ただのボールをぽいぽい投げて攻撃する。この系統の武器はDigbyでも使用できる。
投げられたボール(弾)は床をバウンドしながら直進し、敵や壁に当たると跳ね返る(跳弾能力)。
射程は総じてハンドガンと同程度。なぜか大抵の銃器に勝る威力を発揮するが、共通して命中精度が低いのが難点。
遠くからだと空中の敵に当てづらかったり、バウンドのせいで小さい敵や壺の上を抜けることがある、弾道が分かりにくいといった点もマイナスか。
爆弾などボールのように放り投げて使う武器もここで解説する。
Tennis Ball
テニスボール。連射の速さが特徴。
とはいえ早速命中精度は不安定、連射速度の割には弾数も少ない。マシンガンのような感覚で投げまくるとすぐ底をつくので注意。
その分威力はマシンガンよりはるかに高い。どころか大半のハンドガンよりも強い。
- v1.6の更新で、威力が18から26に上方修正された。
Billiard Ball
カラフルなビリヤードのボール。投げるごとに違う色のボールが出てくる。
威力は小さいがさらに高速の連射が可能。またボールでは唯一、部屋の端から端まで届く長い射程を誇る。
ただし命中精度はさらに低下。遠距離の敵にはほとんど当たらず、Luisでもなければ長射程は大体持ち腐れになる。
さながらボール版Minigan。本物のMiniganよりも高威力だが弾数は少ない、というのはTennis Ballと一緒である。
- v1.6の更新で、威力が8から10に上方修正された。
Basket Ball
バスケットボール。Grenade Launcherに匹敵する威力が魅力。ボールだぞ?
反比例して連射速度は低下しているが、それでもある程度の連射は充分可能。
ボールの中では威力と手数、弾数のバランスが取れている方と言える。ただ命中精度はまだ微妙なので、やはり中近距離での使用が望ましい。
- v1.6の更新で、威力が26から35に上方修正された。
Bowling Ball
ボウリングのボール。さすがにこれは投げずに転がす。
単発火力はBig Grenade Launcher以上と見事だが、連射がまるで利かないところもBig Grenade Launcherと一緒だったりする。
Classic版では敵の体内で上手く連続反射させてボス敵をも瞬殺したり、壺を貫通する能力もあったりしたのだが、今作ではそれらは全てオミットされている(前者は当然の処置だろうが)。
射程も短いため跳弾そのものにも期待しにくく、単に一発が重いだけの無個性な武器になってしまっているというのが正直なところ。
それなら適当なショットガンでも使った方がまだいくらか連射できる分普通に強い。無理に使うことはないだろう。
- v1.6の更新で、威力が54から58に上方修正。弾速が20%向上した。
Poison Apple
ネタ武器。かの白雪姫が食したことで一躍世界規模のネームバリューを獲得した毒リンゴ。
毒リンゴだけにぶつけた相手を毒状態にできる。その分威力はボールとしてはやや低く、連射速度もBasket Ballと同程度。
そもそも弾数が少なくあまり無闇には投げられないのだが、例え毒込みでもこの威力で出し惜しみをしなければならないのは少々辛い。後述のRotten Tomatoが羨ましくなる。
跳弾で複数の敵への毒の付与を狙ってみるか、ピンポイントで毒のみを目的としたサブウェポンと割り切るか。
- v1.6の更新で、威力が19から22に上方修正された。
- Corldeliaのセリフの元ネタは「An apple a day keeps the doctor away(1日1個のリンゴで医者いらず)」という、リンゴの栄養価の高さを謳ったイギリスのことわざ。
こっちのリンゴは毎日食べるとむしろ医者が必要になる。それとも葬儀屋か。
Bomb
クラシックな丸い手投げ爆弾。
投げると一般のボールと同様に弾みながら転がっていく。敵に当たるか時間経過で爆発する。
威力は大半のグレネードランチャーと比べると若干落ちるが、連射は爆発武器としてはそこそこ利くのがこちらの長所。
とはいえボールとして見ればだいぶ遅く、また弾数もかなり少ない。Poison Appleの爆発版といったところ。
使うなら集団相手に、爆発による範囲攻撃をしっかり活かして戦いたい。
グレネードランチャーとの違いとして、壺に当てた場合は爆発せずにダメージだけ与えて跳ね返る。
また壁や壺で跳ね返った後に時間経過で爆発すると、反射の回数分だけ爆発のダメージも減ってしまう。変なところにまで律儀に跳弾属性が効いている模様。
ダメージの計算違いに気を付けること。直接敵に当てることを意識していればそうおかしなことは起きないはず。
- v1.3.1現在、この武器はAce of Diamondの対象外となっている。
- v1.6の更新で、威力が24から30に上方修正された。
Hand Grenades
手榴弾。Bombと同様投げるとバウンドしながら転がり、敵に当たるか時間経過で爆発する。
だが射程はこちらの方が若干長い(部屋の端から端の2/3程度)。
また弾み具合が小さいため背丈の低い敵にも当てやすい、跳弾能力を持たず壁や壺にぶつかった際にも爆発するなど細かい点でBombとの違いが多い。
威力はBombよりさらに低く爆発も控えめだが、使い勝手はいい方と言える。こうなると弾数が物足りなく感じてくるが、そこは値段相応ということで。
Sticky Bombs
