Black Gascogne

ブラック・ガスコーニュ

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

大成功したリシュリュー級に基づいて開発された戦艦の設計ですが、対空兵装が改善され、主砲の砲塔が船尾と艦首に配置されていました。プロトタイプ同様、高速で、魚雷に対し高い耐性を備えていました。

解説

・主砲
380mm L/45 Mle1935, 2基×4門:計8門搭載。
通常のガスコーニュやリシュリューと同じ主砲塔ゆえにAP/HE共にDPMは同格戦艦最低クラス(39109)である。
しかし断っておくが、ガスコーニュだけでなく同格仏戦全体が控えめであること、代わりに高速装填スキルⅡ使用時は大巡びっくりの14.7秒であり、少なくとも数字以上の強さがあることは間違いない。またWGが史実砲準拠してるか怪しいが、本主砲は枢軸国基準で大和型以外の全ての艦艇の装甲を貫けるほど優秀(393㎜貫通)であり、決して貫通力は劣っていない。丁寧に狙いをつけていけば跳弾される可能性が低く、相手と着弾箇所によってはVP貫通も狙えるだろう。

他に気になる点として、ローマと同じσ値、散布なのに主砲配置ゆえか横散布がやや強め。まとまって飛んでいくこともあれば、狙ったところを綺麗に避けて左右に着弾することもあって、思わずため息が零れることもある。本艦はそれを補うために、高速装填Ⅱに加えて精密照準装置Ⅰを有している。これで同格最強戦艦候補のローマと似た構成で強力になった...はずが、やはり上述の精度を精密照準装置Ⅰだけでカバーするにはやや物足りないかもしれない(一応精密時の最大散布は274mと同格でもトップクラスの狭さとなっている)。また黒ノスカロは主砲射程が延長されたが、残念ながら本主砲は延長してないので射程距離に少し不安がある。ちなみにガスコーニュと同じく2番砲塔の前方射角が相変わらず微妙であり、正面に全火力を集中するには多少のリスクを払わなければならないことも注意しよう。逆に1番砲塔の後方射角は良いので、後述する機動性と相まって退き撃ちの際は遺憾なく発揮してくれるだろう。

・副砲
152mm L/55 Mle1936, 3基×3門:計9門搭載。
通常のガスコーニュと同じ副砲を前2門、後ろ1門という構成である。こちらは配置的に前方に火力を集中させやすく、優秀な性能もあって頼りになりやすい。また欠点として弾速が遅めなことを指摘されているが、そもそも副砲範囲内(~6km)で敵艦の動きもそこまで急な操艦はできないだろうから、落ち着いて狙いをつけることが肝心である。
ちなみに自動副砲として100㎜両用砲が片舷8門撃ってくれるが、現在はWG工廠製の架空艦(片舷12門)やTier8に降りてきたアルザス級(片舷14門)などがいるため、登場当時より影が微妙に薄くなっている。

・対空
上記の100㎜と152㎜の副砲が充実しており、そのまま数字として表れているのが分かる(大口径対空値287、射程3.78km)。
しかし中口径以下の機銃が少なく、小口径対空値170はビスマルク(163)とあまり変わらない程度であるため、最終的な対空評価は同格戦艦で真ん中くらいに落ち着く。

・装甲
元々ガスコーニュ級は、ビスマルク級やヴィットリオ・ヴェネト級戦艦への対抗戦艦として計画されたため、本艦の舷側装甲もそれなりに強化されている(データベース上だと356mm装甲)。
実際、装甲値はビスマルク級と同じ(15%)であり、またWGがそこまで考えてないと思うが2基しかない主砲塔も他国以上の砲郭装甲(300~400㎜程度)で守られている。Tier9戦艦主砲相手はまだしも、筆者が同格相手に主砲が壊れて困った経験は意外と少ない。
ただ水平甲板の装甲や副砲の砲郭などが薄いため、そこを狙われたりすると結構な痛手である。過信せずに立ち回ろう。

・機動性
変わらず最優秀賞である。黒く塗ったら転舵所要時間が0.01秒伸びたらしい
向こうと違ってエンジンブーストⅡが取り上げられているが、そもそも本艦の最大速力は30ktあるので問題ない。加減速や転舵性能も元々優秀なこともあって、退き撃ちの回避にも役立つだろう。

・隠蔽性
通常と変わらず他国戦艦より優秀。だが、本家と違って、戦艦に隠蔽を振るより振るべきものがある為、あまり隠蔽は戦艦に関係ない。

・生存性
リシュリュー級で成功を収めたことで、当然ながら改良型であるガスコーニュの耐水雷防御も他国より優秀(21.0%)。黒く塗ったら更に1.5%も高くなったらしい
HP46961は同格平均よりやや下位といったところ。ただ下位といっても平均と1000~2000程度の差なので主砲2発分多く耐えるレベルと考えれば、大きなマイナス評価ではないと思う。
当然ながら通常のガスコーニュと同じく、リヨンから装甲が強化されたからといって撃たれまくるのはNG。機動性を生かして生き残ろう。

・消耗品
戦艦ご用達である高級船員食糧、予防整備パック、改良型ディーゼルエンジンが最適だと思われる。
特に高級船員食糧を入れる事で後述の高速装填Ⅱ使用中に3回撃ちやすくなり、計算上は最初の1発が5.62秒→5.45秒切ってからとなる。これについては、下の装備の項目で詳しく説明する。

・装備

・エリート特性
　・水雷防御装置　魚雷防御+10%
　・快速装填装置　主砲装填時間-6%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
リシュリュー級の改良型とあって、走攻守揃ったガスコーニュを更にスキル変更で扱いやすくしたと感じられるブラック塗装である。
一般的にWG工廠にて黒塗装を施されると、あんまり 変わってなかったり、対空を補強されたり、より敵艦を燃やして赤く染めたり、紅茶決めたりと様々。本艦の場合、元々持っていた高速装填に精密照準を加えて、さらに耐水雷性能も改善されている。明らかに史実背景であるヴィットリオ・ヴェネト級のあいつを意識しており、対抗艦種として念頭に置いたガスコーニュの姿に違いない。また、伝説艦長を使った主砲3回射撃は現在のところ同格戦艦で本艦とガスコーニュができる一方、通常ツリーでは艦長の移動にペナルティがあることを考慮すると、ブラック艦の特権を持つ本艦の方がより選択肢としてアリ。もし条件が揃っている艦長諸君は一度試してみてはいかがだろうか。

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