概要
【ルイーダの酒場】で【主人公】とわかれようとした時の【ルイーダ】の台詞。
もちろん「自分」とは主人公のことである。
主人公以外でも特定のキャラを酒場ではずそうとすると、頑なに拒否されるのが通例。
本項目では、主人公以外に対するものも含めて作品ごとのルイーダの拒否台詞についても解説する。
DQ3
*「あらいやだ。
じぶんとは わかれられないわよ。
という台詞を返される。
そりゃそうだ。ものすごくまっとうな意見である。というか哲学的なニュアンスも感じられる台詞である。
しかし、一度【ゾーマ】を倒してクリアしたデータだと、勇者の職業が「ゆうしゃロト」に変わり、別れることが可能となる。
したがって、もうこの台詞が聞けない。パーティメンバーが1人のときに別れようとすると、誰であっても
*「わかれるって……だれと?
○○○○さんは いま
ひとりぼっちでしょう?
の台詞が優先されるため。
リメイク版
SFC版DQ6のシステムを引き継いだリメイク版では、
*「あら いやだ。 ○○○○さんが
お店にいたら 旅の しきを
とるひとが いなくなっちゃうわよ。
という台詞に変わっている。
ゲーム目線のメタなツッコミであったオリジナル版よりも現実的な物言いになっているが、
そもそも主人公が自身の旅のサポートメンバーを募るために仲間を呼んだのだからこれもまた当然のツッコミである。
DQ5
ルイーダの酒場が再登場したが、やはり【主人公】ははずすことができない。
主人公をはずそうとすると
ルイーダ「○○○○さんは まだ
やらなくては いけないことが
あるんじゃないかしら。
と言われる。
DQ3とは違って、クリア後でもやはりはずせない。
また、【死亡】している仲間をはずそうとすると
ルイーダ「あら 死んでいる人を
そのまま はずすなんて
あんまりだわよ。
と言われてはずせない。【モンスターじいさん】はモンスターが死んでいても預かってくれるのだが。
また、本作では【仲間モンスター】は彼女の管轄ではないため、
ルイーダ「うーん モンスターさんは
うちでは ちょっとね……。
と断られる。
リメイク版では主人公以外を全てはずした状態で「仲間をはずす」を選ぶと、
ルイーダ「はずすって……誰を?
○○○○さんは 今
ひとりぼっちでしょう?
と注意される。
ちなみに、人間キャラを【モンスターじいさん】に預けようとすると、
*「そんなことを いったら
○○○○が 泣くぞ。
と言われるが、主人公を預けようとしても同じセリフなので、意味不明な会話になる。
4コマ劇場でもこれを元にした、最初に子供たちを預けようとして泣かれ、最後に主人公が自分を預けようとして号泣する【川本祐太郎】のネタがある。
ちなみにそのときの泣き声はなぜか「うおーん うおーん」。
ただし、主人公以外を全て預けた状態で「あずけにきた」を選ぶと、
*「お前さんまで 預けて
いったい どうするんじゃ?
無理をいいなさんな。
と専用台詞に変わる。リメイク版では主人公を預けようとすると必ずこの台詞を言うようになった(「お前さんまで」の部分は「お前さんを」に変更されている)。
リメイク版では主人公含む人間キャラを馬車にスタンバイさせて【ジャハンナ】へ行き、バトルメンバーは仲間モンスター一体だけの状態にし、その仲間モンスターをじいさんに預けようとすると
*「しかし お前さんまで
わしのところへ来たら
後は 誰が 馬車を引くんじゃ?
と注意される。
SFC版ではジャハンナでも主人公がバトルメンバーとして割り込むためこのメッセージは聞けない。
ちなみに【ボロンゴ技】等で主人公をバトルメンバーから消し、バトルメンバーとして残っている仲間モンスターを全員じいさんに預けると【フリーズ】するので注意。
DQ6
ルイーダ「あら ○○○○さんが
お店に いたりしたら 旅の しきを
とる人が いなくなっちゃうわよ。
と返される。
やはりクリアしてもクリアしていなくても主人公は外せない。
なお、本作では主人公以外にもう一人外せないキャラがいる。
【バーバラ】を預けようとすると
ルイーダ「うーん…でも バーバラさんは
まだ やりたいことが
あるんじゃないかしら。
と表示される。
何故こうなっているのかというと、システム的にはルイーダ解禁後のストーリー上でバーバラは【すなのうつわ】を使うのに必須であるため。
しかしすなのうつわを使い終わっても、その後の【マダンテ】修得イベントが終わっても預けることはできない。
【ルイーダの酒場】解禁後にシナリオ中必須イベントがあるキャラには、他に【テリー】との再会イベントがある【ミレーユ】がいるが、彼女はすんなり酒場に待機してくれる上、デュラン撃破後に弟が不貞腐れる際には自分から駆けつけてきてくれる。
バーバラもマダンテのイベントの時だけ駆けつけてくるシステムではダメだったのだろうか?
