パンアジア

Last-modified: 2024-04-29 (月) 19:57:33

概要

アジアの内から日本とソ連を除いた国々である。
ツリーの性質上、大部分が他国から譲渡ないし売却、貸与されたものである。
それぞれ国自体が違うが、同じ国籍として扱われ艦長の移乗ができる。

本Wiki内での略称は「パン」(パン駆、パン巡)。

通常艦

 

特殊艦

  • 課金艦 ※ショップやツリーで購入できる艦艇は時期により随時変更される。
    ※備考に書いてある購入方法でしか入手できない艦が、ゲーム内ショップでも買えるようになったら、備考に書いてある入手方法は削除すること
    Tier艦種名称価格
    (ダブロン)
    備考
    5駆逐艦Anshan (鞍山)2022年4月18日販売開始
    巡洋艦Huanghe (黄河)2022年1月31日販売開始
    7駆逐艦Northern Dragon2023年1月30日販売開始
  • 特典艦 ※アルファテスター限定艦など。不特定多数に販売されたら、備考に書いてあることはそのままで「課金艦」に移すこと
    Tier艦種名称価格
    (ダブロン)
    備考
    2駆逐艦Long Jiang (龍江)2024年1月17日からPSストアにてPS Plus加入者特典「ジャンプスタート6」パックで配信
    7駆逐艦Loyang (洛陽)750,000グローバルEXP・2021年10月4日からの「選択の時」キャンペーン選択時の褒賞
    ・2022年1月31日から2022年3月7日まで期間限定でゲーム内ストアで販売
    8駆逐艦Lüshun (旅順)22,500連続ミッション「東の水平線」報酬(2024年4月29日から2024年5月27日に開催)
  • その他
  • 特殊艦※イベント等に登場した非プレイアブルなユニット・AI艦

特徴

駆逐艦ツリー

2021年11月29日にて実装。アーリーアクセスではないため、すべての艦艇が開発可能なのでグローバルEXPがあれば飛ばすことも可能。

パンアジア艦艇の所属も多国籍、船体の元も米日英独ソと多国籍で構成されておりTierによって性能が異なるため艦に合わせた運用も意識する必要がある。
船体がバラバラなパンアジア駆逐ツリーだが、通常ツリーの統一された特徴として"深度魚雷"に特徴的な発煙装置とTier7以降で発煙装置と交換できる警戒レーダーがある。
※ツリーでないプレミアム駆逐艦「Anshan」「Lo Yang」は通常ツリーの特徴を持たない。
性能が特殊でツリーとしても扱いが難しいため初心者にはオススメしない。
 

  • 攻撃
    主砲
    船体によって性能にばらつきがあり砲の数や口径・連射速度・火災発生などはバラバラで、特に低~中Tier辺りでは艦ごとに主砲の癖や運用法が変わる。一応Tier3(日産)とTier5(ソ産)を除けば砲弾の速度が遅く、全体的に遠距離の砲撃戦がやや不得意かもしれない。
    Tier7辺りから主砲性能が特に向上し、またTier8以降は全て米産で米駆に近い砲撃能力を持つ。(ただし同一ではない)
    主砲の強い艦なら砲駆としても運用できるが、砲に特化した駆逐艦との撃ち合いは流石に厳しい。
     
