エメラルド級軽巡洋艦(E級軽巡洋艦)
性能諸元
・基本性能
Tier | 4 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | Danae |
国家 | イギリス | 派生先 | Leander |
生存性 | 継戦能力 | (A) 24,000 (B) 27,100 | |
装甲 | 10-76mm ・防郭 13-76mm ・艦首・艦尾 10-76mm ・砲郭 76mm ・装甲甲板 10-25mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 0% | |
機動性 | 最大速力 | 33.0ノット[kt] | |
旋回半径 | 670m | ||
転舵所要時間 | (A) 9.8秒 (B) 7.0秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 10.4km | 13.4km | 12.4km | 4.7km | |
航空発見距離 | 6.2km | 0.0km | 9.2km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 12.2km | 0m | |
mod.2 | 13.4km | 0m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 152mm/45 CPXIV | 7基×1門 | AP弾 3000 | 7.5秒 | 18.0秒 |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 102mm/45 Mk V | 3基×1門 | HE弾 1500(6%) | 4.0秒 | 4.5km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A | (前期)533mm TR Mk IV | 4基×3門(6門) | 11967 | 71秒 | 6.0km | 59kt | 1.2km | |
(後期)533mm TR Mk IV | 4基×3門(6門) | 15733 | 80秒 | 6.0km | 59kt | 1.2km | ||
B | (前期)533mm QR Mk IV | 4基×4門(8門) | 11967 | 95秒 | 6.0km | 59kt | 1.2km | |
(後期)533mm QR Mk IV | 4基×4門(8門) | 15733 | 106秒 | 6.0km | 59kt | 1.2km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
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爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
A | 短 | 12.7mm Mk III | 6基×4門 | - | 49 | 85.0% | 0.1-1.5km | ||
中 | 40mm Vickes 2-pdr.QF Mk II | 2基×1門 | 39 | 90.0% | 0.1-2.5km | ||||
長 | 102mm/45 Mk V | 3基×1門 | 1 | 910 | 21 | 90.0% | 0.1-4.0km | ||
B | 短 | 20mm Oerlikon Mk IV 20mm Oerlikon Mk V | 6基×1門 6基×2門 | - | 175 | 85.0% | 0.1-2.0km | ||
中 | 40mm Vickes 2-pdr.QF Mk VII | 2基×4門 | 70 | 9.0% | 0.1-2.5km | ||||
長 | 102mm/45 Mk V | 3基×1門 | 1 | 910 | 14 | 90.0% | 0.1-4.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 |
・開発ツリー
軍艦名 (必要経験値/購入クレジット) | モジュールスロット (必要経験値) |
当艦 | ━ | モジュールスロット1 (11,000) | ━ | モジュールスロット2 (16,500) | ━ | モジュールスロット3 (22,000) | ━ | Leander (55,000/-) |
船体 | ||
---|---|---|
Emerald 船体B | 100,000 | |
魚雷 | ||
魚雷 533mm Mk VII | 12,500 | |
射撃管制装置(照準装置) | ||
照準装置 Mk IV mod.2 | 12,500 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:60 秒 | |
十字キー上 | |||
修理班 | 2 回 | 消耗品の動作時間:28 秒 消耗品の準備時間:80 秒 回復:0.5% HP/秒 | |
十字キー右 | |||
水中聴音 | 2 回 | 消耗品の動作時間:90 秒 消耗品の準備時間:180 秒 魚雷発見:2.6 km 敵艦発見:3.7 km | |
