「備える」ということについて
ゾンビ災害に備える…。
口にするのは簡単だが、想定する状況によって用意するものは変わってくるだろう。
各々の置かれた環境とプランから、用意すべき物資の質量は大きく変わってくる。
都市圏に住む一人暮らしのサラリーマンと、地方で暮らす実家暮らしの農家夫婦では同じやり方とはいかないわけだ。
あらゆる状況について備えられればいうことはないのだが…
誰もが万全な知識と十分な物資を用意する、ということは残念ながら現実的ではないだろう。
アメリカ人プレッパーの如く地下シェルターに大量の物資を詰め込んで、というのは我々日本人にはハードルが高い。
非日常に備える前に、毎日の日常をこそ無事に乗り越えていかねばならないのだから……。
用意すべきものとは
上述のとおり、知識と道具を蓄えるには限度がある。
そして、それぞれの生活スタイルによって備えるべきものは違う
そこで、安全を確保するための『備え』のレベルとして
①「どの期間」②「どこで」③「誰が」④「どうやって」
という尺度を用いることを提唱したい。
①――どの期間
行政の支援に頼れるまで、どれくらいを想定している?
とりあえず一日二日あればいいのか?3日は何とかしたいか?
一週間耐えるつもりなのか?それともそれ以上を見込むのか?
②――どこで
いざゾンビが発生した場合、君はおそらくどこにいるだろう?
都市部にある自宅か?出勤先の会社か?それとも田舎の山近くにある実家か?
③――誰が
生き延びたい君、あるいは君たちは何者だ?
運動の習慣がある二十代の男性一人か?
それとも未成年の子供一人と四十台の中年夫婦三人か?
持病はあるのか?赤ん坊はいるのか?足腰の不自由な人はいるか?
そして、君には何ができる?
④――どうやって
安全地帯を確保する、あるいはそこへ向かうにはどうするつもりでいるんだ?
自宅を要塞化して籠城するのか?
さっさと自宅を捨てて脱出を前提とするのか?
以上、4点を判断の軸として、各々の「備え」を実行してほしい。
また、それに対するパラメーター(攻撃力(武器)、備蓄力(食料)、機動力(重さや運びやすさ)、治癒力(衛生品)、メカニック(機器や修理用具バッテリーなど)価格(集めるのにかかる経費))の評価とかあれば面白そうだなと思いました。バックパック品評会とかあったら面白そうですね。 -- 2023-11-01 (水) 18:26:54