    深度魚雷
    駆逐艦へ当たらない代わりに見つかりにくい(海面発見1.1km~0.8km)他、浸水を引き起こしやすいという性質の魚雷。戦艦・巡洋艦・空母にしか当たらないもののソナーなどで先に見つけないと回避は非常に難しく、位置さえ合えば非常に当たりやすい。
    ※ただし実際に発見距離の短い0.8kmになるのはTier4研究の魚雷からでTier4までは発見1.1km。代わりにTier3までは同Tierの日駆を上回る射程の長さが長所となっている
    (パンアジア駆逐艦では)射程も概ね長めで、さらに高Tierでは発射本数と射程が増加しより強力な雷撃が可能になる。一部を除いて被発見距離より長く隠蔽雷撃もしやすい。(一部、Tier4~6では初期射程と素の被発見距離が逆転しT4では隠蔽性の強化、T5は隠蔽強化か長距離魚雷への換装が必要)
    欠点として性質上駆逐艦への牽制や接近戦にも使えず、駆逐艦へのまぐれ当たり狙いや出会い頭の雷撃戦が不可能なため注意したい。島影からの格闘戦は最悪の状況で、その格闘戦になりやすい低~中Tierでは敵駆逐艦との位置や距離に要注意。格闘戦の減る高Tierでも雷撃による事故が無い分、相手駆逐艦は動きやすい。
     
    なお雷撃の初歩として、深度魚雷が見つかりにくいといっても相手も深度魚雷の性質を分かっていれば予め回避行動を取りやすく駆逐艦の存在と方向がバレているなら近接雷撃以外での多数直撃は取りづらくなる。砲撃や煙幕は敵に位置がバレるため隠蔽雷撃は長く潜伏し相手の油断している所を狙うのが基本。パンアジア駆逐艦ではこの砲撃と雷撃の使い分けが特に重要かもしれない。
    また雷撃の基本戦術として、特に命中が望めそうな場合は即応急工作班時の効果時間を見越し2基目の発射を少し待ってから撃つと浸水ダメージを取りやすい。多数の直撃が狙えなくとも長い浸水取れれば大きなダメージとなる。
    深度魚雷の詳細動画 
  • 生存性
    船体によってばらつきはあるが隠蔽性は並~高めで機動性も概ね良好、使い勝手の良い発煙装置もあり非常に優秀。抗堪性も悪くなく、油断や不注意さえなければほとんどの相手に優位に立ち回れる。
     
  • 対空
    (Tier5を除いて)駆逐艦として無い方ではないものの特に高いとも言い難い。例外としてTier5は絶望的に低い。
    高Tierは米駆逐の船体だが対空防御砲火があるわけではないため高い対空力は望めない。
     
  • 消耗品
    エンジンブースターは常備
    発煙装置:発煙動作時間30秒、煙幕持続70秒、再使用までの時間が120秒、使用回数4回分。(効果時間にTier差はない)
    「発煙時間が長く、煙幕持続はやや短く、また再使用までが短く、使える回数が通常の倍」、という性能となる。煙幕射撃にとても効果的だが煙の持続自体は(中Tier比較で)やや短く、動いて出した煙幕は意外と早く消える。再使用までの時間が短いため味方の保護にも緊急用としても取り回しが良い。
    煙幕の各時間で見れば、米駆>パン駆*1>英駆と米英の中間といった趣になっている。
    また初歩的なことだが煙幕内に籠ったまま敵を見失わないように注意すること。その他にも留まり続けて魚雷を受けたり敵の進攻から逃げ遅れたりしないように。

    他国の駆逐艦からすれば煙幕砲撃に徹する単独のパンアジア駆逐はコッソリ近づいての接近戦に持ち込みやすく、煙幕へ近づき見つかっても一方的な雷撃で撃沈しつつそこから煙幕を使って離脱生還するという計算が成り立つ。成立する状況は限られリスクも決して小さくないがパンア駆からの魚雷の心配が無いのでしっかり側面へ回って魚雷を狙う余裕すらあり、他駆逐艦との相打ちを狙うのとは状況が全く違う。
     