十字キー下(いずれか選択) | |||
発煙装置 | 2 回 | 消耗品の動作時間:15 秒 煙幕の持続時間:96 秒 消耗品の準備時間:240 秒 | |
水上戦闘機 | 3 回 | 消耗品の動作時間:360 秒 消耗品の準備時間:180 秒 HP:x 秒間平均ダメージ:35 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
エメラルド級軽巡洋艦は、第一次大戦中に設計されたイギリス軍の軽巡洋艦としては、もっとも先進的な艦級でした。
強力な推進機関により高速を実現し、船体の大型化により、砲撃兵装及び雷装の強化を実現できただけではなく、水上機の運用も可能でした。
就役:1926
同型艦数:2
解説
- 概要
英国Tier4巡洋艦。本級から煙幕を使用することが出来る。そのため水中聴音との併用で魚雷探知及び接近する艦の察知が可能で煙幕中での安全性が向上している。
- 主砲
英巡の特徴となるAPしか撃てない主砲。前級のDanaeより全体的に性能が向上しており、特に初速が936m/sとかなり速い。跳弾優遇もあり、通常の巡洋艦では入射角が45°以上あれば跳弾の可能性があるが本級では65°以内であれば跳弾されない。
横を向いている相手ならば、巡洋艦相手に一斉射で2000ほどのダメージが期待でき、戦艦が相手でも艦上構造物を狙えばダメージが入りやすい。。
なお、7基×1門と前級から1門増えたものの、配置の関係で同時に撃てるのは6門まで。射界自体は前級より悪化しているが、煙幕内からの射撃が前提であるため特に問題とはならないだろう。煙幕内射撃での被発見性は5.4kmと英巡の中では平均的な値である。
- 魚雷
A船体で片舷6門、B船体で片舷8門向けることが出来る。射程こそ6kmと控えめなものの本数が多いので上手く当てれば戦艦すら沈めることが出来る。狭角・単射が選択可能。用途は煙幕内発砲発見距離内まで近づかれた敵に撃つか島影からの飛び出し撃ち、飛び出してくるであろう敵の置き魚雷である。
なお、前級と比べ射界が普通の範囲まで狭くなったので、追撃中(逃亡中)に艦の前後に向けて撃つのは難しくなった。
- 機動性
数値上は古鷹以上、オマハ未満の機動性。しかし、加速が早いので機動性に苛立ちを感じることはないだろう。
ただし初期状態の転舵所要時間が10.9秒と遅い。軽快な前級との落差が大きいだけに最初はかなり舵が重く感じるので注意。
減速は遅いものの加速しながら曲がることができるため、この特性を以て戦艦等の偏差をずらすことができる。
- 隠蔽
10.4とかなり優秀な値。消耗品にある発煙装置も使用出来ることから、隠蔽に関しては同格でも最優秀と言える。隠蔽ギリギリから発煙装置とソナーを使用し、敵艦に打撃を与えていこう。ただし予測撃ちや煙幕内に大量に魚雷をばら撒かれる危険性もある。過信はしないように。
- 対空
貧弱である。
- 生存性
甲板に25mmバイタルがむき出しとなっており、153mm砲以上のHEにバイタルを抜かれる装甲圧である。また、この部分に爆撃機の爆弾が着弾するとこれもまたバイタル判定となり、修理班で10%しか回復ができない。側面には喫水線上より高く76mmのバイタルが露出しており、装甲圧もあるため過貫通で防ぐことはできない。しかし、艦首には大和砲をも弾くことのできる38mm装甲帯が張られている。
敵に被発見された場合は艦首を敵艦に対して前に向け煙幕を使用しよう。ある程度被弾を抑えることが出来るはずだ。
- 総論
前級と殆ど変わらない防御性能と主砲性能のままティアが一つ上がっているため、かなり苦戦を強いられる船であるといえる。しかし、スモークと水中聴音という凶悪な消耗品の組み合わせを持っているので全く戦えない訳ではない。
スモークを利用したcapや待ち伏せしてからの近接魚雷など、戦い方はいくらでもある。この船を突破することが出来れば英巡の基礎をマスターしたと言っていいだろう。
コメント欄に投稿された本艦の評価
まず、こいつの短所とされる防御面ですが、実のところ水線上に広く露出している側面76mmはオマハ・古鷹と同等でキーロフより厚いので、言うほど薄くはないです。
Tier5CLとしては並レベルで、防御すれば巡洋艦のAPにVPを抜かれまくることはありません(水線付近の57mmを含めると前後に長いことは否定しませんが)。
問題は上面装甲で、25mmしかない上に、最上甲板に広く露出しているため、この部分をたやすく貫通されます。
さらに、それに追い打ちをかけるのがなぜかキーロフと並んで同格最低7.8秒の転舵速度。
敵に発見された瞬間に経験値Box発見とばかりに砲弾の雨が降ってくるこいつにとってはかなりの欠点です。
WGは転舵アプグレの解禁をTier5と勘違いしているのでは?その所為でダナイーにもリアンダー(アプグレ付き)にも転舵で負けるという意味の判らない状態に。
攻撃面は、魚雷は(8kmあれば完璧でしたが)高性能で、大事な武器となります。
一方主砲貫通力は高いとは言いがたいです。しかしエメラルドを舐めて腹を晒してくれる敵は多く、同格も装甲は基本的には薄いので、10km以内ならVPを貫通できます。DPMも低い(キーロフ並でオマハBの7割、ケーニヒスベルグの半分!)ので油断は出来ませんが。
その上、全門使うにはかなり艦を横にする必要があるため、相手がしっかり防御姿勢を維持するとかなり厳しい。一騎打ちならこちらも艦を立てて雷撃にかけるのが最善でしょうか。
