ES-268

Last-modified: 2024-03-22 (金) 14:48:58

親愛なる日本の同志たちへの警告:これはまだ英語版です。←案ずるな。手は打っておいた。

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愛称無限の空の大擁護者
分類迎撃機/核爆撃機
設計者エストレクトィア
運用開始1963
生産数782

概要

1954年、エストレクトィア統帥機関は補給を行うことなく正中洋全体を超音速でパトロールできるほどの航続距離、そして最高速度マッハ2にのぼる高速度を両立した「大型迎撃機」を発注した。
政府のイスに腰かける多くのカタブツどもはこれを「ばかげている」「建造難易度が高すぎる」として却下・無視したのであるが、なんと3年後の1957年、これを請け負うという企業が名乗りを上げた。シア地方のチョルエザヴィア市に本社を置く民間企業、フィエスラー社である。
当時としては珍しく、フィエスラー社は直接政府に契約書を突きつけた。フィエスラーはかつての戦争において輸送機や爆撃機を大量生産したという歴史を持つエリート企業ではあったが、近年は電子機器に注力しているということもあり、政府の反応は懐疑的であったともいう。
とはいっても、状況は逼迫しており、政府には受けてもらう以外の術はなかったのである。

フィエスラーが本土において特段大きい企業であるかといえばそうではないが、当社はチョルセサヴィアという孤島*1における産業の大半を支配する。フィエスラーはこれを巧妙に利用した。
デザインだけつくっておいて、制御・エンジン・レーダー以外のすべてを外注したのである。
ちなみに、フィエスラーが政府に働きかけたのは完全なる真心からではない。政府のプロジェクトを手伝うということで、まず政府からは莫大な援助がいられるであろう。これがフィエスラーが本土において台頭する*2ためのベース資本となるだろう、という寸法である。

フィエスラーが外注した企業たちは将来の莫大な資産と技術提供を保証されており、これが島の収入の10%もの額がつぎ込まれるこのプロジェクトへの最大のモチベーションであった。


機体のエンジン:「GIGANT-59」と名付けられたそれはまさしく巨大であった。中に軽トラックが入るレベルである。
フィエスラーはジェット機時代に航空機開発をした経験はないが、外部からのリバースエンジニアリングとIT企業特有のお得意のコンピューティング技術により設計過程は最適化されていたこともあり、プロジェクトは続行された。

機体は1962年には完成していたが、レーダーの開発に少々時間がかかったため、最終的な完成は翌1963年を待つことになる。

この機体はエストレクトィアでもっとも巨大で、かつもっとも重い迎撃機として今だかつて破られざる記録を有するのにも関わらず、戦闘機を含む当時の量産型機としても最速の部類に入っていたというマンモス機である。
そのサイズにより、この機体は核兵器の搭載が可能であるとされた。このコンセプトが後のCS型である。このCS型は当国核戦略の槍先とも言える傑作機体となるまでに至った。

防衛用の機体が攻撃用に変わったのである。

いまだに現役の航空機ではあるが、迎撃機仕様は空軍のチョルセサヴィア地方軍にのみ就役しており、残りはすべてCS型(核爆撃機仕様)である。

仕様(ES-268B)

翼幅:22.7 m
全長:31.5 m
全高:6.5 m
翼面積: 236.5 m^2
最高速度:2782 km/h*3
上昇限度: 16300 m
空虚重量: 14330 kg
全備重量: 27642 kg

派生型


主要生産型

  • ES-268A:原型
  • ES-268B:巡航ミサイル6発搭載可能な迎撃機
  • ES-268CS:核装備型

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Tag: 機体 ES


*1 チューリップ・マルカヴィア沖の小島
*2 特にラジオ技術
*3 標高13000メートル