    警戒レーダー発見距離7.5km、効果時間15秒、使用回数2回分。
    Tier6以上で発煙装置と交換して搭載可能になる。
    ついに通常ツリーへ実装された警戒レーダー持ちの駆逐艦…字面だけ見れば非常に脅威的だが実際は巡洋艦などの警戒レーダーよりも性能は控えめでそれらより効果時間も発見距離も短いため援護をもらっても敵艦を撃沈までは難しい。使い所が難しく、よくタイミングを考えて使おう。
    敵が確実に近くにいる時なおかつ味方艦隊の援護が望める時に使いたい。連携し効果的に使えれば非常に強力だが、攻撃しなければ敵がちょっと見えるだけで大した効果が無い。味方の援護も無く見つけたのが砲撃型駆逐や多数の駆逐だった場合カモは煙幕も魚雷も無い自分の方だ。
    (スキルと有料で回数を増やし)敵駆逐艦への牽制用と割り切って放っていくという手もある。撃沈まで届かずとも援護によって大きく削れればその後レーダーを警戒して完全に撤退してくれるかもしれない。
    何より煙幕と交換で搭載することに要注意。緊急避難や味方の保護ができないため、煙幕を持った通常の駆逐艦とは異なる戦略が必要。レーダーを載せるならいつも以上に注意して立ち回る必要がある。特に航空機の来る空母戦ではさらに慎重に。
     
    煙幕とレーダー、どちらも連携次第で大きな効果を期待できるが緊密な連携が望めない場合は単独での緊急用に使える発煙装置の方が無難。ただ緊密な連携のできる分艦隊などなら無理にレーダーを持っていくよりレーダー巡洋艦と組んで煙幕で隠す方がいいかもしれない。
    実際のレーダーでの運用法について詳しくは後述
     
  • 総評
    "分かりやすい弱点を持った、それ以外は概ね優秀な駆逐艦"のツリー※"概ね"で"全て"ではない特に高Tierはほぼ米駆である。
    パンアジア駆逐ツリーの弱点は「魚雷が駆逐艦に当たらない」こと。相手駆逐艦にとってみれば通常「接近して一か八かの雷撃戦」という捨て身作戦が「接近すればほぼ一方的な雷撃戦」になるのはとても大きく、敵駆逐艦との接近戦は厳禁である。
    この弱点は戦闘距離の近い低Tierほど顕著で低Tierほど扱いが難しいという状態となり、さらに艦の性能もTier毎で変わるのもあって低~中Tierでの評価は一定しない。低Tierでは特に"他国の駆逐艦とはかなり違う立ち回りが必要"な癖の強い艦であるため慣れない内は非常に苦しい。Tier4が一番の鬼門
    戦闘距離が遠くなる高Tierではこの弱点が目立たなくなる上、艦自体も優秀な駆逐艦が揃っており弱点らしい弱点は「敵駆逐から強襲を受けると困る」という点くらい。他にしいて上げれば敵駆逐へ牽制魚雷のまぐれ当たりが起きないことくらいだろうか。
     
    対駆逐艦も主砲が優秀な艦なら接近戦さえしなければ(または雷撃さえ避ければ)大きな不利はあまりない。敵駆逐艦との接近戦を起こさないように、島影から勇猛な敵駆逐の突撃に襲われたり煙幕砲撃で自ら視界を遮って敵駆逐の強襲を招いたりしないよう、敵の駆逐艦の位置を特に注意して立ち回ること。
    かと言って退き過ぎれば索敵も雷撃もできないため適切な距離と位置を見極めよう。味方との連携や立ち回りによって対駆逐の弱点をカバーできれば、砲撃も雷撃も索敵も可能な純粋に優秀な駆逐艦となりえるかもしれないし、その為の優秀な煙幕もある。敵駆逐艦さえ排除できれば弱点の深度魚雷もその長所だけが残り、思う存分敵艦隊を駆逐できるはず。

     

駆逐レーダーの強み、運用法について

駆逐レーダーの強み、運用法についての考察
駆逐艦の持つレーダーは効果時間と効果範囲が狭く、駆逐艦自体の強みを活かした運用法が出来なければ巡洋艦レーダーの完全な下位互換となってしまう。パンアジア駆逐は優秀な煙幕との選択*2となるためその価値があるか悩ましい。
しかし巡洋艦のように敵駆逐艦や煙幕内の敵を撃破するといったことは難しいが、巡洋艦とは違い高い機動性と隠蔽性があり巡洋艦には使えない場所での発動ができる他巡洋艦にはない牽制効果を期待できる。
 

