鳴潮用語(世界観の用語)

Last-modified: 2024-06-14 (金) 12:34:35

鳴潮のゲーム内に登場する鳴潮の世界観特有の用語・名詞。
考察などは含まない。

戦闘に関する用語は「アクション・戦闘システム」、
ユーザー間で使われる非公式な用語については「非公式用語」のページを参照。

目次

世界・現象

ソラリス

鳴潮の舞台となる惑星。ちなみに地球も太陽系の第三惑星である。

Sol-3、それは太陽系の第三惑星。最初の「悲鳴」からーー
かつて見たことのない事象が跋扈し、旧時代の法則はことごとく力を失っていく。
破滅と新生が隣り合わせているこの新世界で、人類は文明の灯火を掲げ、未知の危機の到来に備えている。

悲鳴(ひめい)

「悲鳴」はソラリスで起こるすべての異変の総称である。
最初の悲鳴から、悲鳴という事象は人類の集団記憶に深く刻んだ。そして「悲鳴」は終わることはない。
潮が鳴り続ける限り。

反響(はんきょう)

純粋で、完全なる周波数エナジーの形態の一種。それが記録した情報は、時空間関係に影響されず、安定した形で存在できる。
海蝕現象の産物「黒石」が完全に「反響エナジー」を内蔵できることが、ある研究で判明した。それを改造すると、共鳴者に使える強力な武器となり、残像に有効なダメージを与えられる。
その蓄積によって形成された超自然空間を、学界では「ソノラ」と呼ぶ。

残響(ざんきょう)

学界では、ある見解がある。海蝕現象が発生すると、それにまつわる物質、情報、エナジーはすべて振動する周波数に還元され、衰退し続ける周波数エナジーが「残響」として残される。
研究によれば、反響は衰退すると、残響になってしまう。この過程は不可逆的である。

海蝕現象(かいしょくげんしょう)

悲鳴によって、破滅をもたらす潮がソラリスを侵蝕した。
無音区(むおんく)」「残像潮(ざんぞうちょう)」「黒石(くろいし)」……そういった現象を「海蝕現象」と呼ぶ。

天空海(てんくうかい)

海蝕現象の一種。天に水が留まり、遡洄雨を発生させる。
電波を不安定にする作用もあり、領域下ではデバイスでの受信が難しくなる。

溯洄雨(そかいあめ)

海蝕現象の一種。段階があり、最終的には天から降るのではなく、天に昇る雨となる。
その反響エナジーによって残像を引き寄せ、溯洄雨に濡れた者にかつての幻影を見せる。雨が降る地域と深い関係を持つ人ほど影響が大きい。

  • 「「溯洄雨」とは、「天空海」から生み出された現象……いわゆる高密度の反響エナジーだ。
    反響エナジーは、あらゆる時空の事象を記録できる。だからそれでできた溯洄雨に濡れると、雨が記録した様々な「過去」を見ることができるんだ。
    それと、一般的に溯洄雨は3つの段階を経て形成されると言われている。
    第一段階は誰もがよく目にするような普通の雨……
    そして今見たのが、第二段階ーー「停留」。」(潮汐任務一章五幕/アールト)
  • 「そのエナジーは、かつての起きた事件を記録できる。だからその逆流の雨が地面から空に「降る」時、昔の虚像は雨の中で再現される。」(雲陵谷NPC/知雨)

黒石(くろいし)

海蝕現象の産物。完全に「反響エナジー」を内蔵でき、それを改造すると共鳴者が使える強力な武器となり、残像に有効なダメージを与えられる武器となる。
その武器のことは「黒石武器」と呼び、華胥(かそ)研究院の安全課で開発されている。
モルトフィーは黒石研究の責任者の一人。

残像潮(ざんぞうちょう)

海蝕現象の一種。残像が波のように湧き出る現象。

  • 「溯洄雨が止まない限り、残像潮はいつでも起こり得る。一刻の油断も許されないわ。」(潮汐任務一章六幕/桃祈)

