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アンナ
王子、報告にあった小屋が見えてきました。 魔物が暴れているというのはこの辺りのようですね。
クレア
──待って、みんな。なにか聞こえる。 これは……銃声?
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オ~ッホッホ! 最高ねぇ! アナタが作ったこの『ガトリング』とかいう銃は。
ゴブリン博士
光栄にございマス。 そちらは最新のねじ巻き式の機関銃デス。
その他にモ腕が変形して火炎放射器になるナド、 クイーン様の麗しき機械のボディーは、 多数の優れた機能を搭載しておりマス。
アンナ
……『クイーン様』? では、ゴブリン博士の傍にいるのは……!
メカゴブリンクイーン
ウフフ……来たわね、王子。 アナタたちが来るのを待っていたのよ。
……理由? そんなの決まってるじゃない。 死の淵から蘇った新しい私を見てもらうためよ。
ゴブリン博士
確かにクイーン様はかつて瀕死の重傷を負われタ。 ダガ、その不屈の精神とワタクシの改造手術にヨリ、 以前よりもさらに強く、美しく生まれ変わったノダ!
ケイティ
美しい……? 確かに凄い技術ですが、美しいかどうかは……。
ゴブリン博士
な、何を言ウ!? この洗練サレタ機能美が分からんとは──
メカゴブリンクイーン
──下がってなさい、博士。 野蛮な人間たちにワタシたちゴブリンの 崇高なる美的感覚が判るはずもないわ。
さぁて……覚悟なさい、人間たち! 私の快気祝いに相応しい、 無様な踊りを踊らせてあげるわぁ!
メカゴブリンクイーン
ウフフ……今日のところはこんなものかしら。 博士、引き上げるわよ。
兵士
ゴブリン軍、撤退していきます。
アンナ
皆さん、お怪我はありませんか?
クレア
はい、大丈夫です。 それにしても凄い技術でしたね。 身体の一部を機械にしちゃうなんて。
アンナ
ええ……ゴブリン博士の技術力は 日増しに高まっているようですね。
ケイティ
それに、ゴブリンクイーンが復活した今、 ゴブリン軍の情勢は再び変化していくはずです。
アンナ
今後もゴブリンたちの動向には、 注意を払う必要がありそうですね。 ……それでは皆さん、帰還いたしましょう。
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ルナール
──あ、あった! ね、王子? 言った通りでしょ?
アンナ
確かに、魔界のゲートのようなものが見えますね。 ……おや、ゲートの奥に人影が……!
ケイティ
──ッ! あれは、確か魔王親衛隊の──
クロコ
──竜将クロコだ。 覚えておいてもらオウ。
ゴライア
ケッ、なぁにが竜将クロコだ! テメエも誇り高き竜人族の戦士なら、 なんだって魔王の使い走りなんかしてんだヨ!
クロコ
……誰だか知らんガ、言葉は慎メ。 私は自らの意志で此処に来たのダ。 英雄と名高い王子の軍と一戦交エンとスル為にナ。
ゴライア
勝手な事言いやがっテ! コッチはいい迷惑ダゼ!
クロコ
……少し静かになっテもらオウカ。
──勇猛ナル魔王軍の戦士達ヨ! 己ガ武を存分に振ルイ、以て魔王様への忠誠を示セ!
オーク
うおおおおおおおっ!! 同胞よ、先陣を切れ! 王子の首級はオレたちの手で挙げるのだ!
ソーマ
ああっ! 王子、オークさんたちがこっちに向かってきます!
ゴライア
ったく、ビビってんじゃねえヨ! そんなだからお前ら人間は魔物どもに舐められるんダ。
クロコ
サァ……王子よ、見せテもらおうカ! 古今無双と名高き人間の英雄ハ、 鋼ヲモ貫く我ガ雷槍の閃きを如何スル!
クロコ
ウム……やはり強イ。 現し世の英雄との評判に恥じヌ強さダ。
いずれまた戦おウ。 暫し、さらばダ。
ゴライア
……フン、口ほどにもネェ野郎だゼ。
ルナール
……でも、さっきのクロコって人、 まだ本気を出してないみたいだったよ。
ケイティ
ええ……それに、魔王親衛隊の将が 自ら隊を率いて物質界に現れるとは……。
アンナ
魔王軍との戦いは 新たな局面を迎えようとしているのかもしれませんね。 今後も気を引き締めてまいりましょう。
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