  1. 隠蔽性
    レーダー巡洋艦の多くは隠蔽性を最大限稼いでもレーダーの効果範囲よりも被発見距離が長く島影でなければその位置が先にバレる。また巡洋艦である以上前へ出過ぎれば集中砲火により撃沈され生還ができない。
    駆逐艦は効果範囲が短いとはいえ被発見距離のほうが短く相手に位置がバレていない状態でも発動しやすく、駆逐艦であるため敵駆逐やレーダーに注意すれば前線からの生還も容易。潜伏していれば発生源も分かりづらくそもそもレーダー無しでも一方的に敵を発見できうる高めの隠蔽性を持つ。
     
  2. 機動性
    巡洋艦の機動力は戦艦よりマシとは言え隠蔽性の問題からもどこからでもどこへでもというわけにはいかない。レーダーなどを警戒したやや遠い煙幕には届かないこともしばしば。
    駆逐艦なら状況が許せば少し遠い煙幕でも近づいてレーダーを照射しその後帰ってくるということができる。敵艦からのカウンターのレーダーなどには注意が必要だが、回避性能も高いため生還もそれほど厳しくない。
    また敵駆逐艦と接敵した際に敵駆逐艦が離脱しながら煙幕を使ってくれれば、そのまま追いながらレーダーを使い発見時間を引き延ばせる。
     
    • なお自艦が砲撃しても大したダメージはならない上に敵艦隊からの反撃のリスクが大きい。通常は砲撃を控え、安全な時にだけ自分も砲撃すること。
      敵へのダメージは味方艦からの援護に頼らざるを得ないが、援護さえあれば敵駆逐艦へもダメージを蓄積させていくことができ瀕死の艦艇を撃沈する程度なら時間の短さもそれほど問題にならない。
      特に見失った直後や敵の潜伏位置が分かりやすい煙幕などへはより効果的な援護が望める。隠蔽性を活かして索敵し敵駆逐艦へダメージを重ねていこう。
      最も効果的な援護は空母との連携で、煙幕の近くへ雷撃機を準備しレーダー照射から停止中の敵へ雷撃するという戦術。もし他の敵艦や敵航空機がいなければ航空機は発見されることなく一方的に攻撃できる。できる状況は稀だが。
      援護が欲しい時はレーダーを使う前にチャットとクイックチャットであらかじめ宣言しておこう。味方の援護がなければダメージはろくに与えられない。
    • レーダー艦がいると警戒されるまでは不意打ちのレーダーがしやすく、またレーダー艦がいると認識された後も潜伏状態を続ければ敵にとってはどこにいるか分からない駆逐艦だけでなく、いつどこから来るか分からないレーダーにも警戒しなければいけないという状況となる。
      敵駆逐艦からすれば最初の1~2回なら耐えることができるかもしれないがHPの減った状態ではレーダーが決定打となる危険まであり、勇猛でなければ前にでることすら難しく勇猛であれば死ぬ危険は通常よりもさらに高い。
    • つまり警戒心の強い敵であればこちらが苦手な接近戦を相手から避けてくれる他、ダメージによって進攻を諦める時期がかなり早まるなど高い牽制効果を期待できる。
      もちろん警戒してくれる敵ばかりではないが、そうでない油断している敵なら撃沈を狙っていこう。
       
