OkaSho05

Last-modified: 2006-05-27 (土) 19:21:33

第65回桜花賞

THE OKA SHO (JAPANESE 1000 GUINEAS) (GI)
2005年4月10日 (日)
芝・右 1600m 3歳 牝 指定 55.0kg


展望

トライアルを洗いなおす。
 
チューリップ賞は3番人気エイシンサンディ産駒エイシンテンダーが急浮上。無敗の3連勝で本番へ勢いをつけた。
地味な血統、有力どころとの対決が無いという事でフロック視されているが本番で要注目。
メンバー最速の末脚で2着アドマイヤメガミ、渋く長い脚ダンツクインビーが3着で優先出走権を獲得。
良血オリエントチャーム、ディアデラノビアは本番への切符をの切符を逃した。
賞金も少なく桜花賞は抽選となり、くじ運次第ではオークスへ目標を切り替える事になるか。
えりもの期待エリモファイナルもディアデラノビアと潰し合い敗退。こちらは賞金面で不安ないが…。
 
フィリーズレビューは内容の濃い前哨戦だった。
この春不動の本命へ台頭するべくラインクラフトが強烈な末脚を繰り出し他馬を一蹴。
2歳女王の舞台と全く同じ条件で、今度こそ桜の女王へと再名乗りを。
父が同じだからだろうか、昨年のスイープトウショウを思い浮かべる。
2着には最内からしぶとく粘ったディアリングハート。本番で同様のことが出来るかどうか。
3着エアメサイア、鞍上にはあのアドマイヤマックスをGI馬に仕立て上げた武豊、本番でも不気味。
ディアデラノビアはチューリップ賞から連闘で挑むが、惜しくも4着。
一瞬の斬れはラインクラフトを上回っていたのだが、本当に一瞬でしかなかったようで、難しい馬である。
次走はオークストライアルあたりか、距離はマイルのほうが合っているだけに惜しいことをした。
5着ジェダイトも桜花賞の出走は叶わない、オークスへ向けたレース選びとなるようだ。
 
アネモネSは今年も小粒なメンバー構成で、ここからスターが生まれるとは考えづらい。
阪神JF2着・函館2歳S勝ちのアンブロワーズが3着。
休養明けもあり、これを基準に判断するのは難しくレースLv判断材料にならない。堅実な走りは魅力的だが。
1着ペニーホイッスル・2着はマイネコンテッサ、両馬が優先出走権を獲得。
 
ライラプスがクイーンCでようやく本領を発揮。
馬場とペースに助けられた感もある。実際に武豊は桜花賞の騎乗馬として、こちらよりエアメサイアを選んだ。
このレース桜花賞にはあまり縁がない事もあり穴馬的位置に収まりそうか、オークスでは一考したい所。
2歳女王ショウナンパントルは重い重量負担もあったためか2桁着順と大敗。負け過ぎの感じ、本番では期待薄か。
調教師曰く、能力は一級品メジロドーベルにも引けを取らないらしいのだが…。
 
フラワーCからはこちらも無傷の3連勝でシーザリオが桜の女王へ名乗りを上げた。
単勝1.4倍という圧倒的な人気に応えるようなパフォーマンスを披露。
好位に付け、直線も素晴らしい脚を繰り出す強い競馬。
上位との対決がない為大きくは言えないものの、
昨年からフラワーCもクラシックに縁があるだけに注目の一頭だ。
 
以上の馬が桜の女王を賭けて争う注目の一戦、
第65回桜花賞(GI)は4月10日、阪神競馬場、芝1600Mで行われる。
 

予想

姐御

◎ラインクラフト ○エアメサイア ▲ショウナンパントル

えあ

本命ラインクラフトは、やや脆さもあるものの現時点ではトップと見ていい。
阪神JFから続いた有力馬の戦いも、トライアルのたった一戦だけで全てを塗り戻すレースだった。
阪神マイルと言う事もあり枠順も非常に重要であるが、破った馬とはほぼ勝負付けが済んだと見る。
ここは別路線から台頭してきた数頭とラインクラフトの力量を比較したいと言う意味で以下の通り。
◎ラインクラフト ○エイシンテンダー ▲シーザリオ
 

結果

着順馬番馬名姐御えあ性齢斤量騎手タイム着差馬体重人気
1817ラインクラフト牝355.0福永祐一1:33.5 454 -62
247(父)シーザリオ 牝355.0吉田稔1:33.5アタマ454 -21
359デアリングハート  牝355.0M.デムーロ1:33.6クビ418 +210
4715エアメサイア 牝355.0武豊1:33.91 3/4馬身462 +43
536(父)(市)ダンツクインビー  牝355.0小牧太1:34.03/4馬身474 -614
648(父)エイシンテンダー 牝355.0武幸四郎1:34.21馬身488 -25
735ジョウノビクトリア  牝355.0横山典弘1:34.2アタマ474 012
823エリモファイナル  牝355.0岩田康誠1:34.52馬身444 -411
911アドマイヤメガミ  牝355.0池添謙一1:34.61/2馬身444 09
10816(父)モンローブロンド  牝355.0佐藤哲三1:34.7クビ440 -415
1112ペニーホイッスル  牝355.0柴田善臣1:34.81/2馬身454 -48
12611ライラプス  牝355.0藤田伸二1:35.01 1/4馬身446 +66
13818ショウナンパントル 牝355.0吉田豊1:35.0クビ446 -127
14714アンブロワーズ  牝355.0四位洋文1:35.21馬身478 -104
15612カシマフラワー  牝355.0松永幹夫1:35.2ハナ442 -417
16510テイエムチュラサン  牝355.0田嶋翔1:35.52馬身460 018
1724マイネコンテッサ  牝355.0松岡正海1:35.5クビ444 +1016
18713フェリシア  牝355.0幸英明1:36.35馬身448 +413

 

短評・総括

1着:ラインクラフト
2着:シーザリオ
浮動の本命と思われていたラインクラフトを抑え1番人気がシーザリオ。
この時点で両馬の立場は逆転していたのかもしれない。
予想より積極的に前へ付けたラインクラフト、行き場をなくし下げざるを得なかったシーザリオ。
そしてそれが最後まで埋まらずそのまま順位に反映された。
4着:エアメサイア
良い位置取りだったのだが上位馬との力量差が出たのかもしれない。
6着:エイシンテンダー
終始後方、過去3戦が前目だった事もあり一級線相手に直線一気は難しい。
13着:ショウナンパントル
・・・不可解と言うか超早熟と言うか・・・。