第134回 天皇賞(秋)
(悠仁親王殿下御誕生慶祝 第134回 天皇賞(秋))
THE TENNO SHO (AUTUMN) (GI)
2006年10月29日 (日)
芝・左 2000m 3歳以上 国際 指定
定量(4歳上牡58.0kg 4歳上牝56.0kg 3歳牡56.0kg 3歳牝54.0kg)
強さ 能力 個性 力 才能 勝因
2003 3歳馬の勢い シンボリクリスエス 2004 古馬の経験 ゼンノロブロイ
2000 牡馬の粘り テイエムオペラオー 2005 牝馬の斬れ ヘヴンリーロマンス
2002 マイラーのスピード アグネスデジタル 1999 ステイヤーのスタミナ スペシャルウイーク
刮目せよ!
悠仁親王殿下御誕生慶祝 第134回 天皇賞(秋) GI
枠順
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 |
| 1 | 1 | アサクサデンエン | 牡7 | 58.0 | 田中勝春 | 河野通文 |
| 2 | カンパニー | 牡5 | 58.0 | 福永祐一 | 音無秀孝 | |
| 2 | 3 | サクラメガワンダー | 牡3 | 56.0 | 内田博幸 | 友道康夫 |
| 4 | ダンスインザムード | 牝5 | 56.0 | 北村宏司 | 藤沢和雄 | |
| 3 | 5 | ローエングリン | 牡7 | 58.0 | 柴田善臣 | 伊藤正徳 |
| 6 | トリリオンカット | 牡6 | 58.0 | 和田竜二 | 音無秀孝 | |
| 4 | 7 | スイープトウショウ | 牝5 | 56.0 | 池添謙一 | 鶴留明雄 |
| 8 | コスモバルク | 牡5 | 58.0 | 五十嵐冬 | 田部和則 | |
| 5 | 9 | インティライミ | 牡4 | 58.0 | 佐藤哲三 | 佐々木晶 |
| 10 | スウィフトカレント | 牡5 | 58.0 | 横山典弘 | 森秀行 | |
| 6 | 11 | ファストタテヤマ | 牡7 | 58.0 | 武幸四郎 | 安田伊佐 |
| 12 | ハットトリック | 牡5 | 58.0 | 岩田康誠 | 角居勝彦 | |
| 7 | 13 | オースミグラスワン | 牡4 | 58.0 | 四位洋文 | 安藤正敏 |
| 14 | ダイワメジャー | 牡5 | 58.0 | 安藤勝己 | 上原博之 | |
| 8 | 15 | アドマイヤムーン | 牡3 | 56.0 | 武豊 | 松田博資 |
| 16 | グレイトジャーニー | 牡5 | 58.0 | 蛯名正義 | 池江泰郎 | |
| 17 | ローゼンクロイツ | 牡4 | 58.0 | 後藤浩輝 | 橋口弘次 |
※1番アサクサデンエン号は藤田伸二騎手から田中勝春騎手に乗り替わり
※17番ローゼンクロイツ号は小牧太騎手落馬負傷の為後藤浩輝騎手に乗り替わり
展望
ハーツクライ・ディープインパクトの両横綱はジャパンカップを見据え不在。
第三の男リンカーン、古豪ナリタセンチュリーも戦場を去り、
重鎮バランスオブゲームまでが目前でリタイア、ベストメンバーとは言いがたい。
それでもディープインパクトを除いてもGI馬6頭はまずまずのメンバーと言うべきか。
敢然たる中距離馬と言うよりはマイラー色の濃い馬が多く、
例年の『選手権距離~長距離馬 vs マイラー~中距離』の構図よりは、
『古馬 vs 3歳』或いは『牡馬 vs 牝馬』の方がしっくりくる。
上位は割れるが、まずはダイワメジャー・コスモバルクの古馬牡馬。
トライアル毎日王冠を制して2つ目の勲章を狙うダイワメジャーは、
喉鳴りも完治したか今年の成績は胸を張れる内容、前走は叩き合いを制し評価出来る。
左回りやGIでのイマイチ感がやや割引だがここは主役を張れる。
一方コスモバルクはトライアル産経オールカマー2着から念願の天皇賞に挑む。