無音区(むおんく)

「無音区」とは残像が発生した地域であり、空を遮る逆さまの海と地面に深く刻まれた十字の音痕とともに発生する。
幾千幾万の残響が無音区の内部に反射し、織り交ぜ、重なり合う。白い音弦が現実の彼方にある未知の空間に繋がり、それによって無数の残像が無音区に集うことになった。

  • 「形成されたばかりの無音区は一定時間「潜伏期」に入るので、比較的安全ではあります。潜伏期の持続時間は無音区の形成時間に依存します。形成時間が短いほど、潜伏期が長い……そして、潜伏期が長い無音区からは、強力な残像が生まれます。そして、形成時間が短いほど、潛伏期が長くなる……だからこの無音区は、一定時間内であれば安全なはずです。」(潮汐任務序章/秧秧)

残像(ざんぞう)

海蝕現象による無秩序な周波数エナジーで構成した疑似生命、外見は不定で、特殊な構造「音核」をもつ。学界では「残響体」と呼ばれることもある。
能力、外見、行為パターンは周波数の構成によって異なる。何かの擬態として存在することが多い。

  • 「弱い順に、「水風級(すいふうきゅう)」「巨浪級(きょろうきゅう)」「怒涛級(どとうきゅう)」「津波級」……そして、規格外の「鳴式(めいしき)」というふうに区分される。」(潮汐任務一章一幕/白芷)
  • 「【史料の歴史】海蝕現象が生まれて以来、人類は残像の研究を続けてきた。それは破壊の具現化であり、混沌のエネルギーの構成体である。
    現在の学界の主流の見解では、残像は一連の情報周波数で構成される生物体であるが、未知の理由で、それを構成する情報が欠けている。
    時間が経つにつれて、この情報周波数のギャップは拡大し、それらの残像は徐々に衰え、破壊に向かう。
    自身の存在を維持するため、残像は周波数を吸収し、融合する本能を持っている。」(アーカイブ:残像)
残像の分類傾向
唸り種
〇〇の戦士・〇〇の狩人・アツツ・グルッポなど、人型・幼童型の擬態
叫び種
鳥・蝶・イノシシ・トカゲ・猿・サソリ・亀・狼・モグロンなど、生物系の擬態
しじま種
岩・植物・プリズムなど、自然物の擬態
騒ぎ種
信号機・カラクリなど、無機物の擬態
轟き種
現状「恐刃の車」しかいない

音骸(エコー)

デバイスに捕獲、利用、「残像」として再現可能な特殊な周波数。
「残像」が撃破されると、相応の「残響」は一定の確率で残される。
その「残響」はデバイスで「音骸」に変換可能で、戦闘に役立つ力となる。

  • 「滅びの瞬間、残像の周波数はすぐには消えず、徐々に衰える。これらの残留周波数は捕捉し、利用することができる。
    捕捉し、保存した周波数が一定量に達すると、元の残像の能力を模倣することができる。
    そして、残像を倒した後に残る、残像の能力を再現するのに十分な周波数は、音骸と呼ばれる。」(アーカイブ:残像)

音骸

鳴式(めいしき)

人類を誇りに思う精神を潰すため、その潰された想念を糧にするため、「悲鳴」とともに発生する怖い残像。
文明は人類の思いの集合だとすれば、なら「鳴式」はその集団の憂いと心の闇を反映したものである。「鳴式」は、あらゆる地域に残像の災いとして具現化されている。

残像の等級。最高等級で非常に危険とされる。

  • 「鳴式は簡単に説明できるものではないので、今は「最強の残像」と思ってください。私たち人類はそれに抗うために「鳴式戦争」を起こしました。」(潮汐任務一章/秧秧)
  • 「弱い順に、「水風級」「巨浪級」「怒涛級」「津波級」……そして、規格外の「鳴式」というふうに区分される。」(潮汐任務一章一幕/白芷)
  • 「文明の敵であり、その文明の集合的無意識に潜む憂いと心の闇……我々人類が克服すべき強大な敵です。前にあなたが倒して吸収した残像、無冠者は戦争そのものの具現ーー戦死者の怨恨、生き延びた者の恐怖から織り成されたものです。無冠者という残像は、鳴式の力の投影です。」(潮汐任務一章四幕/今汐)
  • 鳴式は……新世界の扉を開く鍵だ。それらを集わせ、真の悲鳴をこの世に降臨させることで、新世界の扉が開かれる。」(潮汐任務一章四幕/スカー)

