モンスター/クシャルダオラ

Last-modified: 2024-04-09 (火) 00:07:31
種族
古龍種(古龍目 鋼龍亜目 クシャナ科)
別名
鋼龍(こうりゅう)、風翔龍(ふうしょうりゅう)
異名
嵐に舞う黒い影
英語表記
Kushala Daora
危険度
MH4・MH4G:★6, MHX・MHXX:★7, MHRise・MHR:S:★8
登場作品
MH2, MHP2, MHP2G, MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHWorld, MHW:I, MHRise, MHR:S,
MHF, MHSP, MHXR, MHST, MHST2, MH-R
狩猟地
雪山, 密林, 砂漠, 氷海, 未知の樹海, , 旧砂漠, 戦闘街,
古代樹の森, 龍結晶の地, 導きの地, 兵器置き場, 寒冷群島, 砂原, 獄泉郷, 城塞高地, 花畑

派生作品

派生作品に関しては下記の記事を参照されたし。
モンスター/クシャルダオラ/派生作品

目次

編集について

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モンスター/クシャルダオラ/MH2~MHXX
モンスター/クシャルダオラ/MHW以降

特徴・生態

非常に広大な縄張りを持ち、様々な地域で目撃例がある大型の古龍種。
古龍の中でも出現記録が多いことで知られ、最も代表的な古龍種とされることもある。
比較的ながら生態についての研究が進んでいる古龍だが、
それでもやはり謎は多く、積極的な調査が行われている。
全身が鋼鉄の強度と性質を持つ鱗や甲殻に覆われていることから《鋼龍》と呼ばれる。
黒銀色の外殻は空気中の酸素と反応して酸化しているためであり、
その素材を丹念に磨き上げれば眩い白銀色に輝く。
その他、背中から生えた極端なほどに大きく発達した翼が特徴で、
元々並みの飛竜よりも恵まれた体格を誇るが、その巨大な翼が一層身体を大きく見せている。
なお、素材の性質からクシャルダオラの本体は見た目以上の凄まじい重量を誇っており、
暴風や鉄砲水に巻き込まれても微動だにせず、並の防具は踏み付けられただけで拉げかねない。
肉と骨の区別がなく、すなわち全身の甲殻は骨と完全に一体化しており、
これによって重く頑丈な鋼の甲殻を持ちながら自在に動き回ることを可能としている。
普段は強靭な四肢で地面をしっかりと捉え歩行するが、
長距離を移動する場合はその大きな翼を広げ、はるか上空を移動する。
その飛行能力は巨体と体重からは容易には想像がつかないほどに高く、
外敵との戦闘においても滞空を維持したまま攻撃を仕掛ける場合も多い。
たとえ空中でも陸地を走る人間のように小回りの利いた動きを見せることから《風翔龍》とも呼ばれる
(ただし近年では「通常の」クシャルダオラに対して《風翔龍》の別称を充てるケースは珍しくなりつつある)。
その機動力は空中戦で本領を発揮するが、地上における運動能力も相応に高く、
四肢と翼を連動させた華麗な跳躍で惑わし、風を纏った剛風の如き突進で外敵を軽々と蹴散らしてしまう。
鎧竜のように堅く重い甲殻を持つ生物はその分動きが鈍くなる傾向にあるが、
クシャルダオラの動きはその通説を根本から無視するが如く素早い。
風や天候を自在に操作する能力を持っており、
クシャルダオラの出現地域には大木が折れんばかりの突風や天に立ち昇る竜巻、
視界を遮るほどの激しい暴風雨や猛吹雪が観測される事が多い。
さらに自分の身体を包むように旋風を巻き起こし、それを纏うことで身を守る。
周囲に風圧を発生させている鋼龍に接近することは容易ではなく、
たとえ風を突き破って攻撃してくる者がいても鋼の鱗が攻撃を弾く。
更に鋼龍が激昂すると、その身に纏う風は嵐の如き黒風に変じるとも、
真空を思わせる断層を伴う烈風に変じるともされる。
暴風雨を纏っているかのような姿に違わずその風圧は凄まじく、
襲い掛かる外敵を悉く吹き飛ばし、軽量の小型モンスターであれば上空へ舞いあげてしまう。
このような風を纏う能力に関しては体内のある特殊な器官が関与しているとされ、
毒などによって器官を衰弱させることによって、一時的に封じることができるという。
また、件の器官は頭部後方に向かって生えた角と密接に係わっているらしく、
角を破壊された場合は纏う風の強さが弱まることが確認されている。
また、自らを中心に円を描くように風を纏っていることも明らかになっており、
"台風の目"の位置関係にあるクシャルダオラの真上から接近することで
風圧の影響を幾分か減らすことが出来るとも言われている。
しかし、前述の通り激しく動き回るクシャルダオラの動きを捕捉することは容易ではなく、
上空から接近するには相当の機動力と判断力が必要とされるだろう。
なお、その根本とも言える天候そのものを操作する能力については未だ正体の片鱗も掴めておらず、
クシャルダオラの引き起こした悪天候に歯止めをかける術は、
現時点ではクシャルダオラ本体の撃退以外に確認されていない。
また、クシャルダオラが去ると悪天候と共に空を覆っていた暗雲も消え去り、この上ない快晴となる。
このような性質から近年では「吹雪の召還者」とも「晴天を呼ぶ龍」とも呼ばれる場合がある。
他の数多の古龍種と同様、生物としての圧倒的な実力から自然界に天敵は存在しない。
故に縄張りを侵す狼藉者に対しても比較的寛容であり、積極的に排除することなく捨て置く場合も多い。
だが自身の存在を恐れず攻撃を加える存在については外敵と判断し、
翼を広げながら後ろ足で立ち上がり、天に向かって鋭い咆哮を放って臨戦態勢に入る。
鋼鉄の外殻に覆われた各部位を振るっての攻撃は凄まじい威力を誇り、並の防具では耐えられない。
特に強風に煽られ鍛えられた尾はしなやかさと硬さを兼ね備え、
一撃で大木を薙ぎ倒し、飛竜すら絶命させるほどの威力を持つ。
しかしながら、鋼龍の最大の武器は口から吐き出す凄まじい風圧を伴う風のブレスである。
これは簡単に言えば単なる息の塊だが、空気の塊は強烈な空気の断層を生み出しており、
至近距離を通過しただけで、人の身ではその場で踏ん張るだけで精一杯なほどの風圧が発生する。
威力もまた凄まじく、直撃すれば一発で岩石さえ砕け散るほどの破壊力を持ち、
さらに直撃したものを猛烈な勢いで吹き飛ばし、受け身を取る隙さえ与えずに壁や地面に叩き付け、
確実にダメージを与える仕組みになっている(が、大抵の生物は直撃した時点で致命傷を負う)。
時には自ら宿す冷気を混ぜ込んで疾風と吹雪の塊として発射することもあり、
直撃すれば前述した致命的なダメージに加え、強い冷気により凍傷に陥ってしまう。
他にも雪原ではブレスで大量の雪を巻き上げ、巻き込まれた者を雪まみれにして動きを封じる、
空高く吹き飛ばして機動力を奪った上で更なる追撃のブレスを放ちとどめを刺すなど、
クシャルダオラが秘める知能の高さと外敵に対する容赦の無さを示すような報告もある。
また、近年はカムラ周辺地域で発見されたのを皮切りに、戦闘時にあまり長時間の飛翔を行わない個体の報告例が増えている。
これは飛翔能力に長けたクシャルダオラとしては異例な事で、確認された当初は多くのハンター達を驚かせた。
更に一部攻撃では今まで明確には確認されなかった龍属性を使う姿も目撃されているなど、
比較的研究の進んだ古龍とはいえ、未だ謎の多い生物である事実を改めて見せ付けられたと言えよう。
また天候操作の能力を応用し、自身の数倍はあろうかという巨大竜巻を容易く発生させることすらも可能
この性質は吐き出すブレスに付加することも可能であるらしく、
連続ブレスで猛烈な小型竜巻を複数発生させて外敵を一網打尽にしたり、
着弾地点に強烈無比な風圧を伴う巨大竜巻を立ち上らせる大技も確認されている。
巨大竜巻は周囲もろとも対象を巻き込んで吹き飛ばす激烈な威力はもちろんのこと、
発生から十数秒は消えずに残り続けるという恐るべき性質を持ち、
たとえ直撃を免れようとも気を抜けば立ちどころに巻き込まれる。
これらの巨大竜巻は吹雪を伴っていた、漆黒の大竜巻だったなど複数の観測報告が寄せられていることから、
クシャルダオラ自身もこの竜巻の性質を自在に変化させることが可能であるようだ。
また、自身の能力によって発生させた巨大な竜巻は他の旋風の渦と合体する性質を持っており、
巨大竜巻と小竜巻を融合させて想像を絶する規模の大竜巻を発生させる切り札的大技も持つ。
世界各地に飛来することから古龍種の中では比較的目撃例が多い種ではあるが、
対抗できる生物が基本的に他種の古龍以外に存在しないことから、闘争の痕跡は極めて稀とされる。
新大陸では渡りに際して溟龍ネロミェールと思しいモンスターと交戦した事例が報告された他、
縄張りに飛来した滅尽龍ネルギガンテと争った、或いは襲撃を受けたと見られる痕跡が確認されている。
現大陸における競り合いの跡としては炎王龍の獄炎に焼かれた外皮が発見されており、
出会い頭に爪を向け合ったか、脱皮を控え攻撃的になった折に邂逅し闘争に発展した可能性が指摘されている。
また、近年は金獅子ラージャンや棘竜エスピナスとの縄張り争いに加え、
塔における金火竜リオレイア希少種との交戦も記録されており、
古龍種以外との戦闘も数例の報告がなされるようになった。
各素材には強力な冷気のエネルギーが秘められている。
これ等は武器の素材として利用することで恐ろしい性能を発揮するようになり、
その刃を突き立てられれば大地すらも凍り付くと言われる。
また、クシャルダオラの鱗は非常に質の高い研磨剤として重宝されており、同時に貴重な古龍の素材という事で、
地域によっては朽ち果ててしまった状態であっても価値ある素材として取引されることもある。
価値の高さの為せる技か、昨今では市場に“鋼龍の龍鱗”と称される如何わしい品が
出回ることも珍しくないが、当然ながらその殆どは贋物であるため注意が必要。
ただし、矛や銛を突き立てても傷付かず、逆に鈴のような高音を奏でる物があれば、
その品は紛うことなく鋼龍クシャルダオラから剥がれ落ちた龍鱗である。

概要

  • その姿は西洋系ファンタジーにおける正統派ドラゴンといった感じで、
    ワイバーン(下級ドラゴン)そのものの姿であるリオレウスとも、
    邪悪な上級ドラゴンといった感じの姿であるミラボレアスとも異なる印象を与える。
    いずれもファンタジー作品からそのまま抜け出してきたかのようなビジュアルという点では共通するが。
  • 上記の通り風を纏い嵐を巻き起こす力を有し、且つ密林、砂漠、雪山などを含む広大な縄張りを持つ。
    なお、広範囲に及ぶ縄張りを持つ故か、時たま街に接近してくることがあり、
    その際は緊急事態として非常事態宣言が発令される。
  • 全身が鋼鉄の外殻に覆われているため、鋼龍の異名を持つ。*1
    この外殻の強度は尋常ではなく、生半可な斬れ味の近接武器は容易く弾かれてしまう。
    しかしクシャルダオラ最大の特徴は、暴風雨を発生させる能力を持ち
    自らの身体の周囲に強烈な風圧、通称「風の鎧」を纏っていることである。
    この風の鎧は近づくハンター達を転倒させ、体の軽いオトモアイルーであれば吹き飛ばし、
    種類次第ではボウガンの弾や弓が放った矢までも弾き返すほどの代物。
    この風の鎧がある限り、クシャルダオラに攻撃を加えることは容易ではない。
    鋼鉄の甲殻との相乗効果により、能力を十全に発揮できるクシャルダオラは
    まさに鉄壁の防御力を誇っているといって差し支えない。
    クシャルダオラ戦においては、まず風の鎧を解除ないし突破することが肝心要となる。
    • ちなみに、弾き返された矢はハンターに当たればしっかりとダメージを食らわせる。
      一撃の威力は大した驚異でなくとも、連続して喰らうとかなりの破壊力になりかねない。
  • では風の鎧をどう突破するかという話になるが、
    正攻法と言えるのがドス古龍共通の弱点である「角」を破壊するというもの。
    クシャルダオラは角を失うことで能力の制御に支障を来すことが確認されており、
    風の鎧の影響力を弱める(作品によっては完全に無効化する)ことができる。
    • 旧作では龍属性を用いなければ破壊できなかったテスカトやオオナズチのそれとは異なり、
      クシャルダオラの角は(MHP2G以前の作品でも)龍属性でなくとも破壊できる。
      ストーリー上で出会うタイミングでは龍属性武器のラインナップが極めて乏しいため、
      その辺りの事情を汲んだものだろう。
    また、状態異常に陥らせることでも風の鎧を解除できる。
    クシャルダオラは他のドス古龍と比較してもとりわけ状態異常の有効時間が長く、
    毒や麻痺、睡眠、スタン(閃光玉を含む)といった搦め手が非常に有効
    • MHP2(G)では、村4への昇格と同時に閲覧可能となる「狩りに生きる」にて
      「風を纏う能力については、"毒"を体内に打ち込むというのが
      多くのハンターの経験上もっとも有効な対抗策」という形で状態異常の使用が推奨されている。
      クシャルダオラの能力はドス古龍の中でも殊更に厄介なものであるため、
      ストーリー上で躓くプレイヤーを減らすための配慮の一つと言える。
    • またMHP2G以前では、ナルガクルガ同様に尻尾でも気絶値が溜まる仕様が存在した。
      危険な頭部を狙わずともスタンさせることができるため、
      テスカトやオオナズチと比較してダウンが大幅に奪いやすくなっている。
    特に本体の戦闘力がさほどでもなかったMHP2G以前の作品では、
    この特殊能力を封じられるか否かで狩猟難易度が天と地ほど違うといっても過言ではない。
    風の鎧自体が非常に凶悪であることと引き換えに、対抗手段は数多く用意されていることもあり、
    特殊能力解除前は非常に厄介だが、あっさり解除できてしまえば後は楽勝、
    という印象を受けるハンターもかつてはかなり多かった。
    • ただ、楽勝とされていたのはあくまで閃光玉や毒などを的確に使用した場合であり、
      それらの状態異常を駆使しなければ戦うどころか接近することすら困難な強敵である。
      うっかり閃光玉を忘れたり毒属性の仲間がおらずに討伐に行った場合、
      あっさりと返り討ちになってしまうこともままある。
  • MHP2G以前はモーションや戦闘パターンがシンプルであり、
    「風の鎧」を除けば比較的マイルドな仕上がりとなっている。
    ただしマイルドといっても「天災」たる古龍である以上、
    一般モンスターと比較すれば手強い部類であり、繰り出す攻撃の威力も高い。
    特に単発ブレスはそれ自体がまともに喰らえば致命傷になる程の攻撃力を誇り、
    更に雪山で喰らった際には転倒するだけで雪だるま状態となり、動きが大幅に制限される
    (リオスなどと比較するとブレス後の隙も少ない)。
    解除されるまで、動きの素早いクシャルダオラから逃げ回るのは相当辛い。
    雪山以外のフィールドでは空中に高々と打ち上げられ、起きあがった瞬間追撃をもらうことも。
    滞空状態になれば最早手が付けられない。
    空中からの攻撃はどれも凄まじく、クシャルダオラが龍風圧を纏っていれば
    攻撃しようと接近した瞬間、転倒し、ブレスや空中叩き付けの餌食になる可能性が高い。
    • 滞空中に薙ぎ払ったり回転したりで放ってくるブレスは、攻撃判定の発生速度が尋常では無い。
      口を開いた瞬間、エフェクトが出る前にふっ飛ばされるくらい早い。
      浮いているクシャの左手側、正面で対面してると仮定して
      ハンターから見てクシャ右側のエリアは非常に危険。
  • クシャルダオラ戦では毒武器が推奨されることが多い。
    物理攻撃と毒ダメージで安定して体力を減らしつつ風の鎧を封じ、
    その間に角を破壊するという戦法を取ることで、風の鎧の影響力を格段に減らせるためである。
    毒属性の武器はイーオス、ガブラス、ゲリョス、バサルモスなど、
    比較的序盤で出会えるモンスターの素材から作られることが多いことも追い風。
    ただしMHX(X)では一部攻撃に龍属性やられが付属するようになったため、
    万が一に備えてウチケシの実の持ち込みを検討したい。
    MHWorldでは毒による龍風圧の解除ができなくなったため、過去作と比べると推奨されていない。
    • なお注意すべき点として、クシャルダオラに対する毒のダメージ効率自体は低い。
      毒状態に陥っている時間は長いのだが、総ダメージは一般的なモンスターと同程度であるため
      相対的なダメージ効率は良いとは言えない。
      振り向き時やブレスの隙などに頭部を安定して狙えるだけの腕がある場合は、
      むしろ弱点属性武器を担いだ方が討伐時間は早くなるだろう。
  • 属性ごとの弱点で見た場合、古龍の宿命か龍属性が非常に有効。
    また、鉄塊も同然の体であるためか雷属性も有効となっている。
    他には火属性もそれなりに、また、水属性も少しだけ通るが、
    武器の属性や雪山が根城であることからも推測できるとおり、氷属性はほぼ通用しない。
    • 錆びた個体は雷属性が通りにくくなり、代わりに水属性が大幅に通りやすくなっている。
      龍属性の通りもやや悪くなり、水属性が最大の弱点となっている。
  • テーマBGMは「嵐に舞う黒い影」。
    暴風雨の激しさや脅威、それに舞うクシャルダオラのしなやかさが見事に表現されている。
    名曲揃いのモンハンの戦闘BGMの中でも屈指の人気を誇り、
    この曲を聴きたいがためにクシャルダオラと連戦するハンターもいるほどである。
    MH2のオープニングでも流れる。
  • 天候を操る能力を持つため、夜の密林でクシャルダオラと戦う時は水煙が立つほどの大雨で著しく視界が悪い。
    しかし、金属質の甲殻に雨では余計甲殻が錆びてしまうような…
    雪山で戦う時は猛吹雪によって爆弾が使えなくなってしまう上にやはり視界が最悪である。
    • その代わりと言ってはなんだが、MH2~MHP2GおよびMHFでは爆雷針が使える。
      これはスタッフ的にも狙っているようで、支給品にはきっちりと爆雷針が入っている。
      登場時期的に、クシャルダオラ戦を想定して用意されたアイテムだったのかもしれない。

