R-1ぐらんぷり2007
2/18(日) 16:05~17:20
関西テレビ・フジテレビ系列全国ネット放送予定
ルールなど
お笑いピン芸人No.1決定戦、「R」は落語のRだけど古典落語以外ならなんでもOKだったはず。
それ以外に明確な規定はなくM-1より緩い束縛のせいかピリピリ感などは感じられない。
雨上がり宮迫の進行に苦笑いしつつ、まったりとした雰囲気を楽しみたい。
審査員の採点基準がM-1以上に曖昧で、その順位に納得がいかない事もよくある。
けれど審査員が悪いのでなく、企画が悪いのだと思った方がいいでしょう。
出場者(ネタ順)
土肥ポン太
土肥耕平(どひこうへい)、吉本興業(大阪)所属のピン芸人、八百屋を経営。
見た目思いっきり20代前半なのに実は30を余裕で越えるおっさん、GLAYのTERUと2日違いの同い年。
基本的には小道具を用いた一発ギャグ的なコメントで笑いを取るが、
特にこれと言ったスタイルはなくフリー演技の実力派で隠れた逸材の1人。
芸暦10年を越えるが多くの持ちネタから何をどう展開するか見もの。
徳井義実
徳井義実(とくいよしみ)、吉本興業(大阪)所属、チュートリアル・ボケ担当。
関係者の中で一番注目を集めるのは昨年のM-1覇者チュートリアルの徳井(ヨギータ?)。
緻密に計算された妄想や暴走などの彼独特な世界観はピンでも健在。
史上初の二冠を狙い、謎のアジア系外人「ヨギータ」が再び旋風を巻き起こすか。
大輪教授
大輪貴史(おおわたかふみ)、ケイダッシュステージ所属のピン芸人。
教授と銘打つだけあって、ホワイトボードや黒板に書き展開していく講義形式のネタが持ち味。
ホワイトボードはスケッチブックを越える「見た目分かりやすい小道具」で、
徐々に作り上げられていく文字とナレーションは物凄いハマリを引き起こすことがある。
それらを上手く使いこなすようであれば上位を脅かす要注意人物になりうる。
友近
友近由紀子(ともちかゆきこ)、吉本興業(東京)所属のピン芸人、R-1決勝最多出場。
無冠のR-1女王。下記なだぎ武との恋愛報道もあって今年の注目度は昨年以上のもの。
各種バラエティ番組やお笑いネタ番組などのメディア露出は群を抜いており、一般人注目度No.1。
昨年の酷評からどこまで自らを進化させられるか、笑いへの探究と自分のスタイルの両立。
恋愛報道に揺れる恋多き女王は、ピン芸人としての力量を今年試される。
ウメ
大久保雅子(おおくぼまさこ)、ソニーミュージックアーティスツ所属のピン芸人。
スケッチブックに手書きした思わず気が抜けてしまう上手いとも下手とも言いがたい絵を、
絶妙な(というか妙な)タイミングで巧みに操りながら観衆を徐々に自分の世界に引き込んでいく。
M-1でいう麒麟枠ではなかろうかと思われる1人、知名度は低いが実力は侮れない。
やまもとまさみ
山本聖実(やまもとまさみ)、マセキ芸能社所属のピン芸人、名前は女性っぽいけど男性。
ぶっちゃけキモいオカマのおっさんなんだけど、動きがそれっぽくて何故か憎めない。
どーなんだろ……あんま知らない人なのでなんともコメントしづらいなぁ。
準決勝の評価は高くダークホースになりうる存在のようだが果たして。
バカリズム
升野英知(ますのひでとも)、マセキ芸能社のピン芸人、元バカリズムのボケ担当。
昨年トツギーノで関係者の度肝を抜いたバカリズム、トツギーノ続編か新ネタか順当に決勝へ。
トツギーノばかりが注目されるが、イラストを用いないネタにも定評がある。
シュールで独特の着眼点は常に予想外、飽くなき探究心が昨年の雪辱を果たすか。
なだぎ武
灘儀武(なだぎたけし)、吉本興業(大阪)所属、ザ・プラン9の奇妙な動き&ディラン担当。
話題の1人、と言ってもR-1女王との交際発覚による部分も大きいが。
毎年プラン9のメンバーはR-1で上位に進出してくる中、今年はなだぎが勝ち上がり。
話題先行との噂もあるが実力は確かにある、不条理な前評判を覆す事ができるか。
展望
あべこうじ・岸学・中山功太といった昨年のファイナリストや、
いとうあさこ・井上マー・ネゴシックス・南野やじ等、