無相燹主(むそうせんしゅ)

かつて湾刀(わんとう)の戦いにて今州に攻め入り、北落野原を戦場にした残像。

  • 「憎き無相燹主が散らぼった「兵器」の念を取り込み、亡者の残響を己の兵士として使役する力を振るう」(潮汐任務一章六幕/講談師)

音場(ソノラ)

海蝕現象の産物「黒石」が完全に「反響エナジー」を内蔵できることが、ある研究で判明した。それを改造すると、共鳴者に使える強力な武器となり、残像に有効なダメージを与えられる。
その蓄積によって形成された超自然空間を、学界では「ソノラ」と呼ぶ。

  • 「簡単に言うと、記憶や執念などの周波数で作られた幻境、ソノラと呼ぶ学者もいる。」(連星任務・夜が開ける前に/忌炎)

音匣

音場の消滅に伴う副次的な産物。歴史の名残として世界中に散らばっている。

  • 「この正方体の音匣は、一種の実態のないエネルギー源だ。名前の匣という字がそれを示してる。この匣に入っているのは、実際に見たり触れたりできない「過去」なんだ。
    これは崩壊した音場が残した、データの欠片だと思ってくれ。音匣も音場も、同じ過去の名残りってことね。
    中には、悲鳴前の壮大な文明や、災害に直面した人類の強烈な感情さえも、一緒に保存しているものもある。
    これぞまさに……歴史の潮流に流されたものが、俺たちに与えた最後の残響だ。」(集遺商人/陳皮)

共鳴者関連

共鳴者(きょうめいしゃ)

特定の事象と共鳴できる、かつその周波数を操れる人類を「共鳴者」と呼ぶ。
共鳴者は体の表面に顕現する「音痕」から「共鳴能力」を放出できる。学界において「共鳴能力」の種類とその表現は、大凡その共鳴者の経歴と無意識に関係している。

  • 「漂泊者さんは手の甲に音痕がありますし、瓢箪(デバイス)も持っています。見た目は少し違いますが、この二つはどちらも共鳴者の特徴です。」(潮汐任務序章/秧秧)
  • 「一般人と比べて共鳴者は長命ですが、たしかに百年近く同じ容貌を保ち続ける先例はありません。」(潮汐任務一章四幕/今汐)
  • 「共鳴者は元々胞子の感染症に耐性があります」(危地任務「森のもやが晴れる時に」・巧木(コウモク)

音痕(おんこん)

共鳴者の体の表面にある✦✦✦の形の痕。例として漂白者は右手の甲に、秧秧は額に音痕がある。
共鳴能力の放出源であり、普段は黒いが共鳴能力を使うと光る。

瓢箪(デバイス)

正式名称は『盤古(はんこ)デバイス』。共鳴者たちが腰に下げたりしているあれ。共鳴者である特徴でもある。扱いとしてはスマホのようなもの。
「残像」が撃破された時に残った「残響」はデバイスで「音骸」に変換可能。

オーバークロック

共鳴者の共鳴能力が暴走すること。心的ストレスや消耗等が原因で起こる現象。
各共鳴者プロフィールの診断書によると、『オーバークロック域が広く共鳴周波数の安定性が高いほど、オーバークロックリスクは低い』。