MH2~MHP2G

  • MH2のストーリーの要の一つであり、また同作において最初に戦うことになる古龍。
    同作のストーリーに登場する個体は世界観的に正式に退けられた扱いとなっており、
    いわゆる正史において撃退が確認された数少ない古龍の一つである。
  • MH2ではシナリオの都合で対峙するタイミングが早かった印象も強いが、
    特にクシャルダオラ絡みのイベントが存在しないMHP2(G)においても
    村で最初に遭遇するのは★4であり、引き続き他の古龍よりいささか早め。
    村上位では★8に登場するが、こちらでは錆びた状態の個体が登場する。
  • クシャルダオラに限らず「ドス古龍」全般に適用されるシステムだが、
    MHP2G以前の作品では「撃退」に関して特殊な仕様が存在する。
    イベントクエスト以外で登場する際は2つのクエストに分かれており、
    2クエスト間で撃退時のHPや部位破壊状態を引き継ぐ。
    クエ出現条件を満たすとまずどちらか片方がランダムで出現し、
    3乙するか25分以降に一定量のダメージを与えた状態を迎えると撃退扱いとなり、
    この後ランダムでクエストが出現し再戦、という流れとなる。
    また再戦時も3乙するか25分経過時に一定ダメージを与えた状態になると撃退となる。
    このように、交互にクエストを変えつつ一度撃破するまで状態引継ぎを行う。
    • 討伐寸前まで追い詰めた状態で撃退扱いとなった場合、次の戦闘では一定値まで体力が回復している。
      下位、上位、G級でそれそれ異なるものの、撤退基準値と同じ、設定体力のおよそ1/3前後。
      つまりよほど火力が足りない場合を除けば、3回戦闘を行えばほぼ確実に討伐できる。
    • なお、体力値は基本的に撃退を繰り返して討伐することが前提となっており 、
      簡単に比較すると、素で同じランク帯で出現するモノブロスの3倍近い体力を持つ
      このため、同ランク帯装備ソロ(特に初見)での1発撃破は大分運が絡む。
    • ちなみに、必ず交互にクエストをやらなければならない訳ではない。
      一旦別のクエスト等を挟めばランダムで同じクエストが出るため、先の遭遇時と同じ場所で討伐に赴ける。
      雪山の場合、遭遇エリアまでが遠く移動が面倒なため、
      一度クリアマークを付ければ大抵は密林で狩る事になるだろうか。
    • また、当然ながら撃退で終わった場合もクリア報酬を貰える。
      討伐できた時より量は少ないものの素材は集まるので、
      撃退を繰り返すだけでも大抵の武具は作成できる。
      切断すらしていない尻尾が報酬で登場したりするのはご愛嬌。
  • MH2で鳴り物入りで登場したクシャルダオラではあったが、
    ドスシリーズにおける扱いはあまり良いとは言えなかった(これはドス古龍全般に言える)。
    • 初登場のMH2ですら登場時期、クエストランクや報酬金などの格では
      ラオシャンロン、ヤマツカミ、シェンガオレンといった超巨大モンスターに劣り、
      獲得できるHRPに至っては今でこそ同格の扱いであるラージャンにも後れをとっていた。
      また、村ストーリーでは確かに一つの区切りとなる存在ではあるものの、
      討伐後に同じドス古龍のナナ・テスカトリが村ラスボスとして登場するなど、
      「古龍の看板モンスター」という華々しい肩書きからするとやや物足りない扱いである。
    • MHP2(G)では特にストーリー的な都合がないにもかかわらず、
      モノブロスやバサルモスなどと同ランクの村★4にていきなり登場。
      あろうことかティガレックスより前に挑むことができてしまう。
      キリンを含めて他の古龍種は村★5~6からの登場である。
      また同作ではアカムトルムとウカムルバスがラスボスとして登場したが、
      クシャルダオラを含むドス古龍はHRPや報酬金、防具性能など殆どの面で
      これら原始的な巨大飛竜を下回っているなど、あからさまな格差が存在していた。
      4シリーズ以降の両者の関係とはまさに対照的である。
    こういった扱いから、少なくとも当時においてクシャルダオラは
    「ドス古龍では最弱」「覇竜や崩竜より明らかに格下の中堅モンスター」といった印象を持たれていた。
    こういった印象が払拭されるのは、ドス古龍のポジションが見直され、
    クシャルダオラ自体にも大幅なリニューアルが施されたMH4以降(後述)であり、
    登場から実に7年近くもの間、風を操れるにもかかわらず長らく逆風に悩まされた不遇のモンスターと言える。
  • MH2のオフラインでは、「鋼龍の爪」の入手に難儀する可能性がある。
    2回目の撃退クエスト、及び3回目の討伐クエストにおいてはそれなりの確率で通常報酬に入っているのだが、
    どういう訳か通常の狩猟クエストにおいては基本報酬に入っておらず、翼破壊によって僅か8%の確率でしか入手出来ない。
    一応入手枠には2個設定されているが、それでも破壊の手間を考えると見合った確率とは言えない。
    幸いにして、少なくともオフラインの範囲であれば使用する装備自体はそこまで強力というほどではない場合が多いが、
    封龍剣【滅一門】の強化になんとこの確率にして10個も要求されてしまったり、
    クシャナシリーズを作りたい場合にも5個使うなど、コレクター泣かせであることは間違いない。
    オンラインの下位クエストであれば普通に通常報酬に入っていた為、魚竜のコインなどのような設定ミスが疑われる。
    • このため、今からMH2でクシャルダオラの武具を作ることを検討する場合、
      既に育ちきったデータであれば「ギリギリまでHPを削って撃退→次のクエストで翼破壊しつつ討伐*2」か、
      これからストーリー進行をやるという場合は撃退クエストにおいて、クリアして報酬確認→ダメならリセット、
      といった形でのリセマラが視野に入る。
    • MHP2以降は通常報酬に入っていたりする為苦も無く入手できる。

MH4

  • 5月31日に公開されたモンスターハンター4のPVラストにおいて、嵐の氷海に舞い降りる姿が確認され、
    満を持してのナンバリング復活を果たした。
    このPV4はニンテンドーダイレクトの〆に発表され、クシャルダオラの登場はPVの〆と同時に
    ニンテンドーダイレクトのトリを務めるという、MH2の看板モンスター復活にふさわしい登場を飾った。
    • ちなみに、この映像ではレイアガンナー装備と思われる姿のハンターが対峙している。
      初登場の2パッケージ、OPで最後にクシャルダオラへ矢を放ったハンターもこの装備だった。
      こちらのハンターは女性ではあるものの、着用している防具はレイアシリーズと
      PV4でクシャルダオラと邂逅した男性ハンターと共通しており、
      旧来のファンはニヤリとさせられる演出となっていた。
    • このPVでは『太陽の光を背にクシャルダオラが舞い降りる』という、
      これまではあまり見られなかった珍しい描写がなされている(2(Dos)のパッケージを連想させる描写である)。
      クシャルダオラは、体の冷気や風を操る能力により、
      副産物ながら「周りの天候をも変えてしまう」というとんでもない能力の特性上、
      暴風雨や吹雪などの悪天候の中で遭遇することが多かったため、
      太陽の光をバックに姿を現すというのは珍しいことなのである。
      • 但しPVと同じシチュエーションになっている登場ムービーでは、
        吹雪の中をハンターが苦労しながら登って来た所でいきなり快晴へと変化、
        あまりに不自然な天候の急変にハンターが訝しんでいると、
        突如凄まじい暴風が吹き付け、同時に発生した巨大竜巻の中心にクシャルダオラが舞い降りる。
        そして舞い降りた瞬間、天候が先程よりも遥かに強い猛吹雪に変化するという内容になっている。
        つまりこれは、クシャルダオラが周囲の雲を自身の風で全て吹き飛ばし
        舞い降りた後で自身の能力により更に強い猛吹雪へと天候を上書きしたということであろう。
        これを見ると昔のクシャは何だったのかと言いたくなる。
  • 旅団クエストでは★6の裏ボスポジションを務め、集会所では★7と他の古龍級生物たちと肩を並べて登場。
    なお、旅団★6「鋼の翼」では、クシャルダオラとジャンボ村の村長
    そしてシナト村の大僧正に関係するショートストーリーが展開される。
    MH2プレイヤーは感慨深い気持ちに浸ることが出来るだろう。
  • この地方に出没するクシャルダオラは体格に優れているようで、
    旅団クエスト「鋼の翼」初回クリア時に記録される基本サイズは1801.30cm。
    これはMHP2G以前の銀冠クラスほどの大きさであり、
    今作ではテオ・テスカトルとのサイズの逆転現象が起きている。
  • 登場に当たり、グラフィックもかなり手が加えられている。
    甲殻や鱗に艶が出たことで凹凸がよりはっきり見えるほか、錆びたクシャルダオラのように若干の錆びが入っており、
    前述のサイズ大型化も併せて全体的に迫力が増した。
    ブレスのエフェクトも変更され、激しい螺旋状の風を纏いながら飛び、
    至近距離で通過した場合大気がブレるという手の込んだ演出が追加されている。
    また、MH4では登場しない錆びたクシャルダオラの代わりか、
    上述のようにグラフィックに錆びが入っていたり、
    竜巻ブレスのSEが錆びたクシャルダオラが操る風のSEを彷彿とさせるものだったりと、
    SEなどの面で錆びたクシャルダオラの特徴が目立つ。

戦闘能力

  • 再登場に伴い、様々な攻撃が強化・テコ入れされているほか、
    MH3以降の仕様から、一部攻撃に氷属性やられが付加されている。
    また、塔の頂上に飛来した際でも問答無用で氷ブレス吹雪竜巻を繰り出してくることから、
    素で氷属性を扱うことが出来るようになったと言える。
    更に、MH4では登場しない錆びたクシャルダオラの特徴も取り入れられている(主にSE面)。
    • ブレスは普段は従来と同じく無属性だが、怒り時には全て氷属性の攻撃になる。
      この時の各ブレスには渦巻く風の中に氷の粒が含まれている様子がはっきりと確認できる。
      滞空中の放射ブレスのみ被弾すると雪だるま状態になってしまう。
      なお、寒冷地でブレスの特性が変わるという過去作の仕様は本作には存在せず、
      狩猟地が氷海でも通常時のブレスは無属性である。
  • 弱点とする件の毒属性だが、今回は後述の仕様変更で風圧を1ランク下げる効果に変更された。
    その代わり、以前まででも長時間効果を齎した毒の持続時間がさらに長くなった様で
    他にも毒によるダメージ効率が悪かった以前と違い、毒ダメージも多い様だ
    (過去作と比べ体力が大幅に下がっているため、毒のダメージが相対的に大きくなっている)。
    その為に、毒状態にする意義がP2G以前より大きいものとなっている。
    • 毒によるダメージの比率が大きくなることを考慮してか、部位破壊絡みでも調整が入っている。
      具体的には、角と尻尾の破壊・切断に必要なダメージがかなり低くなっている
      (破壊・切断自体は必要分のダメージを与えた上で、一定体力以下の時に攻撃を加える必要がある)。
      ダウン時などに矢切りや柄攻撃で攻撃しておけば、
      弓や狩猟笛などでも十分尻尾切断に挑戦できるレベルの低さである。
  • 風纏い状態の仕様も過去作から変更がある。
    ハンターを発見して戦闘態勢に入ったクシャルダオラは白い風を纏うが、
    この場合は胴体付近に従来の龍風圧ではなく風圧【大】を発生させている。
    スーパーアーマーを維持しやすい武器種なら過去作よりかなり楽に戦えるだろう。
    そして、怒り時になると纏う風が黒色に変化する。
    以後、時間経過で怒りが収まっても黒い風はそのまま纏い続ける。
    不気味な黒い風を従えるクシャルダオラは、さながら暴風雨を纏っているようにも見える。
    自らに纏う風はこの状態のみ龍風圧となっており、
    この風に接触した場合、当然大きく体勢を崩してこけてしまうため、大変危険。
    更にこの風は風圧系スキルでも*3閃光玉でも無効化できない(MH4には「龍風圧無効」のスキルは存在しない)。
    幸い、毒で風圧【大】にダウンさせられる他、
    真上からのジャンプ攻撃は妨害されず(台風の目のような理論だろうか)、
    風圧の範囲自体前作より狭くなったのでリーチの長い近接武器等はほんの少しだが立ち回りやすくなった。
    なにはともあれ、これらの対策を十分にとっておくことである。
    • ただし、ジャンプする位置によっては、空中で風圧をモロに受けて地面に叩き付けられてしまう場合がある。
      クシャルダオラから離れた位置でジャンプすれば良いのだが、戦闘中ではそう上手くもいかないだろう。
      自力でジャンプを行える武器は立ち回りを考えておこう。
  • 頭部を攻撃してダウンを取ることで風圧纏いを解除させることが可能。
    龍風圧纏い状態で同条件を満たした場合はさらなる対価もあるのだが…(後述)。
  • また、纏う風圧の段階が上がるほど滞空頻度が上がるという非常に面倒な行動パターンを持つように。
    このため龍風圧を纏わせてしまうと、風圧自体の行動阻害のみならず滞空されてそもそも攻撃が届きにくい、
    一方クシャルダオラは回り込みで距離を取りながら高威力のブレスをバンバン撃ってくる…という
    実にストレスフルな状況になりがちである。
  • 角の破壊後は龍風圧を纏えなくなるものの、風圧【大】の白い風は破壊後でも纏うことが可能。
    完全に封じるということはできないため、スキルやスーパーアーマーの維持などでの対策は必要だろう。
    • また、角の破壊後は咆哮の頻度がやたら増える行動ルーチンが確認されている。
      咆哮自体はバインドボイス小であり大した事は無いが、風圧と併さると酷いことになったりする。
      咆哮→風圧→咆哮→風圧→咆哮→風圧→…と意味もなく咆えまくり、
      ひどい場合は1分近くもこちらを拘束してきたり。
      可能なら耳栓があるとイライラせずに済むだろう。
  • 過去作との最大の相違点は、ブレスで竜巻を巻き起こすという能力を獲得していることである。
    • 一つ目は、滞空中若しくはバックジャンプと共に前方にブレスを放ち、
      高速回転する2つの竜巻を発生させる技。
      この竜巻はブレスの着弾地点から左右に分かれて突き進むため、斜め前でも巻き込まれる可能性がある。
      喰らえば大ダメージ、かち上げ、怒り時には氷属性やられ
      とんでもない被害を被ることになるほか、かなりの速度で迫ってくるため見てからの回避がかなり困難。
      普通のブレスともまず見分けが付かないので、滞空しているクシャルダオラと交戦する際は
      常にこの攻撃を警戒する必要がある。
    • 二つ目は、バックジャンプと共に眼前に巨大な竜巻を発生させるブレスを放つという大技。
      その規模たるや凄まじく、クシャルダオラの身体を包み込むほどの範囲を誇る。
      怒り時は一撃で8割近い体力を持って行く程の威力を誇り、
      攻撃力が跳ね上がっている強化個体では「クシャがバックジャンプしたと思ったら死んでた」が
      割とシャレにならないレベルで発生する
      更にこの竜巻、近づくだけで風圧を受けるという非常に厄介な特性を持つ。
      龍風圧を纏っているときには竜巻が発生させる風圧も龍風圧となり、それ以外の状態では風圧【大】になる。
      そして、こかされただけでは判定が消滅しない
      つまり、この竜巻が発生した場合、その周辺は常に風圧【大】か龍風圧が発生する危険地帯となる
      ご存知、風圧を受けた場合は吹き飛ばしと違い隙だらけであり、
      相手が素早いクシャルダオラともあれば追撃は必至。
      幸いにも息を吸い込むような分かりやすい予備動作があるので、頭をしっかり見ていれば対処しやすいだろう。
      なお、起き上がりにこの巨大竜巻を重ねられた場合は不可避である。大抵の場合、このコンボを食らうと
      即キャンプ送りになる。ダウン中に予備動作を確認したら、もはや諦めるしかない。
      • なお、龍風圧を纏った状態で放たれた場合は漆黒の竜巻へと変化する。
        凄まじい迫力だが、当然この状態では即死級の威力を誇るため見惚れないように。
        怒り時に放たれると風まといの状態に関わらず氷の粒を含む白い竜巻になるが、
        クシャルダオラが龍風圧を纏っているなら竜巻で発生する風圧もやはり龍風圧である。
      • また、竜巻ばかりに気を取られていると竜巻の裏からクシャルダオラのブレスが飛んでくることもある。
        竜巻の向こう側はうっすらと見えるので、下手に追撃を貰わないよう注意しよう。
  • 今作のクシャルダオラは何かと回り込みを行うことが多い。
    頻発するのは過去作で滞空時に行っていたものとはまた別の新規モーションの回り込みで、
    戦闘中の滞空、着地の切り替えを兼ねていることが多い。
    この回り込みが曲者で、ハンターの死角に回り込むのではなく、カメラの死角に回り込もうとする
    また、ハンターと一定の距離の位置に着地するという仕様になっているようで、
    割と遠くにいても一気に距離を詰めてくる。
    元来非常に素早いのにトリッキーな回り込みを多用するので、
    この性質を理解していないと、機動力が低い武器は翻弄されてしまうだろう。
    さらに先述したようにスキルでは対処できない龍風圧を纏うため、
    カメラを調整しているうちに体勢を崩され、そのままブレスでキャンプ送りということがよくある。
  • 今作では他のモンスターでいう疲労状態が追加されており(アシストオトモのチャットより)、
    この状態では風の鎧を纏えなくなるだけでなく、威嚇の頻度も多くなるなど攻撃チャンスが多くなる。
    通常モンスターと違ってブレスは不発にはならないものの、普段は2発同時に放つ竜巻ブレスが1発に減少する。
    またよだれを垂らしたりはしないが、減気攻撃も効果があるようである。
    ただし疲労時間は、短さに定評のあるラージャンと同じかそれより短いレベルであるため、
    もたついているとすぐに回復されてしまう。
  • その巨大な翼で低空を飛び回る能力は健在だが、今回はハンターが高低差を利用することが可能なので、
    飛行中のクシャルダオラには脚にしか攻撃が当たらない、ということはなくなっている*4
    閃光玉や乗りでもある程度は対処できるので、これらを積極的に駆使して一気に畳み掛けたい。
  • 毒に弱いのは相変わらずだが、爆破属性の通りもかなり良いため、
    ナズチ武器だけでなく、爆破属性に変わったテスカト武器にも弱くなってしまった。
  • なお、落し物の条件が変更され、龍風圧纏い状態で頭を攻撃してダウンを取ることで得られるようになった。
    同時に復活参戦したテオ・テスカトル同様、
    「相手が大幅強化された状態でも勇敢に攻め込むことで対価が得られる」というコンセプトのようだが…。
    • これまでの項目で散々説明してきたように、
      今作では龍風圧纏い状態に真正面から立ち向かうのは非常に困難というか面倒である。
      一方、そもそも龍風圧を纏わせないという対策は毒状態の維持で割と簡単に可能。
      弾薬・ビンの所持数の都合で毒にできる回数が限られる場合MH4当時毒属性武器が一つもなかった場合
      を除けば、大概の人は毒を維持する戦法を採用しがちなのも当然の帰結というものである。
      また、下線で強調したように頭部で怯ませたダウンのみが対象であるため、当然乗りダウンは対象外。
      しかも、先述したように龍風圧纏い状態では滞空頻度が大幅上昇するため、
      (特に近接武器は)そもそも頭など狙えたものではない
    • このため、最大でも2回の落し物を狙うためだけに、
      「大幅に有利がとれる属性の利用を制限し、その他有効な戦法も使わず、
      "ずっと俺のターン!"をされる中でわずかに見せた隙を突いていく」必要があるという
      各シリーズ・モンスター通して見ても屈指のマゾ条件になっているのである…。
      落とすかどうかが完全ランダムという事例を除けば、
      おそらく最も積極的に狙われることのない落し物条件だろう…。
      • もちろん、「毒状態の切れ目で龍風圧を纏われてしまったが、
        飛び立つ前に必死に攻撃して(再度毒状態にはせずに)なんとかダウンを取れた」
        「龍風圧纏い状態で滞空されてしまったが閃光玉で撃墜。飛び立つ前に(略)」
        等といったケースで落し物が得られることもある。その場合は有り難く拾わせてもらおう。

