マチェット

概説

マチェット（machete）は、主に農業、林業に使用される鉈のような刃物である。日本では山刀、蛮刀とも呼ばれる。
ベトナム戦争時、密林の藪払いの為アメリカ軍で多く使用され、ロシアの特殊部隊スペツナヅでも独特の形状のものが使用されている。
また、その殺傷能力の高さから武器としても使用され、ルワンダ内戦でのジェノサイド（集団殺戮）にも使用された。

有効性・機能性

基本的に片手で扱う為、全長約60cm程で、刀身は薄く軽量で携帯性と扱いやすさに優れている。
荒い使用に耐えられるよう焼戻し等の熱処理を通常の刃物より多く行っており、非常に柔軟性のある刀身を持っているため折れにくく頑丈である。
コスパにも優れており、有名メーカーのものでも国内でも1000～3000円程度から購入することができる。工業的に生産されたマチェットは実用性とコスパの観点から炭素鋼が使用されており、ステンレス製のものは実用性に欠ける。
また、形状のバリエーションも豊富でありククリタイプのものや日本刀のようなものまで様々な種類がある。
ゾンビに対しては腕や足を切断して時間稼ぎをしたり、ある程度の筋力があれば頭部を切断することも可能。ただし、日本刀などと比べてリーチが短いのでサイドウェポン程度に使用するのが望ましい。

市販品は大抵刃が付いておらず刃物として使うには自分で研ぐ(グラインダーが必要になるレベル)必要がある他
外見のイメージとは裏腹に本当に軽い為鉈のように重さで切るというよりは包丁のように切れ味で斬るような使い方になる

評価

・殺傷能力☆☆☆★★
刺突には向いていないが、優れた切断力を持つ。

・携帯性 ☆☆☆★★
片手で扱うため軽量であり、刀よりもコンパクトなので携帯性は高い。

・汎用性 ☆☆☆☆☆
元々は農具であり、ナタやナイフとしても使用可能で汎用性は非常に高い。

・リーチ☆☆☆★★
刃渡りは40cm～60cmのものが多く、片手で使用するためリーチはあまり長くない。

・入手性☆☆☆★★
ナイフショップなどで購入可能。軍用モデルでも5000円程度で購入できる。

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