雷竜クロコ降臨/会話

Last-modified: 2024-03-28 (木) 17:26:28
ネタバレ注意
導入
――工業都市奪還作戦、終結後

ドワイト

……以上が、被害状況の報告です。

白の皇帝

…………。
……分かった。下がれ。

ドワイト

はっ!

レオナ

…………。

ディアナ

…………。

アンジェリーネ

……揃いも揃って、
いつまで「いかにも何か考えてます」
みたいな顔して黙っているつもりなのかしら?

レオナ

アンジェリーネ様、お言葉が過ぎます……!

アンジェリーネ

黙っていれば、
臣民が冥界から帰って来るとでもいうの?

レオナ

それは……っ。

アンジェリーネ

悩む時間があるなら、
今できることを考えなさい。
負傷者の救助に手は足りている?
竜将クロコが使おうとした力の分析は?
ハイドースの儀式が何を意図したものかの調査は?
偉そうな顔して黙ってるだけなら、
白の帝国なんて早々に解体した方が良いですわね。

マルゴット

(止めなくて、良いんですか?)

マリカ

(大丈夫大丈夫。
あれは止めなくて良い時のアンジェリーネ様なので)

レオナ

…………そう、ですね。
嘆いても被害が軽減されるわけではない。
私たちが指示をしなければ、兵も動けないのですから。

レーヴ

――あ、あの、その件でご報告が。

白の皇帝

王国の書記官か。
今は何でも情報が欲しい。言ってくれ。

レーヴ

は、はいっ。
ジェニーさんに協力してもらって、
竜人関連の古い記述を総当たりしてみたんです。

ジェニー

古の時代――人が今の時代ほど力を得ていなかった頃。
自然現象そのものとも言える、ドラゴンがいた。
今の時代の竜人たちに繋がる、
祖たる竜神が生み出した、最初のドラゴンたち。

レーヴ

クロコが渇望しているのは、
おそらくそのドラゴンの中のひとつ、
名前すらも残されていない、雷竜になることなのではと。

レオナ

……そんなことが可能なのか?
人間が神を目指すのに等しい行いだろう。

レーヴ

そのために、クロコは
ハイドースに協力していたのかもしれません。

ジェニー

生命体の魂や、各地の古代の遺物の力、
そういったものを集めて、
自分の力に変えていっているのかも。

レオナ

……古代の雷竜、か。
対抗策が必要だな。

白の皇帝

王国では、以前に夢の中で
ありえざる戦いの再現を試みていたな。

レーヴ

は、はい。
クロノシア様のご助力で……。

白の皇帝

王子、協力を頼みたい。

王子

…………(こくり)

白の皇帝

レオナ、都市の復興と同時に、
軍主力での演習計画を立てろ。
次の戦いで、クロコがその力を使ってこないとも限らない。
俺たちでできることを、可能な限りやっておきたい。

レオナ

はっ!

ルークス

弔い合戦の予行演習とは、腕がなるな。

ドワイト

帝国兵全体の士気もあがることでしょう。
士気の高さはそのまま、
攻撃にも防御にも繋がりますから。

白の皇帝

…………。
……それから、アンジェリーネ。

アンジェリーネ

…………?

白の皇帝

……感謝する。
先ほどの激励は、効いた。
『雷竜クロコ降臨』では、
帝国ユニットの攻撃力、防御力が上昇します。
さらに帝国ユニットの出撃コストが減少します。
神級EX
開始時

クロノシア

――それでは、始めます。
レーヴちゃん、タイミングをあわせてください。

レーヴ

はいっ、こちらは大丈夫です!

クロノシア

ここから先は、夢の中に再現された戦場。
その中で戦う皆さんからすれば、現実そのものの光景です。
痛みも、恐怖も、記憶も、
すべてが本物のように感じられるでしょう。
ここが夢だと、気付けないほどに。

レーヴ

……記憶を再生します。
工業都市奪還戦直後、竜将クロコを退けた時から――



クロコ

――その力は、怒りカ。
ソレホドまでに大切な民ナラバ、
鳥籠にデモ閉じ込めて、飾っておけばいいモノヲ。

白の皇帝

その口、二度と利けぬようにしてやろう。
まさか逃げるつもりはないだろう?

クロコ

然り。こちらにも退けぬ理由がアル。
いずれ終焉ヲ迎えるコノ大地で、
竜神の血を残すタメに――

竜人戦士

オヤメください!
クロコ様、今のお身体デハ、
雷竜の力に耐えきれマセヌ!!

クロコ

構わヌ。
遥かな高みに至ろうと言うノダ、
この命ナド、とうの昔に捨ててイル。

白の皇帝

その言葉、撤回できぬものと思え。
行くぞ、竜将クロコ――!!
戦闘中
雷竜クロコが生み出す飛翔する雷棘は
拠点に向かわず、
撃破数に含まれません。
また、遠距離攻撃で破壊が可能です。
 
雷竜クロコを撃破すると
以降、飛翔する雷棘は
生み出されません。
雷竜クロコ変身時

クロコ

雷ヨ、真なる雷霆ヨ、
今こそ我が身を貫きタマエ!!

アーニャ

竜神の祖、最初のドラゴン……。
あれが、あの姿が……?

ヴルム

全然力の制御ができてないみたいだけどね。

エルドラ

むしろ制御できてない力の方が怖いですわ!
王子さま、気をつけてくださいな!
終了時

クロコ

…………ここ、まで、か。

ハルモニア

クロコ様……いえ、竜将クロコ。
なぜここまでして、雷竜を目指すのですか。

クロコ

ハルモニア、カ……。
竜ナラザルお前ニハ、理解ナドできまい……。
何かヒトツを過てば……世界ナド容易く滅ぶ……。
人の世は終わる……ダガ、竜人、ハ――

白の皇帝

……トドメは必要か?

クロコ

不要、ダ。
竜の世に、情けナド必要ナイ……。
…………。

白の皇帝

…………。
……いずれ、現実でもこうしてやろう。
人の世は終わらない。
犠牲になった者たちの名は、
未来永劫、この地の子どもたちに語り継がれるのだから。
超級
戦闘中
膨らんだ状態のボムリザードマンは
倒されると自身の周囲に
ダメージを与えます。
 
ボムリザードマンは
一度でも攻撃を行うと
身体がしぼみます。
超極級
戦闘中
雷竜クロコの分身が生み出す
飛翔する雷棘は拠点に向かわず、
討伐数に含まれません。
また、遠距離攻撃で破壊が可能です。
 
雷竜クロコの分身を撃破すると
以降、飛翔する雷棘は
生み出されません。

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