ArimaKinen06

Last-modified: 2006-12-26 (火) 17:53:11

第51回 有馬記念(グランプリ)

THE ARIMA KINEN (THE GRAND PRIX) (GI)
2004年12月24日
芝・右 2500m 3歳以上 混合 指定
定量(4歳上牡57.0kg 4歳上牝55.0kg 3歳牡55.0kg 3歳牝53.0kg)


枠順

馬番馬名性齢斤量騎手調教師
11ポップロック牡557.0ペリエ角居勝彦
22デルタブルース牡557.0岩田康誠角居勝彦
33ドリームパスポート牡355.0内田博幸松田博資
4ディープインパクト牡457.0武豊池江泰郎
45ダイワメジャー牡557.0安藤勝己上原博之
6スイープトウショウ牝555.0池添謙一鶴留明雄
57コスモバルク牡557.0五十嵐冬田部和則
8メイショウサムソン牡355.0石橋守瀬戸口勉
69トウショウナイト牡557.0武士沢友保田一隆
10アドマイヤメイン牡355.0柴田善臣橋田満
711スウィフトカレント牡557.0横山典弘森秀行
12アドマイヤフジ牡457.0武幸四郎橋田満
813ウインジェネラーレ牡657.0蛯名正義国枝栄
14トーセンシャナオー牡355.0勝浦正樹森秀行

展望

英雄、天翔ける衝撃、日本競馬界の至宝、そう呼ばれた馬のラストラン。
04年12月のデビューからたった2年、しかしもう2年、数々の伝説を築き上げた。
その集大成が昨年2着に甘んじたこの有馬記念、陣営が懸ける想いは相当のものだろう。
 
そのディープインパクトが本命にして鉄板、単勝は恐らく1.0~1.2倍程度が予想される。
中山との相性は決していいものではない、しかしそれはディープ基準ならば、だ。
連対率100%でどうして相性が悪いと言えようか、最早想いは引退式にあると言っていいだろう。
昨年の忘れ物を暮れの中山で最後の衝撃波と共に華麗に奪取するのも時間の問題ではなかろうか。
2年にわたり君臨し続けた最強馬がまもなくラストランを迎える。
 
無冠の3歳馬ドリームパスポートと公営の星内田博幸がその英雄に真っ向から挑む。
戦績は言うに及ばず、父フジキセキからは想像も出来ない能力の幅は近親ステイゴールドそのもの。
恐らくディクタスやトニービン(・サッカーボーイ)と言った辺りにその答えがありそうだ
位置取りや距離、競馬場や馬場を問わないそのオールラウンダー振りに期待が集まる。
秋4戦目はやや不利なローテーションだが打倒ディープインパクト最有力候補には違いない。
 
2度目の充実期を迎えるダイワメジャー、秋3走は本当にスケール感が溢れていた。
その距離適正から、大敗するか際どい勝負かの極端な二択を強いられるが、
現時点でそれが五分五分だと思わせる辺りにただのマイラー~中距離馬と思わせない強さがある。
並んで抜かせない勝負根性とハイペースを先行逃げ切りという驚異的な粘りが、
中山2500mという不利な舞台でどう出るか、その動きには要警戒だろう。
 
今年の2冠馬メイショウサムソンも当然打倒ディープインパクトに燃える一頭。
重厚な欧州血統は皐月賞・ダービーの様な渋めの馬場やこの有馬記念のような荒れ馬場向き。
神戸新聞杯(中京)や菊花賞(京都)の結果だけで下降気味と言い切る事はできない。
ダイワメジャー同様並んで抜かせない渋い競馬はディープを負かすには持ってこいなスタイル。
ライバルドリームパスポートにいつまでも甘んじる馬ではない、石橋守がどう捌くか。
 
競走馬は所属や血統、流行、ましてや評価額では語れない事をその体で証明し続けるコスモバルク。
成長した気性で折り合いの問題がなくなったと同時に突き抜けるパンチ力が無くなった。
北海道所属ゆえに調教しづらい雪中環境に加え長距離輸送、しかし昨年は積極的な競馬で4着という成績。
もはや、3度目の有馬記念を前に彼を額面上だけで評価する意味がどこに存在しようか。
 
逃げに定評のある柴田善に手綱が戻ってアドマイヤメインが香港遠征からの強行軍。
ディープを倒すなら前目の競馬、昨年のハーツクライとC.ルメールがそれをまざまざと見せ付けた。
ならばダービーや菊花賞のあの逃げ粘りは番狂わせの最有力候補と言える。
大逃げメジロパーマーやマイペースの逃げマヤノトップガンの大波乱が再び。
 
