SprintersS06

Last-modified: 2006-10-03 (火) 02:24:31

第40回 スプリンターズステークス

THE SPRINTERS STAKES (GI)
2006年10月1日 (日)
芝・右 1200m 3歳以上 国際 指定
定量(4歳上牡57.0kg 4歳上牝55.0kg 3歳牡55.0kg 3歳牝53.0kg)


グローバル・スプリント・チャレンジ 第6戦

電光石火の短距離戦
世界最速へ


枠順

馬番馬名性齢負担重量騎手調教師
11(父)ビーナスライン牝555.0秋山真一郎堀宣行
2タガノバスティーユ牡355.0勝浦正樹池添兼雄
23[外]レザークせ657.0E.サンマルタンT.ピット
4メイショウボーラー牡557.0福永祐一白井寿昭
35(父)シーイズトウショウ牝655.0池添謙一鶴留明雄
6(市)ゴールデンキャスト牡657.0小牧太橋口弘次郎
47オレハマッテルゼ牡657.0柴田善臣音無秀孝
8(外)キーンランドスワン牡757.0L.イネス森秀行
59[外]ベンバウンせ557.0D.オドノヒューM.ウォレス
10(父)ブルーショットガン牡757.0藤岡佑介武宏平
611(父)タマモホットプレイ牡557.0渡辺薫彦南井克巳
12(父)(地)シンボリエスケープ牡557.0蛯名正義久保田貴士
713[外]テイクオーバーターゲットせ757.0J.フォードJ.ジャニアック
14[外]サイレントウィットネスせ757.0F.コーツィーA.クルーズ
815(外)ステキシンスケクン牡355.0後藤浩輝森秀行
16チアフルスマイル牝655.0岩田康誠池江泰郎

展望

昨年の覇者、香港競馬史上に残る最高傑作とも呼び声高い名スプリンター、
精英大師ことサイレントウィットネスが今年もやってきた。
昨年ほどの勢いはないにしてもやはり貫禄と言うか実績が幅を利かせる、
03~04年期から4年続けての香港最優秀スプリンター、3年連続の年度代表馬、
昨年の安田記念・スプリンターズSで日本の芝適正も疑いようなく、
万全であれば今年も強力な1頭となるだろう。
 
今年のグローバル・スプリント・チャレンジ5戦終了時点で33点、
2位以下を大きく離している首位テイクオーバーターゲットも上位。
前走セントウルSはシーイズトウショウから3馬身差2着も4kgの斤量差があった。
2kg減の57kgで出走できる今回は巻き返しも必至、こちらも強力だ。
 
2頭に隠れるような扱いだが決して見劣りしないのは英国から来たレザーク。
ゴールデンジュビリーS・ジュライCの連覇で一躍欧州スプリント路線で名乗りを上げた。
2戦ともテイクオーバーターゲットを破ってのもので勝ちはある。
欧州勢は馬場適応に問題はあるものの、侮れない存在だ。
 
一方迎え撃つ日本勢はというとやや小粒な印象は否めない。
 
主役はサマースプリントシリーズの覇者で今が成熟期かシーイズトウショウ。
今年の宮記念を取りこぼしもう万策尽きたかと思われた矢先、
CBC賞から2勝を含む4連続連対の純パーフェクト、今一番勢いがある。
実績では死角無しの大本命だが中山との相性は決してよいといえない。
夏前のCBC賞、坂なし小回りの夏競馬、阪神代替で中京開催のセントウルSから、
本番は苦手と思われる中山に舞台が移り心臓破りの坂が暫定女王を待ち受ける。
 
今年の成長株、高松宮記念優勝馬オレハマッテルゼが春秋統一王者に挑む。
安田記念は不利もあり度外視、京王杯スプリングCの圧勝から充実がうかがえる。
小回り平坦の中京より直線急坂の中山で豊富なスタミナが生きそうにも思えるが、
何と言ってもぶっつけ本番なのは最大のマイナス要因だろう。
久々に春秋統一王者を見たいものだが果たして。
 
