第7回 ジャパンダートダービー
2005年7月13日 大井 ダ2000・右・外
3歳 交流指定 別定
枠順
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ∧_∧ 7/13 大井9R ダート・右外 2000m
┃第7回ジャパンダートダービー(GI)(G1).┃(´∀` )<3歳(指定交流)オープン 別定 発走20:15
┣━┯━┯━━━━━━━━━━━━┻○━○━━━┯━━━━━┯━━━━┓
┃1 │1 │[J]ドンクール .[牡3]│56│熊澤重│(栗)梅内忍│ユニコーン 3┃
┃2 │2 │[愛]スコッツデール [牡3]│56│安部幸│(名)角田輝│東海D 2┃
┃3 │3 │[J]プライドキム ..[牡3]│56│池添謙│(栗)池添兼│ユニコーン 5┃
┃3 │4 │マズルブラスト .[牡3]│56│内田博│(船)川島正│東京D 3┃
┃4 │5 │[愛]セントレアリキ [牡3]│56│吉田稔│(名)角田輝│東海D 1┃
┃4 │6 │キョウエイペガサス .[牡3]│56│山田信│(大)阪本一│東京D..11┃
┃5 │7 │ブラウンコマンダー _ [牡3]│56│左海誠│(船)岡林光│東京D 5┃
┃5 │8 │ダンシングスキー .[牡3]│56│鈴木啓│(大)宮浦正│栄城賞 1┃
┃6 │9 │メイプルエイト [牡3]│56│張田京│(船)岡林光│東京D 2┃
┃6 │10│[J]カネヒキリ [牡3]│56│武 豊│(栗)角居勝│ユニコーン 1┃
┃7 │11│[J]コンゴウリキシオー [牡3]│56│藤田伸│(栗)山内研│ダービー.11┃
┃7 │12│[愛]チャコティー .[牡3]│56│清家義│(名)角田輝│B3組B3゙6┃
┃8 │13│[J]アグネスジェダイ _[牡3]│56│小牧太│(栗)森秀行│ユニコーン 2┃
┃8 │14│ボンネビルレコード _ [牡3]│56│的場文│(大)庄子連│東京D 4┃
┗━┷━┷━━━━━━━━━━━━━┷━┷━━━┷━━━━━┷━━━━┛
展望
南関東の王者シーチャリオットが戦線離脱したのは非常に残念だが、
今年は例年に無く層が厚いこともあり、名実共に3歳ダートNo.1を決める一戦となりそうだ。
やはり中心はJRA所属馬、ドンクール、アグネスジェダイ、カネヒキリ、プライドキムの四つ巴。
その中でも特に本命視されるのはダート4戦4勝で内容も圧巻のカネヒキリ。
前々走端午Sは2着に9馬身(1.4秒)差をつける圧巻の競馬であり、
前走ユニコーンSでは他3頭を完封し、追わずで1着と、頭一つ抜けている。
地方競馬が初経験という一点だけが不安材料だが、他3頭との勝負付けは既についた感も。
対抗には前走ユニコーンSの3着が初の黒星だが、それまでは5戦5勝ドンクール。
しかしユニコーンSの内容を見る限りではカネヒキリとの差を感じる。
斤量が同じ56kgとなる事、兵庫CSでの地方遠征経験などを挙げて、
その差をどれほど縮められるか・・・1枠1番を有利な枠と出来るかがポイント。
3番手は強いところ相手に2着続きと善戦するアグネスジェダイか。
父が生粋のスプリンターアグネスワールドと、常に距離への不安が付きまとうものの、
逃げて粘りこむスタイルで芝の成績も安定と自分のスタイルは確立。
2000Mという距離が最大のポイント、ペース次第では克服出来そうなところが怖い。
昨年6月デビューで2歳時7戦、今年に入って既に7戦と休みなし。
通算15戦目となるここでGIを向かえ疲れが影響しないかという不安も。
2歳チャンプのプライドキムだが、3歳になってからが案外。
2歳で賞金を確保し芝へ浮気したローテーションのお陰で今年3走目だが、
皐月賞TRスプリングSの大敗はさておき、兵庫CSでは0.1秒差3着、
ユニコーンSに至っては1着カネヒキリから1.3秒差、3着ドンクールから0.8秒差の5着。
ここで巻き返し名誉を挽回したいところ。
本来であればここに史上最強の公営馬となる(であろう)シーチャリオットが加わるはずだったのだが・・・。
