ムールマンスク (オマハ級軽巡洋艦 ミルウォーキー)
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
Tier | 4 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | - |
国家 | ソ連 | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 26,800 | |
装甲 | 6-76mm ・艦首・船尾 10-25mm ・上部構造 10-37mm ・主砲 6-25mm ・補助区画 6-15mm ・重要区画 15-76mm | ||
機動性 | 機関出力 | 0,000馬力[hp] | |
最大速力 | 34.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 590m | ||
転舵所要時間 | 3.3秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 12.3km | 13.8km | 14.3km | 5.9km | |
航空発見距離 | 7.4km | 10.4km | 10.4km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | mod.1 | 13.8km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 152mm/53 Mk13 152mm/53 Mk16 | 6基×1門 2基×2門 | HE弾 2200(12%) AP弾 3100 | 7.0秒 | 18.0秒 |
魚雷 | 艦体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533mm 3連装 | 2基×3門(3門) | 14400 | 69秒 | 8.0km | 55kt | 1.1km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
- | 20mm Oerlikon Mk4 40mm Bofors Mk1 76.2mm Mk22 mod.2 | 14基×1門 3基×2門 6基×1門 | 60 34 17 | 2.0km 3.5km 3.5km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品動作時間:5 秒 準備時間:60 秒 | |
十字キー上 | |||
水中聴音 | 2 回 | 魚雷の発見:2.7 km 艦艇の発見:3.7 km 消耗品動作時間:90 秒 準備時間:180 秒 | |
十字キー右 | |||
水上戦闘機 | 3 回 | 消耗品動作時間:100 秒 準備時間:80 秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
本艦は、雷装を備えた高速の偵察巡洋艦であり、アメリカで建造された後、1944年にソ連に貸与され、ソ連ではムールマンスクと命名されました。ソ連製の艦艇と比べ、対空兵装が充実していました。しかし、一部の主砲が砲郭に設置されており、この非効率かつ時代遅れの配置のために、砲の効率性が損なわれていました。
就役:1923
同型艦数:10
解説
- 概要
ソ連Tier4プレミアム巡洋艦
アメリカ巡洋艦オマハのソ連改修型である。ゲーム中の性能はオマハのB船体を原型としている。
元の艦が素直な装備構成で使いやすいため、このムールマンスクも素直に使いやすいと言えるだろう。
Tier4帯のプレミアム艦ということでクレジット稼ぎ艦としても評価もある。
- 主砲
細かいところで各砲塔の射角が若干異なる。弾着時間はオマハと同様なのだが、こちらの方が弾道が高いと言われている。
同格戦艦の艦首艦尾にはHEダメージが入るが、格上戦艦は最低25mmの装甲厚となるためダメージを出すには発火させるか力の均衡が必要となる。
弾道が比較的低いため、島裏射撃にはあまり向かない。
- 魚雷
装填速度が遅くなり雷速は1ノット減少した。引き換えに射程が5.5kmから8.0km、威力が11733から14400と強化されており、射程の長さにより魚雷が牽制に使いやすく、うまくすればたまに当って大ダメージを与える。この艦(同型艦もだが)は前線に出るには厳しい装甲であるため、味方の後ろから雷撃する機会が多くなる。ところが雷速が55ノットと遅いため、充分に確認した上で雷撃しても思わぬ形でFFしてしまうことがある。雷撃には細心の注意を払うこと。
- 対空砲
最大ダメージ量のみ見るとオマハより優秀に見えるが、ダメージ量の半分以上を占める20mm機銃の射程はわずか2kmである。2km以遠のダメージ量はむしろオマハに劣っている。転舵能力のおかげで雷撃機には強い。
- 機動性
最大速度は変わらないが、転舵所要時間がこちらの方が優秀で、細かい回避運動も可能。良好な部類。
- 抗堪性
Omahaと同様艦首・艦尾が10mmしかないため、150mm以上のAP弾は全て強制貫通してくる。完全に立てるのはあまりにも危険。
バイタルパート部分も撃ってくださいとばかりに水面上に露出しており、戦艦砲が直撃すれば即死の可能性も十分にある。
幸いバイタル部分の装甲はそれなりにあるので、少し傾ければそれなりに生存性を発揮するだろう。
- 総評
主砲や魚雷など細かいことを除けば国籍が変わっただけのオマハである。
史実
この艦は元々アメリカ海軍の軽巡洋艦であり1923年、オマハ級軽巡洋艦の1隻、USSミルウォーキー(USS Milwaukee)として就役した。
