叛逆の槍と覚醒の魔王/会話

Last-modified: 2020-04-21 (火) 15:21:21
ネタバレ注意
1:魔王軍の包囲網
1:開始時

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1:戦闘中

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1:終了時

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2:決壊戦線
2:開始時

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2:戦闘中

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2:終了時

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3:暗黒騎士の進む道
3:開始時

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3:戦闘中

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3:終了時

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4:王に迫る鋭刃
4:開始時

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4:戦闘中

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4:終了時

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4:終了後

レオナ

--救援は間に合ったようだな。

アンナ

本当に、ありがとうございました。
……しかし、被害は甚大でした。

レオナ

此度の侵攻には何か、裏があったように思う。
勿論、話してくれるのだろうな、シャディアよ。

シャディア

--助けられた分の礼はしよう。
真っ当な『人間』であれば死んでいただろう傷を、
治療してもらったのだからな……。

アンナ

……では、どうして魔王を裏切ったのですか?
それに、兄の、あなた自身の仇とは……?

シャディア

…………。

シャディア

裏切ったわけではない。
元より私の目的はひとつだけ。
魔王に復讐することだけだったのだ。
永遠に続くとも思えた私の旅は、この命の全ては、
魔王を滅ぼす為のものだった……。
王子、お前の先祖である英雄王に滅ぼされた、
千年戦争当時の魔王……。
その器として、身体を奪われたのが、私の兄だった。
幸いなことに、私の兄の身体は既に解放されている。
英雄王の剣によって、死という形でな。
だが、私はあの魔王を、私達兄妹の
運命を狂わせた奴を許すことなど出来ない。
器との血の繋がりから魔王の力の余波を受け
不死となった私は、現世に至るまでの間、
奴に真の滅びを与える機会を求め続けたのだ……。
そしてその、唯一の機会こそが今だったのだ……!
ケラウノスによる呪縛を脱し、
真の力を得るまでの短い期間に陥る。
魔王の力が乱れる状態……。
だが、私は失敗した。もはや、奴を止める手はない。
……私は、世界を終わらせる、
その引き金を引いてしまったのだ……。
……何だ、どうした王子。
…………正気か?
私と共闘する……その意味が分かっているのか?
仲間を利用し、使い捨てた瞬間を、
魔王に背後から斬りかかった瞬間を、
お前は一番近くで見ていたはずだろう。

レオナ

……諦めろ、こいつはそういう男だ。

アンナ

はい、そしてその選択を間違えたことの無い方です。
私は王子を信じます。

シャディア

…………呆れた連中だ。
千年戦争時代の人類より愚かだぞ、お前達は。

アンナ

反発する方はいるかと思います。
しかし、偶然か必然か、そうして仲間を増やし、
戦い続けてきたのが私達ですから。
戦力の再編成を終えた後、
シャディアさんと共に出陣の準備をいたしますね、王子。
魔王が真の力を得る前に、彼の者を倒さなくては……!
5:裏切りの将を巡って
5:開始時

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5:戦闘中

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5:終了時

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6:躍進のゴブリン大行進
6:開始時

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6:戦闘中

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6:終了時

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7:復讐の騎士の残滓
7:開始時

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7:戦闘中

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7:終了時

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8:氷下に眠る神戦の地
8:開始時

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8:戦闘中

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8:終了時

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9:魔王の覚醒
9:開始時

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9:戦闘中

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9:終了時

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9:終了後

白の皇帝

--成る程、あの地に満ちていた神の力の残滓、
魔王ガリウスはそれを吸収したということか。

アンナ

……真の力を取り戻した魔王はもはや、
我々を脅威とは見なしていないのかもしれません。
あくまで魔王の目的は物質界の破壊。
その障害とならないなら、
殺す価値すらないと思っているかのようです。

白の皇帝

……腹立たしい話だな。だが、むしろこれは好機だ。
こうして策を練る時間が得られたのだからな。
それに『可能性』があると言ったそうだな、シャディア。

シャディア

……あぁ。だが、あくまで可能性だ。
ただの徒労に終わるかも知れないし、
そも、私が嘘をついているかもしれないぞ。

白の皇帝

……ふん、知ったことか。
何よりこの男は、もうお前を信じる気でいるようだぞ。

シャディア

…………どこまでも馬鹿な男だ。
分かった、ならば聞いてくれ。

シャディア

魔王は魔界の各地に点在する、
ある種の『力』を探している。
私自身も、魔王の命を受け、
これまで、密かにその『力』の調査をしていた。
それが物質界の破壊に必要だったのか、
あるいは別の目的だったのかは分からない。
だが、それらを集めれば……。
あるいは、魔王を凌駕することが出来るかもしれない。

アンナ

魔王を倒せる希望があるのなら、
それがどんなに僅かな可能性であれ、
賭ける価値はありそうですね……。

白の皇帝

これまで分の悪い賭けを繰り返してきたのだろう。
この男にとっては、いつものことだ。

シャディア

……人間は、何千年経とうと愚かなままなのだな。
少しだけ、懐かしい気分だ。
王子よ、この共闘関係は魔王を倒す為のものだったな。
ならば、これからもお前に協力させてくれ。
人間として生きる道など、とうに諦めていたが……。
お前たちの歩む世界を、見てみたくなったぞ。

アンナ

王子が諦めない限り、私達も諦めたりはしません。
必ず、魔王の軍勢からこの世界を守り抜きましょう。
これからもよろしくお願いしますね、王子。

シャディア

--この世界はお前の物ではない、か。
無謀なところといい、あの言葉といい、
少しだけ兄を思い出してしまったよ、王子。

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