なお、格上CAもTier7までは装甲が薄いのが多いので側面さえ向けてくれれば全射程で通常貫通はします。
むしろ過貫通しにくいので、そこそこダメを稼げるはず。一発990なので2,3発くらい抜ければ充分なダメージ量と言えます。
一方、相手が戦艦の場合、基本上部構造狙いとなりますが、うまく当てれば1斉射2000くらいはいけます。
ただし相手が完全に艦首を向けてきた場合、攻め手にかけるのは事実で、何とか艦橋を抜くか煙幕等を駆使して仕切り直す必要があるでしょう。
(ここまで書いたにもかかわらず)私もこいつは弱いと思います。何より相手の腕が一定以上だとほとんど対応できない点がまずい。
が、デザインは素晴らしいので、女王陛下のユリシーズ号(もっともあれはダイドー級でしたっけ?*1)辺りを片手に王立海軍魂で乗り切るしかないと思います。
TodayレートEmerald1位の狂人の言葉
前述のとおりこの船は英巡の加速性能と微妙な装甲を持っています。敵は撃って当たればバイタルを抜けるこの船を全力で狙ってくるのでスライド回避を上手く利用して避ける所謂回避盾が基本戦術となります。
またその際には舵が壊れやすいため最後の抵抗は必須、煙幕のリキャスト時間を縮めるために何でも屋も必要でしょう。敵の戦艦や巡洋艦がこちらを撃つ間に味方戦艦が相手をできるだけ削ることを祈ります。
真価を発揮するのは後半戦。煙幕内から撃ちこみ煙幕に向けて縦を向けさせることを強制させ、煙幕内発砲発見距離で見つけようとそのまま突っ込んできた敵艦を魚雷で仕留めます。見えなくなった場合はソナーか敵が発砲するのを待ちます。
空母の艦載機がとにかく怖いので空母戦場の場合は孤立しないようにし、艦爆等が狙って来た場合は煙幕で回避しましょう。
また、初速が速いためリアンダー以降のような島越え射撃がしづらく、島越え射撃ができるような島であれば敵の戦艦の射線も通るため被発見次第動くか煙幕を使用することを推奨します。
良くも悪くもこいつの本体は消耗品です。IFHEさえついていなければ相手によってはHEも痛くないため、その体力プールと修理班を最大限生かせるような動きをしましょう。
史実
本給はドイツ海軍が建造したブルンマー級敷設巡洋艦に対抗するため、ソーニクロフト式嚮導駆逐艦2隻分の機関を搭載した高速軽巡洋艦として建造された。
大型駆逐艦の主機2つを載せた本艦は33ノットを発揮できる高速巡洋艦となったが、当時から排水量の割には軽武装ではないかという批判があった。
エメラルド級一番艦エメラルドはペナントナンバーD66を与えられ、1933年まで東インド艦隊に所属した。南京事件の際には国民党軍に対して砲撃を行っている。
1937年に予備役に編入されるが1939年第二次世界大戦勃発とともに現役復帰。
1940年に姉妹艦エンタープライズとともに「魚作戦」に従事。1億ドル相当の金塊をカナダへ輸送した。
日本が宣戦布告した際、本艦は東インド艦隊と中国艦隊を合わせた東洋艦隊に配属された。
1941年12月、マレー沖海戦で東洋艦隊司令官トム・フィリップス提督が戦死したためジョフリー・レイトン提督が指揮を受け継いだ。レイトン提督は本艦を旗艦とした。
マレー沖海戦以降、1942年3月にジェームズ・サマヴィル提督が戦艦ウォースパイトに搭乗して東洋艦隊に来るまでの4ヶ月間、このオンボロ軽巡が栄光あるロイヤルネイビー東洋艦隊の旗艦を努めていた。
1942年10月、本艦はポーツマスに帰還する。散々こき使われたのが祟ったのか、整備には1943年4月までかかってしまった。
本艦は再び東洋艦隊に所属したが、1944年7月に本国へ戻りノルマンディー上陸作戦に参加。ゴールドビーチの揚陸支援を行った。
1945年1月に予備役にはいり、47年に除籍。48年にスクラップとして売却された。
本艦は平時戦時ともに長い期間東洋艦隊に属し、ワークホースとして働き続けた頑張り屋であったのだ。エメラルドをすこれ。
小ネタ
編集用コメント
コメント
- 昨日フューリアスでこいつに開幕爆撃したら破壊的一撃取れてビビった。上手い具合に収束してたから多分五、六発命中したんだと思う。バイタル一発命中。こんなことはほとんど起きないだろうけどエメラルドに乗る諸兄は爆撃機にも気をつけて。英軽巡ツリーはフィジーまでは忍耐だぞ。 -- 2021-11-30 (火) 10:45:34
- 爆沈でてました?イギリス巡洋艦はペラペラなので弾薬庫に引火した可能性もありますね -- 2021-12-01 (水) 07:55:04
- 爆沈旗が出るのってさせられた側だけでしたっけ。もしさせた側にも表示が出るのなら爆沈じゃないです。相手のエメラルドに爆沈が付いてたかどうかは確認できませんでした。 -- 木? 2021-12-02 (木) 22:25:33
- 爆沈でてました?イギリス巡洋艦はペラペラなので弾薬庫に引火した可能性もありますね -- 2021-12-01 (水) 07:55:04
- トレントで相対した時に中々艦首抜き狙ったら通常貫通どころか不貫通でなんでだと思ったら38ミリの艦首装甲帯があって草。大和砲すら弾く装甲帯じゃん。上手く艦首装甲帯でバイタルを隠すとホーキンスと同じだけの堅牢さを発揮するわけか。 -- 2023-01-09 (月) 18:58:30