高レベルギルドクエスト

  • ギルドクエストLv76以上ではデフォルトで龍風圧を纏うようになる
    Lv76以上ではたいていのモンスターが超強化されるのだが、
    腕ではどうにかならないタイプの変化をするのは珍しい。
    • 今作では通常のクシャルダオラは龍風圧を怒り状態移行時からしか使わないため、
      新参ハンターは上記の対処を知らない可能性が極めて高い
      野良では龍属性武器ばかりが集まって、誰も毒属性武器を持っていないという事態も少なからずある。
      加えて状態異常の耐性が上がって毒になりにくく、閃光玉で墜落させても龍風圧は収まらない
      • こう聞くとMH4をやっていないプレイヤーには弱体化したのが従来に戻っただけに聞こえるが、
        今回(特に古龍の)思考ルーチンがかなり強化されているため、
        転ばされた場合即追撃されるケースがかなり多く、高レベルギルドクエストでは即事故死に繋がる。
    ただし、頭を攻撃して怯ませる、または乗り状態の成功で解除することは可能
    この場合は通常個体と同じく、怒り状態まで龍風圧を発動することがないため
    高低差のあるフィールドでは積極的に狙っていきたい。
    もちろん、角を破壊すれば完全に封じる事ができるのも通常個体と同じである。
  • また、滞空時の小型の竜巻ブレスが大きく変化する。
    左右を凄いスピードで蛇行するものと、弧を描くように大きくカーブするものになり、
    不可解かつアグレッシブな軌道を描くようになる。
    このため、通常個体と同じ立ち回りは全く通用しないと考えていい。
    これに上記の龍風圧の仕様が加わるため、クシャルの高レベルギルクエは飛び抜けて高い事故率を誇っており、
    野良では他の高レベル古龍に勝てるメンバーでも三乙の山を築くはめになりやすい
  • もっとも、真鎧玉や歪んだお守り、発掘装備を集めるのが目的ならば、
    テオやシャガル、右ラー等のギルクエを回した方が楽なのだが、そういう訳にはいかない事情もある。
    EXクシャナシリーズの素材となる「鋼龍チケット」は、
    Lv76以上のクシャルダオラクエの報酬としてしか出ないのである。
    そのため、EX装備を作りたい場合は、低確率で出るチケット欲しさに嫌でも連戦を強いられるという
    非常に面倒な仕様となっている。
    性能で言えば、そうそう作る必要は無いのだが…。

MH4G

  • MH4Gでも当然の如く続投。
    しかも本作ではこのクシャルダオラ自身が大きくフィーチャーされる機会が与えられており、
    MHの世界観における古龍という生物がどういう存在なのかを改めて見せつけられることとなる。
    詳しくは錆びたクシャルダオラの項目を参照。
  • 幸いにも前作のギルクエ高レベル時の特性であったデフォルト龍風圧は没収され、
    上位までと変わらない感覚で戦える。
    また、本作のG級クシャルダオラは旧砂漠<夜>のクエストとなるためか、
    怒り時の氷属性ブレスは没収された
    尤も、これは今作でもクシャ対策への適性が高いオオナズチの防具の高い氷耐性を殺してしまっているので、
    必ずしもこちら側に有利な変更点とも言いがたい。
  • G級では完全新規の新モーションはないが、前作高レベル個体が新たに使ってきていた滞空時のブレスに加えて
    巨大竜巻に以下の変更が加えられており、相変わらずかなりの強敵である。
    他にも上位個体と違い、頭以外の部位怯みによる纏う風圧のランクダウンがなくなっている
    (頭怯みや乗りダウンでの風圧解除は引き続き健在)。
巨大竜巻
周囲に風圧を放ちながら設置されるのはこれまで通りだが、あろうことか移動するようになった
しかも結構速く、自分強化を施した狩猟笛や操虫棍の移動速度並の速さで迫ってくる。
また徘徊範囲も結構広いため、その近辺で交戦を続ける場合は、
クシャルダオラ本体と巨大竜巻の両方に注意を払う必要がでてくる厄介な攻撃である。
威力も相変わらず恐ろしく高いままで、怒り時の場合防御600程度では8割ほど飛ぶ
高レべルギルドクエストのものともなればそれはもうとんでもない威力になり、
防御800前後でも耐性次第では即死も十分あり得る。
特に攻撃中に背後から迫ってきて…となると納刀や抜刀時の移動が遅い武器種では合掌する他ない。
使用頻度も結構高いものの、幸い前作同様に巨大竜巻は2つ以上共存しない。
  • 旧砂漠のエリアが比較的戦いやすいのが救い。特に初期位置のエリア7の次は大抵エリア10に移動するのだが、
    このエリア10が高い段差が多く設置されている構成になっている。(ごく稀にエリア3へも移動する)
    つまり、すぐに竜巻が段差に衝突して消えてしまうため、非常に戦いやすい。
    また、段差が多いということは、乗りを連続で狙いやすいという利点でもある。
    他にもエリア移動のルートが完全に固定。エリア5に休眠に行くとき以外は全て隣のエリアにしか移動しないため、
    ストレスを感じる要素が比較的少ない。
  • ギルドクエスト個体は前作同様に、怒り時の風ブレスが氷属性に変化する他、
    レベル126を超えると前作高レベル個体同様にクエスト開始時から龍風圧を纏うようになる。
    また、地上でブレスを吐く際にハンターのいる向きに軸を微調整するようになる。
    あろうことか閃光玉で目が見えない状態でも的確にハンターを狙って軸調整を行うため、
    従来のように立ち回るとあっさり被弾するだろう。
    さらにただでさえG級で強化された巨大竜巻の移動速度が上がり、フィールドに残る時間も増加した。
    さらには古い大竜巻が即座に消える(フィールドに存在できる大竜巻は1つまで)という仕様もなくなっており、
    危険な即死判定の塊が場合によっては2つもフィールドを動き回っているなんて事態も起こる。
    また、疲労状態にならなくなる。
    このようなことから、相変わらずギルドクエストに登場する古龍の中でもかなりの難敵であるとの評が多い。
    • 振り向きに合わせて頭を攻撃→即側転回避をすれば振り向き後のブレスや突進に被弾しにくいので、
      慣れてくればソロでも回避スキルを切って攻撃スキルを増やすことが出来る。
      特に一撃重視の武器種では振り向きを安全に狙えるというだけで体感難度がかなり変わるので、
      通常クエで練習するなりして是非ともマスターしよう。
  • また、クシャ自体の変更点ではないものの風圧の仕様が少し調整されている。
    具体的には龍風圧を風圧無効大+SAで無効化できるようになった。
  • ギルドクエストでは前回でのとんでもない凶悪さを警戒され、
    プレイヤーから敬遠されがちなクシャルダオラであるが、意外にもLv140時の体力は非常に低い
    Lv140でこれより体力が低いモンスターはバサルモス2種とキリン2種のみで、
    なんとワースト5位、10000をギリギリ切っている
    同期であるテオは約16000で極限モンスターすら越えて堂々の1位、ナズチは約14000、
    シャガルでも約12000なので、古龍ではぶっちぎりの低さとなっている。
    それでいて報酬量はちゃんと古龍種として恥じない(ナズチと同じ、シャガルより一枠少ない)ものになっているため、
    操虫棍による積極的な拘束、片手剣の毒漬けなどを駆使すれば、
    ソロ~2人のパーティーでも割と早めに討伐可能だったりする。
    …が、やはり注目度は低めなのが現状である。
    • 理由としてはレベル126から明確に思考ルーチンが大幅に変更されたと断言できる変化があるためだろう。
      巨大竜巻を常駐させようとするため、クエストのエリアによっては非常に厳しい事態になる上、飛行時間が大幅に延びる。
      特に飛行時間に関しては、何かしらの行動でフラグがリセットされてるのではないかと
      疑いたくなるほど超時間飛行することがザラにあり、MH2の比ではない。
      こちらが一旦エリアチェンジするか相手が移動するまで5分以上飛び続けることも珍しくない。
      他と違って腕でどうこうの問題ではないのもギルドクエストで不人気の理由の一つと言える。
    • ライトボウガンやヘビィボウガンを担いで部屋主をやっても、
      ハメ部屋と勘違いされない稀有なモンスターと言える。
      極まれに滅龍弾速射による疑似ハメ部屋になることはあるが、
      これを知っていて専用装備まで組んでいる人は極わずか。
      この装備はしゃがみヘビィハメとはちがい通常戦闘もそれなりにこなせる点が大きく異なる。
      (というか射撃タイミングや射撃箇所が上手くないと完全なハメは難しく、立ち回りが必須であった)
      また、当時のテンプレ(地雷)装備として人口の多かった「ミヅハ一式ナズチ虫棒」も、
      対クシャルダオラに至っては最適解に近い装備であった。
      たとえプレイがバッタでも乗って落として、毒にしてくれれば低PSのプレイヤーでも貢献ができた。
      そのため野良でも上記体力の低さや極限無しも相まって比較的クリアが見えやすいクエストでもあった。
      ただし、他のギルクエモンスターにくらべ物理肉質が異様に硬く、流行の弱点特効がほぼ無効。
      クシャルダオラ専用の火力装備を汲んでいる人は稀だったため、討伐に時間がかかるのが難点か。
      ボウガンは「フリルパラソル」、防具では「ダマスクシリーズ」と報酬の見た目にも目を見張るものがある。
      メンバー厳選にギスギスせずにのんびり狩猟ができ、
      滅龍速射パーティーが意図せず揃った時に妙な結束感が得られたりと、
      割と不遇なライトガンナー発掘者にはどこかオアシス的なモンスターであったのかもしれない。

MHX

  • 歴代メインモンスターのほぼ全てが登場するMHXでは当然のごとく続投。
    PVでは雪山に姿を見せており、久々に生態ムービー所縁の地でクシャルダオラと戦うことができるようになった。
    また、同じように「風を操る」能力を持つアマツマガツチとの共演も実現した。
  • 旧作以上に隣り合っていないエリアへの移動が増え、移動にかかる時間が割と大きい。
    見失ってしまうと目も当てられない事になるので、ペイントは確実に付けておこう。
    • 雪山ではエリア3、エリア1への移動確率が2Gの頃に比べると高くなっているので注意。
  • 今作では甲殻の質感がより強化されており、艶やかな金属光沢が見て取れる。
    攻撃エフェクトに関しては再び刷新され、竜巻のエフェクトなどが4シリーズから更にリアルになった。
    大竜巻ブレスに至っては、ミニマムサイズのスーパーセルをそのまま発生させたかのような迫力である。
  • 風纏いの仕様が若干変更され、怒り移行以外に、時間経過で龍風圧を発動するようになった。
    また4シリーズでは発見時の咆哮に伴って風纏い状態に移行していたが、
    今作では龍風圧こそ発生するものの発見時点では風纏いを行わず
    やはり一定時間経過することで風を纏う仕様に変化している。
    一方、風纏いの解除条件がやや緩くなり、部位を問わず怯んだ場合に風纏いが解除される
    (この点はモンスターリストにも記載されている)。
    そのため前作とは異なり、頭部を攻撃してダウンを取ることが必須ではなくなった。
  • 今作は長年苦しめられてきた毒への対抗策をとうとう打ち出したのか、
    噛み付きや引っ掻きなど一部の肉弾攻撃に龍属性が付与、被弾すると龍属性やられになるようになった。
    毒武器を担いでこれをもらうと、龍風圧を妨害しにくくなりリスクが跳ね上がる。
    氷属性やられへの対策も含め、ウチケシの実を持参した方が良いかもしれない。
    • また4系列では爆破によるダメージが200と高かったが、
      今作では半分の100になり必要な蓄積値もアップした。
      これによりもともとの耐性上限の高さと相まって爆破属性が有効ではなくなってしまった。
      もっとも毒と爆破両方に弱いのはドス古龍の3すくみから外れてしまうので妥当であろう。
  • 下位では飛行頻度が抑えられたほか、滞空時も頻繁に地上に降りてくるようになっているなど、
    閃光玉を用いずとも十分に戦える程度に調整が入っている。
    滑空と放射ブレスに至っては使用後に必ず地上に降りてくれる上に威嚇までしてくれるほど。
    また、平常時はバックジャンプ→威嚇を多用するため頭部を攻撃しやすい
    (=角を破壊して風纏いを解除しやすい)ため、上位個体と比べるとかなりストレスが抑えられた。
    更に咆哮やられの拘束時間も短くなり、上手くいけばジャスト回避無しでも
    咆哮時に発生する風圧をフレーム回避する事が可能になった。
    • ただし上位になると滑空・放射ブレスで降りてこないため飛行時間がやたらと増える。
      サイド回り込み飛行、溜めブレスの反動で浮上など、
      飛行を伴う行動も増えるため、下手するとずっと降りてこなくなる。
      高度的には大剣・太刀・スラアク・チャアクなど打点の高い攻撃で後ろ脚を殴れる高さではあるが、
      風圧怯みからの竜巻直撃などの危険を伴う。
      レウスとは異なり風圧・龍風圧を何とか出来ないとエリアルスタイルでも攻撃出来ないため、
      剣士の場合は閃光玉を忘れないようにして早々に角を破壊しておきたい。
  • 理由は不明だが、尻尾の切断条件が変更された。
    残り体力に関係なく切断できるようになった代わりに、
    4シリーズでは低く調整されていた尻尾の耐久値が大幅に上昇。
    このため、毒を維持する戦法で切断も狙うのは非常に困難となってしまった。
    元々クシャルダオラの尻尾は細い上に微妙な高さでふらふらと揺れ動くため狙いづらく、
    そこに高耐久値が加わったことで、仮に高攻撃力無属性武器を使用したとしても切断難易度は高い。
    幸い今作では報酬でも尻尾が出るようになっているため、
    無理に切断を狙うよりも1体ずつの狩猟を手早く回していったほうが得策だろう。
  • 弾肉質においては頭と尻尾の40が最大で、弱点特効は一切効果を発揮しない。
    元々通常弾、連射弓の相性がいいとは言い難いモンスターなのであまり使うことはないとは思われるが
    オンラインに弱点特効をつけたガンナーで参加すると自分が知識の足りないプレイヤーであると
    喧伝しているようなものなので注意しよう。
  • 咆えないナズチはともかく、テオと比べても咆哮の頻度が妙に多いのは相変わらず。
    ジャストアクションやカウンターアクションを行えないスタイルの場合、
    可能なら耳栓を付けた方が大技を叩き込めるチャンスが増える。