そのシーチャリオットに羽田杯・東京ダービーと続けて2着の後塵を舐めさせられたメイプルエイト。
前に付ける競馬から今回はアグネスジェダイを見る形だろうか、出し抜け出来れば・・・。
同様に続けて3着のマズルブラストも脚質に自在性がある。
一方東海ダービー1・2着馬、両名参戦となる愛知勢の力はどうだろうか。
1着セントレアリキはJRAダート2歳未勝利(1200Mだが)を勝っており、
2着スコッツデールもJRA2歳未勝利(こちらは2000Mだが芝)でタガノデンジャラスに2着と、
どちらも意外な実力を持っており南関東勢と比較しても見劣りせず、魅力十分。
JRA3歳牡馬クラシックからコンゴウリキシオーも参戦だが、
ライラプスの二の舞にならぬか多少気がかり、ダートもこなせる血統だが・・・。
予想
姉御
◎カネヒキリ ○ドンクール △マズルブラスト
えあ
カネヒキリで決まり。
結果
| 着順 | 姐 | え | 馬名 | 所属 | 人気 |
| 1着 | ◎ | ◎ | カネヒキリ | JRA | 1 |
| 2着 | メイプルエイト | 船橋 | 6 | ||
| 3着 | ボンネビルレコード | 大井 | 9 | ||
| 4着 | ブラウンコマンダー | 船橋 | 8 | ||
| 5着 | ○ | ドンクール | JRA | 2 | |
| 6着 | プライドキム | JRA | 7 | ||
| 7着 | コンゴウリキシオー | JRA | 3 | ||
| 8着 | アグネスジェダイ | JRA | 5 | ||
| 13着 | △ | マズルブラスト | 大井 | 4 |
ダート版ディープインパクトに相応しく単勝1.1倍と断トツ人気のカネヒキリ。
2番人気に7.1倍ドンクール、四つ巴といえども単勝一桁台はこの2頭のみ。
レースはえあさんの予想通り、逃げるアグネスジェダイ。メイプルエイトがそれを眺めつつ。
更にそれをカネヒキリが見ながら、カネヒキリの先行抜け出しを阻止すべく有力どころはその前後。
ただ一つ、読みが違ったのはマズルブラストの逃げ。
アグネスジェダイに絡むように2頭ハイペースで飛ばし、前半1000Mはなんと61.2秒。
テンの3Fに至ってはスプリント戦かと見紛うほどの34.9秒。
当然こんなペースで2頭が持つはずも無く、3コーナーで早くもマズルブラストが脱落。
メイプルエイトを交わしカネヒキリがアグネスジェダイへ襲い掛かる。
プライドキムは動かず(動けず?)ドンクールがカネヒキリに食いつくように上がっていくが差は縮まらず。
4コーナーで早くもカネヒキリが先頭に立ちそのまま直線へ。
コーナーを内から掬ったメイプルエイト、粘るアグネスジェダイ、ドンクールも必死に追う。
しかし先頭のカネヒキリはさらにその差を広げ、終わってみれば4馬身差圧勝。
前評判を裏付けるべく、呆れるほどの強さを見せ付けた。
短評
1着:カネヒキリ
まさにディープインパクト、圧勝。
秋はダービーグランプリ(ダービーG・盛岡)を予定しているとのことで、
ユニコーンS・ジャパンダートダービー・ダービーグランプリの三冠を狙う。
暫定での三歳ダートキング、真の王者決定戦はシーチャリオット復帰後になるだろうか。
2着:メイプルエイト
最内からアグネスジェダイを競り落とし、後続を何とか抑え2着死守。
こちらは南関東三冠で全て2着の偉業(と言っていいだろうか・・・)。
それぞれのレースで1着だった馬を見れば、2着でも評価してよいのではないか。
超一流とは差があるが、一流とは互角のレースが出来る馬と見ていい・・・と思う。
3着:ボンネビルレコード
4着:ブラウンコマンダー
どちらもも南関東勢。2頭は後方から追込み3着に粘ろうとするドンクールを捉えた。
5着;ドンクール
結局南関東3頭に破れ5着、カネヒキリとの一騎打ちかと思われた直線も案外。
6着:プライドキム
終始伸びを欠いた。
7着:コンゴウリキシオー
ダート初参戦で7着、こんなもんだろうか。
8着:アグネスジェダイ
距離が長すぎる上にペースも相まって仕方なし。
もう一頭の逃げ馬マズルブラストがアグネスジェダイから2.3秒離されての13着を考えれば妥当か。