魔王の迷宮/会話

Last-modified: 2016-06-11 (土) 03:08:11
ネタバレ注意
あらすじ
ある日、偵察の途中で 魔物に襲われていた少女を助けたところ、
彼女はかつて魔物の居城となっていた 迷宮を調査しているという・・・。
「……その強さを見込んで、お願いがあるのです。
 私と一緒に魔王の迷宮に行ってほしいのです!」
1:古戦場での出会い
1:開始時

魔物

ゲギャギャ……ッ!!

???

迷宮に行き着く前に……。
ここまでなのです……。

アンナ

王子! 魔物に襲われている方が……!
急いで助けましょう!
1:終了時

???

助けていただいて、
ありがとう……なのです。
あなたたち……強いのです……。
……その強さを見込んで、お願いがあるのです。
私と一緒に魔王の迷宮に行ってほしいのです!

アンナ

魔王の迷宮!?
確かに現在魔物は復活していますが、
その根源たる魔王は女神アイギス様の
御力により封印されているはずです。
その魔王と何か関係が……?

アイギス

それについてはきちんと私の口からお話しする
必要がありますね……。

アンナ

アイギス様……!

アイギス

魔物が復活したのは、長い刻の中で私の力
が弱まったことにあります。
今では魔王を封印した体からも引き離され、
力はほとんど残っていない精神体……。
あの時、魔王を封印したのは確かです。
しかしその封印がどうなってしまっているのかは
今の私の力では……申し訳ありませんが
わからないのです……。

アンナ

封印された魔王と復活した魔物の関係が
なにかわかるかもしれません。
旅のお方、私たちも魔王の迷宮の探索に
ご協力いたします。
ひとまず詳しい話は王城でお話ししましょう。
1:終了後

ポーラ

私はポーラ。魔物がはびこるこの世界を救うために、
ダンジョンを探索する予定だった……冒険者の見習い
なのです……。
私が組んでいたパーティーで探索しようとしてたのは
かつて魔物の居城となっていた場所で、「魔王の迷宮」と
よばれてたです……。
でも、行き着く前にパーティーが壊滅したです……。
王子様、改めてお願いなのです。
封印された魔王と復活した魔物の関係を調べるため、
迷宮を探索するなら自分も同行させてほしいのです……。
世界を救おうと誓った仲間のためにも……!
迷宮の入り口の場所はすでに調べがついてるです!
戦闘になったら、自分の魔法でサポートするです。
やってやるです……!
2:迷宮の入り口
2:開始時

ポーラ

魔王の迷宮への入り口は、ここなのです。
でも、ここから先がどうなるのかは
わからないのです……。

アンナ

王子、さっそく敵がこちらに向かってきています。
戦闘の準備を!
2:終了時

アンナ

探索はまだ始まったばかり。
気を引き締めて参りましょう。

ポーラ

えっ。この大人数で、いくのですか……?

アンナ

はい。軍を率いて敵を迎え撃ちます。
……どうかされましたか?

ポーラ

そ、そうなのです……?
私たち冒険者の探索とは少しちがうのです……。
(移動するにも大変そうなのです……)
3:邪悪な加護
3:開始時

アンナ

あれは……。

冒険者

お、ポーラ! あ? そいつらは?

ポーラ

私たちに協力してくれるのです。
それより、何をしてるのです?

冒険者

あぁ、ここのフロアは遠距離攻撃をしてくる
魔物が生息しているんだが……。
俺らのパーティーにはヒーラーがいねぇ。
一方的に受けると回復できねぇから
立ち往生してんだよ。
それに、なんだかこのフロアから
魔物が強くなっている印象がある。
逃げ帰ろうにもどこから攻撃が飛んでくるか
わかんねぇから、動くに動けやしねぇ……!
3-1:戦闘中

兵士

報告! 敵が接近してきています!

アンナ

王子、迎撃の準備を。

冒険者

あわわわ……。
きたぁあ……!!
3-2:戦闘中

アンナ

心なしか敵の射程距離が長くなっているような
気がします。
さながら、魔王の加護といったところでしょうか。

冒険者

おい、魔物はあっちにくぎ付けだ。今のうちに行くぜ。
あばよ! 先に行くぜぇ!

ポーラ

えっ……?
あ、あの人たち……!
3:終了時

アンナ

魔物の撤退を確認しました。
あの冒険者たちは先に向かったようですが、
大丈夫でしょうか……。

ポーラ

あの人たちは、どんな危険なダンジョンに潜っても
生還してくるベテランなのです。
ただ、常に金欠なのです。

アンナ

彼らのパーティーにヒーラーがいないと
言っていましたし、恐らく回復薬の購入費かと……。
ひとまず次のフロアにいきましょう。
4:闇が棲まう迷宮
4:開始時

アンナ

王子、敵です!
迎え撃ちましょう!
4-1:戦闘中

アンナ

あれは……、サイクロプス!
王子、気を付けてください。
あの巨体から放たれる一撃は危険です!
4-2:戦闘中

アンナ

あの影のような魔物、もしかすると……。
……あの姿から察するに、残留している
魔王の力によって生み出された
分身のようなもの、でしょうか……。
4:終了時

ポーラ

あの影……、この迷宮に侵入したものを
排除するために襲ってきたのです……?

アンナ

そうとも考えられます。
この迷宮の秘密を護る防御システムの
ようにも見えました。
正体を知るためにも、
先に進む必要がありそうですね。
5:迷宮深部
5:開始時

アンナ

徐々に魔物が手強くなってきています。

ポーラ

ということは、最深部に
近づいてきてるかもなのです……。

兵士

前方に敵が迫ってきています!

