Lightning

L級駆逐艦　ライトニング

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

J級駆逐艦の発展型であるL級駆逐艦。従来の艦艇と比較すると魚雷発射管の数が少ないものの、より強力な新型の120mm砲が搭載されていた。この主砲は航空機に対する攻撃も可能であった。

解説

新世代駆逐艦である「J級」において発覚した欠点を補うべく、貴重な雷装を削って性能を底上げした艦。なお本艦には主砲を強化し高速装填を備えたオルタ設定も存在する。

・主砲
120mm連装砲を3基、計6門搭載。前級の砲よりも砲身が長くなり、さらに強化が施されたことで国際水準に達した。具体的には装填時間の短縮と、AP弾ダメージの上昇である(本家だとさらにHE弾の発火率と砲旋回が上昇しているのだが、Blitzではマイルドな調整となっている模様)。これにより、AP弾使用時のDPMは27000を超え、ようやく同格の「陽炎」とほぼ同等の火力を出せるようになった。HE弾使用時は発火率(3%)の割には体感的にかなり燃やせるものの、単発ダメージの低さゆえにDPMは同格最低ラインに落ち込んでしまう。そのため相手によって的確に弾種を切り替える必要がある。またジャービスでは後部砲塔のみが全周であったがライトニングでは全ての砲塔が全周となっているため扱い易さも向上している。前級に引き続き前方射角が優れていること(後方射角は悪い)、および他国同格の平均よりもやや射程が長いこともあり、味方艦との十字砲火や引き撃ち等の作戦が非常にやり易い。真正面から火力で殴り合うばかりが駆逐の戦い方でない事を他国艦に知らしめてやろう。

・魚雷
533mm魚雷を4連装で2基搭載。前級から2射線減ってしまったものの、他国同格と比較すると平均的な射線数をキープしている。本艦の魚雷は単発火力こそ微妙だが、装填時間が50秒以下とドイツ魚雷並みに短い。それに加え射程は8.4kmと前級よりも伸びており、魚雷射程と被発見距離の差も2km以上あるので隠蔽状態での雷撃も可能と英駆ツリー内では屈指の取り回しの良さを誇る。射角も前級の妙高射角から改善され、日駆と同程度に改善されている。ところが素の状態だと魚雷装填までの時間と排気煙幕のクールタイムとの間にタイムラグが存在する。そのため、艦長スキルLv8の「雲隠れ」を取得して排気煙幕のクールタイムを短縮すると双方のサイクルが合ってさらに扱い易くなる。ただし、マッチングする敵に艦艇スキル「レーダー」を持って居る艦が増え、襲撃できる機会が少なくなっているにも関わらず、肝心の火力がドイツ魚雷並みに心もとないというのは好みが別れる点であろう。

・対空
素の対空値116というのは明らかに他国同格に対して劣っている。とはいえ、本艦から艦艇スキルの「対空警戒Ⅰ」が使用できるので元の値は低いものの他国艦よりはマシな状況である。前級では装備されて居なかった大口径対空砲がようやく装備された事から、アドミラルティも少しは考えを改めたのかもしれない。

・装甲
この辺りは前級から全く変わっていない。英国駆逐艦に装甲や耐性を期待してはいけない。

・機動性
最高速度は前級から変わっていない(雷装を削ったのに速度向上が見られないとは)。しかし素の隠蔽が高めなので装備の適正で「推力改良Ⅱ」を選択し易いし、艦長スキルLV3で「余熱装置」をつけておけば序盤の探り合いに不足は感じない程度の速度を出す事は可能。前級までは同格最高の加速力を誇っていたが、ついに米駆に加速力で負けてしまった。とはいえ、舵の効きは(前級より悪化してはいるが)同格内では最高の値を誇るため素のままでも非常に扱い易い。しかし旋回半径がやや大きくなったためか、転舵所要時間が伸びているので乗り換えたばかりの時期には注意が必要である(エリート特性でさらに旋回能力を上げる事も可能なので舵マシマシという選択肢もある)。

・隠蔽性
被発見距離の6.12kmは同格4位と優秀。同格で本艦より隠蔽が良いのは、雪風、Ognevoi、陽炎であり、咸陽、洛陽と同値である。

・生存性
素のHPは16000台であり、平均よりもやや体力に劣る。しかし前級譲りの高い隠蔽と旋回能力を備え、対駆逐戦闘に有利な「排気煙幕Ⅰ」と「ソナーⅠ」を両方装備している事から序盤の探り合いにはかなり強い。前級より「対空警戒Ⅰ」が追加されたものの、これまで同様に航空機に捕捉されると敵の対駆逐チームに追撃を受け易いので一時しのぎのお守り程度に考えよう。そしてティア向上により周囲にレーダー搭載艦が増えたことから危険性はさらに増していると言える。生存性の高さはプレーヤーに委ねられていると言えよう。

・消耗品
駆逐定番の「高品質石炭」「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」を推奨する。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルについては前級までの2つ(排気煙幕とソナー)に加え、本級から「対空警戒Ⅰ」が追加された。敵航空機に狙われていると感じた場合、速やかに使用しつつ回避行動を取る事で被害を受ける確率を減らすことが可能だろう。しかし、対空警戒スキルは素で2回しか使用できないので使いどころに注意したい。

・装備
　兵装　主砲旋回を推奨。素の状態では主砲が転舵に付いてこれないが、装備で改良することで付いてこれるようになる。
　防御　加速または舵を推奨。
　適正　隠蔽、速力、舵から選択。素の状態でも転舵性能は高いが、あえて舵に全振りして舵切りによる前線回避盾を目指すのもアリ。

・エリート特性
　新型操舵装置　転舵速度+5%、転舵加速度+10%
　エリート魚雷オペレーター　魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
　功績　EXPアップ+10%

・総論
前級までは器用貧乏的なポジションに甘んじていた英駆だが、いよいよ本艦から真の実力を見せ始める…とは言ってもまだ砲は本職のソ駆には及ばず、魚雷も本職の日駆には及ばないのだがプレーヤースキルを上乗せすればそれに近い働きができる程度の水準は備えている。本艦はバランス型ではあるものの「走守攻が非常によく纏まっている」ので扱い易く、相対する相手の苦手とする戦術を選択することで優位に立つことが可能である。艦の強みを押し出すことが得意な他国駆逐艦と異なり、弱点を隠して総合的に敵の上を行くという英駆独自の戦い方に慣れた艦長であれば、あらゆる状況に応じて活路を見出しやすい本艦は非常に心強い相棒となってくれるだろう。

戦闘名誉章

史実

小ネタ

実装当初は「排気煙幕Ⅱ」を持っていたが、その後の性能調整(英駆ツリーのナーフ)により前級同様の「排気煙幕Ⅰ」に変更されてしまったという経緯を持つ。またグレードダウンされた排気煙幕の代わりに「対空警戒Ⅰ」が追加された。

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