リモコン爆破機能を備えた爆弾。BOSSのデフォルト武器。
投げて床に落ちると、跳ねることなくその場に設置される。ここで武器切り替えキーを押すと、設置したものが一斉に爆発する。
一度に床に出しておける数は7個まで。その状態で8個目を投げると、最も古いものが自動的に爆発する。
他にも投げて敵に直接命中させると即爆発する(床に落ちたものに敵が触れた場合は爆発しない)、設置したものに他のSticky Bombsの爆風を当てると誘爆するといった特徴がある。
広義では手投げ爆弾ひいてはボールに属するが、その実今までにない仕様の武器。設置式という点ではThumbtacksなどの方がまだ近いが、それでも使い方は全く異なる。
単純火力も爆弾としては最弱である。この武器を上手に使いこなすには相応の知識と工夫が必要と思われる。
ちなみにGlass Eyeがあると、投げて床に落ちた爆弾が自ら敵の方へ這いずっていく。
- まず起爆スイッチが武器切り替えキーである、つまり起爆後は必ず武器が切り替わる点に慣れる必要がある。
1個ずつ投げては起爆しているとその度にセカンダリ武器に替わってしまい、操作が非常に煩雑になる。
ならセカンダリ武器無しでいけばいいのでは? となりそうだが、Sticky Bombsは単品でいつでも誰とでも戦い抜ける武器ではないのでセカンダリ武器による補助は外すに外せない。 - ではどうするのか? まとめて投げてからまとめて起爆すればいいのである。
敵が寄ってくる前にその場から投げられるだけ投げ、爆弾の上まで来たところで起爆。これなら武器切り替えの手間を格段に減らすことができる。
敵が自分に向かって密集しつつあるところを多重爆発に巻き込めるのでダメージ効率も良い。特にチャレンジルームでは、敵の出現までのタイムラグがあるので容易に仕込みを行える。
部屋の各種にある壺を壊す時も、各所に1~2個ずつ爆弾を置いてから一斉起爆という方法が効率的。いかにも破壊工作らしいムーブでもある。 - 敵との距離が狭まってきたらそれを引き連れつつ、空いているスペースに再び爆弾を並べては起爆する。
ただBOSSは移動がさほど速くないため、上手く逃げられず追い詰められてしまうことも多い。早めに医務室で強化しておくと安定して実行できるようになる。
または強力なセカンダリ武器に持ち替え、逃げるのに邪魔な1体だけでも手早く倒し突破口を作るかである。 - 狂信者など距離を置きたがる敵も、敵のそばに爆弾を重ね置きして起爆を繰り返せばよい。
いずれの場合も、起爆したら再度切り替えキーを押してSticky Bombsに戻すことを忘れないこと。 - 棚など敵が手出しできない高所があれば、そこに陣取って上から爆弾をばらまき続けるのが確実。これも爆弾魔しぐさ。
- 前述の通り、根本的に火力がないため硬い敵はどうしようもない(特にボスやChunks)。素直にセカンダリ武器を併用した方が早い。
また立方体や心臓などの点滅する敵は、点滅中は爆発を無効化するのでこれも要注意。起爆のタイミングをよく計るか、面倒ならこれらもセカンダリ武器に頼ってしまおう。
Sticky Bombsは(というより、爆発武器全般は)集団戦がメインと捉えること。
Jack-O-Lantern
ネタ武器。ハロウィン向けに加工したカボチャ。
仕様はほぼBombと一緒。つまり爆発する。How festive!
違いは爆発に炎上の追加効果がある点。他は爆発の範囲から値段・威力・弾数と、何から何までBombと同じである。
ちなみにこの爆発は、壺を炎上させることができる。
Dragon's Mouthの例からすると、爆発に付随する炎上付与のみ壺にも効果があるものと思われる。
- v1.3.1現在、この武器はAce of Diamondの対象外となっている。
- v1.6の更新で、威力が24から30に上方修正された。
Poison Potions
毒薬入りのガラス瓶。毒薬が無駄にカラフル。
投げつけてぶつけるのは他のボールと一緒だが、敵や床に着弾すると跳ねることなくそこで割れる。このため他のボールと比べて射程がかなり短くなっている。
また割れた際に中の毒薬が飛び散り、周囲の広範囲にいる敵全てを毒に侵す。
ただし毒液を浴びただけの敵には、直接のダメージは一切与えない。20ダメージはガラス瓶を直接ぶつけた相手にのみ発生する。
v1.6の更新で毒のダメージ量が大幅に増し、間接的な範囲攻撃としてはまずまずといった塩梅になっている。
ボールの傍系らしく連投は可能なので、単体相手でも近距離で投げまくればダメージは充分稼げる。地味ながら様々な状況で使える武器になったと言えよう。
- v1.6の更新で、直接の威力が17から20に上方修正された。
Rotten Tomato
v1.2で追加実装されたネタ武器。腐ったトマト。
Poison Potionsと同じく、敵や床に落ちると跳ねずに潰れるため射程が短い。
Tennis Ballに匹敵する威力と連射速度、弾数に加え、命中時に毒を与えることが可能。
近距離用としてはなかなか使える武器になっている。
- v1.6の更新で、威力が22から24に上方修正。さらに毒の追加効果が付与された。
- 欧米(?)の映画や小説によくある「お約束」として、ひどい出来の演劇に怒った観客が腐ったトマトなどの野菜を投げつけるというのがあるらしい。
やけに高威力なのはバッシング的行為によるショックも含まれているから……のだろうか?