名立たるピン芸人の実力派が相次いで準決勝敗退。
この決勝戦に駒を進めた8人の中で当初の予想に沿い、
順当だと思われるのは半分程度で残り半分は意外というか想定の範囲外と言うか…。
それ故、歴戦の兵を退けて決勝に駒を進めてきた無名のピン芸人には大いに期待。
さて展望だが…M-1と違い草の根っぽいR-1は何が起こるか予想も出来ない、
想像以上にスベりや空気が合わないなどの事故が起こりやすく、順位予想がしづらい。
ただ、大方の予想通りと言うか何と言うか、
友近の優勝はかなり厳しいラインになりそうだ。
M-1の麒麟・笑い飯に似て、常連ゆえの新鮮味のなさは如何ともしがたいものがあり、
昨年までの4大会を上回る出来を見せるか、
或いは他が総崩れしない限り彼女が戴冠することはまずない。
それは引退した野球部のOBが夏休みの練習でひょっこりやって来て、
確かに良いバッティングなんだけど、自分だけ気持ちよく打って帰っていく感じ。
という、昨年の審査員ダンカンのこのコメントが如実に表している。
それ以前にこの人、決勝では何故そのネタをというくらいチョイスが下手なことでも有名。
決勝を自己満足の場で終わらせるのか、本気で狙いに来るのか、
いまいちその真意が読めない孤高の女王だろう。
知名度・注目度の点でチュートリアル徳井に二冠のチャンスが巡ってきた。
吉本男前ランキング3年連続1位(殿堂入り)という抜群のルックスに、
ヨギータや漫才で見せるその男前とは全く無縁な破天荒キャラ、
笑いの神は何故彼に二物を与えたと関西若手芸人が羨む実力派。
ヨギータのメディア露出も比較的多く、勿論インパクト十分。
尚且つM-1優勝という知名度が加わってR-1でも優勝候補に伸し上がった。
しかし4分と言う持ち時間をヨギータ1人でこなす下地があまりないのは不安なところ。
あと、基本的に下ネタと言うのも不安に拍車を掛ける(苦笑)
バカリズムは昨年のネタで挑戦するならまず優勝はないと言っていいが、
こちらはとも地下と違いフリップ捲りネタというはっきりしたスタイルを、
それ以外の見た目新鮮なスタイルに替える余地が十分に残っている。
事実、新春の初笑い番組ではフリップを用いない独創的なネタを披露しており、
昨年の知名度を活かす事が出来れば低評価を覆す事も十分にあるだろう。
プラン9なだぎ武、に限らずプラン9のピンネタは基本的にかなりディープでコア。
ピンでの活動にも定評はあるが、分かりやすいネタを持つ浅越ゴエ以外、
他のプラン9メンバーは毎年惜敗を繰り返している。
とは言え決勝に残るだけでも十分に実力を持っていることには違いないのだが、
ディープ故の万人受けしづらさをどう乗り越えてくるのか、
恋愛報道による話題先行を払拭すると言う無意味に聳え立つ壁も大きな障害。
土肥ポン太・ウメ・大輪教授・やまもとまさみの四者は知名度がないだけで、
準決勝での評判はかなり高かった、侮れない不気味さは持っている。
小道具(フリップ・ホワイトボードなど)を使うスタイルはこういう短期決戦では有利で、
要は一般大衆に向けた分かりやすいインパクトのあるネタがあるかどうか、そこだろう。
その点では三者ともなだぎ武よりもスタートラインは前にあるのかもしれない。
とは言え土肥ポン太のトップバッターはどう見ても不利。
順番で行くとウメ・やまもとまさみ辺りが面白い存在だろうか。
予想
18日3時30分最終更新
◎:徳井義実
○:バカリズム ▲:なだぎ武
注:土肥ポン太・大輪教授(・ある意味友近も)
ちなみに関西ローカル番組内メシ-1グランプリ3連覇を誇る徳井、実は既に2種四冠。
と言っても本業はM-1のみ、メシ-1はあくまでもお飾り。
なのでチュートリアルには是非お笑いで二冠を達成してもらいたいという希望を込めて。
M-1優勝者を関西に埋もれさせるのは勿体無いよ。
フットボールアワーも中川家もブラックマヨネーズも、ますだおかだは……まぁノーコメントで(苦笑)
とにかく関西若手漫才師はもっと全国で支持されていいはず。
そんな期待をチュートリアルに託すのは関西人として当たり前のこと!
