神獣四神降臨

竜吉公主

ここが四神の眠っていた地よ。
みんな、気を引き締めてね。

バシラ

何だか神聖な空気を感じます……。
ん？ 中央にある大きな石は一体……？

太公望

あれはこの地を守護する要石ですよ、バシラさん。
試練を突破するなら
要石が破壊されないように守り抜く必要があるのです。

竜吉公主

ぼーちゃん！ 来ていたのね。
それで戦況はどうなっているの？

太公望

先程まで四神の力を狙う邪仙との戦闘がありました。
どうにか退けたものの、
私達も戦力を削られて暫く動けそうにありません。

アンナ

四神を放置すれば、
また邪仙が四神の力を狙って侵攻してきます。
その前に試練を突破しなければなりません。

竜吉公主

そういうことね！
さぁ行くわよ王子。
試練なんて軽々突破しちゃうんだから！

屍解仙

(――カッカッカ！
やはりこの地に来おったか、王子。
わしが放った道士の情報通りだったわい)

(何も真っ向から四神と相対することはない。
獣と戦う王子共を背後から襲えばよいのじゃからな)

(機を見てキョンシーを向かわせるとするか。
四神の力とやら、わしが貰い受けようぞ！)

妖虎はHPが減ると、
移動速度が大幅に上昇します。

屍解仙

……ちィッ。先を越されたか。
まぁよい、四神の力なんぞくれてやるわ。
王子、次は覚えておれよ！

アンナ

屍解仙、及びキョンシーが撤退していきます。
何とか四神の試練を突破できたようですね。

竜吉公主

すごいわ王子！
さすがは私が見込んだ親友よ！

太公望

言い伝えに違わぬ強力な力の持ち主でした。
……一時はどうなることかと思いましたが。
我々の勝利、ですね。

バシラ

あれ？ 王子の周りに宝珠が浮かんでます。
とても綺麗な色をしていますが……。

アンナ

少し心配ですね。
王子、何ともありませんか？

王子

…………(こくり)

竜吉公主

ふふっ、大丈夫よ。
それは四神からあなたへの贈り物だから。

詳しいことは帰ってから話しましょう？
それで良いかしら、アンナ。

アンナ

わかりました。
それでは、王国へ帰還しましょうか王子。
四神の試練、お疲れさまでした。

竜吉公主

……ほんっと疲れたわ。
きっと、久しぶりに外出したからね。
私は部屋で研究しているのが性に合ってるのよ。

まぁ、一番頑張ってくれたのはあなたよね。
私からもお礼を言わせて。

神仙郷もようやく落ち着きを取り戻したわ。
四神の力の行先が気になってたようだけど
あなたと知って皆も安心したみたい。

ところで、あなたの周りに出現した宝珠。
あれを見せてもらってもいいかしら？

――うん、間違いないわ。
それは四神の加護を受けた宝珠よ。

そう、あなたが四神に認められたから
各々の力を宿した宝珠を手に入れることが出来たの。

私ですら、ううん、
他の誰も見たことがない宝珠よ。

伝承だと……この宝珠を持って戦場に出けば
四神の加護を受けることができる、らしいわ。

まさか伝承にある四神の加護を授かるなんてね。
むー、どんな加護なのかしら？
個人的にすごくすごーく興味があるわ！

そういえば、四神の試練を乗り越えた者は
四神の長ともいわれる 『黄龍』 も
力を貸してくれる、ともいわれているの！

きっとあなたの強い力になってくれるはずよ。
四神の力を借りる時は、
称号を 『四神の試練を越えし者』 に変更してみて。

それじゃ、
私は報告も兼ねて神仙郷に戻るから。
助けてくれてありがとね王子！