函館スプリントS優勝キーンランドC3着のビーナスラインに勢いがある。
大外一気の優勝、内を突いての3着と後方からの末脚には目を見張るものがある。
函館巧者の印象が拭いきれないものの中山の成績も決して悪くはなく、
この2走で完全にフロック視を払拭し、本番でもあの豪脚再び。
 
アドグル世代の熟女はシーイズだけではない、キーンランドCの優勝馬チアフルスマイル。
昨年春から1600-2000辺りの牝馬路線を歩んだが、元は1200-1600の馬。
スプリントに戻ったキーンランドCで目の覚めるような末脚を披露し完勝。
破った相手がシーイズトウショウ・ビーナスライン・ブルーショットガンなら、
この1勝にも十分な重みがある、舐めて掛かると痛い目にあいそうだ。
 
阪急杯で見せた松永幹夫(元騎手)感動の重賞ラストライドを演出したブルーショットガン。
そんなミッキー2000勝の立役者も宮記念では藤岡騎手に乗り代わり惨敗した。
しかしここに来て函館スプリントS3着・キーンランドC4着と手中に収め始めたか。
小柄な馬体から相変わらず57kgへの不安はあるが、堅実な末脚は夏競馬でも健在で、
そろそろ鞍上ばかりでなく馬自体にも目を向けて良い頃か。
 
中山下手なのか本番では苦戦する古豪ゴールデンキャストも気付けば6歳。
トライアル馬か阪神巧者か、04・05年セントウルS2連覇も本番は相次いで着外。
3度目のこの舞台、06年セントウルS(中京開催)8着から挑むも流れが変わるか。
逃げられれば味のある3歳代表の1頭ステキシンスケクンは京成杯AHを快勝。
とにかくハナを切るようなら呆気ない逃げ切りも有りうるだけに警戒は必要。
リミットレスビッドも主役を張るにはやや物足りない印象は否めない。
CBC賞3着で首の皮1枚繋げ、北九州記念5着、セントウルS4着と堅実ではあるが。
昨年4着の素質馬マルカキセキはその後(1.0.1.6)と全く振るわないと言って良い。
今回どこまで人気になるのか全く予想が出来ない、人気薄なら或いは。
いつ見限れば良い、今や地方交流競馬でのみの好走となっているメイショウボーラー。
近走成績から苦戦は必至も、過去の実績がそうはさせじと幅を利かているがどうか。

予想

姐御

◎テイクオーバーターゲット ○レザーク
▲シーイズトウショウ △サイレントウイットネス
☆チアフルスマイル 注オレハマッテルゼ

外国馬が有利な展開になりそう
昨年からグローバル・スプリント・チャレンジにこのレースが加わり
より実力がある外国馬が出走するように変わった
実績馬は他のレースと違いそのまま好走することが多いようにみえる
馬場状況 天候の影響も参考に

メンバーは見てのとおり豪華
テイクオーバーターゲットが安定した成績を収めている+前走の好走を評価したい
英国馬のレザークも成績を見る限りなかなかいいように見える
シーイズトウショウは体重減での勝ちが今回反動としてどういった影響をでるのか
輸送競馬になるで馬体重は要注意のところだ 
昨年の覇者サイレントウイットネスは今年は今ひとつ・・・注意すべきものはある
ビーナスラインとチアフルスマイルは安定しているだけにあえて悩んだが
不利が多い大外枠のチアフルスマイルをあえて候補に
オレハマッテルゼは左回り専用のイメージが払拭しきれないが一発があるかもしれない

えあ

丸:テイクオーバーターゲット ○:オレハマッテルゼ ▲:チアフルスマイル
△:シーイズトウショウ ステキシンスケクン サイレントウィットネス
注:レザーク
 
テイクオーバーターゲットから行きたい。
前走が叩きであの競馬なら使われた上積みを期待できる。
対抗には休み明けでもオレハマッテルゼ、調教の動きが良い。
先行勢が多く後ろからの馬も、チアフルスマイルが面白そうだ。
シーイズトウショウはどうしても中山への輸送で馬体が減るだろう、減点。
逆にステキシンスケクンは中山の実績が光り距離短縮の減点には目をつぶる。
何だかんだで昨年のあのレースっぷりからサイレントウィットネスも怖い存在。
でも一番不気味なのは本命テイクオーバーターゲットを2度破っているレザーク。