  • 症例
    • ひどく情緒不安定になり、昏睡状態に陥った(連星任務・我だけの道をゆく/礼栄)
    • 強烈な眩暈・後遺症として髪の末端が羽に変化した(秧秧
    • 胸部の鱗状結晶が拡大・体温の上昇・火災を引き起こした(モルトフィー
    • 野外で強い雪を引き起こした(散華
  • 「自分の感情を制御出来ない共鳴者は、自滅(オーバークロック)を免れない……。欲望に思実な獣たちはそれに当てはまる。」(連星任務・荒野からの帰還/凌陽)
  • 「放っておくと酷い後遺症を患う。人格が丸ごと変わったっておかしくない。」(今州城/煉風)

地域・地名・建造物

瑝瓏(こうりゅう)

コウリュウ.png瑝瓏(こうりゅう)
広大かつ豊かな領土を誇る瑝瓏には一庭六州(いっていろくしゅう)という七つの行政区画が設置されており、それぞれに東方七宿の名を持つ歳主が一体存在する。
災いという名の試練を乗り越えてきた土地は、今なおその文化に花を咲かせ、その風土が育てた民も不撓不屈の精神を宿す。

「文明と歴史がある限り、歳主は存在します。中でも、瑝瓏は特別です。長い歴史と豊かな文明を誇る広大なその土地には、数多のものが存在しています。そのため、瑝瓏は現在、最も多くの歳主がいる場所なのです。」(潮汐任務序章/秧秧)

今州(こんしゅう)

瑝瓏辺境の重鎮であり、その北部は残像潮の進行を食い止める最前線となる。
瑝瓏は一庭六州の行政区画が設置されており、その国士も広い。今州はその中で最も若い州でありながら、最前線の関という重責を担う。夜帰兵士たちは残像の侵入を許したことがなく、今後もそれを許さない。

  • 「今州は、石崩れの高地と北落野原(ほくらくのはら)に面しており、関所と要塞の役割を持つので、瑝瓏の要衝と呼ばれています。」(潮汐任務序章/秧秧)
  • 「獅子舞、ヒーローショー、折子書(せっししょ)、拳法試合……それに、美味しいものも数えきれないほどあるんだ!今州城にないものはない!」(潮汐任務一章一幕/熾霞)
  • 「今州は一番最後に設置された州です。瑝瓏を南北に貫く雲陵山脈には関所が設けられており、一庭五州(いっていごしゅう)は関の内側こと「関内」にあるのに対し、今州は「関外」の地にあります。」(潮汐任務一章二幕/秧秧)

今州城(こんしゅうじょう)

今州城は瑝瓏北部辺境の都市。湖の上に位置しており、三方向を水に、もう一方向を山に囲まれている。
また、湿度が高く、四季がはっきりしているという特徴を持つ。
今州城は瑝瓏の重要な関であり、残響体を食い止めるための関所として設置された。

  • 「城内はどこよりも安全な場所なんだ。なんてったって、天工が造った防御施設は難攻不落。中框信号塔が城全体を覆うように保護シールドを出してるからね。」(潮汐任務序章/熾霞)

辺庭(へんてい)

  • 「辺庭は今州の官署の役割を担う、言わば都市を機能させるための要地です。なので、令尹様に謁見すること自体はそこまで難しくはないのですが、正規の手続きが必要となります。」(潮汐任務一章二幕/秧秧)
  • 「辺庭は今州設置時に一番最初に落成した構造物で、今州で方位を示す時はそれを基準とすることが一般的です。」(潮汐任務一章三幕/秧秧)

瑝覧類書(こうらんるいしょ)

今州の中軸線に位置する建物。堂々たるその造りこそ、瑝瓏の最高機関に相応しい。
来訪者の面会、重大事項の協議に使用するだけでなく、その自体は瑝瓏人の希望と言える。

  • 「瑝瓏に関するすべての資料が保管されているデータベースです。参照すればあらゆる疑問を解消できると言われていますが、それ故に類書の設置場所は公表されていません。この瑝瓏を流れるデータの大動脈は歳主(さいしゅ)の管轄下にあります。なので令尹(れいいん)様はアクセス権限を他の人に付与することができるのですが、実際に行ったことはほとんどないそうです。」(潮汐任務一章/秧秧)