頑張れ徳井!負けるなヨギータ!
他はあんまり興味なかったり。
結果
1位:456点 なだぎ武 「ディラン」 (同点1位、決勝投票4票)
2位:456点 徳井義実 「ヨギータ」 (同点1位、決勝投票1票)
3位:448点 バカリズム 「イニシャル授業」
4位:440点 土肥ポン太 「慰安催し」
5位:439点 友近 「ピザ屋の中年男性店員」
6位:438点 やまもとまさみ 「修学旅行教員」
7位:437点 ウメ 「紙コント」
8位:409点 大輪教授 「素因数分解」
トップバッター土肥ポン太は微妙な空気、2番手徳井もそれに乗ってしまったが踏みとどまる。
3番手に大輪教授と言う絶好のクッションを挟んだ4番手友近がここに来て会場を湧かせ、
それを完全に受け継いだ5番手ウメが一気に流れを引き込んだ。
かに思われたが次の6番手やまもとまさみで再び落ち着いた流れを、
上位を狙う7番手バカリズムが弾けさせることが出来ず再び微妙な空気に。
溜まった会場のフラストレーションが、満を持して登場したなだぎにどっと傾いた。
結果は2番手チュートリアル徳井と8番手ザ・プラン9なだぎが456点で同点。
審査員5人による決選投票の結果4:1でなだぎに勝利(笑い)の女神が微笑んだ。
順位や得点に大きな反響があったがそれは各々個人Lvでの感想に留めておくとしても、
相変わらず500万を懸けた大会にしては稚拙な流れ、微妙な構成は大きな課題であり、
製作サイドの甘さは5年目に突入してなお改善される様子がないのは悲しむべきところ。
特に、同点1位を想定していたにも拘らずそのルールを明確にしていなかった事は、
ドタバタ劇で優勝が決まったように思わせ、徳井・なだぎの両ファンに暗い影を落とした。
短評
1位:なだぎ武 456点
うーん、出来ればディラン・・・は止めて欲しかったなぁ、
カップルでの前評判に乗っかっちゃったみたいで(苦笑)、
昨年同様にモノマネを声帯(形態)模写と捉え、彼の一番の得意ネタだと考えれば、
でもやっぱり他にも良いネタあったはずなんだけどなぁ、なだぎ武って。
8人の中でネタの構成は文句なく切れのある抜群のテンポは一番で、
他と比べるとやはり隙が格段に少なかったのは事実で優勝は納得。
会場の盛り上がりはトリと言うことを差っ引いても一番で、
あれを見れば誰もが(本人ですら)優勝だと思ったはず、まさかここまでもつれるとは。
まぁあの流れで責めるのはお門違いで責めるべきは製作サイドだろうが、
決勝投票前での必死なアピールの1コマはやや行き過ぎた感があり、
極度の緊張で沈黙していた徳井と対照的で遺恨を残した気はする。
でもまぁ100人が見て80人人くらいは優勝だって思うんじゃないかなと。
2位:徳井義実 456点(1位同点決勝、審査員の投票により2位)
現時点でヨギータとしてやれることは全てやったが、ワンパンチ足りず。
マイクを前に大掛かりなセットも然したる小道具もなしで挑んだ上に、
いつもと違ってツッコミも居ない状況では致し方ない気はするが。
好意的に取ればそういうスタンドマイク一本のストイックなスタイルや、
ベタ滑りから新しい笑いに持っていったこと、羽織を脱ぐ(落語での決まり)などの技と、
チュートリアルの代名詞である独特の言い回しや暴走加減などのスタイルが、
我々素人には想像できない位に、その道のベテラン芸人の審査員に評価されたか。
2番手にしてはかなり笑いは取れたほうで、上位評価になったことは納得だが、
同点1位という結果は流石に本人も意外だったのでは、過大評価されすぎかも。
3位:バカリズム 448点
トツギーノのイメージを一蹴するに足りうる蝶仮面のインパクト、出オチ?