アンナ

やはりそう簡単には通してくれそうにありませんね。
王子、撃退いたしましょう!

ポーラ

(もしかして出てくる敵全部倒すのですか……?)
5:終了時

アンナ

結構進んでいると思うのですが、
魔王の影が現れませんね……。

ポーラ

……もしかして、道を間違えてしまったのです……。

アンナ

ポーラさん。
ここはひとまず引き返して、通ったことのない
道を調査するというのはいかがでしょうか。

ポーラ

このまま手がかりがないよりは、そっちがいいのです。

アンナ

それでは王子、一旦引き返し、
ルートを再編いたしましょう。
6:無形の魔物
6:開始時

アンナ

それではここから探索を開始しましょう。

兵士

前方に敵! こちらに向かってきます!

アンナ

さっそくですか……。
王子、戦闘の準備を!
7:生命の木
7:開始時

アンナ

あそこにあるのはもしや「生命の木」でしょうか?
「生命の木」は周囲の味方ユニットを
回復することができる効力があると聞きます。
あ、先客の方がおられるようですね。
この迷宮内を一人で探索しているなんて……。

シャルロット

あら? あなたたちも冒険者?
アタシは魔法剣士のシャルロット。
自分の腕試しのためにパーティーを組んで
このダンジョンを探索していたところですわ。
パーティーの仲間たちとはぐれてしまったので
ちょうどここにある生命の木を見つけて
一休みしていたところですわ。
……さて、体力も回復したことですし、
パーティーと合流しないといけませんから、
アタシはこれで行きますわ。

アンナ

私たちも少し休憩いたしましょうか王子。

兵士

敵襲! 敵襲!
戦闘の準備を!

アンナ

どうやらゆっくり休んでいるわけには
いかないようですね。
7:戦闘中

冒険者

おい、あいつら魔物と戦ってるぜ。
まさか……、あいつら生命の木を独り占めしよう
ってんじゃ……! そうはさせるか!

アンナ

あれは……。
冒険者の方々! ここは危ないですから
下がってください!

冒険者

うるせぇ! 独り占めしようったって
そうはいかねぇ!
生命の木は俺たちのものだ!
7:終了時

アンナ

終わりましたか……。
冒険者の人たちはどこかへ行ってしまわれたようです。
行方が気になりますが、ここは先に進みましょう。
8:耐魔の獣
8:開始時

アンナ

随分と深い場所まできましたね。
王子、一度休息を……。

魔物

ギャギャ……ッ!

ポーラ

魔物です……!

アンナ

素直に休ませてはくれないようです。
王子、戦闘の準備を!
8:戦闘中

ポーラ

あの魔物は……!?

アンナ

恐らくあれは、幾多の魔物を魔法の力で合成させた、
キマイラと呼ばれる強大な力を持つ魔物でしょう。
放たれる攻撃は強烈で、魔法攻撃にたいして
耐性があると言われています。
魔王の加護によって耐性も増しているでしょう。
王子、攻撃を仕掛ける際にはご注意ください。
8:終了時

アンナ

キマイラも現れたとなると、
最深部が近いのかもしれません。
今後、更なる困難が推測されます。
注意して進みましょう。
9:魔王の兆し
9:開始時

アンナ

ここは……。
……なにか背筋が凍るような殺気が感じられます。

ポーラ

私もここ……、嫌なのです。

兵士

報告! 何者かがこちらに向かってきます!

アンナ

やはりですか。
王子、参りましょう!
9-1:戦闘中

冒険者

か、体が……ッ、勝手に……!!!

シャルロット

なんですの……?
体が、勝手に……!
みなさん、逃げてください!
アタシこう見えて強いから危ないですわ!!
……!
勝手に魔法剣も発動してしまいましたわーっ!!!
どうなってますのー!
9-2:戦闘中

アンナ

先ほどの不可思議な現象、
魔王の影の仕業なのでしょうか……。
9:終了時

シャルロット

やっと解放されましたわ……。

アンナ

教えてください、何があったのですか?

シャルロット

何があったというか、操られる前に遠くから
「王子を倒せ」と声が聞こえましたの。

冒険者

俺たちもだ!

アンナ

みなさんが聞いたという何者かの声……。
この迷宮の探索を快く思わないものの仕業と
考えると、魔王によるものではないかもしれません。

ポーラ

なにか得るものがあったです?

アンナ

はい。魔物の復活について情報を得ることが
適わなかったのは残念ですが……。
封印されていると思われていた魔王の
存在については確証を得ることができました。
これだけでも大きな収穫です。
今回得られた情報を元に、王国内でも
調査を続けるべきでしょう。
10:未知の領域
10:開始時

アンナ

これまで通ってきた場所とは明らかに
空気が違います。恐らくここが最深部でしょう。

魔物

ゲギャギャ……! コノ迷宮カラ王子ヲ出スナ。
アノ方ノ声、聞コエタ……!
ココニ住ム俺タチノ仲間ゼンブデ、
オ前タチ、皆殺シニスル……!

アンナ

王子、おそらくこれが最後の戦いとなります。
困難な戦いになることが予想されます。
全ては王子の采配に任せます。
戦闘のご指示を……!
10:戦闘中

アンナ

影が実体に近づいている……。
おそらくこれまでよりも、さらに強力な影になります。

ポーラ

王子、ここが正念場なのです……!
10:終了時

アンナ

無事に勝利することができましたね。
先ほどの魔物も話していました「あの方」ですが、
なにか力を持つ存在が探索を妨害しようと
しているのは明らかのようです。
その存在に対して今後、
警戒をする必要がありそうです。

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