  3. レーダーの効果範囲
    強制発見範囲を拡大するのはソナーも同様、駆逐艦でもドイツ駆逐艦やLo Yang?が持っておりソナーの場合は効果時間が長い・即味方艦から見えるという長所を持っているが、レーダーとソナーで決定的に違うのはソナーの効果距離は被発見距離未満という欠点。
    効果範囲の大きい独駆Lo Yang?で隠蔽性を上げてもわずかに小さく、そのためソナーで敵を発見するにはかなり近くまで近づかなければならず状況が限られる。またそこまで接近すると相手に位置がバレることがほぼ前提となるため反撃を受けやすく、効果時間が長い反面相手を発見するには大きなリスクを背負うことになる。煙幕を使えば艦本体を隠すことはできるものの位置自体はバレバレでレーダーを受ける危険が大きい。
    しかし駆逐艦レーダーは距離が短いといっても隠蔽性を上げれば1km以上は被発見距離の方が短くレーダーの効果範囲の方が一回り広い。極端に広いわけではないが相手のおおよその位置さえ分かればレーダーで相手を一方的に発見することもでき、援護を貰えれば一切見つかることもなく敵駆逐艦へ打撃を与えることも可能という点がソナーとは決定的に違う。
     
    その他の考え方(パンアジアツリー駆逐艦の場合)
  • 艦判別
    駆逐艦同士で占領合戦などをしているとき早めにレーダーを使うことで敵艦の位置と数、そして種類を判別するという使い方。
    できれば援護によるダメージで敵を退散させたいが、相手がどの駆逐艦なのかを早めに察知しどの程度警戒するべきかを判断するのにも使える。
    こちらは煙幕が使えない分、多数の敵駆逐艦に追われるといったことは絶対に避けたいため安全策として早めに使ってしまおうということ。
  • 警戒網
    なるべく敵艦が近くにいると分かっている時に使いたいが、近くにいると分からない時にも使うことで敵が近くにいないかどうかを事前に察知することもできる。これがかなり重要かと。
    煙幕が無い分敵との接敵には慎重にならなければならず、可能ならば発見されることなく立ち回りたい。かと言って前進しなければ雷撃も索敵もできないため、前進したいがより敵を警戒しなければならない時にレーダーを先に使っておくことで突然見つかってしまうというリスクを減らすこともできる。
    特にエンジンブーストを組み合わせてレーダーを使い「相手が誰であっても小さいリスクで前線ラインを一気に押し上げることができる」という先行レーダーは地味に強力で、またもし潜伏していた敵駆逐艦の位置が分かれば味方艦もそれに応じて立ち回りやすくなる。位置が分かれば時には味方のレーダー巡洋艦もレーダー照射をしやすくなることもあるだろう。
    その他突然の警戒レーダーで敵を見つければ敵からすれば「前触れもなく突然レーダーを照射された」という事態であり敵の警戒度を引き上げさせることができる、かもしれない。場合によっては警戒してくれることでパンアジア駆逐の苦手な接近戦を相手側から避けてもらえる、かもしれない。
     
    このようにレーダーは敵艦に撃沈狙いだけでなく判別や警戒にも使っていきたい…がしかし回数を増やしても最大4回しか使えない。準備時間も長いため使い所で使えないなんてことがないようにも注意したい。
    攻撃や援護が望めない場面ではあえて使わず温存しておくのも重要。
     
  • 煙幕との交換についての考え方
    パンアジア駆逐艦でのレーダーの最大の欠点は間違いなく煙幕と交換することだろう。使いづらさも十分大きな欠点だが
    パンアジア煙幕をうまく使えている場合その優秀な煙幕を捨ててまで使う価値が無いとさえ言われることも。だがレーダーパン駆は煙幕パン駆とは全く違う戦略で運用しなければならずレーダー持ち駆逐艦の前例が希少で駆逐艦のレーダーの運用法自体からまだまだ研究不足であるという問題もある。実際のところ「効果的な使い方が分からないから使い物にならない」というケースも多いと思われる。
     