MHXX

  • MHXXでは、集会所G★4の他、村★10でもG級個体と戦闘可能になった。
    ただしクエストを出すには村クエの裏ボス及び集会酒場のラスボスを倒す必要がある。
  • 集会所クエの1つと村クエのG級個体の出現場所はなんと久々の密林
    特にクシャルダオラとの初邂逅がMH4以降であるハンターは、「こんな所に出るのか!?」と驚いただろう。
    パッケージを飾ったのも密林だしドスのOPも密林での戦いだが
    ちなみにG級クシャルダオラのクエストは雪山と密林が存在するが、
    密林の方はサブターゲットに尻尾の切断を含むため、
    雪山の方に比べて達成が難しい。サブ報酬にも古龍の大宝玉が低確率ながら存在するため
    大宝玉集めで周回する時はできるだけ雪山のクエストを選択した方が効率がいい。
    • 但し天候変化の仕様が変わっており、クシャルダオラがいる地点のみ雨が降る形になった。
      その光景は過去の作品をプレイした人には分かるだろう、密林[夜]の時とそっくりなのだ。
      この事に懐かしさを感じたハンターもいるのだとか。
  • 前作同様、多くはないが攻撃の一部に氷属性が含まれており、やはりブレスは微量の氷属性を含むようだ。
    龍属性はもちろん、こちらも注意が必要である。
  • 一方で、前作に引き続き<夜>の時間帯のクエストが無いためか砂漠には登場しない。
    「砂漠地帯のクシャルダオラ」というシチュエーションは、後のRISEにて再見することになる。
  • やたら高い耐久値(と毒漬け戦法との相性の悪さ)から一部で悲鳴も上がっていた尻尾の切断条件だが、
    残念ながら特に変更はない。
    ただし、G級個体に関しては部位耐久値以上に体力が上昇しているため、
    相対的に斬りやすくはなった……かも。
  • 今作ではアイテムボックスでの素材の並びにミスがあり、角→剛角→尖角の順になってしまう。
    つまり、通常は下位素材→上位素材→G級素材となるところが
    下位素材→G級素材→上位素材となってしまっている。
  • 危険度は同じドス古龍のオオナズチ、テオ・テスカトルの他に
    アカムトルム、ウカムルバス、ラオシャンロンと並び★7。
    大型モンスターの中では最高ランクという扱いを受けている。
    同じ大型古龍のキリン(★5)、シャガルマガラ、バルファルク、
    古龍級生物のラージャン、イビルジョー(★6)より危険性で言えば上の存在であることが示された。
    また、希少種や二つ名持ちモンスターの多くが★6*5となっていることもあり、1つ下の★6は20種近く設定されている。
    対照的に★7は本種も含めて上記の6体のみとなっており、古龍(級)の中でも別格の存在として扱われている。

MHWorld

  • PV第6弾にて登場が確定。
    これまで以上に質感がリアルになっており、さながら生態ムービーから抜け出してきたかのようである。
    また鼻先の褐色がより目立つようになっており、過去作とは一味違った印象を受ける。
    呼吸によって頻繁に空気が出入りするため、錆びやすいのだろうか。
    鳴き声もMH4以降の物をベースに改良、
    金属による影響(金属による反響音と金属音そのもの)が取り入れられており、
    攻撃時の鳴き声が薄く、それでいて長く続くほど反響したり、行動に合わせて金属音もよく鳴り響くようになった。
    加えて、同じ金属質の体を持つという繋がり故か、
    怯んだ時の鳴き声がアルバトリオンが怯み時に発する声と似た声色になっている。
    • なお、モンハンの顔であるリオレウス及びその亜種を除けば、
      本作に参戦出来た旧メインモンスターはクシャルダオラのみである。
      詳しくは後述するが、今作の個体はプレイヤーを妨害する要素がこれでもかと詰め込まれており、
      そういった面でMHWのクシャルダオラは評価の分かれる部分が極めて多い。
    • 同PV内では、飛翔すると同時に自身を中心に竜巻を発生させ、
      近づくハンターを吹き飛ばす攻撃を披露している他、
      なんとテオ・テスカトルと空中で激闘を繰り広げる場面も映されている。
    • 別のCM映像ではネルギガンテと戦う様子も見られるが、
      その際にはネルギガンテに一方的に投げ飛ばされるという衝撃的な光景が見られた
      ゲーム中で古龍が劣勢に立たされる事例は、シリーズを問わず非常に珍しい*6
      尤も相手方のネルギガンテは同じ古龍種であるため、古龍という種族の株が下がったわけではないが。
      ゲーム本編では縄張り争いという形でCM映像で示されていたネルギガンテとの闘いの全貌が見られるが、
      実際はお互いにダメージを与え合う引き分けであり古龍種メインモンスターとしての格を保った。
  • 今作では主に、終盤に赴く事が可能になる「龍結晶の地」に姿を現す。
    今までのクシャルダオラは、主に夜の砂漠地帯や雪山等の寒冷地、
    あるいは古塔など、暑くもなく寒くもない環境に姿を現すことが多かったが、
    今作では、それらとは真逆の火山地帯の性質を持ち、テオ・テスカトルも姿を現す同地での登場となり、
    寒冷地寄りのイメージに慣れている人からすれば違和感を覚える可能性があるフィールドでの登場であるが、
    これは龍結晶の地が秘めている秘密が関係している。
    初登場も古龍調査の終盤に差し掛かった頃であり、
    テオ・テスカトルと、新顔古龍のヴァルハザクと同じ時期での登場となる。
    • 出没するエリアは龍結晶が群生する高台周辺で、氷の結晶に覆われた岩肌のような場所なので、
      ビジュアル的な違和感はあまりない。
    • 初期配置付近の地面に龍結晶が群生したエリアでは、
      こちらの叩きつける系の攻撃で結晶を飛散させてモンスターにダメージを与える事ができるが、
      クシャルダオラもブレス時の風圧でこれを吹き飛ばし攻撃に利用してくる。
      ブレス後の隙に頭を叩こうとすると吹き飛ばされてしまい、地味に厄介。
    • 本作の仕様上地下の溶岩の溜まったエリアにまで移動させる事は可能だが、
      溶岩の中まで足を踏み入れる事は無く、地面と溶岩の境界付近まで近づくと反転して地上へ戻ってしまう。
  • 従来作同様、森林地帯である「古代樹の森」に登場する場合もある。
    • なおストーリーでは、クシャルダオラの調査は「古代樹の森」を中心に行われる。
      依頼クエストや調査クエストではこちらでクシャルダオラと戦うこともできるが、
      その際はフィールドが常時雷雲轟く大雨となり、「密林」を彷彿とさせる光景での狩猟となる。
      ……と思いきや雲一つない晴天の時もあり、
      晴れ渡る青空の下で戦うというある意味異常な状況が生じる事も。
      いつぞやの天晴の夢が現実になったとでも言うべきか
      しかし、古代樹の森は鬱蒼とした木々で視界が悪かったり、狭い足場も多めなのは事実なので、
      戦いづらければ別のエリアに誘い出すと良いかもしれない。
    • 古代樹の森においては、土石流という有用な攻撃手段が存在するが、
      クシャルダオラは寝起きを突かれても、金属質の外殻の重さ故か、その場で転ぶだけに留まり、
      押し流されて墜落することは無い。流石は古龍種、とでも言うべき貫禄である。
      しかし、同じくフィールドギミックである落石は当たればきちんと効くので存分に活用しよう。
  • 古龍の風格だろうか、今作ではこちらからちょっかいを出さない限りは襲ってこない。
    ハンターの目の前でくつろぎながら欠伸をするクシャルダオラの姿は必見。
    大タル爆弾Gでも置いてドッキリを仕掛けても良いだろう。
  • 本作ではお馴染みの専用BGMである『嵐に舞う黒い影』にアレンジが加えられており
    曲の所々で、本種がメインモンスターを務めたMH2のテーマ曲、
    大敵への挑戦/狩人よ、前へ』のフレーズが入ったものになっている。
  • 代名詞とも言える竜巻だが、とうとうブレスを使わずに発生させるようになった。
    その場で両翼を持ち上げる予備動作を見たら要注意。近づきすぎていると問答無用で吹っ飛ばされる
    今作のクシャルダオラが巻き起こす嵐のエフェクトにはかなり気合が入っていて、
    竜巻の向こう側はうっすらと影が見える程度でしか視認できなくなる。
    当然その状態から滑空してきたりもするので立ち止まっていると危険。
    もちろん、従来通りのブレスによる竜巻も使用してくる。*7
    • 竜巻を乱発することもあり、下手に暴れさせ続けると周りがまともに見えない上に行動もままならないという、
      悪夢の様な状況に陥ることもある。
      画質やエフェクトの向上により竜巻の境界線が分かりにくくなったため、
      うっかり動いて巻き込まれる事も起きやすい。
    • 龍結晶の地の寝床であるエリア4では、能力とリンクした特殊なギミックがある
      それは、クシャルダオラが能力の段階強化を行い、
      風を纏ったと同時に巨大な竜巻をエリア中央とその周囲に三つ同時に発生させ、
      圧倒的な暴風によってハンターの動きと視界を封じ、体力を削り取っていくというもの。
      突然繰り出してくる為、初見のハンターは何が起こったかわからずBC送りにされてしまう事必至。
      風圧大無効が無いとなす術も無くやられてしまうので、こうなったら一旦エリア4から脱出しよう。
      周囲をうねる竜巻と竜巻の間なら風圧にやられず行動可能である。
      この竜巻は、能力とリンクしている故に、段階を完全に下げて風バリアを消すか、
      一時的に風バリアが完全に消える手段を用いる*8事で消滅する。
      この技の最中はまともに戦えたものではないので、挑発の装衣等でエリア4から引きずり出すか、
      さっさと一時的でも良いので、風バリアを消してしまうと良い。
    • 近付くだけで長時間動きを封じられ厄介この上ない竜巻だが、
      困ったことに時間経過でダメージ判定が消失したりもしない。
      つまり「一度接触するまでダメージ判定が発生し続ける」仕様であり、
      ダメージを受けて吹っ飛ばされた先に竜巻が存在していた場合、
      その威力の高さも相まって立ち上がった瞬間に問答無用で即死する
      肉弾戦を仕掛けてくることはあまりないクシャルダオラだが、
      運悪く攻撃に引っ掛かって竜巻付近に弾き飛ばされようものなら、
      吹っ飛び→竜巻で起き攻め即死→キャンプ直行も充分ありうる
    • また、このダメージ判定のため、たとえスキルや不動の装衣で風圧無効を発動しても、
      竜巻をまっすぐ突っ切って移動することはできない。
      それどころか、寧ろ竜巻中心の判りづらいダメージゾーンに踏み込んでしまう危険が高まり、
      被ダメージリアクションを無効化する不動の装衣では連続でダメージを受ける危険性も高い*9
      寝床エリアが竜巻だらけになる龍結晶の地では迂闊に移動するだけでも大ダメージの危険が生じ、
      こと竜巻に関してはハンターを有利にするはずの風圧無効スキルが新たなリスクを生むという
      前代未聞の鬼畜仕様となっている。
    • さらに、通路に設置竜巻を置いたまま移動してしまうことがあり、場合によっては完全に通行止めになる。
      爆弾で吹き飛べば比較的少ない手間で突っ切れるが、使い切っていて遠回りを強いられることも…
  • 基本的な行動パターンは極端には変わっていないが、
    滞空中の行動に関してはとにかく隙を見せない方向で強化されている。
    具体例を挙げると、範囲の狭さ・モーション時間の長さゆえに
    かわせば反撃チャンスとなっていた軽い蹴りや尻尾叩き付けが削除。
    追加(もしくは置き換え)モーションである前方に移動しながら蹴り込む攻撃は、
    出が早い上に移動も兼ねて行うため脚や尻尾を狙うのが困難に。
    滞空中はこの蹴り込みか滑空突進、回転尻尾薙ぎ払い、ブレス、
    そして確定着地の強襲攻撃のいずれかを軸合わせ時以外ほぼノンストップで行い続けるため、
    はっきり言って滞空中にこちらが反撃を入れられる隙はほとんどない。
    また、地形が複雑化した影響か近接武器ではどうやっても届かない高さに居座る場合もある。
    そして、頻繁に飛ぶ上に確定着地する行動が1つしかないため、撃墜手段が無いとほぼ飛行しっぱなしとなる。
    また、龍封力システムの関係上、本作のクシャルダオラは毒の効果が風纏いの蓄積値の減少へと変更されており、
    閃光弾で叩き落そうが角を折ろうが能力を一時的にしか封印できない。
  • 今作では肉質が刷新され、旧作とはまるで別物と言えるほどの変化を遂げたモンスターもいるが、
    クシャルダオラも弱点特効が通るなど物理肉質が軟化している。
    ただし翼の硬さは相変わらずの上、部位耐久値まで増加。
    乗り攻防のフィニッシュダメージが直接翼に入らなくなったこともあり、翼の破壊には難儀するように。
    また、属性面では最も有効であった龍属性への耐性が高くなり、最も有効な属性が雷属性になった。
    ただし雷属性耐性も少々上がっており、弱点特効が通るようになった点もあり物理属性偏重も十分選択肢。
    その他、MHXで追加された肉弾攻撃に付随する龍属性が再び削除されており、
    クシャルダオラ戦で龍属性やられに陥ることはなくなった。
  • 本作ではドス古龍全体の能力解放方法が変化し、
    咆哮を伴う専用モーションと共に固有能力を段階式に解放、強化していく形となった。
    必然的に全体としてバインドボイスの頻度が高く、
    段階的に能力を解放していく場合、与ダメージにもよるが数分に一度はバインドボイスを繰り出す。
    そのたえ、これまで以上に耳栓スキルの発動が重要事項となっている。
    • 特にクシャルダオラの咆哮は硬直時間の長い「バインドボイス」へ変更されており、
      無対策だと竜巻と合わせて頻繁に行動を制限されることになるので、
      動くこともままならないままキャンプ送りにされかねない。
    • 咆哮がとにかく厄介なため、Lv5の耳栓でこれを封じてしまえば大幅に戦いやすくなる。
      ただし本作では耳栓(Lv5耳栓)の発動難度が非常に高くなっており、
      初戦闘時にLv5耳栓を発動させて挑むプレイヤーはほぼいないといってよい。
      ストーリーにおける初戦で闘う際は否が応でも咆哮に苦しめられるため、
      咆哮に強烈な印象を受けるプレイヤーが続出した。
    もう一つの厄介な特性である風圧については、
    直前に挑めるネルギガンテの武器の「龍封力」を活かせば抑制は可能。
    また風圧無効のスキルも効果的だが、こちらは比較的簡単に揃えられる。
  • リオレウス同様、飛行頻度が非常に高いのは鋼龍であるが、
    ハンターの間ではそれを逆手に取って閃光弾でひたすら撃墜を狙うという、
    かつてのMH2を髣髴とさせる戦法が多く用いられている。
    クシャルダオラの視界(=閃光の当たり判定)が非常に広く取られていることも拍車をかけている。
    そのため、クシャルダオラが飛ぶ度に、複数の閃光弾が飛び交うやたらと眩しい光景が繰り広げられている。
    そして、閃光弾(閃光玉)の原料が光蟲のみに成った事により
    今まで以上に景気よく閃光を起こせるようになった為、装備によっては大量の閃光弾と爆弾とのセットで
    比較的楽に狩れてしまうこともある。古龍なのに。
    • 歴戦の個体も閃光弾によって嵌め殺される事が多かった(というか最適解だった)…のだが、
      後述にも有る様に、歴戦の個体に限ってはの手により、
      閃光を浴び続けるとやがて効かなくなるように強化されたので(これは他の歴戦の個体も同様なのだが)、
      その戦法は通用しなくなっている。しばらくMHWorldから離れていた人は留意しておこう。
    • 閃光弾で落とすと一時的に風纏いが消えるが、頭ダウンを取ったときと違い、
      設置された竜巻は消えないため注意が必要。
    • 特にソロの場合、戦いにくいと評判の龍結晶の地エリア4に追い込んでからは、
      クシャルダオラが眠るのを待つ時間を利用して物資を補給し、
      どこぞの古龍よろしく睡爆戦法が用いられることもある。
  • 通常より戦闘力の高い歴戦個体は全身が茶褐色の、いわゆる「錆びたクシャルダオラ」に近い外見。
    他種の歴戦個体は独特な艶が特徴だが、クシャルダオラに関しては特殊個体に類するカラーリングとなっている。
    • 歴戦個体の例に漏れず攻撃力がかなり凄まじいことになっており、
      ただの引っ掻きが体力の装衣を一発で消し飛ばすレベルの威力を誇る。
      当然ブレスや竜巻もかなり痛く、防御力が400を超えた程度では一発で瀕死になるほど。
    • 風圧が非常に厄介なので、風圧(完全)無効や不動の装衣などが有効であることに変わりはないが、
      前述の通り設置型竜巻は当たり判定が出続けているため、
      風圧で拘束されないからといって動き回ってうっかり足を踏み入れようものなら
      高まった攻撃力のお蔭でそれはもう悲惨な目に遭う。
      特に不動の装衣はハイパーアーマーが故に簡単に多段ヒットしてしまうので、
      やはり風圧への対策潰しのような形になっている。
    • クシャルダオラ限定の強化ではないが、アップデートVer3.00では
      歴戦個体は閃光弾を4回当てると以降は効かなくなる」という調整が入った。
      これによりクシャルダオラ歴戦個体も閃光への耐性を獲得し、「飛んだら閃光で撃墜」という戦法は、
      クエスト中に数回しか行えなくなった。
      閃光玉はクシャルダオラの飛行頻度の高さへの解答の一つだっただけに、
      アップデートに伴う耐性の付与はハンターにとって大きな痛手となったと言える。
    • 対策として、竜巻を作りながら飛翔するモーションの際に怯ませることで
      竜巻と滞空の両方を止めることができる。
      古代樹の森ならはじけクルミ、龍結晶の地ならハジケ結晶を身体に当てるだけで簡単に怯ませられる。
      たとえ歴戦個体相手でも、閃光弾と違って回数制限がないのは嬉しいところ。
      モーションはそれほど長くはないが、抜刀しながらスリンガーを使える片手剣なら容易に当てることが可能。
  • 所謂「古龍バリア」については今まで同様、貫通属性の弾であれば無効化できるため、
    シールドを付けた貫通ヘビィは安定して立ち回ることができる。
    距離にもよるが、ブレスをガードすれば頭から尻尾まで一直線上に狙える為、ガードからのカウンターや、
    逆に撃ってからのガード等、中距離での読み合い・立ち回りは面白いと感じられるだろう。
    但し、頭から尻尾まできれいに貫かないとダメージ効率が悪い。
    地上では可能な限りまっすぐ通すべきだが、飛んでいる間はどうしてもダメージが下がりがちなので、
    できるだけ尻尾を長く通せるように撃つといい。
    • 当初、歴戦・歴戦王個体のクシャルダオラは風を纏っても矢や弾を弾かず、
      実質的に古龍バリアが機能していなかった。
      これはカプコンの良心などではなくやはり不具合だったようで、
      Ver5.11にて歴戦・歴戦王個体も通常個体同様に風を纏った時、弾や矢を弾くように修正された。
  • よく飛びまくる、視界が悪い、出し得の行動しか繰り出さず、隙が殆どない、
    といった要素により総じてハンターからの評価はすこぶる悪い
    MHW時点で既にかなり不評な仕上がりとなっており、過去作における糞モンスとの比較がなされていたり、
    出来れば戦わない方が良い、最大の対策は戦わないことなどとまで言われてしまっていた。
    これからMHW時代のクシャルダオラに挑むのなら、
    とにかくゴリ押しは控えて、風圧を減らすといった対策をすることをおすすめする。