逆境深塔(ぎゃっきょうしんとう)

華胥研究院の主導で行わわれた大規模実験プロジェクト。
逆境深塔

雲陵谷(うんりょうだに)

今州は瑝瓏で最も若い州であり、他の地域から今州へ至るまで、雲陵谷という関は通過しなければならない。

潮汐任務序章で漂泊者(主人公)が目覚めた場所。

乗霄山(じょうしょうさん)

今州最古の集落。「角」が最初に現れた場所。Ver1.1で新エリアとして追加されるとの旨が発表されている。

黒海岸(ブラックショア)

テティス(悲鳴観測システム)

黒海岸(ブラックショア)が所有するシステム、またはそれがある基地。
悲鳴が発生する地点を予測できる。

信号塔(しんごうとう)/中枢信号塔/小型信号塔

中枢信号塔:鳴潮科学に基づいて開発された生態情報システムの中枢である。主に中・大型都市に設置し、周辺のエネルギー変化、残像活動を測定、計算する事で、海蝕現象による災害を分析・予測する装置。

黒海岸(ブラックショア)が世界各地に設置したシステム。
ゲームシステムではワープ地点/ファストトラベルポイントとして存在する。

組織・団体

瑝瓏

夜帰(よき)/夜帰軍

軍策府に直属する今州城の防衛部隊。押し寄せる残像から人々を守ることが役目。

  • 夜帰(よき)忌炎将軍が率いる駐屯軍隊で、先鋒営の「破陣(はじん)」、防衛軍の「伏波(ふくは)」、この二つの主力部隊からなっています。」(潮汐任務一章四幕/散華)

踏白(とうはく)

秧秧が所属している「夜帰」の臨時調査・予備部隊。

巡寧所(じゅんねいじょ)

熾霞が所属する組織。警察のように地域の治安維持を担っている。
今州以外の地域にも存在する様子。

華胥(かそ)研究院

今州華胥研究院。白芷モルトフィーが所属する研究組織。

「アーカイブ:今州華胥研究院」で詳しく説明されている。

「アーカイブ:今州華胥研究院」で詳しく説明されている。

【名称】
今州華胥研究院

【組織紹介】
華胥研究院は今州の研究の中心で、瑝瓏華胥研究院の分院として、学術的な背景は長く、学術的な資料は豊富で、残像との戦争の最前線に位置しているため、科学技術の発展に非常に重視している、高価な研究成果が頻繁に出ている。
研究は高い独立性を持ち、瑝瓏の他の研究機関の干渉を受けないが、広範な学術的な交流があり、例えば、瑝瓏の科学研究の力を結集して推進しているデバイスと信号塔のシステム、他の地域とも一定の協力関係を維持している、歴史的には一度、稷邸の協力者の一つであった。
華胥研究院は、常設の四つの科を主力の研究部門として、様々な機能を担当し、科間では平行に研究を推進し、連携を行う、また、必要に応じて専門チームを臨時に設立し、重大な問題を集中的に解決する。
華胥研究院の最高責任者は院長で、行政管理の事務を主に担当し、実際の学術的なリーダーは首席研究員である。

【科の紹介】
理論科
異常な現象を研究し、現象から理論を構築し、理論から対策を探求する。今州の境内の号塔のネットワークモデルと鳴潮の天気予報システムを構築した。
主要な学科:潮汐学、反響声態学。

実践科
様々な異常な現象を模擬し、解析と解釈を試み、異なる理論の中から正解を探し、継続的に最適化する。信号塔とデバイスの内部構造を設計した。
主要な学科:

安全科
残像の弱点を分析し、残像を消滅させるための全ての理論的なサポートを提供する。共鳴者が使用する各型の黒石の武器を設計し、一般の人々のための残像の装備を開発した。
主要な学科:残像声態学、共鳴学。

