Wakeful

Last-modified: 2022-08-05 (金) 03:37:35

アドミラルティW級駆逐艦ウェイクフル

ウェイクフル.jpg

性能諸元

性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能

Tier3種別ツリー艦艇
艦種駆逐艦派生元Valkyrie
国家イギリス派生先Acasta
生存性継戦能力(A) 8,400
(B) 10,000
装甲3-10mm
・防郭 0-1mm
・艦首・艦尾 0-1mm
・砲郭 0-1mm
・装甲甲板 0-1mm
機動性機関出力0,000馬力[hp]
最大速力35.0ノット[kt]
旋回半径500m
転舵所要時間(A) 3.6秒
(B) 0.0秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離5.7km10.8km7.7km2.0km
航空発見距離2.9km0.0km5.9km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
A-Bmod.18.6km0m
mod.210.8km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
A102mm/45 QF Mk V4基×1門HE弾 1500(6%)
AP弾 1800
5.0秒18.0秒
B120mm/45 BL Mk I4基×1門HE弾 1700(9%)
AP弾 2200
8.0秒18.0秒


魚雷艦体口径基数×門数(片舷)最大ダメージ装填射程雷速発見
A-B(前期)533mm TR Mk I2基×3門(6門)1000062秒6.0km53kt1.1km
(後期)533mm TR Mk I2基×3門(6門)1196771秒6.0km59kt1.2km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
A0.0mm基×門00.0km
B0.0mm基×門00.0km



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界

・開発ツリー

開発ツリー
軍艦名
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(4,800)
モジュールスロット2
(7,200)
モジュールスロット3
(12,000)
Acasta
(24,000/-)
 
船体
Hull-min.pngWakeful 船体B17,000
魚雷
Torpedoes-min.png魚雷 533mm Mk V2,120
射撃管制装置(照準装置)
Gun Fire Control System-min.png照準装置 Mk III mod.22,120

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:5 秒
消耗品の準備時間:40 秒
十字キー上
発煙装置I.png発煙装置6 回消耗品の動作時間:10 秒
煙幕の持続時間:40 秒
消耗品の準備時間:60 秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

ウェイクフルは、アドミラルティ M 級駆逐艦です。本級は、V 級嚮導駆逐艦の改良型であり、3 連装の魚雷発射管を搭載していました。近代化案のひとつとして、主砲を 120 mm 砲に換装するという案が存在していました。
就役:1917
同型艦数:19

