく複雑化します。
基本レシピが鉄のワイヤー&縫合鉄板を併用することで、土地の浪費と引き換えにライン組みは単純化するのに対し、
絶縁水晶発振器は石英・銅・カテリウム・原油の4資源が必要で、調達もライン組みも面倒です。
偏在が著しい石英と原油を両方要求する点が特に厄介で、工場立地や資源輸送に関しては頭を抱えることになるでしょう。
特にこの代替レシピ単体を使うだけでは、水晶発振器の作成にカテリウム・原油も必須になる煩雑さの方が勝ります。
どうせこのレシピを採用するなら、シリコン回路基板やシリコン高速コネクターも併せて採用し、
カテリウム回路基板や高速コネクターの生産に使っていた分の原油やカテリウムを削減する所までやるべきです。
そこまですれば石英・銅・カテリウム・原油の4資源の総合的な消費抑制、個数効率増大効果が最大効率にて得られます。
結論としては、個数・電力・土地効率のためにラインの複雑化を許容できるか否か、で採用是非を決めると良いでしょう。
- 水晶発振器 100個/分 当たりの必要資源 (鉱石からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ編成
- 個数効率特化
- 純鉄のインゴット・純銅のインゴット・純カテリウムのインゴット・純石英結晶
- 蒸気加熱銅板・鉄のワイヤー・溶融クイックワイヤー・縫合鉄板
- ゴムとプラスチックの個数効率最大化
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)未加工
石英原油 鉄鉱石 銅鉱石 カテリウム
鉱石水 基本 3000 - 3000 1400 - - 8517 1328 絶縁水晶発振器 1667 1050 - 1000 1200 - 5034 663 個数効率特化 2314 - 2009 - - 2434 10471 1284 個数効率特化 & 絶縁水晶発振器 1286 233 - 533 333 2681 7863 764
鋼鉄容器、被覆鉄板容器
- 空の容器
- レシピ詳細 || 鋼鉄容器 | 被覆鉄板容器 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「代替の液体輸送」
空の容器を金属から生産するレシピです。
空の容器の主な用途は、液体の車両輸送・自動車等の容器入り燃料類・液体のAWESOMEシンク投棄の3つになります。
個数効率を求めないのであれば、この内の硫酸の容器輸送や、余剰水・余剰硫酸のAWESOMEシンク投棄のライン簡素化に有用です。
詳細は以下の通りです。
- 液体の車両輸送
- 個数効率を求めるなら、空の容器は返送して使い回す必要があります。
この場合は空の容器の生産が一時的なものに留まるため、この代替レシピのためにハードドライブを割く価値はありません。
一方、個数効率を求めないなら容器の使い捨ても選択肢になります。
原油が近くになく鉄・銅・石炭なら近くにある時に有用で、硫酸の容器輸送が該当することがあります。 - 自動車等の容器入り燃料類
- 自動車用の容器入り燃料・自動車用の容器入りターボ燃料・ジェットパック用の容器入り燃料が該当します。
鋼鉄容器や被覆鉄板容器に個数効率や電力効率での優位性はありませんので、基本レシピで容器を作るほうが良いでしょう。 - 液体のAWESOMEシンク投棄
- 個数効率を求めるなら、液体のAWESOMEシンク投棄自体が選択肢から外れます。
個数効率を求めないなら、種々の工程で副生する水や被覆型ウランセルで副生する硫酸の投棄に、鋼鉄容器や被覆鉄板容器が利用できます。
- 空の容器 100個/分 当たりの必要資源 (鉱石からの全工程、消費電力は揚水ポンプを含む)
レシピ 必要原料 (個/分) 消費電力
(MW)床面積
(土台換算)原油 石炭 鉄鉱石 銅鉱石 水 基本 75 - - - - 82 9.9 鋼鉄容器 - 150 150 - - 63 7.8 被覆鉄板容器 - - 75 50 - 62 14.5 プラスチックの個数効率最適化 17 - - - 56 96 9.0 純鉄のインゴット &
高密度鋼のインゴット &
鋼鉄容器- 100 54 - 31 101 11.4 コークス鋼のインゴット &
鋼鉄容器28 - 113 - - 90 11.1 純鉄のインゴット &
純銅のインゴット&
蒸気加熱銅板 &
被覆鉄板容器- - 40 10 55 132 16.2
クリスタル・ビーコン
- ビーコン
- レシピ詳細 || クリスタル・ビーコン || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「基本的な鋼鉄生産」、MAM分析「石英結晶」
基本レシピは鉄・銅製品から作るのに対し、こちらは鋼製品と水晶発振器から作成するレシピです。
不遇レシピだらけの装備品/消耗品の中で、唯一まともな使いみちのあるレシピです。
と言っても、実用性を発揮するのは終盤に原子力発電用ウランの個数効率を改善したいと思ったときです。
ウランの個数効率を最大化する場合、ウラン燃料棒は「代替: ウラン燃料ユニット」を使って生産することになります。
このレシピの原料には水晶発振器とビーコンが含まれます。このため、クリスタルビーコンを使えば、ビーコン用の追加入力が鋼鉄のインゴットだけで済むようになります。
ついでに、電力効率は若干改善、個数効率は資源毎に増減があるが全体で見れば概ね五分といったところです。
いずれにせよ、クリスタルビーコンの生産ラインは大した規模にはならないため、あまり気にする必要はありません。
自動採鉱機
- 携帯式採鉱機
- レシピ詳細 || 自動採鉱機 || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: マイルストーン「産業用製造工程」
標準レシピでは手動でしか作成できない携帯式採鉱機を、自動で作成するレシピです。
しかしその代償として、鉄板と鉄ロッドだけで作成可能な超お手軽レシピだったものが、鋼管とモーターという中堅程度の素材を要求するようになっています。
さらに携帯式採鉱機を素材とする製作物は存在せず、採鉱機やドローンの素材に1~3個程度必要になるだけなので、当然こんなもの手動で作成するに決まっています。
全く使い道の無い謎レシピです。
せめて、携帯式採鉱機が1スタック10個なら用途が見いだせたのですが……。
上質黒色火薬
石炭を圧縮石炭にしてから使用することで、効率を大幅に悪化させるレシピです。
具体的には、硫黄の使用量が1.5倍、消費電力量が2.3倍になります。
一応は石炭消費量が半分に減りますが、全く割に合っていません。
ちなみに、このような残念レシピになった原因は、Update #6 で基本レシピの性能が上昇したにもかかわらず上質黒色火薬は据え置かれたことです。
サイズミック・ノーベリスク
- ノーベリスク
- レシピ詳細 || サイズミック・ノーべリスク || レシピ一覧 (生産物別・性質別)
前提条件: シリカ、MAM分析「ノーべリスク爆薬」
Update #6で削除されました。