歴戦王

  • 大型アップデート第4弾*10で実装された、歴戦王の4番手。
    通常個体や歴戦個体と比較すると白っぽい艶があり、銀色に輝いて見える。
    元の体色と歴戦王のメタリック仕様が上手くマッチしており、遠目でもキラキラと輝いているのがわかるだろう。
  • 討伐対象のイベントクエスト『嵐のさなかにて』の配信前に、
    先に配信された歴戦王テオ・テスカトルのイベントクエスト『太陽が燃え盛る時』で乱入個体として先行初登場。
    ただしこれは顔見せ程度で、テオとの縄張り争いが発生するとすぐ立ち去ってしまう。
    • 閃光による怯みなどで縄張り争いが妨害されるとその場にしばらく居残るが、
      風圧や竜巻、死角からの突進など非常に厄介な攻撃が多いため、
      特別な理由がない限りはさっさと帰らせた方が良い。
      縄張り争いによるダメージもなかなか大きいので、歴戦王同士の空中戦をゆっくりと見物しておこう。
      なお、縄張り争いが発生しなくてもクシャ自体は一定時間経過で立ち去る。
    • これを逃がさずに討伐した報告は上がっているが、
      どの報告でも短期間に壮絶なダメージを与えてようやく倒せた、というほどの難易度である。
      興味があるなら調べてみるとよいだろう。
      なお、テオのクエである以上、クシャナγ装備用のチケットが貰える訳でもないので、
      討伐する意味は皆無である。
    • いわば先行配信とも言えるこの個体、閃光弾を受けても墜落せずに飛び続ける事が話題となった。
      これに関しては閃光落下ハメを利用して歴戦王クシャと戦わせないために作られた、
      このクエスト専用の特殊仕様だという意見も一部見られていたが、その結果は後述の通り無情だった。
  • その後イベントクエスト『嵐のさなかにて』が正式配信。
    気になる閃光耐性だが、
    無情にも閃光を浴びせても墜落しない仕様であることが明らかとなった。
    • 一応、浴びせることに全く意味が無い訳ではなく、墜落はしないだけで目くらましは効く。
      飛び続けはするがハンターを狙った攻撃はほとんどしなくなり、明後日の向きにブレスを乱射する。
      またナナ同様に閃光の効果が切れた時点で降りてくる…が、すぐ飛び立つのでここを狙うのは微妙。
      あちらのように、降りてきたと思ったらヘルフレアのような大技をぶっ放したりはしないので安心しよう。
    • 本命は閃光弾効果中に攻撃を加えて怯ませると墜落してくる点。
      脚への攻撃でも何度か当てれば墜落するので、リーチの短い剣士でも狙ってみると良いだろう。
      なお、閃光自体も歴戦個体同様4回までしか効かないので注意。
    • 飛ぶ直前のモーションで怯ませると飛翔をやめるのも普通の個体と同じ。
      片手剣ならばスリンガーにハジケ結晶をセットしておくと良いだろう。
      ひるんだ直後また飛ぼうとすることも多いのであまり意味が無いことも多いのだが。
    • 討伐対象のイベントクエスト『嵐のさなかにて』にも歴戦王テオ・テスカトルが乱入している。
      こちらも縄張り争い発生や一定時間経過でご退場されるので、やはり相手をする必要はない。
      むしろダメージを与えてくれる分、ありがたい存在である。
      …が、やはり閃光などで妨害してしまうと一定時間滞在して攻撃してくるので気をつけたい。
  • 基本的なモーションに変化はないが、竜巻上昇の頻度と纏う龍風圧の範囲が少し広くなっており、
    ブレスで側面から狙うときや、2連続噛みつき攻撃の際も風圧で邪魔されることがある。
    マルチの場合はクシャルダオラが突然向きを変え、風圧を受けてしまうこともしばしば。
    そのままハメられてしまうこともあるので、近接武器は特に気をつける必要があるだろう。
    反面、滞空時間はそう長くなく、ある程度の時間で地上に戻ってくるためストレスフルにはなりにくい。
    • 不安なら風圧完全無効を付ければよい…のだが、そのために通常のクシャルダオラを狩る必要がある上に
      クシャナγを作るとクシャナα、βの一部の部位にはほとんど出番がなくなってしまうというジレンマもある。
    • 他には、風を全身にまとった時点で不動の装衣を使うのもよい。
      整備スキルで使い回せば、風圧によるストレスを大幅に減らすことが出来る。
  • そして、例に漏れず攻撃力も大幅に強化。
    フルカスタム強化した剣士でも突進で体力の半分近くを持ってかれ、
    引っ掻きや2連噛みつきでも大幅に体力が削られる。
    溜めブレスや竜巻が直撃すれば、体力によっては即死してしまうこともある。
    ただ、これでも今までの歴戦王と比べれば火力は抑え目な方であり、
    スリップダメージもないので落ち着いて回復しよう。
    一撃死の危険がある溜めブレスも予備動作が非常に長いので、見てからでも十分回避は可能。
    対策スキルとして耳栓や風圧完全無効を付けていればさらに被弾を減らせる。
    なおガンナーの場合は突進ひとつで即死の可能性もあるため、攻撃機会は多いがかなりリスキー。
  • 体力を削って瀕死にし、エリア4に追い込むと最後の試練が待っている。
    寝床の周囲に竜巻が発生するのは一緒だが竜巻の数が更に増加
    それはもうクシャルダオラの寝ていた台座まで竜巻が発生する。
    通常個体同様に転倒を取ると消えるのは変わらずだが、
    ここで無理に戦おうとするよりは睡眠爆破を狙ったり、閃光弾でエリア移動を阻止する方が賢明。
    また、実は二か所の飛び降り地点から別エリアへ飛び降りるのも有効だったりする。*11
  • 歴戦王ヴァルハザクが露骨すぎるガンナー対策を行っていたので同様の展開も予想されていたのだが、
    意外にも大したガンナー対策はされておらず、貫通弾や属性弾もほぼ問題なく通る。
    もちろん通常弾で頭や尻尾をスナイプする戦法でも通常個体と全く同じ立ち回りでOK。
    • この点は通常個体の項目で前述の通り、不具合であったことがアプデ情報にて判明。
      風纏い時に矢返しされるよう修正された。
  • 最後のエリア移動を阻止するために閃光弾を温存しても十分戦えるため、
    むしろ慣れてしまえば歴戦王の中では最も大したことはないとすら言える。
    ただし被ダメージが大きいため、どうしても事故死は起こりがちなので油断は禁物。
    通常個体同様に耳栓Lv4以上を発動しておいた方が無難であるし、
    最低でも溜めブレスを確実に避けられる程度の立ち回りはできておきたい。
    ヘビィボウガンならばガード強化を発動して保険をかけておくのも有効。
  • 頭ダウンはテオ同様取りやすく、歴戦王だからといって滞空時間が伸びている訳でもない。
    攻撃力も今までの歴戦王と比べるとやや控えめなので、ネット上の評価としては、
    閃光で落ちなくなり、風圧の範囲が広がった上に体力が増えただけのクシャルダオラと言ったところ。
    つまりはただ面倒くさくなっただけのクシャである。