就役後、第二次世界大戦が勃発するまでの数十年間のほとんどを太平洋において過ごす(ずっと太平洋にいたわけではなく、カリブ海付近でも活動しており、大西洋の最深部であるミルウォーキー海淵(プエルトリコ海溝に属する)はこの艦が海洋調査で発見した)。
ミルウォーキーがブルックリン海軍工廠でオーバーホールを受けていた1941年12月7日、日本軍による真珠湾への奇襲攻撃が行われ、太平洋戦争が開戦する。12月31日にミルウォーキーはカリブ海へ向かう船団を護衛するため出港、護衛任務後、パナマ運河を通過してソシエテ諸島へ向かう8部隊の輸送部隊を護衛する。3月7日に大西洋へ戻り、南大西洋偵察部隊へ合流した。その後2年間、ミルウォーキーはブラジルを拠点として偵察任務をこなす。
1942年5月19日、ミルウォーキーはブラジル沖で救難信号を受信する。それはイタリアの潜水艦バルバリーゴ(Barbarigo)から雷撃を受けたブラジル籍貨物船、コマンダンテ・ライラ(SS commandante Lyra)からのものだった。ミルウォーキーが現場に到着したころにはコマンダンテ・ライラは大きく傾斜し、炎上していた。共に行動していた駆逐艦モフェット(USS Moffett)が16名、ミルウォーキーが船長を含む25名を救助した。さらに姉妹艦である巡洋艦オマハ(USS Omaha)、駆逐艦マクダガル(USS McDougal)が遅れて到着し救助作業に取り掛かり火災を制御下に置いた。その間にミルウォーキーは一度現場を離れ付近の港で燃料を補給し、再度現場へ戻る。ミルウォーキーは救助班をコマンダンテ・ライラへ乗り込ませ、船の軽量化及び誘爆の防止のため貨物をすべて海へ投棄した。やがて火災が収まるとコマンダンテ・ライラはブラジルのフォルタレザへ曳航された。
11月8日にミルウォーキーは姉妹艦である巡洋艦シンシナティ(USS Cincinnati)、駆逐艦サマーズ(USS Somers)と共にドイツの封鎖突破船の捜索を開始した。21日、ノルウェーの国旗を掲げた不審船を発見。不審船へ無線で呼びかけを行うも反応が無かったため部隊は接近、停船させることにする。しかしサマーズが4マイルまで近づいたとき突如不審船が炎上。救命ボートが降ろされ、爆発が起きた。最後はノルウェー国旗を降ろしハーケンクロイツを掲げつつ沈んでいった。ミルウォーキーは4艘の救命ボート、62名を救助した。この不審船の正体はドイツの封鎖突破船、アンネリーゼ・エスベルガー(SS Anneliese Essberger)であり、爆発は拿捕を防ぐための自沈であった。
レシフェで修理中の1943年5月2日、同じ港で停泊中のタンカー、リヴィングストン・ロー(USS Livingston Roe)で火災が発生する。ミルウォーキーの乗組員は消火作業に大きく貢献した。
同年5月31日、ブラジル沖で巡洋艦オマハと衝突事故を起こす。被害は不明。
1944年2月8日、イタリア降伏に伴うソ連へのイタリア賠償艦の代わりとしてソ連へ貸与される準備のためブルックリン海軍工廠へ向かい、27日に船団護衛のため出航。3月8日に北アイルランドのベルファストへ到着する。
1944年3月29日、ミルウォーキーはJW58船団と共にベルファストを出航、ムルマンスクへ向かう。この「アメリカ海軍軽巡洋艦ミルウォーキー(USS CL-5 Milwaukee)」としての最後の実戦任務の途上、4月1日にドイツ潜水艦U-355を撃沈、翌日船団を追跡していたドイツ空軍機が共に行動していたイギリスの護衛空母アクティヴィティ(HMS Activity)の艦載機に撃墜された。さらにウルフパックの襲撃に遭うもこれを撃退、艦載機がU-288を撃沈した。
4月4日、ソ連海軍の護衛艦4隻が船団に合流しアルハンゲリスクへと向かう。その後ミルウォーキーは船団を離れムルマンスクへと向かい、4月20日にソ連海軍へ編入された。
ミルウォーキーはムルマンスク(Murmansk)と改名され、北方艦隊へと編入。戦争の残り期間、北極海で船団護衛や哨戒などの任務をこなした。その後ムルマンスクは練習艦となり1948年には艦隊演習へも参加。1949年3月16日にムルマンスクはアメリカへ返還された。3月18日にフィラデルフィア海軍工廠へ入渠。この時、ムルマンスクは極めてひどい状態であり艦内は不潔でネズミとゴキブリが闊歩していた。そのためアメリカ海軍は真っ先に燻蒸を行うことになった。
再びアメリカへ戻ったミルウォーキーであったが、最早アメリカ海軍に旧式艦であるミルウォーキーの居場所はなく、12月10日にデラウェア州ウィルミントンのアメリカン・シップブレーカーズ社へスクラップとして売却された。
コメント欄
- 豆腐で有名なオマハシリーズの中でも異常なほど不人気で全く見かけないな -- 2022-12-24 (土) 22:38:11
- 鉄鋼艦だからね… -- 2022-12-24 (土) 22:40:55
- 鉄鋼使う価値なし 625とかになったら買ってもいいかもな -- 2023-01-30 (月) 00:16:26
- オマハ級大好きなんで買ってみた。オマハとマーブルヘッドの良いとこ取りで使いやすい。知名度無いせいかヘイトが低いのも良いw 後方2門少ないけど回避盾で蛇行する艦艇なんで気にならないし、10キロ程から引き撃ちで高威力な魚雷が使えるのも良い(当たるとは言ってない)。ソ連艦艇なんで追跡スキル使えて駆逐追い回せて楽しい。あとAP弾が相手に刺さりやすい気がする。 -- 2024-02-10 (土) 13:23:51
- オマハシリーズの中で一番安定するよな。クズネツォフ艦長のおかげで射程と発火率をどちらも盛れるから使いやすい -- 2024-02-10 (土) 14:50:54