資源科
主に海蝕環境の利用可能な物質を研究する。野外で収集した素材を、実践科と安全科が使用できる貴重な研究サンプルに処理する。
主要な学科:潮汐物質学、残像声態学、植物声態学。

  • 「ここ華研究院は今州の科学研究の要。瑝瓏華胥研究院の分院で、学術の殿堂とも言える場所だ。
    それにここは残像潮と対抗する最前線でもあって、他地域の研究施設より研究成果の実戦投入に重心が置かれている。
    あと、研究院には理論科、実験科、安全科、資源科が常設されていて、状況に応じ専門チームを結成することもあるな。
    ここで行われるあらゆる分野の研究は、いずれも最先端を行くものだ。どうだ、すごいだろう!」(瑝瓏華胥研究院/郭囲(カクイ))

稷廷(しょくてい)

科学研究組織の名称。ホロタクティクス(音骸対策シミュレーター)などを開発した組織。

怨鳥の沼にある研究施設は現在廃墟となっている。潮汐任務・第一章第五幕ではその遺跡(元研究施設)に訪れ、調査を行った。
溯洄雨の特性を利用し「奇跡(神)」を再現するため、溯洄雨の再現を試み「人工制御無音区」を生成し、人工的に残像を発生させたようだ。
そうして生まれたのが「機械アボミネーション」である。この研究に携わっていた研究メンバーは全員失踪している。

  • 「稷廷とは、極めて神秘的な科学研究組織。そのメンバーは皆、「機巧術」を修めた秀才たちなんだ」(潮汐任務一章五幕/アールト)

その他

残星組織(フラクトシデス)

悲鳴がもたらす災いを望み、鳴式(めいしき)を蘇らせようとする組織。組織のメンバーは赤い服を着ている。
スカーは残星組織の監察の一人。

  • 「残星組織は人間と残像を融合させようとする狂的な組織です。規模も大きく、過去には各国で何度かテロを起こしています。残星組織は今州でも活動の爪痕を残していて、確認された組織の末端人員は「アーティファイサー」と呼ばれています。さらにその上には、指導者である監察がいます。それぞれ異なる能力を持ち、格別に危険とされる存在です……。彼らの本当の目的……それは世界の滅亡、永遠の力を手に入れるな
    ど……その主張は様々で、正確には誰にもわかりません。」(潮汐任務一章三幕/秧秧)
  • 「あいつら、人の手で共鳴を誘発させる方法について研究してるらしい。力に良し悪しなんてない、誰もが等しく共鳴の力を授かるべきだって。」(潮汐任務一章四幕/熾霞)
  • 「彼らは人体に機械を仕込むことで、残像と融合させて共鳴の力を無理矢理授け、そうして力を手に入れた「アーティファイサー」と呼ばれる人を残星組織の戦力として利用します。」(潮汐任務一章四幕/秧秧)

ちなみにフィールドにいる彼ら処刑者.pngフラクトシデス・カァナァニィア.webpがその「アーティファイサー」である。
「残星組織の信者」で実験体にされた者であり、残星組織の正式なメンバーではないらしい。→ソラガイドの説明文

黒海岸(ブラックショア)

ブラックショア.png
アンコアールトが属する組織。メンバーは黒い花を身に着けている。
「悲鳴」の観測·研究を行う組織であり、各国に信号塔を設置した。

  • 「厳しい選定基準、構成員の高い秘匿性を誇る謎めいた組織です。」(潮汐任務一章四幕/今汐)
  • 「俺たちは「信号塔」を世界各地に設置した。悲鳴のデータ収集、分析、そして予測を行うためにな。」
    黒海岸自体が、巨大な黒石なんだ。その中に含まれる膨大なエネルギーが、今でも俺らの活動を支えている。
    「黒海岸のメンバーは、トップクラスのハッカー、爆薬の専門家、風水を操る達人、といった具合に、悲鳴を抑え世界を救うに相応しい腕の立つ猛者たちで構成されている。」(潮汐任務一章五幕/アールト)

先駆条約(せんくじょうやく)