MHW:I

  • アップデート版にあたるMHW:Iにて、マスターランクの追加に合わせてMR個体も登場。
    特筆すべき点として上位個体からAIが大きく変更された
    新たな行動パターンはもちろんこれまでになかった確定行動も追加されており、
    全体として上位とは別物に近いと言ってもよいほどの変化が生じている。
  • MR帯の特筆すべき新攻撃として、各行動で生み出された竜巻同士が融合するようになった。
    融合対象となるのは“設置型の巨大竜巻”と“滞空旋風ブレスで吐き出される小型竜巻”で、
    小型竜巻が発生した場合、設置されている巨大竜巻に吸い寄せられるように移動していき、
    それらが融合すると一定時間超竜巻」と呼称される超巨大竜巻に変化する。
    攻撃範囲が通常の竜巻の2倍ほどにまで拡大する上に威力も激烈なため、
    MR帯では巨大竜巻が設置されているポジションを把握しておくことが半ば必須となる。
    • 後述もするが、クシャルダオラは「巨大竜巻生成→直後に滞空旋風ブレス」という
      コンボを頻繁に披露するため、クエスト中にかなりの頻度で超竜巻が生じる。
      AIの大幅変更とともに、MR帯のクシャルダオラを象徴する要素の一つと言えよう。
    • 超竜巻についてもSA中だと連続ダメージを受けるという性質は据え置き。
      よって不動の装備を着用した状態で超竜巻に突っ込んだ場合、
      引き続き連続大ダメージで即座に力尽きる危険がある。
  • そしてMRにおける最も顕著な変化は、クエストを通しての戦法がほぼ固定化され、
    竜巻生成&離陸滞空地上行動竜巻生成&離陸……』という行動パターンが確立した点。
    各行動の間に挟まれる派生攻撃でルーチンが変化するケースも稀にあるが、
    慣れればクシャルダオラが次にどのような行動を取るかがほぼ推測できるようになった。
  • 竜巻生成&離陸の段階では、文字通り巨大竜巻を発生させつつ離陸するモーションで滞空状態に移行する。
    MRではこの「巨大竜巻を発生させつつ滞空する行動」があらゆる意味で主軸となっており、
    必然的にフィールドのどこかしらかにはほぼ常時巨大竜巻が設置されることとなる。
    • 滞空状態への以降は殆どの場合「竜巻生成&離陸」で行うが、
      ごく稀にバックジャンプブレスから滞空に移行するケースがある。
  • 竜巻生成から派生する滞空状態では、上位までとは違って行動分岐が存在する。
    具体的には、初回で特定の行動を行うと即座に着陸し、
    それ以外の攻撃を繰り出した場合は滞空状態が持続するという仕様となった。
    着地に分岐する確率は概ね七割程度のため、離陸後は早々に着陸する場合も多い。
    • 滞空初回の行動で旋回→旋風ブレスを繰り出した場合、そのまま地上に降り立つ。
      着陸の際は確定で威嚇を挟むため、この行動パターンを把握していれば
      着陸を見越して攻撃を仕掛けることが可能。
      MRクシャルダオラ戦において最も明確かつ分かりやすい隙の一つであり、
      頭部への攻撃やクラッチはこの確定行動に合わせて行うのがセオリーとなる。
      • ただし前述の通り、旋風ブレスで放たれた小型竜巻は
        設置済みの巨大竜巻と融合して超竜巻となる性質を有しており、
        着陸位置によってはクシャルダオラを巻き込む形で超竜巻が生じるケースもある。
        旋風ブレスの前に行う旋回はハンターの位置を追尾するように行うため、
        クシャルダオラ本体を巨大竜巻から引き離すような形で旋回させることを意識するとよい。
    • 滞空初回の行動が旋風ブレス以外の場合、そのまま滞空状態で猛攻を仕掛けてくる。
      上位帯でも見られた所謂「クシャルダオラのターン」となるため、
      攻撃の回避に徹するか、もしくは閃光玉などで強制的に墜落させるのがベター。
      • ちなみに、滞空初回以降でも旋風ブレスを繰り出すことがあるのだが、
        その際は一定確率で着陸する。確定着陸ではないため、不用意な接近は危険である。
      • このパターンの関係で旋風ブレスが喜びを持って迎えられるようなった一方、
        滞空持続が確定する「それ以外の行動(=滑空突進や後脚引っ掻きなど)」については
        より一層の忌避感を持って迎えられるようになった。
        特に攻撃チャンスが殆どない上にモーションが長く、風圧まで発生させると来ている
        滞空3連ブレスの評判は上位時代から更に低下し、正に底抜けの有様である。
    途中で着陸することなく一定回数行動を繰り返した場合、
    上位と同様に地上に向かって滑空突進を繰り出す形で着陸する。
    着陸後に威嚇を挟むのも上位と同様であるため、ここもしっかりと攻撃チャンスとしたい。
  • 地上行動中の行動は上位とさほど変わらず、ブレスや引っ掻きを繰り出す。
    頭部に的確にクラッチを決められるなら強引にぶっ飛ばしを狙うことも可能。
    明確な隙はあまりないものの滞空中のような凶悪な行動は少なく、立ち回りやすい状態と言える。
    • 上位で凶悪な性能を誇っていた二連噛みつきには若干の調整が入り、
      追尾性能が僅かながら低下し、使用頻度も下がっている。
      接触するとふっとび(転がり)かつ後隙も少ないという嫌らしい行動だったため、
      弱体化の恩恵は少なからずある。
    そして地上において一定回数行動すると、再び竜巻生成&離陸を行う。
    地上で行動する回数はまちまちで、ブレスを何度も繰り返す場合もあれば、
    殆ど行動しないまま竜巻生成に移行してしまうケースもある。
    この辺りはクシャルダオラの気分次第と言ったところ。
  • 上位個体は滞空しながら一方的に攻撃される時間がしばしばあり、
    かつ確定行動が滞空後の滑空突進着陸+威嚇程度しか存在しなかったことからランダム性が強かったが、
    MRでは行動パターンとクエストを通しての流れが大まかに固定されていることから、
    クシャルダオラの行動を比較的予測・管理しやすくなったと言える。
    相変わらず設置竜巻や風圧による妨害に悩まされる機会は多いものの、
    行動パターンを抑えておけば不意の事故でキャンプ行きとなるケースは少ないだろう。
  • 今作から追加されたクラッチクローとの相性はイマイチである。
    と言うのも、風纏い状態の場合は(特殊怯み時を除いて)頭部以外への張り付きが弾かれるため。
    滞空中の場合はそもそも頭部にクラッチが届かないこともあり、
    クラッチ&ぶっ飛ばして滞空中のクシャルダオラを叩き落とすのは極めて困難と言える。
    一応、頭部クラッチ自体は隙を見て行えばできないことはないため、
    他のモンスターと違ってぶっ飛ばしが著しく困難ということはないが。
    • 風纏いによるクラッチ妨害に関しては、風圧スキルもしくは不動の装備で無効化可能。
      とはいえ頭部以外にクラッチを行うメリットは殆どないため、
      他の部位に強引に張り付いていくのでなければ風圧スキルの恩恵はあまりない。
    • 傷を付けられる部位はテオ・テスカトル同様頭と翼、尻尾の3部位。
      残念ながら、四肢には張り付くこともできない。
    • ちなみに、ぶっ飛ばしを成功させると大ダウンに加えて風纏いが解除される。
      怒り状態の持続時間は短いことからぶっ飛ばしで風纏いを頻繁に剥がせるため、
      リターン自体は他の大型古龍以上に大きいと言える。
    纏う風圧によって接近自体が妨害されるのは上位と同じだが、
    最大弱点である頭部付近には風圧の影響が生じないのも相変わらず。
    隙を突いて頭部に攻撃を当てていくという設計自体は変わらないため、
    上述した行動パターンの激変を把握できれば比較的与し易い相手ではある。
  • MRでは全モンスター共通の閃光玉耐性に加え、
    閃光玉で撃墜してもすぐ復帰するようになった*12
    クシャルダオラは閃光玉との相性がよかったこともあり、
    滞空持続中に撃墜を狙う場合は印象に残りやすい強化点と言える。
    尤も上述の通り即時着陸の可能性も大きく増えているため、
    閃光玉を使用すべきタイミングの頻度自体は若干下がってはいる。
  • 待ち時間を火力に変換できるイヴェルカーナ装備との相性はなかなかのもの。
    特に抜刀大剣は、着地後の隙を突くだけでかなり有利に立ち回れる。
    粘着石を利用した強化打ちを絡めれば、大ダウンと気絶も狙える他、おまけに高い位置にある尻尾も切断しやすい。
    どうしても苦労する剣士は、試しに大剣で挑んでみてはどうだろうか。
  • 2回組の場合、落ちるスリンガーが粘着石なことを利用し、
    強化撃ちを絡めてスタンを連続で狙うことも可能。
    ただ、粘着石を落とす回数が限られており、
    スタンに耐性がつくことも考えると一時しのぎにしかならない場合も。
  • 龍結晶の地エリア4の寝床は高台になっているため、
    今作では休眠したら爆弾設置・起爆→頭にクラッチ→ぶっ飛ばし→高台から落下させてダウン、
    という一連の流れで大きくダメージを稼げる。
    ダウン後はほぼ間違いなく怒り状態になり別エリアへ誘導できるので、
    厄介な竜巻ギミックに悩まされずに済むのもメリット。
  • 現在は修正されているが、クシャルダオラの角破壊には不具合があり、
    どれだけ頭を集中攻撃しても一向に破壊できないことがあった。
    当時は公式からの声明も無かったため様々な予想が飛び交っていたが、
    2019年11月6日、翌日のアップデートの詳細に
    「特定の状況下でクシャルダオラの角が破壊されない不具合を修正」という項目がある事が判明*13
    不具合として発表されると共に改善が行われた。
  • MR100から解放される危険度3の歴戦個体調査クエストにも当然登場するが、
    他の大型古龍らの調査クエストと比較すると人気は低いと言わざるを得ない。
    設置竜巻による行動制限、滞空状態が持続したパターン等を考慮すると
    お世辞にも戦い易いとは言えないモンスターであることや、
    こちらが手を出せない竜巻生成&滞空モーションを多用するため、
    どうしても討伐時間が長引きがちなのが主な原因であろう。
    希少種夫婦の登場や、各種古龍級生物らが危険度3になったことで、
    素材集めを兼ねた調査クエスト周回において選択肢の幅が大きく広がったことも大きい。
    • また、風圧の影響で転身の装衣を着用していようとも頭部以外へのクラッチは至難、
      連続ダメージを受ける竜巻の存在から不動の装衣もリスクが大きいため、
      「装衣着用からの強引なクラッチ→ぶっ飛ばしで袋叩きにする」
      という単純な戦法が通用しにくく、これも忌避される要因となっていたと思われる。
    とはいえMR帯では即死級の威力の強粉塵を撒き散らすようになったテオ・テスカトル、
    相変わらず凶悪無比な火力を誇るナナ・テスカトリに比べて全体的な火力は控えめで、
    クシャルダオラに関しては歴戦個体であっても即死の危険は殆どない。
    加えて確定行動も多いため、繰り返しになるが慣れてしまえばクエスト失敗になる可能性も比較的低い*14
    時間効率が重視される周回において敬遠されがちなのは致し方ないだろう。
  • エンドコンテンツの一つである導きの地にも当然登場する。
    導きの地で得られる専用素材は武器のカスタム強化に使用されるのだが、
    クシャルダオラの歴戦素材はレア度12武器の攻撃カスタムの1段階目に要求されるため需要が高い。
    落とし物の山の上に竜巻を置いて移動しハンターの追跡を遅らせる狡猾な個体も
    ただ、最近では赤龍武器を手に入れたハンターのさらなる物理火力上昇にまったをかける存在になっている一方、
    その赤龍の物理を上回ることも多いミラ系武器はとりあえず会心カスタムを積みたい場合が多く、
    武器種にもよるがその特需も落ち着きつつあるかもしれない。
    • アップデートで追加された溶岩地帯にも出現する。
      こちらは溶岩の上で竜巻生成を行うと、溶岩を巻き上げる竜巻が発生する。
      勿論、触れると火属性ダメージと火属性やられを受ける。
  • 前述した超竜巻絡みの新技だが、出現地の一つである古代樹の森との相性が最悪に近い
    木に囲まれている関係で竜巻の移動が視認しにくいのはもちろんのこと、
    竜巻は当然のように木を貫通して移動・拡大するため突然の竜巻乱入が発生しやすい。
    古代樹の森は通路が狭いため設置型の竜巻そのものもかなり邪魔で、
    せっかくの着陸時の攻撃チャンスを不意にされることもしばしばある。
    エリアにもよるが、基本的に森の中での狩猟は非常に厳しいため、
    ぶっ飛ばしなどで強引に怒り状態にして開けたエリアに誘導する方法が推奨される。
    • MR175にて解放されるクエスト「別れと嵐は時を選ばず」では
      古代樹の森で歴戦の死を纏うヴァルハザクとの大連続狩猟を任される事になる。
      詳細は省くが、あちらはあちらで瘴気耐性スキルを用意しなければ危険な上に、
      マップがよりにもよって古代樹なので、よほど腕に自信がない限りはソロか身内での狩猟をお勧めする。
  • MHWorld時点(上位)から大きく行動が変化したクシャルダオラであるが、
    2019.11.14発売のファミ通に掲載されたMHW:Iのインタビュー記事では、
    開発陣に対して「手強いモンスターとしてクシャルダオラやナナ・テスカトリの名前が挙がっているが」
    という旨の問いかけが行われている。
    設置型竜巻や風纏いによる行動制限要素が依然として存在することや、
    上記の通りクラッチのタイミングが限定されがちな点などからか、
    プレイヤーからは引き続き手強いモンスターと見做されているようである。
    • ちなみにこの問いかけに対し、開発陣の藤岡ディレクターからは
      「クシャルダオラは、遊び方にコツが要求されますからね」
      「無造作に突っ込む者をすべて払いのけるスタイルなので、立ち回りに苦労される方が多いようです」
      というコメントが返されていた。
      終盤に出るモンスターである以上当然と言えば当然であるとはいえ、
      流石にもう少し具体的なアドバイスが欲しいところなのだが……。
      • 藤岡ディレクターが言ったところの「遊び方のコツ」については
        しばしばネットでもネタにされたり問答が繰り広げられたりする部分だが、
        頭部への攻撃や毒属性に弱い点が据え置きであること、MR帯での大幅なルーチン変更などを踏まえると、
        「状態異常や頭部への攻撃を重ねて邪魔な風纏を解除する」
        「確定行動を把握して着地隙に攻撃/クラッチする」辺りが回答だと思われる。
        まあ、それが面倒なので敬遠されている側面も大きいし、古代樹の森が無理ゲーなのは変わらないのだが。
  • フリークエストの名前が「風翔龍」となっているものがある。
    "風翔龍"といえば錆びたクシャルダオラを指す事が多いが、
    今作ではそちらの個体は登場しておらず、当該クエストに登場するのも通常のクシャルダオラである。
  • 新フィールド『渡りの凍て地』の最上部付近には、
    過去作の寒冷地フィールドよろしくクシャルダオラの抜け殻が存在する
    渡りの凍て地全体を見下ろせる絶景スポットであるので、
    これまでも幾多の寒冷地フィールドでハンター達の行く末を見守ってきた証を改めて拝んでくるのも良いだろう。
    • 抜け殻は採掘可能で、朽ちた龍鱗とかがやく龍鱗(レア素材)が採取出来る。
      朽ちた龍鱗はXX以来の復活であり、調査ポイント250の精算アイテム扱いである。
      かがやく龍鱗は初登場のアイテムだが素材に使うことはできず、
      調査ポイント1000ptの精算アイテム扱いである。
      • 同じく過去作で抜け殻から採取可能だったフルフルベビー
        が登場しないこともあってか日の目を見る事はなかった。
    • 過去作と違い、ゲーム中でクシャルダオラが渡りの凍て地に飛来することはない。
      もし飛来していれば、風ブレスや竜巻で大量の雪が巻き上げられる映像が見られたかもしれない。
    セリエナ祭【大感謝の宴】開催に伴うアップデートで、新たな観察依頼としてこの抜け殻の撮影が追加された。
    エリア番号は示されているものの、自力で気付いて探し出せるハンターはそう多くない。
    それまで存在すら知らず、情報を集めて初めて知ったハンターもいただろう。
    • 注意点としては、渡りの凍て地はストーリーによって段階的にエリアが解放される仕組み。
      マスターランクに上ったばかりのハンターが観察依頼を見ても向かえないので注意が必要*15
  • また、ミラボレアスに備えて封じられた珠などを多く手に入れられる救済クエスト「嵐の棺」も配信された。
    セリエナ防衛戦以来の兵器置き場で戦うクエストになり、様々な兵器を用いてクシャルダオラを討伐する事ができる。
    竜巻で破壊される事も多いが。

MHRise

   皚々 焦眉の急 鍔際 已んぬる哉
悲壮 腹を括れば 来ませり 神助の風翔
  • 2021年4月28日より配信されたVer.2.0タイトルアップデートで新たに参戦。
    同アップデートでは、かねてより復活が明言されていたオオナズチ、
    そして同時に参戦発表されたテオ・テスカトルと合わせて、
    ドス古龍の三すくみがMHXX以来の復活を果たす事になった。
  • アップデート告知PVでは、操竜状態で竜巻を繰り出しティガレックスと戦闘する場面が映し出されている。
    一般フィールドに登場する大型古龍種に操竜システムが適用されるかは未知数だったこともあり、
    この映像はプレイヤーの間でも大きな反響を呼んだ。
  • 登場ムービーではバギィによって窮地に陥ったアイルーを竜巻によって間接的に救っており、
    またアイルーは誰の仕業か気づいていないという、不可思議な神のいたずらの様な演出になっている。
    今作ではモンスターに妖怪のモチーフが加わっていることが多いが、
    風神雷神と同じく古龍種は妖怪ではなく、
    神やそれに近い上位者としてのモチーフが当てられているらしい事がムービーから読み取れる。
    ちなみに“決めシーン”(画面が一旦停止し異名・別名とモンスター名の紹介がされるカット)は、
    初登場作品であるMH2の公式CGと同じポーズという、過去作ファンを喜ばせるものとなっている。
    • 風を以て裁定を行う、というのは妖怪で言えば大天狗(山天狗)が近いか。
      最上位の天狗は神として扱われることもあるので、烏天狗とは異なる風格を持っている。
    • 或いは、日本神話に於ける鍛冶と製鉄の神・天目一箇神(アメノマヒトツノカミ)と同一視される龍神
      一目連(ヒトツメノムラジ)」の可能性もある。
      こちらは天候・風を司る神であるとされ、上述の通り鋼鉄との縁がある点でも共通している。
      • また、窮地の最中に吹き荒れた風という描写や「来ませり 神助の風翔」という台詞から、
        神風のイメージなのかもしれない。
  • グラフィックの変化として、吐き出す旋風に墨のような黒いエフェクトが追加されている。
    今作の「和」を押し出した作風に合わせたものだろうか。
    ちなみに、クシャルダオラが黒風を操るのはMHXX以来となる。
  • 今作ではなんと看板モンスターのマガイマガドとの縄張り争いが存在する。
    急降下&鬼火爆破まではマガイマガドvsリオレウスの縄張り争いの流用だが、
    クシャルダオラは急降下&鬼火爆破でもダウンすることなくマガイマガドにもダメージを与え、
    更にカウンターの風ブレスを炸裂させてマガイマガドを怯ませ、操竜待機状態に移行させる。
    • クシャルダオラ側は地面に激突した際にダメージを受けるものの、
      急降下直前の風ブレスの他に、地面激突時の反撃、その後のカウンターブレスにより
      マガイマガドを怯ませ、確定で操竜待機にするという優勢と取れる内容になっている。
      竜がフィーチャーされた今作においても、しっかり古龍種としての貫禄を見せたと言えよう。
  • 今作では飛行頻度そのものが大幅に減った。
    また空中からの攻撃の予備動作という形で飛翔する為、飛翔後の行動パターンも固定されている。
    このため、過去作でまま見られた「滞空状態のまま一方的に攻撃される」状況はほぼ起こらない。
    さらに、フィールド設置型の竜巻を発生させる技はオミットされており、
    設置型攻撃を掻い潜りながら攻撃を加えるというコンセプトからの方向転換が図られている。
    また今作ではハンターが壁を乗り越えて移動ができるため、
    前作のように狭い通路等に竜巻を設置され、その向側から一方的に攻撃されるということもなくなった。
    • 初期バージョンから実装されていたリオレウスも同様のコンセプト変化が加えられており、
      「飛び続けるモンスターにはしない」という本作の調整方針がうかがえる。
    • ただ空を飛ぶ頻度が減ったことで、尻尾切断が狙いにくくなったという側面もある。
      幸いクエスト報酬で尻尾が出るため素材集めへの影響は軽微だと思われるが、
      どうしても尻尾の切断を成し遂げたいと言う場合は武器種によってはかなり苦労することとなる。
  • 飛行頻度が減った代わりか強力な追加モーションが複数存在しており、
    地上における戦闘力が向上している。
    • 龍属性エネルギーを纏い、空中からボディプレスをする急襲蹴りが追加された*16
      見た目通り、、直撃すると龍属性やられに陥ってしまう。
      動き続けていれば当たらないが、風バリアが龍風圧まで上がっている時は2連続で行ってくるため、
      初撃を避けても油断しないようにしよう。
    • 既存のモーションである空中突進のホーミング性能が大幅に上がっており、
      見慣れた予備動作に油断して被弾することが多くなっている。
      横にダッシュしていても被弾することがあるので油断せずに回避をすることが大切。
      突進、空中突進共に尻尾がクシャルダオラの左側、相対したハンターから見た右側にしなって来るので、
      体の判定に遅れてやって来る尻尾で被弾する。
      そのため、右半身側の位置をキープすると被弾しにくくなる。
    • 地上でイヴェルカーナのようなモーションで放つビーム状の圧縮風ブレスが追加された。
      イヴェルカーナとは違い、あろうことかブレスしながらさらに追尾してくる
      これも例に漏れず打ち上げるタイプのブレスで、
      直後にかち上げられたハンター目掛けて追撃のブレスを繰り出してくるので、
      翔蟲受け身が取れるように気をつけておこう。
    • 怒り時の滞空中に竜巻複数本を一度に作りだして発射する嵐舞が追加。
      この竜巻は一旦左右に広がった後、収束しつつ前進するという軌道で動いており、
      実はクシャルダオラの正面が安置となっている。
      この攻撃後、クシャルダオラは滞空しながら威嚇をしているので反撃チャンスとなる。
    • 空中から3Wayに放っていたブレスは、標的に向けて放つものではなく
      地上に着弾させて竜巻を発生させるものに変更になった。
      さらに風バリアが龍風圧になっている時、空中からの風ブレスが複数本の竜巻を発生させるようになる。
      視界が塞がれる上にこの後は着地して上記のビーム状の風ブレスで追撃を試みてくるため、
      竜巻を避けるのに気を取られすぎるとブレスが直撃する危険性がある。
  • MHWorldで印象的だった滞空しつつ大竜巻を発生させるモーションは、
    風でハンターを吸引した後巨大な竜巻を作り出すという切り札的大技に変化している*17
    スーパーセルという名称がついており、
    なんと攻撃判定が5回発生するので最初の竜巻を緊急回避で避けると巨大化した竜巻に巻き込まれてしまう。
    ガード性能が低い武器でガードをしてしまうとほぼ確実にめくられ、
    ハイパーアーマーでツッコむと絶大なダメージを受けてしまう。
    また、この竜巻による吹っ飛びでは翔蟲受け身が取れない。
    • しかし吸引終了後から竜巻発生までは間があるので、範囲外に脱出するのはさほど難しくない。
      回避連打や翔蟲は勿論のこと、実はただ単に納刀して走るだけでも問題なく離脱できる。
      公式のPVでも普通に走って逃げている。
    • ハンターを吸い寄せている最中に閃光玉を投げると発動を妨害出来る。
  • 同様に印象的だったチャージブレスは、モーションこそ同じだが
    放ってくる瞬間に急激な軸合わせをしてくるようになった。
    前作だとチャージ中に向いていた方向にそのまま放っていただけなので避けやすかったが、
    今作では本種の前側にいる場合は緊急回避や翔蟲を利用しての回避を視野に入れた方が良いかもしれない。
  • 龍風圧バリアに関しては範囲が縮小された。
    頭部は当然として首、尾、前脚、後脚までも範囲外となっている。
    ハンターノートによれば貫通矢・貫通弾は弾かれないようだが、何故か0ダメージが発生する事が稀にある。
    • また、ハンターノートに記載があるように毒で風圧を弱体化する仕様が復活している。
  • ブレス系攻撃全般にイブシマキヒコの巻き起こす風の様な吹き飛ばし効果が追加されており、
    あちら同様当たれば物凄い高さまでふっ飛ばされてしまう。
    翔蟲受け身を取れなかったりタイミングを間違えて受け身を取ったりした場合、
    クシャルダオラの攻撃がそのまま即死の追撃に化けてしまう。
    戦い慣れないうちは翔蟲ゲージには常に気を配り、いつでも受け身を取れる様にした方が賢明かもしれない。
  • 弾肉質45以上の弱点が頭・尾ではなく前脚のみに変更されている。
    もっとも頭、腹、尾も35あるので全然通らないわけではない。
    • 本作でも弱点は雷>龍だが、一番通る部位でも雷20と属性攻撃自体が通りにくい。
    • ハンターノートの記載ではおなじみの毒も★1つとやや通りにくいように記載されているのだが、
      ダメージ量のグラフが振り切れていることからも分かるように今作でもダメージソースとして有用。
      ただし蓄積の耐性値自体はやや高い傾向にあるため、手数武器で属性値を高めて持ち込みたい。
      • 幸い体力自体はかなり低めなようで、毒属性特化で毒漬けにしているだけで割と早期にケリが付く。
        支給品ボックスに毒投げクナイが入っているのも合わせて有効に活用したい。
      • 毒のダメージは14×35秒で計490ダメージとかなり大きい。
        霞皮の恩恵Lv3以上では毒の効果時間が2倍となるため、
        実に980ダメージを毒のみで与えることができる。
    • 爆破属性にも弱いようで、ダメージ量こそ並ながらも耐性値が非常に低くなっているようだ。
      つまり他のドス古龍が操る属性両方に弱いことになる
      その耐性はなんと初期値・上昇値ともに大型モンスター中堂々の最下位*18
      これオオナズチと間違えたんじゃ
  • Ver.3.0で追加された真の最終決戦にも乱入者として、
    マガイマガド、テオ・テスカトルとの択一で出現する。
    特別仕様として、龍風圧が最大の状態で登場するので操竜による大ダメージを見込める。
    操竜が終われば役目は終えたと言わんばかりに立ち去り、
    さながら気まぐれに命を救われたアイルーの気分が味わえるだろう。
    まさに神助の風翔の如くである。
  • またVer.3.00で追加された高難度クエスト「嵐ト炎ヲ司ルモノ」で
    テオ・テスカトルとの共演が再び実現しているのだが、こちらは錬金素材の入手効率が非常によく、
    戦いやすさが格段に上がった事もあってMHW時代から一転して積極的に狩られるケースも増えてきている。
    クシャルダオラとテオ・テスカトルの討伐数が頭一つ抜けているプレイヤーは
    ほぼ間違いなくこのクエストで素材を稼いでいることだろう。
    さしずめ神(おま掘りを)助(ける)の風翔といったところか