中団に控えての前走は59kgを背負いながら内を掬ってバランスオブゲームに肉薄。
まともに走れば国際GI馬の存在感をしっかり醸し出せる事を最証明。
あとは・・・まともに走ればという条件がついてしまう安定感のなさをどう見るか。
ダンスインザムード・スイープトウショウの両GI牝馬も当然勝利を狙ってのもの。
毎日王冠ではダイワメジャーに競り負けたが今年のダンスインザムードは実に安定している。
気性の不安が全く無くなったと言っていいくらいで、過去の天皇賞実績から勝利も十分ありえる。
先行して直線ギリギリまで仕掛けを粘り、馬場のいい内を掬ってくる例の戦法は、
改修後の東京競馬場ではこれ以上無い武器となる、この2年で2着3着、驚異の1頭。
スイープトウショウは前走に京都大賞典を使う意外なローテーションだったが、
スローの2400をしっかり折り合い課題項目に目処がつく好内容。
昨年のようなスローになれば流石に厳しいが、今年も中心の1頭であろう。
そこに絡むのは悲願のGI制覇を古馬混合GIで狙うアドマイヤムーン。
ダービーの内容から早々と菊花賞を捨て札幌記念からここへ照準を合わせてきた。
現3歳と古馬との力量差を計る重要な役目を担っている一頭。
願わくば良馬場で、ある程度ペースが速くなれば差し脚も生きてくる。
鞍上武豊が若駒をどう操るのか注目されるところ、3歳の代表としてどこまで。
脚質変換で復調加減、もう後がなくなってきた古豪ローエングリン。
老いて尚斬れる脚、常に穴馬の匂いで満たされているのはファストタテヤマ。
斬れ味光る脇役カンパニーは馬体重が増えていれば。
サマー2000シリーズ初代王者スウィフトカレントも成長の跡はうかがえる。
迷えるマイラー、安田記念2着の府中巧者アサクサデンエンは陣営悲願の天皇賞。
こちらも彷徨うマイラー、果敢な中距離戦線への挑戦が実を結ぶか、ハットトリック。
ディープ世代の強さを証明したいところ、今回は控える競馬だろうローゼンクロイツ。
前走はスローの上がり勝負で出番なし、ロングスパートが嵌ればインティライミも。
見直してみれば中々個性溢れる面々、天皇賞と言うにはやや寂しいが、
レースとしてはかなり面白味のあるものだといえる。
馬券派には美味しくもあり難解でもあるレースとなりそうだが・・・。
予想
姐御
◎ダンスインザムード ○ダイワメジャー ▲コスモバルク
△スィープトウショウ スウィフトカレント ファーストタテヤマ
混戦しすぎて前を行くメンバーを主に
えあ
◎:インティライミ ○:コスモバルク ▲:スイープトウショウ
△:ダンスインザムード・ダイワメジャー
注:アサクサデンエン・ローエングリン
ローエングリンやコスモバルクが若い時期の逃げを見せなくなった、
これと言った逃げ馬もおらず昨年同様スローで上がり勝負となりそうな気配。
ならば天皇賞と相性の良い京都大賞典を使ったインティライミを。
前走は乗り代わり、馬体に結構余裕があったし、折り合いを欠き勝負所で置いていかれた。
距離短縮に叩いた上積みで今回は折り合えるはず、佐藤哲に手綱が戻り期待が持てる。
コスモバルクは今年の北海道の勢いを買って、と言うのはあくまで余談で、
前走の内容は勿論のこと、ここに来て折り合えるようになった事は大きな武器に。
極端に後ろにつけなければペースや展開も有利に働きそうだ。
スローで上がり勝負となるとスイープトウショウはこの評価。
前走同様内から差せればと思うが、外を回るのでは昨年の二の舞。
苦汁を舐めた鞍上がどう工夫するか、また当日の落ち着きも鍵。
ダンスインザムードは内枠も好材料、ただこの距離は勝ち切れないイメージ。
同様にダイワメジャーも府中の長い直線は今ひとつ信頼しづらい印象。
2頭とも1800ならって印象だが、200mの距離延長を克服する能力は十分ある。
前走の大敗が気懸かりだが府中となればアサクサデンエンはマークすべき1頭。
ローエングリンも差しが板についてきた、ただし乗り代わりは大きな減点か。