    しかしTier6以上では警戒レーダーを持った艦との戦闘が日常化する上、各駆逐艦の雷撃射程が伸びて煙幕に対する雷撃の危険性がTier6以前よりも遥かに高まっているという事情もある。それでも煙幕が強力であることには変わりないが。
    パンアジア駆逐艦の煙幕も効果時間自体はやや短く味方艦の防護には適時繰り返し散布する必要があり、その度に後退していると索敵に雷撃にと駆逐艦の役割を果たしにくくなる。かと言って前線に近い場所では雷撃や警戒レーダーの危険があり下手をすれば味方艦隊の壊滅さえまねきかねない、という考え方もできる。勿論そこまで酷いことは滅多に無い。
    その他レーダーの危険が無いからと煙幕砲撃をすると敵からは位置がバレバレとなり雷撃を警戒されやすく火力の一端を知らずに失っている。煙幕はただ使うだけでも位置を予測されてしまう。
    少なくとも煙幕が絶対的なものとは言えないのだ。
     
    パンアジアツリー駆逐艦の一番の弱点は駆逐艦との争いになると魚雷の分だけ分が悪いという所。これは特に占領争いなどで相手の煙幕への雷撃にほぼ効果が無く*3かといってこちらの煙幕はむしろ雷撃の危険性を高めるという状況で顕著になる。占領争いでは他に味方の駆逐艦やレーダー巡洋艦でもいなければ一方的に牽制の雷撃をされ続けるという事態になりかねない。こちらにレーダーが無ければ敵駆逐艦は強気に立ち回ることができ、数で優勢であっても苦戦することすらありえる。
    しかしパンアジア駆逐艦はレーダーを持てば敵駆逐艦との戦闘をも優位に進めやすくなるのである。うまく使えれば、だが。
    それにパンアジアツリー駆逐艦は深度魚雷が強く、潜伏しながらの隠蔽雷撃狙いとレーダー駆逐艦のこの運用法はマッチする部分もある。レーダーで敵駆逐艦が退いてくれれば敵の巡洋艦戦艦との距離も縮めやすく深度雷撃をさらに狙いやすい。

…しかしこうして考えた上で煙幕を捨ててまでレーダーを載せるべきかどうかというと、微妙なところではある。それだけレーダーの使い勝手が悪く、煙幕が便利すぎる。
レーダーを使っても攻撃自体は煙幕が無い関係上ほぼ味方任せであり、もし味方艦と連携できるならそれこそ煙幕の方が良いとさえ考えられる。
 
ただこうしたレーダー駆逐艦の運用法(先行レーダーや連携の徹底など)をしっかり覚えれば、煙幕とは違った役割の強力な駆逐艦になれる…はずだ。

  • 敵側から見たレーダー駆逐艦を考える
    実際優秀なレーダー駆逐艦が相手側にいると中々厄介。
    通常なら一方的な被発見を受けにくい高隠蔽の駆逐艦でも一方的な被発見をされやすく、前へ出ると突然のレーダーで一方的に打撃を受けることがあり撤退を余儀なくされることもしばしば。レーダーそのものは短いが巡洋艦のものと判別は難しく、また敵艦隊の状態を見誤って逃げ遅れるとそのまま沈む。
    また味方の駆逐艦が退いている所・いない所に準備済みの敵のレーダー駆逐艦がいると通常の駆逐艦なら駆逐艦への警戒が必要でやや高リスクとなる進攻もレーダーを使った前進なら低リスクの進攻となるため、一気に距離をつめられて不意の雷撃に襲われることもよく起こりえるなど駆逐艦以外でも警戒が必要。しかもパン駆の場合は緊急回避の難しい深度魚雷だ。
     