解説

  • 主砲
    前級から引き継ぎの102mm砲を単装で4基搭載。砲配置は艦首部に背負い式で2基2門、艦尾に同様に2基2門。射程は前級よりも微増しているがやはり同格と比較すると短め、同じように手数で勝負する砲である。艦尾の砲は尻を大きく振る事で前方に指向することもできなくはないが、艦首の砲は艦橋があるため後方射角が良くない。
  • 魚雷
    533mm魚雷を艦後部に中央線配置で2基(計6射線)搭載。前級と同じように、広角で撃つと3本を同時発射、挟角で撃つと単射となる。単発火力が11,967に増加し、瞬間火力も71,802に増加したため前級よりも頼りになりそうに見える。しかし、装填時間が30秒程度伸びてしまい、さらに後部魚雷発射管は前方への射角制限があるので、前級と同じような感覚で使うと射撃機会を逃すことがあり注意を要する。
  • 対空
    小口径の機銃があるといった程度なので艦載機を落とすのはほぼ不可能に近い。執拗に狙われたときは煙幕を使ってやり過ごすか近くの味方に素直に逃げ込んで味方に艦載機を落としてもらおう。
  • 抗堪性
    素のHPは10,000と同格内では平均的である。しかし、平均以上の隠蔽と速度を持っているため、英駆独特の旋回性能の良さも考慮すると生存性が低いとは言えないだろう。とはいえ周囲には強力な砲を持つ巡洋艦・戦艦が増えてくるので舷側を晒したまま等速直線運動を続けると手痛い一撃を食らってしまう可能性がある。このため、今のうちから減速しない程度に舵を切って航行ラインを一直線にしない動きをマスターしておこう(このティア帯であれば「航行ラインずらし」を心得て居れば、視界外に敵が居ても斉射を当ててくる事は少ない。またこの動きはこの後のティアで必須になる「前進・後退を組み合わせつつ舵切りで敵の斉射を躱す機動防御」テクニックの基礎ともなるので、十分に練習しておいて欲しい)。他国艦と比べるとエンジンブーストを使用できないという欠点もあるが、その分艦本体の加速や機動性に優れており、さらに「排気煙幕」の使用回数が増えているので上手く使いこなせば終盤まで生き残れる筈だ。
  • 機動性
    最高速度は艦長スキルで強化すると37ノット以上を出せる。加速も優秀、舵の効きは素の状態でも十分であるが、艦長スキルで補うとさらに切れが増す。速度と舵のバランスが優れているので、敵の砲撃を躱したり魚雷を潜り抜けるのは得意な方であり、英駆独自の舵切りによる機動防御を習得するのにもってこいの性能と言える。
  • 隠蔽性
    素の隠蔽性は5.7kmである。
  • 総評
    前級に引き続き速度と旋回性能に優れた船体に、ティア相当の砲と魚雷を備えたバランスの取れた艦である。砲火力はティアの向上に伴い他国と同等レベルに落ち着いてしまったが、手数の多さを活かして雷撃の合間に的確に当てていくことで地味なダメージ源となる。魚雷は単発火力が向上し射線数も増えてはいるが、それでも他国同格と比較すると単発ダメージが低いことから敵駆逐や軽巡といった比較的素早い相手に広角で撃ち合いを演じると不利になり易い。また、後方から敵の側面を掠めるように追い抜きつつ雷撃を行う場合、後方魚雷発射管の射角制限で2射目を撃てない場合があるので歯がゆい思いをする場合もある。半面「前級を上回る舵の効き」と単射した際に「6発を極狭い範囲内に順次発射可能」という特性は試合後半で戦艦を相手取る際に絶大な威力を発揮するので、適切な攻撃機会を見逃さないようにしたい。 
     まとめると序盤はその速度と機動性を活かして索敵や陣地占領に注力し、敵が増えてきたら味方の支援に徹して生存優先に切り替え、敵が減ってきたら優秀な機動力を生かして大型艦を狩るという駆逐艦のオーソドックスな運用に適しており、基本を押さえていれば誰にでも扱える優秀な艦と言える。

史実

アドミラルティV級嚮導駆逐艦の改良型である本艦は、建造がV級よりも遅かったことが幸いして新型の3連装魚雷発射管を最初から搭載していた。竣工(就役)が第一次世界大戦末期から戦間期に重なったこともあって19隻が造られたが第一次世界大戦による戦没艦はゼロであった。その後、事故で失われた1隻を除く18隻は第二次世界大戦に参加(うち2隻はオーストラリア海軍に譲渡されたためオーストラリアの艦として参加)。
 本艦「ウェイクフル」は開戦後は船団護衛等の任務に就いていたが、1940年5月26日にダイナモ作戦(ダンケルク撤退)に参加、27日に独軍機からの攻撃を受けるもこの時の損傷は軽微だった。29日にダンケルク沖にて独魚雷艇「S30」の攻撃を受け雷撃により沈没。

小ネタ

ダイナモ作戦

 ダイナモ作戦(またの名をダンケルク撤退作戦)は第二次世界大戦中の1940年5月26日から6月4日にかけて行われた連合国軍側の大規模撤退作戦である。
 本作戦においては9日間という短い期間に860隻の船舶が緊急手配され、イギリス軍192,226名、フランス軍139,000名をフランスのダンケルクからドーバー海峡を渡って英国本土に撤退させた。本作戦においては漁船や遊覧船といった民間の小さな船も参加しており、沖合で待つ軍艦(といっても大型の駆逐艦が多かった様だ)まで運んだエピソードが有名(Little Ships of Dunkirk:ダンケルクの小さな船たち)。とはいっても、約7割の兵員は港の防波堤から駆逐艦・民間の大型船に直接乗り込んで撤退している。
 本作戦の遂行にあたって英国海軍の駆逐艦は3隻が沈没、19隻が損傷している。また、作戦そのものは成功したものの…英国軍がフランスに持ち込んだ車両・火砲・その他を含む多くが放棄され、これら軍需物資の膨大な損失の穴埋めのために財政負担をアメリカに依頼する事になる(後にレンドリース法制定制定の切っ掛けとなった)。

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