スウィフトカレントは脚質から中山向き、一瞬の斬れはダラダラとした府中より中山でこそ。
3歳時のタフな走りが戻ってきたデルタブルースはメルボルンC優勝の実績を引っ提げて。
同レース2着ポップロックも侮れない、O.ペリエ希望の内枠を引き当てたのも見逃せない。
追ってしぶとい脚が戻ってきたトウショウナイトは悲願の有馬記念を相棒武士沢友治と共に迎える。
女傑スイープトウショウは関東遠征に中山・2500に牝馬と不利な条件は多いが宝塚記念馬で実績はある。
トーセンシャナオーは今秋強気なローテーションが逆に不気味、一発を狙っている事は間違いない。
ディープ世代のクラシック候補生アドマイヤフジは約1年のブランクで厳しいが・・・。
老兵ウインジェネラーレはローテーション的にはまだまだ若いものの・・・。
 
以上14頭が暮れの中山でファンの夢を乗せて駆け抜ける。
 

予想

姐御

◎ディープインパクト ○ドリームパスポート ▲ダイワメジャー
△デルタブルース メイショウサムソン コスモバルク アドマイヤメイン

注 スウィフトカレント

馬券的に ディープから流すか切るかの選択でしょうね
一発狙うなら切るべきでしょうけど

えあ

◎:ドリームパスポート ○:ディープインパクト
▲:メイショウサムソン △:コスモバルク
注:トウショウナイト
 
頭数が少ないのでちょっと絞って、最後の最後くらい大胆に予想してもいいよね。
思った以上に前につける馬が多く、後ろに有利な事は否めないものの、
今年の宝塚記念同様追込みには有利と言いがたいのが中山2500。
状況次第で色んな所に位置取れるドリームパスポートを採りたい。
ディープはもう勝ったところで何の驚きも無いし、別に外れても何とも思わない。
メイショウサムソン・コスモバルクの、やや陰りの見え始めた戦績が逆に不気味。
トウショウナイトは宝塚記念ナリタセンチュリーと田島裕の面影が垣間見れる為。

結果

表はまだ
 
予想通りの展開、3角外からディープインパクトが持ったまま上がっていく、
対照的にコスモバルクは押して上がるもあっという間に交わされる。
内ドリームパスポートは完全に閉じ込められこの時点で万事休す。
直線ダイワメジャーが抜け出すも一頭次元が違うディープインパクトの突き抜け方。
こうなると焦点は2着争い、ダイワメジャーに追い縋るメイショウサムソン、
更にはメイショウサムソンの外に振ったポップロックが襲い掛かり、
死んだはずのドリームパスポートも馬群を割って最後の最後飛んでくる。
3馬身前でディープインパクトが楽勝ゴールを決めたその後ろ、
懸命に粘るダイワメジャーをポップロックが競り落とし2着、3着ダイワメジャー。
その間からドリームパスポートが猛追するも流石に届かずの4着。
メイショウサムソンがデルタブルースを抑えきって5着死守。
 

短評

1着:ディープインパクト
大外ぶん回しの安全策、思ったよりも予想の範疇内だった展開も味方し楽勝。
1年とは言わないがあと半年は楽にディープ政権を維持できそうな走りだった。
2年間、夢と希望とドラマをありがとうと素直に言いたい。
2着:ポップロック
直線前が詰まりメイショウサムソンの外に出すもしっかり伸びた辺りは非凡。
ペリエの手腕もさることながら、この馬自身相当成長している、来年は注視したい一頭か。
3着:ダイワメジャー
この距離ならこの成績も十分すぎる内容だろう、来年の宝塚記念に目処が立ったのでは。
4着:ドリームパスポート
恐らく鞍上は後悔しているだろう残念な内容、まだまだ上を望める4着だといえる。
不本意な競馬ながら4着、来年に期待してもよさそうだ、勝ち味に遅いのは相変わらずだが。
5着:メイショウサムソン
3歳王者としてドリームパスポートの雪辱したかったはずだが叶わず、力差を認めるしかなさそう。
6着:デルタブルース
勝負所で一瞬置いていかれるのはやはり加速の足りなさか、早いくらいの仕掛けで丁度良い感じ。
ダイワメジャーの競馬が彼の理想だろうが本職が居ては流石に見劣り。
7着:トウショウナイト
こんなもんだろう、大崩れしてはいないが相手が相手だけにこの成績で仕方ない感じもする。
9着:アドマイヤメイン
大きく逃げ、直線を待たずに飲み込まれる、恨むべきはダイワメジャー、
スピードを持っている2番手が早めに絡んでくるとダメ、せめて直線で併せたかった。
10着:スイープトウショウ
関東競馬だし仕方ないんじゃない? 根っからの関西(京都)娘だし。
11着:コスモバルク
ディープに真っ向から挑んでいったのか、手応えが悪かったのか、4角の動きは気になる。
どちらにしても、安定して走る馬ではないことだけは確かだ、全幅の信頼を置くことはできなかった。
12着:スウィフトカレント
前は止まらない、距離は若干長い、ディープよりも後ろ、万策尽きた感。