    相手がレーダーパン駆なら大きな弱点として煙幕が無い分砲駆で追えれば沈めやすいものの反撃は受けやすくまた巡洋艦が警護していたり事前に退避されてしまうと手が出せない。かと言って敵は逃げるばかりでなくレーダーを駆使して低リスクで前進できるため酷いと手も足も出ない。
    もし駆逐艦で遭遇した場合こちらの煙幕は単純に使ってもレーダーで一方的な攻撃を受ける危険があるため相手への攻撃も考慮して使うタイミングをよく考え、また使うなら止まらず逃げながら使いたい。
    あるいはレーダーのクールタイムなどを狙って前進し牽制に魚雷を撒いたり状況が良ければレーダー駆逐本体を見つけ出して攻撃しよう。クールタイムであれば煙幕での退避もしやすい。
    あとは相手が立ち回りをミスしてくれるかあるいはレーダーを使い切るまで待つといった長期戦も覚悟しよう。ただ何もせず待つのではなく、うまく位置取りをして敵艦隊のスポットを行いそれらを味方艦隊が撃沈してくれるのを願おう。幸いレーダーパン駆であればパン駆煙幕をかぶせた巡洋艦砲撃の危険は薄い。
     
    敵駆逐艦単体であれば火力はたかが知れているため戦況が良ければレーダーを恐れすぎる必要はない。…と言っても駆逐対駆逐の砲撃戦ではそれなりの力があるためあくまで戦況が良ければだが、敵の援護が薄く味方の援護の強い有利な状況では敵駆逐艦はレーダーがあろうと有効打を望めないため敵駆逐は撤退せざるをえない。
    • ちなみに先手レーダーや連携の徹底を疎かにした対煙幕や対占領などに決め打ちするレーダーパン駆は安易な煙幕待機や煙幕砲撃さえしなければ全く怖くないとすら言える。敵が前に出てきていれば遭遇で発見でき、煙幕が無いためこちらだけ援護があってそのまま追えれば簡単に沈められる。
      有利な状況なら駆逐艦が強引に前へ出て見つけにいってもいいかもしれない。

巡洋艦ツリー

2023年1月30日のアップデートでアーリーアクセスとして登場。Harbinまではパンアジア巡洋艦大型クレート開封で入手できる。Sejongのみ3月6日以降のアップデートでHarbinまでの全ツリー艦も含めて自由に開発が可能になる。*4
パンアジア駆逐艦同様各国から軽巡洋艦を寄せ集めた形になっている。Tierによって性能が異なるため艦に合わせた運用も意識する必要がある。
一応すべての艦艇の共通点として深度魚雷、発煙装置、魚雷装填ブースター (後者は高Tierのみ) を備える。
PC版方々曰く、対駆性能が低く紙装甲の防空巡洋艦(深度魚雷持ち)ツリーである。ゲームシステムを理解した上級者向けらしい。