……とはいっても、ミレーユが弟が生きていることを確信するのは【氷の洞窟】でのイベント以降なので、それまでは「やりたいこと」があるとは言い難いか。
ではシステムではなくストーリー上における外せない理由が何なのかというと、恐らくバーバラだけハッサンや主人公のように「本体」が見つかってないからではないだろうか。
ルイーダの語るバーバラの「やりたいこと」はこのことを指すと思われる。
(この点についてはハッサンとミレーユの「やりたいこと」は既に終わっていると言える)
バーバラの本体がどうなったのかについては【カルベローナ】の辿った経緯から推察できることではあるが、それが明言されるのはエンディングの中でのことなので、それまではバーバラを離脱させるわけにいかなかったのだろう。メタなことを言えば、やりたい事がもう叶わない願いだと本人に告げたらきっと悲しむであろうが。
「バーバラのやりたいこととそれが叶わないことをエンディングでプレイヤーは知ったのだから、DQ3の勇者のようにエンディング後には外せるようにすればよかったのではないか」という声もある。
ルイーダが拒否しているだけで決してバーバラがゴネている訳ではないのだが、この事情が原因で、バーバラ、ひいてはDQ6そのものが必要以上に忌み嫌われてしまっている。
リメイク版でも主人公とバーバラは外せない。
人間キャラは全員耐性無しになったが、バシルーラ完全耐性は残っている。預けられるイベントを追加しても良かったのではないか。
賛否や批判の多いDQ6リメイクだが、『肝心な部分は削っておいてこういう面倒な部分だけ頑なに残してる』という趣旨の批判の1つにこの仕様も挙がっている。
バトルメンバーに主人公とバーバラ以外のキャラが一人いる状態でそのバトルメンバーをルイーダに預けようとすると
ルイーダ「あら あなたまで
いなくなったら たびに
でられなくてよ。
と注意される。
DQ7
DQ7にルイーダは登場しないが、仲間を入れ替えようとすると断られるシチュエーションが存在するため一応解説する。
終盤の【フィッシュベル】に居残っている仲間に話しかけるとバトルメンバーを入れ替えることができるが、【主人公】が死んでいると入れ替えが始まらない上に、居残りさせたい仲間が死亡していると入れ替えは成立しない。
主人公が死んでいる状態で居残っている仲間に話しかけた場合のセリフは以下の通り。
仲間 | 1文目 | 2文目 |
---|---|---|
【マリベル】 | マリベル「ちょっと ○○○○! なに カンオケしてるのよ。 | マリベル「あたしに 会いに来るなら ちゃんと 教会で 生き返ってから 来なさいっての! |
【ガボ】 | ガボ「なんだ ○○○○のヤツ やられたのか? みんな ちゃんと 生き返らしてやれよ。 | - |
【メルビン】 | メルビン「む ○○○○どのの姿が 見当たらんが……。 | メルビン「ううむ。○○○○どのに お願いしたいことが あったのだが これでは 話にならんでござる。 |
【アイラ】 | アイラ「あら ○○○○ったら…。 生き返らせなきゃ ダメじゃない。 | - |
死亡中の仲間を入れ替えようとした場合の居残っているキャラのセリフは以下の通り。
仲間 | 1文目 | 2文目 |
---|---|---|
マリベル | マリベル「なに 言ってんのよ。 ○○○○は カンオケじゃない! 他の人にしてよ。 | - |
ガボ | ガボ「でも ○○○○は やられてるじゃねえか。 だれか 他のヤツにしようぜ。 | - |
メルビン | メルビン「おや? ○○○○どのは もしや たおれてるのでは ござらんか? | メルビン「それは 困るでござる。 だれか 他の人に してほしいでござるよ。 |
アイラ | アイラ「あら? 今の○○○○を 残すなんて あんまりよ。 だれか 他の人を 選んでよ。 | - |
DQ9
クリア前もクリア後も【主人公】をルイーダの酒場に預けることはできないが、「なかまを あずける」を選んでも主人公はリストに載らない上に、主人公一人の場合は「なかまを あずける」のコマンドが表示されないため、主人公を預けようとしたときの台詞は存在しない。
今作は死亡状態のメンバーを預けることができない。ルイーダのセリフは以下の通り。
「まあ! ○○○○さんを
そんな姿で あずけるつもりなの?
それは あんまりじゃないかしら。
「助けてあげた方が いいと思うわ。
○○○○さんが かわいそうよ。
主人公が死んでいるとメンバー編成すらできない(仲間達に「あなたにも ステキな出会いが あることを 祈ってるわ。」と返す)。
ちなみに、本作ではルイーダ本人を仲間にできるのだが、彼女を仲間にした後に、仲間名簿から削除しようするとノリツッコミを披露してくれる。