結果

着順馬番馬名姐御えあ性齢斤量騎手タイム着差馬体重人気
1713[外]テイクオーバーターゲットせ757.0J.フォード1:08.1 518 +61
224メイショウボーラー牡557.0福永祐一1:08.52 1/2馬身488 -210
312タガノバスティーユ牡355.0勝浦正樹1:08.5クビ510 +616
4714[外]サイレントウィットネスせ757.0F.コーツィー1:08.5アタマ576 -3
559[外]ベンバウンせ557.0D.オドノヒュー1:08.6クビ526 -11
6816チアフルスマイル牝655.0岩田康誠1:08.71/2馬身444 -46
723[外]レザークせ657.0E.サンマルタン1:08.7アタマ516 -4
835(父)シーイズトウショウ牝655.0池添謙一1:08.7クビ462 -42
947オレハマッテルゼ牡657.0柴田善臣1:08.7アタマ460 -125
10510(父)ブルーショットガン牡757.0藤岡佑介1:08.7アタマ456 012
1111(父)ビーナスライン牝555.0秋山真一郎1:08.8クビ464 +48
1236(市)ゴールデンキャスト牡657.0小牧太1:08.8ハナ480 +214
13612(父)(地)シンボリエスケープ牡557.0蛯名正義1:09.01 1/4馬身486 +47
1448(外)キーンランドスワン牡757.0L.イネス1:09.0クビ486 +215
15611(父)タマモホットプレイ牡557.0渡辺薫彦1:09.42 1/2馬身466 -813
16815(外)ステキシンスケクン牡355.0後藤浩輝1:09.61 1/2馬身454 -29

短評など

1着:テイクオーバーターゲット
昨年に続き国際的に一流と評される外来馬の一人舞台となった。
馬場を考えれば前半3Fの32.8は明らかにハイペース、
それを7枠13番の外目からハナを奪い押し切るのだから圧巻。
よっぽど日本の馬場が合っているのだろう、来年もやってくるなら要注意。
シンデレラストーリーはまだまだ続きそうだ。
 
2着:メイショウボーラー
こちらも先行し押し切った感、全盛期に近いパフォーマンスを見せた。
ゲート入りの時点で終わった馬だと思っていたがよもやこれほどとは。
馬場に助けられたとの声もあるが、テイクオーバーターゲットが居なければって結果。
素直に認めてあげたい。でも全幅の信頼を置くにはまだまだ・・・。
 
3着:タガノバスティーユ
結局この馬が3着に入ったことで不可解な謎が全て解けた気がする。
つまり極端な内馬場有利な中山競馬場だったってことだろう。
万馬券の立役者で大健闘、窮屈な内を抉じ開けたところは能力の証か。
 
4着:サイレントウィットネス
やっぱりこれ位はやる馬なんだなぁ・・・。
絶好調と言いがたい状態ながらこの結果は流石としか言いようがない。
でも前残りの妙と言う感も否めないところが微妙。
 
5着:ベンバウン
こちらも前残り。うーん・・・。
 
チアフルスマイル・シーイズトウショウ・オレハマッテルゼ
外を追い込んで馬場に負ける。
前者は輸送減りが昨年と比べかなり抑えられたが欲を言えばむしろプラスで出たかった。
後者は調教の動きこそそれなりだったが馬体は緩かった、マイルCSで再考したい。
ビーナスライン
内を追い込んだ割にこの成績は・・・。
ステキシンスケクン
ハナ争いで唯一の後退、能力差だろうか。
外枠からの逃げと言うこともあり、3頭争った中で一番外を回ったことが大きいかも。