あれは狙ったのか偶然か不明だけど、昨年の印象を色濃く残していたところからの、
蝶仮面にワイシャツネクタイっていう一気の方向転換はかなりインパクトがあった。
ただ内容的にはあと1つ、状況設定にもう少し説明があっても良かったかなと思う。
トツギーノと同様に相変わらずの不親切さがバカリズムのスタイルなのだろうが、
その不親切さが原因か会場(審査員)がネタを見てからバカリズムの意思を飲み込むまでに、
若干のタイムラグがあった分笑いを取りきれず、評価が落ちた事は否めない。
でもシュールで会場を置き去りマイワールド独走っていうスタイル、私は嫌いじゃない。
芸暦の長い太平サブローが完全に置き去りにされるってのはやりすぎなのか、
いや、責めるべきはバカリズムではなく太平サブローだろう。
4位:土肥ポン太 440点
トップバッターという絶対的不利な条件ながらの4位は立派だが、
もう少し流れに鷹揚感があっても良かったかなぁと思う、物足りなかった。
着眼点はいいがネタ構想で活かしきれなかったという感じ、勿体無いなぁと。
特に、モノボケに対するお客さんの目はここ数年で確実に肥えてる。
それを恨むなら内P/イロモネア辺りで若手を鍛えだしたウッチャンを恨むべし。
関西で評判の素質馬だけど本番で今ひとつっていうのは、中山功太枠?
トップバッターが掴みで「ハエ・UNK」と持ってくるのはどうなのかと思ったが、
会場にはちゃんとウケていたのでここはマイナスポイントではなかったようだ。
しかしそれ故に2番手のヨギータが早い段階で得意のエロネタに持ち込むことが可能に。
敵に塩を送ってしまったような気がするが、トップバッターの宿命か。
5位:友近 439点
前3人の微妙な燃焼度に助けられた感はあったけど今年は確かに斬れてた、狙いにきてた。
やっぱ友近は関西コテコテのおっさんやらせると滅法強い、面白いのよね。
昨年の自己満足で終わったネタ披露っていう汚名を返上して余りあった。
そう考えるとウケの割にこの点数、会場が求める友近像が想像以上に高いのではないか。
まぁ5年連続で決勝に残ったゆえの飽きを考えると納得はするんだよね、可哀想だけど。
新鮮味のある1~2回大会で優勝を取れなかった友近を責めるのは若干酷な気がするが。
こういうの、M-1での麒麟・笑い飯同様、誰を責めていいのやら…。
6位:やまもとまさみ 438点
ダークホース・ノーマークゆえの身体を張った笑い。っていうか出オチ。
ありがちだけど関東芸人がやると意外と新鮮、でも良くあるスタイルで捻りはない。
見た目分かりやすいのが6位の要因か、まぁ4位から7位まで1点差なんだけど。
とりあえず微妙にオカマちっくな口調は彼の持ち味なんだと思う、好みは置いといて。
でもまぁ昨年の岸学を見ているようで、こんなもんかなぁと。
7位:ウメ 437点
今にも死にそうな訛り声、変な絵を意外な形でループさせる、
斬新さでは今大会参加者の中では群を抜いていたのでは。
方言で小さめの声なのに早口で展開するネタに審査員が追いつけなかったのかな。
会場のウケはかなり良かった気がするんだけど。
この順位で甘んじるような悪いネタではなかったのだけは確か。
あと何回か同じスタイルでの違うネタを見てみたいと思わせる構想で、
やまもとまさみと土肥ポン太に順位で甘んじたのは意外だった。