操竜

  • PVで公開されていた通り、今作ではなんと操竜も可能。
    操竜時の性能は↓Aの三連竜巻以外は至って素直であり、古龍というより中型竜に近い感覚。
    ただし、クシャルダオラは鉄製の為か全体的に動きが遅く、攻撃も出もやや遅い。
    短い動作で敵の動きを止めたいなら、回避(受け流し)で敵を転ばせる事を覚えよう。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は飛びかかり。
      弱攻撃にしては発生が遅い。移動距離は長いので当てやすいが、威力は全く期待できない。
      本来の弱攻撃のように、相手の隙に差し込むような削り技として使うには不向き。
      • …なのだがクシャルダオラにはこれ以上隙の少ない攻撃が無い。
        どうしても敵を怯ませたい時は、敵の攻撃に合わせて回避(受け流し)でぶつかる方が良い。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は単発風ブレス。
      こちらは威力・射程・速度共に申し分ない性能。遠距離から安全に撃っていける。
      寒冷群島であれば氷属性&氷やられ効果なのだが、それ以外のエリアでは無属性扱いになる。
      攻撃後は少しの間だけ空中にホバリングする。何もしなければ地上に降りる。
      • 風ブレス直後、空中にいるときにAを押すと中威力の滑空攻撃に派生する。
        さらに、上記の滑空攻撃後にAを押すと高い威力を持つ縦薙ぎブレスを放つ。
        威力が高い魅せコンボだが、モーションは長い。余裕があれば覚えておこう。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は2連噛みつき。
      地上リオレウスアンジャナフと同じく、素早く噛みつく2HIT前提の攻撃。
      上記の飛びかかり以上の溜め時間がある分、威力は倍以上と高め。
      移動距離はそこまで長くないが、クシャルダオラ自体がでかいのでよく当たる。
      大技ゲージが溜まった後にラッシュをかけたい場合は、2連噛みつきを1回当てた後
      前方回避し、トドメに後述の3way竜巻を密着して放つとちょうどいい。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)は飛び上がってからの3way竜巻。
      飛び上がって大きく息を吸い込んでから前、右、左の順に撃つ。
      発動前のモーションがやたら長く、着地後の隙も大きいチャンス時用の大技。
      大抵は正面の1発しか当たらないのだが、進行速度が遅いので逃した竜巻に後から当たる事がある。
      竜巻一発の威力は上記2連噛みつきに劣るので、密着撃ちして2発以上当てたい所。
      3発当たる程の超大型モンスター等が相手であれば、竜巻→前回避→竜巻…で大ダメージが稼げる。
      • ちなみに、この攻撃で空中にいるときにBを押すと↓X後と同様のホバリングに移行する。
        その後は、↓Xの時と同様に追加入力Aで滑空→更に追加入力Aで縦薙ぎブレスが放てる。
        ↓A途中に緊急回避してしまった場合の立て直しの小技としてはまずまずの性能。
    • 操竜大技(X+A)は滑空攻撃からの風ブレスというあっさりしたもの。
      弱くはないが強くもない。相手によっては時間切れ覚悟で↓Aの三連竜巻を撃った方がダメージを稼げる。
      ただし、大技を撃つと2回の強制転倒が起こるので、パーティなら大技を優先しよう。
  • ↓Aの三連竜巻の威力は破格なのだが、一部のっ壊のせいで活躍が霞みがち。
    弱攻撃の竜巻ブレスから強攻撃の三連竜巻を仕掛けたいところだが、
    クシャルダオラは特殊なコンボ経路を持つ為、それをやると低威力の滑空に派生してしまう。
    ここは惜しいがド派手な竜巻技を封印し、Aの二連噛みつきを中心に立ち回ると無難な戦いができる。
  • やはり、彼の力を語る上で欠かせないのは追加入力の空中攻撃
    ↓Xの風ブレスと↓Aの三連竜巻の時、バックジャンプが入る。
    ここで翔蟲でキャンセルを入れ、着地する前にAを押すと、滑空攻撃→縦薙ぎブレスのコンボを放つ。
    ↓Xからなら翔蟲を使わずともAでキャンセルできるため、
    そのまま距離を詰めてダメージを稼ぐことが出来る。見た目も綺麗に繋がってカッコイイ
    空を翔る鮮やかな連撃で、ハンター達にとっても心強い神助の風翔となってくれるだろう。

MHR:S

  • G級相当作品であるサンブレイクでは、MHXX以来となる密林にも姿を見せる。
    映像を見る限りではMHRise同様に環境変化の類はオミットされてしまっているようだが、
    昔懐かしいMHP2Gでの狩りを思い出した古参プレイヤーもいたようである。
  • 今作では驚愕のメインシリーズ参戦を果たしたMHFオリジナルモンスター、
    棘竜エスピナスとの縄張り争いも存在する。
    弱点であるはずの毒火球ブレスを突き破る形でエスピナスを凄まじい勢いで吹き飛ばし貫禄を見せるが、
    突進で反撃に出たエスピナスと真っ向からぶつかり合い、抑えきれずに角で掬い上げられてダメージを受ける
    ……という内容となっており、結果としては互いにダメージを受け合う引き分けに終わる。
    • エスピナス種は「かつて樹海において古龍種と縄張り争いを繰り広げていた」という初期設定が存在しており、
      MHFの樹海では鋼龍石=クシャルダオラの鱗が採取できたことから、設定を知るユーザーの間では
      かつて樹海ではエスピナスとクシャルダオラの縄張り争いが行われたのでは?という説が実しやかに囁かれていた。
      今回の両者の縄張り争いはそうした経緯を強く意識したものと思われ、
      思わぬファンサービスに盛り上がるユーザーも見られた。
    • MHR:S公式設定資料集ではかつての縄張り争いについて、
      「エスピナスがその邪毒を武器にクシャルダオラを本来の生息域から追い出した」と触れられている。
  • MR個体の戦闘面では高空に舞い上がりゆっくり降着するブレスを習得。
    通常状態ではそのまま軸をずらしつつ着地するだけだが、
    風纏いの段階が上がると龍属性を纏ったボディプレスや滑空につなげてくる。
    いずれのパターンでも着地後威嚇するが、
    ボディプレス以外は離れた場所に着地する為急がないと追撃しにくい。
  • また、空中からビーム上の風ブレスを横に薙ぎ払う攻撃も追加された。
    滑空→6つの竜巻を放つ攻撃の後などに使用し、
    竜巻を横に避けたハンターに次は縦方向の回避を強いてくる。
    とは言えブレス自体太くはない為、撃ってくる事を知ってさえいれば比較的容易に回避できるだろう。
  • マスターランクでは毒のダメージが1回につき30に強化され、
    35秒間で1,050ダメージ、霞皮の恩恵Lv3以上では70秒間で2,100ダメージとなっている。
    MRのクシャルダオラの体力はシングル時に4万程度なのでこれそのものは十分なダメージソースとは言えないが、
    生半可な属性ダメージを上回るくらいには強力であり、また風圧の軽減も健在である。
    耐性値自体はMR補正により高めになっているため、毒の有効時間を伸ばして蓄積時間を増やし、
    耐性上昇回数も少なく済ませられる霞皮の恩恵Lv3の重要性は上位以上に高まっている。
    シングルや盟勇クエストでは十分な選択肢として機能するだろう。
    • 一方マルチ時は補正により状態異常耐性が一気に跳ね上がってしまい、
      元の耐性値が高いクシャルダオラはこの影響をモロに受け、殆ど毒にできなくなってしまう。
      龍風圧対策が悩ましいが、素直に弱点の雷や龍属性の武器を担いだ方が良いだろう。
    • 第1弾アップデートで新スキル「顕如盤石および磐石珠【1】が追加されたため、
      Lv1スロット×5で龍風圧対策することも可。
      霞皮の恩恵よりコスパが悪いが、代わりに咆哮も無効にできるため剣士ならメリットは大きい。
      また、第4弾アップデートでは盤石珠Ⅲ【4】が追加。
      作成可能時期は遅いが、使用する意義は十分にあるだろう。
  • 今作では激昂したラージャンリオレイア希少種の登場ムービーにも敵対役としてゲスト出演している。
    奇しくも両者とも金色が特徴のモンスターであり、vsの対決となっている。
    前者は後者に比べて通常状態の激昂したラージャンに対して善戦しており古龍としての威厳を見せているが、
    ラージャンが激昂状態に突入し、崖の上からクシャルダオラに跳びかかるシーンで
    ムービーが終了している為、決着は描かれていない。
    また後者との戦いでは劫炎状態のリオレイア希少種に翻弄され、かなり手こずる様子が見られる。
    MHRSB:公式設定資料集では、塔の秘境でリオレイア希少種に撃退されてしまったことが記述されている。
    • リオレイア希少種といえば、尾棘に秘められた強力な毒を武器の一つとするモンスターであり、ムービーでも
      強烈な尾撃によってクシャルダオラの頭部に毒が飛び散る様が描かれている。
      前述されているように、かつてのエスピナスとの戦いでも「邪毒を武器に追い出された」ことが示唆されていることもあり、
      この二種とクシャルダオラの実力が近い事は確かであるが、縄張り争いが単なるパワーゲームではなく、
      クシャルダオラが毒に弱い事に起因する相性の結果と考える説もある。

生態ムービー

  • 普通なら見ることさえ叶わないという、クシャルダオラの脱皮シーンが描かれている。
    古い甲殻を一気に砕き、中から白銀のクシャルダオラが現れる。
    そして外気に触れると急激に酸化し、よく見るクシャルの姿になって飛び去る、という内容であった。
    殻を一気に砕くクシャルダオラの力強さ、翼を広げて咆哮する白銀の姿などが描かれており、
    非常に美麗なムービーと言えよう。
  • なお、雪山の頂上には、この時の脱皮の際に出来たと思われるクシャルダオラの抜け殻が放置されているが、
    その大きさはクシャルダオラとは思えない程に巨大であり、
    少なく見積もってもクシャルダオラの平均サイズの二倍弱はある。
    打ち捨てられた抜け殻が何らかの要因で膨張したのか、
    はたまた世界のどこかには本当にこのサイズのクシャルダオラが存在するのか。
    後者だとすれば、いったい何度の脱皮を繰り返せばここまで巨大になるのかも気になるところ。
    • MH4のクシャルダオラは過去作の個体と比較してサイズが大幅にアップしたものの、
      たとえ最大金冠の個体をもってしてもまだ抜け殻の大きさと辻褄合う大きさではない。
      今後このド級個体と対峙する機会はあるのだろうか…。

武具

  • 風を操る龍だが、武器には氷属性が付属している。
    氷属性なんぞよりも風の鎧くれよ
    氷属性であるのは、クシャルダオラの甲殻が属性的に冷気を帯びているのと、
    MH4では環境に頼らず氷属性を微量ではあるが使えるようになったので違和感は消えてきた。
    武器のデザインはクシャルダオラの甲殻や翼膜を使ったため、
    クシャルダオラと同様に鈍い銀色に輝く金属質のものが多い。
    また、どの武器も動物がモチーフになっているという特徴がある。
    • MHR:Sでは風纏という専用スキルが付与された装備が実装されており、こちらは名称だけなら風の鎧と受け取れなくもない。

