ロムルス級駆逐艦(旧スピカ級水雷艇)
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
Tier | 2 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | Gryf |
国家 | ヨーロッパ | 派生先 | Klas Horn |
生存性 | 継戦能力 | (A) 6,800 (B) 7,700 | |
装甲 | 6mm ・防郭 6mm ・艦首・艦尾 6mm ・砲郭 6mm ・装甲甲板 6mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 0% | |
機動性 | 機関出力 | 19,000馬力[hp] | |
最大速力 | 34.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 440m | ||
転舵所要時間 | (A) 2.9秒 (B) 2.1秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
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海面発見距離 | 6.1km | 8.0km | 8.1km | 2.0km | |
航空発見距離 | 2.8km | 5.2km | 5.8km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 8.0km | 0m | |
mod.2 | 8.8km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 100mm/47 OTO Model 1931 | 3基×1門 | HE弾 1550(6.0%) AP弾 1650 | 5.0秒 | 18.0秒 | |
120mm/45 Bofors M1924 | 3基×1門 | HE弾 1600(7.0%) AP弾 2000 | 5.5秒 | 18.0秒 |
魚雷 | 艦体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ(浸水) | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
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A-B | 450mm | 1基×2門(6門) 1基×4門 | 5533(63%) | 40.0秒 | 8.0km | 55kt | 1.2km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
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A | 20.0mm/65 Breda M1935 | 2基×2門 | 7 | 2.0km | |
B | 40.0mm/60 Bofors M1936 | 2基×1門 | 15 | 3.5km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
・開発ツリー
軍艦名 (必要経験値/購入クレジット) | モジュールスロット (必要経験値) |
当艦 | ━ | モジュールスロット1 (-) | ━ | モジュールスロット2 (-) | ━ | モジュールスロット3 (-) | ━ | 次の軍艦1 (-/-) |
船体 | ||
---|---|---|
モジュール名 | 購入クレジット | |
主砲 | ||
モジュール名 | 購入クレジット | |
射撃管制装置(照準装置) | ||
モジュール名 | 購入クレジット |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:40 秒 | |
十字キー上 | |||
エンジンブースト | 2 回 | 最大速度:+8% 消耗品の動作時間:120 秒 消耗品の準備時間:180 秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
本艦は元々はイタリア海軍用として建造されたスピカ級水雷艇であり、1940 年にスウェーデン海軍に売却されてロムルスと改名されました。小柄なサイズと独特な魚雷発射管配置が特徴的です。
就役:1935
同型艦艦数:32
解説
- 概要
ヨーロッパティア2駆逐艦。ここからヨーロッパ駆逐艦の幕開けとなる。
ここからTier7までずっとスウェーデン艦となる。ヨーロッパとはいったい…
- 主砲
初期法は100mm砲だが、換装すると120ミリ単装砲が3基。他国同格駆逐艦の搭載する102mm砲や105mm砲と口径はほぼ変わらない。砲配置は艦首部に1基、艦尾に背負い式で2基という日駆に似た配置である。後部に2基あるので引きうちが若干得意。低ティア日駆同様に後部砲塔の射角は良くないようで、艦を立てた状態だと後部の砲を指向する事はできず、後部砲で射撃するためにはかなり艦の角度を緩めてやらないといけない。 - 魚雷
特徴的な配置で、2連装と4連装の魚雷発射管がそれぞれ1基ずつある。 - 対空
B船体に換装すると、ティア3にしてあの「ボフォース40mm機関砲」を搭載する。
射程3.5km、秒間ダメージ15*1とこのティアの駆逐艦としてはかなりの高水準である。
高いとは言ったものの、このティア帯の対空には期待しないほうが良い。 - 抗堪性
あまりよろしくない。空襲や、砲戦で容易に半分程度持ってかれる。 - 隠蔽性
Tire2ではあまり意味ないが...悪くはない。 - 機動性
素の最高速度は34ノット台とかなり優秀である。艦長スキルや消耗品で強化した上で、エンジンブーストを使用すると一時的とはいえ39ノット台を出す事も可能。さらに舵の効きもかなり優秀であり、扱い易い。 - 総評
速度と旋回性能が高めの船体に、やや癖の強い砲と魚雷を搭載した野心的な造りの艦である。走に優れるが攻は砲も魚雷も癖が強く、使いこなせれば強いがそうでない場合は…というレベル。守に関しては駆逐艦なので艦本体の防御力に頼るのではなく隠蔽や機動力を駆使して生き残る必要がある。体力は低めであるものの、船体そのものは素直な性能で扱いやすいといえば扱いやすい。魚雷射程も長めだが、前述の通り威力は低いので魚雷はサブウェポンである。主砲を積極的に使って行かないとダメージが出せないし撃沈も稼げない。このルート独特の砲と魚雷の併用操作を学ぶのに丁度良い練習艦となるだろう。
史実
ロンドン海軍軍縮条約(1930)において駆逐艦の定義が明確となり、排水量600~1850トン、主砲は5.1インチ(129mm)以下とされた。このためイタリア海軍は保有していた旧式の水雷艇を600トン以下の排水量制限を受けないサイズで新造する事を決定、その第一グループとして「スピカ」と「アストーレ」を共に1934年に建造開始した。なお本級の設計は水雷艇としては優れていたものの、そのサイズ制限により駆逐艦に求められるその他の要素(対空能力や対潜能力)に欠けている事は明らかであった。しかし、保有枠の制限に抵触しないという点は大変魅力的であり…本艦を含む第一グループを筆頭に、最終型の第四グループを含めると4つのサブクラス全て合わせると計32隻が建造された。
第一グループに属する「スピカ」と「アストーレ」は共に1935年に進水したが、イタリアが第2次世界大戦に参戦する直前の1940年にスウェーデンに売却されスウェーデン海軍の「ロムルス」と「レムス」として就役。第2次世界大戦を無事に生き延び、1958年まで運用された。なお、イタリア海軍に残存した姉妹達は30隻中23隻が戦没。残った7隻は戦後にイタリア海軍において再就役、1950年代に高速コルベットとして改装を受けている。
小ネタ
艦名の元ネタとなった「ロムルス」は兄弟の「レムス」と共にローマの建国神話に登場する双子の兄弟である。なお、伝承によればローマ市は紀元前753年4月21日にこの兄弟によって建設されたとある。ローマ神話におけるローマ市建設のあらすじを記載すると「王の血を引く兄弟は王位を簒奪した大叔父によって川に捨てられ、オオカミによって育てられた。成人した兄弟は自身の出自を知り大叔父に復讐して王を復位させると、自分達が捨てられた土地に都市を建設する。しかし、やがて兄弟間で争いが起こり、弟の「レムス」は兄の「ロムルス」によって殺害される。「ロムルス」は弟を立派に埋葬した後に都市に多くの人を住まわせた。」というもので、紀元前296年には牝オオカミの乳を飲む双子の兄弟像(教科書に載っているアレ)が献上されていることから紀元前3世紀にはこの建国神話が既に存在していたことになる。
イタリア海軍においてはスピカ級水雷艇(スピカはギリシア語で穀物の先端を示す言葉で、英語のスパイクの語源でもある)の1隻に過ぎなかった本艦だが、スウェーデン海軍に売却されてからイタリア度が急上昇。戦艦「ローマ」以上に格の高い名前を貰ってしまった結果、本家では「ローマ(戦艦)以上にローマ(Senatus Populusque Romanus)している艦」という異名を持って居る。