斬新過ぎてた故の低評価であるならば頷けるが……。
8位:大輪教授 409点
笑いと言っていいのか難しいところ、えなり以外での押しが弱かったか。
あははうふうと笑わせるというよりは、ほーへーふーんと感嘆させる感じ。
素因数分解自体はさほど難しい内容ではないものの、
それをネタに組み込み笑いを作ろうとするのはやはり難しいか。
更に、その過程を経て導き出される答えがまた万人がそうだと思うものではなく、
その色んな微妙なポイントが積み重なってオチに弱さが出たような気がする。
でも最大の敗因はヨギータの次だったことかもしれない。
もう少し字は綺麗に書いても良いと思う、でなきゃ読み取れない位の文字か。
文字を追うには中途半端、声を追うにも中途半端な感じだった。
あと掴みとUNKがダダスベりだったね、最下位は納得なんじゃないかな。
総括
徳井のヨギータ、なだぎのディランは予想通り、友近もいつものスタイル、
ウメの紙コントやバカリズムのイニシャル授業、大輪教授の素因数分解もそれぞれの得意ネタ、
土肥ポン太は数あるネタを組み合わせた複合技、やまもとまさみはマイペース。
各人その時点での最高の持ちネタを披露してきたのは確かに理解した、したけど……。
昨年(のあべこうじ・博多華丸レベル)と比べるとレベルが一枚落ちた感は否めない。
出来レースとまでは言わないが若干がっかりしてしまう内容だった。
全体的に見ると、シチュエーションコントが増えてきたなぁという印象。
セットが大掛かりだったりかなり小道具を使うようになって来ているのも気になる。
昨年2位のあべこうじと同じ小道具を用いない話芸勝負のストイックさはヨギータが
昨年優勝の博多華丸と同じモノマネネタ昇華のスタイルはディランと、それぞれシンクロする。
ただし残念な事に完成度はどちらも昨年の方がはるかに上であると言わざるを得ない。
という点で見るとストイックな部分が評価されての徳井2位は、
こうやってあとあと考えてみれば納得出来る。
しかしそうなると物ボケにストーリーをつけた4位の土肥ポン太が納得できなくなる。
まぁR-1に限ったことではないが審査員や会場と視聴者の間に微妙な笑いのズレがあるのは、
お笑いのグランプリものでは恒例の事、と言うか各々ツボが違うのだから当たり前。
にしても今大会ほどズレたのは初めてではないかと言えるほどの不透明度。
更には同点1位は決勝投票で優勝を決めるという不可解なシステムがそれに輪をかけた。
全審査員の得点を公表しそこから高い点数をつけた審査員が多い側が優勝という
M-1同点システムを何故採用しなかったのかという疑問は、
「男前でM-1優勝がR-1まで取ったら神は居ない」という投票寸前のなだぎの自虐発言と相まって、
5年目にして初めて、誰もが思っていた不透明さをはっきりしたものにした気がする。
R-1は賞金だけの大会で優勝しても名誉はない、という大会に成り下がらない為にも、、
5年経過したのだしそろそろその構成を考え直さなければいけない時期だろう。
司会ほしのあきの切羽詰った進行や雨上がり宮迫の「何かムカつく」もまた再考の時期。
相変わらず蛍原の司会の卒の無さと宮迫の我の強さが印象に残る味の悪さ。
審査基準、審査システムという中枢に、司会・アシスタントという動力部分、
重要な部分が相次いで不明瞭で喉に何か引っ掛かりを残す5回大会であった。