余談

  • 名前の由来はルドラクシャからだろうか。
    ルドラクシャはヒンドゥー教において数珠として使われる木の実で、しばしばシヴァ神と関連づけられる。
    ルドラクシャ自体の語源はサンスクリット語のルドラとアクシャ:涙。
    このうちルドラはインドの聖典リグ・ヴェーダに登場する暴風神で、これ自体もクシャルダオラのモチーフと言える。
    ルドラとシヴァの関係はこのページでは語り尽くせないので、気になったら調べてみるといい。
    ちなみに荒鉤爪ティガレックスの武器とロア=ルドラもルドラを冠するが、
    こちらはルドラの更なる語源である「吠える者」という意味が先行しているのだろう。
    • 一方で「クシャ」と付く名詞で有名なものに「クシャトリヤ」もあるが、
      こちらもサンスクリット語圏であるインドの仏教に由来する為、影響を受けている可能性はある。
      クシャトリヤは武人階級を指す単語であり、したがってクシャ+ルドラで
      「武人たる暴風神」のようなニュアンスを持っている…かもしれない。
  • モンスターハンター世界のモンスターはファンタジー要素こそ含まれど
    その生態に対してある程度の説明付けが成される事が殆どで、
    「生態系を逸脱した存在」と呼ばれる古龍種ですらその能力の仕組みや自然界との繋がりについて語られる事も多々あるが、
    クシャルダオラを始めとした一部古龍による「風を操る能力」については公式から説明される機会が殆ど無く、
    その原理については未だに謎に包まれている。
    • 一方で風力を発生させるモンスターは古龍に限らず
      ベリオロスその亜種も確認されているが、
      こちらも例によって風圧を発生させる具体的なメカニズムは分かっていない。
  • 古龍ならではの希少性と底知れない能力を持つために、
    設定上かつてクシャルダオラに挑んで生還した者はいなかったという。*19
    しかしMH4によれば公式でジャンボ村のハンターと村人達の努力によって撃退されたことが明らかになり、
    遂にその歴史には終止符を打たれる事となった、というのが正史になっている。
    • つまり、MH2オープニングの彼らの運命は絶望的か……
      と思いきや、彼ららしきハンターはその後の作品のムービーにも登場しているので、
      同時期にあの後で何らかの手段によって撃退、ないしは討伐に成功したのかもしれない。
      クエリタで逃げ帰った可能性の方が高いがえ?そんな台無しにする事言うなよって?
    • なお、MH2のジャンボ村における第一目撃者はハンターや古龍観測局のような
      対モンスターに特化した個人や組織ではなくジャンボ村の村人であった。
      素人では出会うだけでも生還が絶望的であろう古龍種からよくぞ生還できたものである。
    • 因みにストーリー上で対面する個体を竜人族のお姉さまは「彼」と呼んでいる。
      成否は定かではないが、彼女の見解によればだったらしい。
  • MH2のオープニングでは森のような場所で戦闘が行われており、
    この場所は一見分からなさそうだが、戦闘シーン直前で竜人族の老人と女性がマップで指を指している場所が
    指をさした順に概ねテロス密林シキ国、設定資料集などに記載のない北方、そしてメタペ湿密林(旧密林)付近であるため、
    現旧いずれかの密林での戦闘シーンだった可能性がある。
    • シキ国に関しては直接関係なさそうだが、後程MH2のジャンボ村の村長の弟がシキ国のシナト村に登場する。
      MH4の開発時期と被っているとは言い難い時期ではあるが、この時点で既に何らかの伏線はあったのかもしれない。
  • 公式ガイドによればMHP2G以前のクシャルダオラも落とし物を落とすこともあるらしいが、
    実際に落とし物を入手したという報告はほとんど聞く機会が無い。
    その原因は落とし物を落とす条件にあると思われる。その条件とは「食事の後」である。
    • クシャルダオラが食事をする光景を見たハンターはどれ程居るだろうか?
      そもそもクシャルダオラは食性不明のモンスターであり、何を食べて生きているかはっきりしていない。
      何を食べているのか確認することが出来たなら、それは古龍の謎を一つ解き明かしたことになる。
    • 動画等もあがっているが、MHP2G以前のシリーズでは次のような手順で落し物を得ることができる。
      1. 何でもいいので密林のクシャのクエストを受ける。
        必ず一人で自動マーキングをつけて行くこと。また、双眼鏡を持っていくことをお勧めする。
      2. クシャを瀕死状態にしてエリア6で眠るように仕向ける。
      3. ペイントを当ててすぐエリア8へ逃げる。
      4. うまくいくと、じき警戒が解けてエリア7へいく。
      5. すると7の卵が取れるところの近くの鉱石がとれるところへクシャが向かっていくので、
        エリア3側からエリア7へ入る。ここで双眼鏡を覗いてみよう。すると……
      6. クシャが鉱石を食べている!食べ終わったら落し物が出るはず。
      なお、このことから、クシャルダオラは鉱石などを食べることで、
      外皮となる金属(ミネラル)を摂取しているのではないかと考えられている。
    • また、食事とは別に水を飲む様子も確認されている。
      気になる方は調べてみても良いかもしれない。
    • MH4以降では頭部の怯みによって風のバリアを解除させた時に落し物をするようになった。
  • ちなみに称号で古龍種の別名を実現する場合、「龍」の条件上、煌黒龍の登場する作品に限定されるのだが、
    「鋼」がMHP3とMH3Gのウラガンキン亜種20頭狩猟以外で解放されるパターンが無いため、
    クシャルダオラの別名「鋼龍」は、クシャルダオラが登場しない作品でしか実現出来ない
  • モンスターハンター2(漫画版)」「エピソード」「オラージュ」等
    他メディア展開に出演する際にもストーリー上重要な節目に現れる事が多い。
    • ノベル版では第二弾にて二度に渡って登場している。
      一回目は第一巻で早くも登場。この時は通常個体だった。
      遭遇したキオを「敵」と定めることも無く、あっという間に飛び去ってしまうが、
      キオにとっては一種のトラウマとして記憶されることとなった。
      その後、第五巻(「魂を継ぐ者」シリーズ最終巻)にて同一の個体が
      「錆びたクシャルダオラ」として再びキオの前に現れた。
      今度は脱皮の障害となり得るキオ達に対して怒り狂い、
      ペイルカイザーの一撃すらいとも容易く弾き飛ばす鋼鉄の強度の外殻とそれを利用した格闘、
      そして暴風を操るすさまじい能力でキオたちを苦しめた。
  • MH4では滞空なぎ払いブレスのSEが鳴き声の混じっていないものに差し替えられた。
    過去作をプレイしたハンターは「あら?」と思ったことだろう。
    • MH4G以降は雪だるま状態を引き起こす滞空なぎ払いブレスと共に
      お馴染みの鳴き声を聴ける事があるようだ。
  • ちなみにクシャルダオラの代名詞である風の鎧だが、一番の弱点である頭部だけは鎧に覆われていない。
    その為ソロプレイでは、強力な武器で徹底的に頭部に攻撃を加えることによって、
    短時間で討伐まで持ち込むことができる
    あくまでクシャルダオラの頭部を集中的に攻撃できるPSを持っている前提だが。
    しかし何故致命的な弱点である頭部を鎧で保護していないのかという疑問は胸にしまっておこう
  • セブンイレブンのキャンペーン告知になぜかグッズがないのに写っていたことがある。
    なお、2013年3月15日から行われる第2回キャンペーンにはクシャルダオラが写ったクリアファイルや、
    限定版CFBスタンダードに新規造形でラインナップされるなど、しっかりグッズが用意されている。
  • コラボ企画の一環として、アメリカのWizards of the Coast社が開発、
    日本のタカラトミーが発売しているTCG『デュエル・マスターズ』の拡張パック
    「超ブラック・ボックス・パック」にて、クリーチャー《鋼龍 クシャルダオラ》としてゲスト参戦。
    イラストを担当したのは、モンスターハンター エピックの作画を担当している布施龍太氏。
    ちなみにクシャルダオラとともに「鬼丸」というデュエマを代表するクリーチャーの一体も描かれている。
    • 詳細な性能についてはデュエマの専門サイト等に譲るが、一つだけ紹介しておくと、このカードは
      デュエル中、近くで風に関する注意報か警報が出ていれば、
       相手はクシャルダオラを効果の対象に選べない
      (要約)」*20
      …という、まさかの天候任せな効果を持っている。
      …確かに、クシャルダオラの「風の鎧」を忠実に再現してはいるがまるで意味がわからんぞ…
      • しかも、デュエマではこのカードは公式大会で普通に使用可能である。
        特に夏~秋辺りの大会であれば台風が多いので活躍できるかもしれない。
        そもそもそんな警報が出ていたら大会が中止になる可能性もあるが……。
  • 翼部分の当たり判定が狭く、操虫棍の猟虫によるエキス回収がしづらい。
    翼膜部分ではなく、骨格部分に当たり判定があるので狙いの正確さが求められる。
  • また、従来作品とMHWorld以降では翼の骨格が大きく異なる
    従来作品では背中から広がるようにして3対の骨が生えている特徴的な翼をしているが、
    MHWorld以降では他の飛竜種や古龍種の翼と同様に翼爪から広がるようにして骨が生えている。
    • この変更に関しては公式から特に言及がある訳でもなく、理由は不明。
      以前の特徴的な骨格ではより激しく翼を動かすのが難しかったのだろうか?
    • しかし、MHW(:I)のクシャルダオラのモンスターアイコンは
      旧作の骨格のままデフォルメされている。
      MHW(:I)のアイコンは、旧作で登場していたモンスターに関しては、
      リオレウス、ディアブロス、イビルジョーやテオ・テスカトルなど
      MH4~MHXXでのアイコンの構図を参考にしているであろうものも多いため、
      骨格変更に気づかず、そのままになってしまったと思われる。
      あるいは、旧大陸と同じ骨格であろうというギルドの思い込みかもしれない。
  • 鋼鉄の鱗を持つ生物は現実世界にも存在し、「スケーリーフット」と呼ばれる巻貝が唯一の種である。
    足の部分に硫化鉄と呼ばれる鱗で防御しており、磁石に反応する
    また、錆びてしまうという悩みも共通しているようだ。
    クシャルダオラにもまた磁石を近付けるとくっついてしまうのだろうか?本人は凄く嫌そうだけど
    ルコディオラとの縄張り争いがいずれ実現でもしたら、果たしてどのような形になるのかが気になるところである。
    • ちなみに、MHRiseで電磁気力を操ることが可能な百竜ノ淵源ナルハタタヒメとの戦闘中に乱入した際は、
      特に行動の支障はこれといって無い様子であった。

素材

鋼の龍鱗
クシャルダオラの全身を覆う、鋼鉄の硬度と性質を持つ鱗。汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
鋼龍の鱗ではなく鋼の龍鱗はがねのりゅうりん】と呼ばれる。
これに限らず、古龍種の鱗素材は【〇〇の龍鱗】と呼ばれるケースが多い*21
鈍く光る黒銀色だが、これは常に大気中の酸素と反応して酸化しているため。
そのまま放っておくといずれは錆に塗れてしまう。逆に完璧に磨き上げれば白銀に輝く。
並みのモンスターの鱗よりも遥かに硬いために加工は難しい。
工房では最高級の研磨剤としても重宝されている。
なお、近年の研究で強力な個体から得られた鱗は強い冷気を発することが判明した。
もはや鋼以上の硬度を誇るとされるほどに上質なものは「鋼の上龍鱗」と呼ばれ、
それ以上に上質で分厚く、さらに冷気を発する最上級のものは「鋼の厚龍鱗」と呼ばれる。
朽ちた龍鱗」は文字通りに朽ちた鋼の龍鱗であり、
生命の粉と増強剤を加えることでもう一度鋼の龍鱗として復活する。
近年では精算アイテムとしてギルドに買い取られるようになったため、
ハンターがこの方法で鋼の龍鱗を手に入れる事はなくなった。
MHXRでは名称が「鋼龍の鱗」で登場しており、修練クエストに登場する個体からは「鋼龍の修鱗」が入手できる。
鋼龍の甲殻
クシャルダオラの全身を覆う金属質の甲殻。堅い材質で、防具によく使われる。
普段は鈍く銀色に光っているが、時が経つにつれ、やがて錆び始め、
脱皮後の甲殻は真っ白に輝いているが、すぐに酸化してまた銀色になる。
しかし、鱗と同じく完璧に磨き上げれば白銀に輝く。
素材としても非常に丈夫で用途が広く、年月を重ねて発達し、さらに強度を増したものは「鋼龍の堅殻」、
何度も脱皮を繰り返した結果厚くなり尋常ではない強度を得た最上級の甲殻は「鋼龍の重殻」と称される。
MHFの特異個体から剥ぎ取ることができる決して錆びることがないとされる甲殻は「鋼龍の荒殻」、
手に取ると猛々しいクシャルダオラの息吹を感じることができる甲殻は「鋼龍の猛殻」、
並の個体を凌ぐ強暴な個体から剥ぎ取れる暴風にも容易に耐えうる甲殻は「鋼龍の暴殻」、
猛り狂う個体からのみ剥ぎ取れる、並の刃では傷一つ付けられない甲殻は「鋼龍の狂殻」と呼ばれる。
鋼龍の翼膜
クシャルダオラの翼に張られた翼膜。軽い材質で、防具によく使われる。
しかし、翼膜というにはあまりに高すぎる強度を誇る。
鉄板のように丈夫だが見た目より軽く、しっかりと風を捉えてその巨体を宙へ浮かばせる。
加工の難しい素材ではあるが、その価値は高く、また金属素材との相性が良い。
極めて強靭な個体の翼は翼膜のみならず翼そのものを素材として利用出来、
鋼の強度と風を孕む高級素材は「鋼龍の剛翼」として珍重される。
又、新大陸古龍調査団においては「鋼龍の翼」という品名で翼ごと取り扱うのが一般的となっている。
導きの地に生息する個体からは「嵐を呼ぶ鋼翼」、その中でも歴戦の個体のものは「歴戦の鋼翼」と呼ばれる。
鋼龍の角
雄々しく発達したクシャルダオラの角。
衝撃を加えると冷気を発生させる特性を持つ。堅固な材質で武器によく使われる。
非常に堅く鋭いが、後方に向かって伸びているため武器としての役割はほとんど無い。
風を操る能力の秘密が秘められているらしく、
この角を破壊することができれば風を纏う能力を失う、若しくは弱化させられてしまうという。
しかし、相当な硬度を持つため、執拗に攻撃を加えなければ折ることは不可能。
そしてその硬度故に、人並み以上の経験と力量を持った職人でなければ加工できない。
強力な個体から得られる鋭く荒々しく発達したものは「鋼龍の尖角」と呼ばれる。
また、極めて強靭な個体の角はより堅く猛々しく発達しており、
特に衝撃を与えると冷気を発するほどのエネルギーを秘めたものは「鋼龍の剛角」と呼ばれる。
MHXRの修練クエストに登場する個体からは「鋼龍の修角」が入手できる。
鋼龍の尻尾
クシャルダオラの尻尾。強靭な材質で防具によく使われる。
他の古龍種の尻尾と比べると細めだが、鋼鉄の強度と鞭のようなしなやかさを併せ持ち、
一振りで大木を容易く薙ぎ倒すほどの威力を持つ。
その強度と威力故に切断は相当困難であり、
クシャルダオラを瀕死に近い状態まで弱らせなければ切断できない。
強風をものともしないほどに鍛えられた最上級素材は「鋼龍の靭尾」と呼ばれる。
鋼龍の爪
クシャルダオラの冷気を纏った爪。強力な氷属性を武具に宿らせる。
まるで鉱石の様に硬く、並大抵の職人では加工は不可能。
より上質で黒光りするものは「尖爪」と呼ばれる。
黒光りするそれは、今尚生気を帯びている様にも感じる。
基本的に四肢の爪のことを指すが、翼爪も同一の素材として扱えるようで、
翼の部位破壊報酬でも入手できることがある。
さらに上質なものは「鋼龍の剛爪」と呼ばれる。
鋼龍の宝玉
長い年月を生き続けたクシャルダオラの体内で稀に生成されるという玉石。もたらす力は計り知れない。
微妙な光加減が美しく、珍重されているが入手は非常に困難。
取引価格はクシャルダオラ固有の素材の中でもかなりの高額であるが、売却されることは滅多に無い。
悠久の時を生きた鋼龍の体内で極めて稀に生成される大きな宝玉は「鋼龍の大宝玉」と呼ばれる。

関連項目

モンスター/クシャルダオラ/派生作品
モンスター/錆びたクシャルダオラ - 脱皮直前の特殊な個体。
モンスター/傀異克服クシャルダオラ - 傀異化を克服した強化個体。
防具/クシャナシリーズ
武器/クシャナ武器 - クシャルダオラの素材を用いた各武器へのリンクあり。
武器/斬破刀 - とある事がキッカケとなり、切っても切れない縁となってしまった太刀。
BGM/クシャルダオラ戦闘BGM
アイテム/朽ちた龍鱗 - 錆びた鋼の龍鱗。雪山のクシャルダオラの抜け殻や塔の秘境で採取できる。
スキル/○○の護り
モンハン用語/ドス古龍
アクション/竜巻

モンスター関連

モンスター/オオナズチ - ドス古龍仲間。
モンスター/ナナ・テスカトリ - 同上。骨格やモーションも一部共通する。
モンスター/テオ・テスカトル - 同上。
モンスター/アマツマガツチ - 本種と同じく風を操り、嵐を呼ぶ能力を持つ古龍種。
モンスター/イブシマキヒコ - 同じく風を操る力を持つ古龍種の仲間で、純粋な龍属性エネルギーも戦闘に用いてくる。
モンスター/エスピナス - 鋼龍が苦手とする毒の扱いに長けている飛竜。かつて、その邪毒によって生息域を追い出された過去がある。
モンスター/ガルバダオラ - MHFに登場する古龍種。違う生息域で適応した結果、変異したクシャルダオラであると推測されている。

クエスト関連

クエスト/狩人は天晴の夢を見る
クエスト/ファミ通 吹雪を討つもの
クエスト/マガジン・鋼龍飛翔!
クエスト/嵐の棺


*1 ハンター大全やノベル版などの公式書籍より。
*2 店売りの打ち上げタル爆弾で破壊できる砂漠が推奨される
*3 一応、スキル「風圧【大】無効」で龍風圧は弱体化(風圧【大】に)する事が出来る。
*4 未知の樹海ではフィールドにもよるが一切段差の無い平坦な場所で戦わなければならないこともある。
*5 紅兜アオアシラなど一部の二つ名持ちモンスターは★5
*6 一応過去作でも前例はあり、MH4Gでは未知の樹海にて、稀に古龍のキリンイビルジョーに捕食対象として攻撃される様子が見られる。
*7 当たり判定が残り続ける物は使わず、一瞬だけ竜巻を発生させる
*8 スリンガー閃光玉や、空中怯みによる墜落が挙げられる。
*9 これは不動の装衣の特性と引き換えるリスクのようなもので、他のモンスターの多段攻撃でも同様の危険性はある。
*10 PS4版のみ
*11 プレイヤー全員が飛び降りた場合、追いかけてくるため強制的に寝床から追い出すことが出来る。
*12 もがくモーションの短縮は殆どの大型モンスター共通の仕様になっている
*13 この件について事前に不具合報告を行っていたユーザーへのサポートからの返信に、時期によっては不具合の存在を把握しており、修正へ向けた作業を行っている旨の記載があった模様。
*14 下記の古代樹の森を除く。
*15 「氷と炎のはざまより」クリア後に行けるようになる。
*16 モーションはアルバトリオンのバックジャンプ強襲に似ている。
*17 発動後に滞空する流れはオミットされた。
*18 他にドスバギィ・ウルクスス・ボルボロスが同率最下位となっている
*19 現在ではMH2の公式サイトそのものが消滅してしまったが、クシャルダオラに関して「弱点及び生態の詳細は生存者がいない故にそれを知る者はいない」という風に紹介されていた。
*20 この能力はあくまで効果に対象として選ばれないというだけで、すべての行動に対して無敵というわけではない。詳細はデュエマのwiki等を参照して頂きたい。
*21 いわゆるドス古龍骨格のモンスターに多く、テスカト種やオオナズチ、ヴァルハザク、イヴェルカーナ等が該当。マガラ骨格ながら龍鱗を持つネルギガンテ、逆にドス古龍骨格でも逆鱗のみ存在するアルバトリオンなど、例外も存在する