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先駆条約とは、悲鳴前に設立された研究・教育組織。
足で世界を測り、目で文明の発展を見届ける。「低潮」の後、先駆条約は科学者、写真家、ジャーナリストと協力し、この被災後の神秘的な世界を探求し始めた。
その発見と成果は、雑誌、地図、書籍、現地アトラクション、そしてインタラクティブメディアを通じて世界に発信され、あらゆる地域で多くのファンを惹きつける。

  • 「先駆条約は元々「ユニバース地理協会」と呼ばれていた、世界の探索·究明を目的とする組織ーーですが今は、現地調査を通じて、文明が再生していく姿を、世界が復興の道を歩んでいるということを、皆さまに伝える活動もしています。例えば、人類の文明が迎える明日を写真に残す、というのもその一環ですね。」(瑝瓏・先駆条約受付係/馬棋(マキ)

役職・個人(個の存在)

瑝瓏

歳主(さいしゅ)

文明を宿す地域を象徴する上位なる存在、「歳主」。「歳主」は何度も人類が危機を克服したことを導いた、知識を授けた、予言を諭したと記載されている。
悲鳴で文明を再生しようとしている人類によって、歳主は文明と同じ長い歳月を渡ってきた記録者であり、災いを克服するために灯台でもある。

  • 「今州の歳主は「角」と呼び、龍の姿をしているのです、まさにこの彫像のように。」
    「今州の歳主(指引機枢)を象ったのがこの彫像です。歳主は瑝瓏にある「一庭六州」にそれぞれ1人いて、皆異なる外見をしています。」
    「瑝瓏は現在、最も多くの歳主がいる場所なのです。」
    「ほとんどの瑝瓏の歳主は龍の見た目をしていますが、その他の地域だと異なる見た目をしています。中には言葉で表現するのが難しい歳主もいるのですよ。」(潮汐任務序章/秧秧)

(かく)

今州の歳主の名前。

  • 「今州の歳主は「角」と呼び、龍の姿をしているのです」(潮汐任務序章/秧秧)
  • 「「角」は今州の守護者たる歳主で、令尹や政務に助言や補佐を行います。」
    「「角」は未来を予知することができます。その予知の軌道から外れる事象が起こったことはありません。」(潮汐任務一章四幕/今汐)

令尹(れいいん)

役職。今代は今汐で、今代の令尹は「今令尹(こんれいいん)」と呼ぶ。

  • 「今令尹は瑝瓏・今州の「歳主(さいしゅ)」である「(かく)」が選んだ州の主。その歴代の令尹の中には、「歳主」の共鳴者が存在する。」(潮汐任務一章六幕/講談師)

哥舒臨(カジョリン)

元・夜帰の将軍。忌炎の前任でもある人物。
かつての湾刀(わんとう)の戦いの最中で行方不明となった。無謀な策を執り、大量の兵士を殺したとして瑝瓏では罪人として伝わっている。

文化・催事

瑝瓏

競渡会(けいとかい)/今州競渡会

  • 『「競渡会」は、今州の人々が「鳴潮危機を乗り越える」という強い信念と期待に由来しています。
    「残象潮」戦争の勝利から始まった競技会は、夜帰軍の心を癒し、戦友との連携を深めるために開催された小規模なものでした。しかし今や今州の多くの方が参加する軍民共同の競技イベントとなり、共に困難を乗り切り、参加者の健康づくりと軍民間の親睦を深めることを目的としています。
    イベントでは、見応えのある様々な競技や楽しい企画、美食の宴が行われます。賑やかで熱気溢れる場所で、今州の情熱と活力を味わう最高の機会です。』(今州競渡会責任者/文の招待状)

月追祭(げっついさい)

今州で執り行われる祭。

歴史

湾刀(わんとう)の戦い

かつて今州・北落野原で起こった戦争。
『ストーリートレーラー|湾刀の戦い』(※潮汐任務・第一章六幕クリアまで見ないことを強く推奨)

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