その他

  • 英語圏では略称表記である○○と呼ばれることがある。

コメント

  • Chumphonまでわかる範囲で作成しました。ハルビンと世宗は明日以降に作成します。 -- 2023-01-31 (火) 03:02:41
  • まさかのコンテナ一発でハルビンが当たっちまった。ただこれってどう使うんだ?煙幕あるし機動力高いけど駆逐に毛が生えた程度の耐久性しかないし使いこなせる自身がない。 -- 2023-01-31 (火) 10:26:19
    • 対空弱めな戦艦の対空援護、煙幕を使った味方のサポート、高隠蔽を活かした魚雷艇プレイ、と本家Wikiのコメント欄には書いてあった。ただ浮かぶ棺桶なのは相変わらずとのこと -- 2023-01-31 (火) 11:58:14
      • ハカイチ献上の常連だな。ただし深度魚雷で流れ弾のハカイチ&かすり傷も量産w -- 2023-02-04 (土) 21:42:58
    • 基本的にはフリントだな。吹けば飛ぶ耐久性もそのまんま。魚雷活用の工夫次第か… -- 2023-01-31 (火) 16:13:50
      • 力の均衡なしだと戦艦や重巡にはろくにダメージ出せない予感。ソナーなしで煙幕籠もるのはリスク高いよなぁ -- 2023-01-31 (火) 16:59:34
  • Harbin使う奴はいくら魚雷投げられて煙幕炊かれたからと言ってもZF6に強制発見出来るほど至近距離まで突っ込んで腹見せるのだけはやめとけ、俺はZF6がHarbinに主砲でハカイチ食らわせたの見て本気で驚いたぞ、どうしてもZF6狩りたければ防御姿勢取らないとアイツ装填ブースター2回も使えるから相手が分かってる奴だと紙装甲巡洋艦は駆逐艦以上にカモネギにされると長文すまぬ -- 2023-02-04 (土) 12:43:05
  • 雪風や宵月実装して欲しい。というか中華艦艇が少なすぎる。最高Tierが韓国船じゃ中国の皆様がヘソ曲げちゃうだろ。いっそのこともって遼寧でも実装してくれ。p38やイリューシン載せときゃ大丈夫。 -- 2023-02-04 (土) 18:06:00
    • 性能とモデルを見るに、今回実装されたN.DragonがPC版のフェンヤン(=宵月)みたい。雪風(丹陽)は、PC版でも実装されてないからちょっと厳しいかも。 -- 2023-02-04 (土) 22:12:31
      • なるほど、やっぱそうなるのか。丹陽は厳しそうだね。ありがとう -- 2023-02-07 (火) 15:07:08
  • まさかソ連軽巡より脆い艦艇が来るとは… -- 2023-02-13 (月) 16:53:55
    • 巡洋艦はほとんどがアトランタの亜種だけあってあのオマハに匹敵するかそれ以上に脆いのばっかりやね。重巡にも簡単にハカイチされるくらいとんでもなく脆い。縦にしててもあっさり戦艦にバイタル抜かれるくらい豆腐なのは笑っちゃうわ -- 2023-02-15 (水) 02:34:18
  • 追加された巡洋艦もノーザンドラゴンもくっそ弱いんだけどこれ調整しないと雑魚すぎじゃない?長所が見当たらないよ? -- 2023-02-24 (金) 18:12:46
  • 巡洋艦ツリーがあまりにも貧弱すぎるから格下としかマッチングされないという風にしてはどうか。それでちょっと分が悪い程度にバランス調整出来るのでは。 -- 2023-03-16 (木) 01:14:06
    • 駆逐艦はバランス良くて強いけど、巡洋艦は全部Tierをひとつ格下げしてもまだ厳しい気がする。見つかった途端にここぞとばかりにAP弾がわんさか飛んでくるあたり、このツリーの悲惨なへっぽこさを物語っている -- 2023-03-16 (木) 02:26:41
      • トレント「そんなひどいことが…」ニュルン「信じられない」 -- 2023-03-16 (木) 07:33:05
      • わかる。駆逐は普通にいけるんだが… -- 2023-03-16 (木) 18:20:09
  • ここの巡洋艦と近距離で対峙するとほぼ過貫通しかしないわけだが、何てことは無い。過貫通バリアふざけんなと叫ぶ前にHE弾を当ててみよう。戦艦砲だと駆逐かよってくらいに武装ごとHPが吹っ飛ぶ。 -- 2023-03-22 (水) 19:32:00
  • 巡洋艦強化きたね。まあそれでもどうなのよって感じだけど。そもそもこのツリーのコンセプトが微妙。もっと防空特化しても良いと思うけど。 -- 2023-06-19 (月) 04:12:24
    • 同格空母相手なら十分な対空あるんだけどね。空母としてもこいつらとT7以降の米巡には近寄りたくないし -- 2023-06-19 (月) 08:20:12
  • 旅順は装填1.7秒に煙幕まで貰ったけど自慢の修理班は巡洋艦仕様のものを持ってるだけで実耐久大幅に下がった模様 -- 2024-04-29 (月) 19:57:33

*1 動作時間だけは米駆よりも少し長め
*2 ちなみにプレ米駆Blackはエンジンブースト枠の交換で搭載可能
*3 隠れていたのが巡洋艦なら深度魚雷も命中する
*4 余談だがPC版本家も2022年のこの時期にパンアジア巡洋艦にアーリーアクセスとして、2022年3月18日に自由に開発が可能になったりと1年越しでのレジェンズに実装となる。偶然か?