【たびのひと!しってますか?】

Last-modified: 2023-07-22 (土) 19:24:56

概要

自分が仕入れた情報を誰かに話したい時などにつける枕詞。
ドラクエでは多くの場合これに対して【はい/いいえ】の選択肢がつくところが独特である。
「何を、だよ!?」と突っ込んだ人が多数いると思われる。
当然だが、知ったかぶりをすると大抵は情報が得られない。
 
シリーズ中ときおり登場するセリフで、

たびのひと!しってますか?

ねえ 知ってる?

あなた 知ってますか?

おぬし 知っておるか?

など、細かい言い回しは人物によってさまざま。
また、「はい/いいえ」の選択がなく、普通にこれを枕詞に話し始めるパターンもある。
普通に考えれば、こちらの方が常識的なのだが、選択できないことに不満や寂しさを感じるようになったら重症である。
 
他に、これの類型として、「○○を知っていますか?」と言うキャラもいるが、こちらはあまりインパクトがないので語られることは少ない。

DQ1(リメイク版)

本作は「知ってますか?」の大盤振る舞い。
【ラダトーム】の城にいる若者と、町の民家にいる男性が聞いてくる。
「いいえ」と答えると、前者は「魔物に滅ぼされた町がある」ことを、後者は【まほうのカギ】についての情報をくれる。
ちなみに、FC版ではいずれもこの質問はなく、普通に教えてくれる。
【リムルダール】にいる兵士が、「あんた知ってるかい?」と聞いてくるが、こいつは「はい/いいえ」と答えるまでもなく話し始める。

DQ2

初登場。【ドラゴンの角】にいる商人が

たびのひと!しってますか?

と聞いてくる。
 
「いいえ」と答えると、今居る場所が「ドラゴンの角と呼ばれる有名な双子の塔」だということを教えてくれる。
「はい」と答えると、「まだ何も話してないのに」などともっともなことを言う。

リメイク版

【シドー】撃破後(=【エンディング】中)に話しかけると情報の内容が変わる。
100%既知の内容なので聞く必要は一切ないが。
 
因みにSFC版では彼が映るように敵とエンカウントし、戦闘中【ベギラマ】【イオナズン】を使うと何故か黒コゲになる。
他のエリアで同様の現象が起きる事はないのだが何故……?

DQ3(リメイク版)

【アッサラーム】の住人が突然発する。
「いいえ」と答えると【イシス】の場所を教えてくれる。
初対面の外国人に自分の渾身の情報を与えてくれるいい人なのだろう。
ただ、砂漠は結構広いので情報としてはほとんど役に立たない。
これに「はい」と答えても、「そんなこといわずにきいてください」と落ち着いた対応をしてくれる。
ちなみにFC版ではいちいち質問はせず、一方的にイシスの場所を教えてくる。

DQ4

本作には、「知っているか?」と聞いてくるキャラは山程登場するが、「はい/いいえ」が出るキャラは1人もいない。
唯一、【海辺の村】の老人が「時の砂の伝説を知っておるか?」と聞いてきて「はい/いいえ」が出るが、これはちょっと違う。

PS版

【移民】【商人】【ロイド】と、【旅の商人】【グレント】が発する。
ただし、やはりどちらも「はい/いいえ」の選択肢は出ない。(【移民の町】に送るかの選択はできるが)

DS版以降

移民の町の仕様変更に伴い、ロイドやグレントは登場しないが、同じく移民の町の商人が発する。
ついに、DQ4にも本格導入された瞬間である。
しかも、台詞は

旅の人! 知ってますか?

である。
DS版以降の移民の町にはセルフパロディで過去作からの出張キャラが多いが、この商人は元々ドラゴンの角にいたということが彼の口から語られる。元々ガイドであったが場所がら訪れる人が少なくなったため転職したらしい。
「いいえ」と答えたときに話す内容は町の発展段階によって変化するが、基本的には他愛のない内容のものが大半である。

DQ5

【ポートセルミ】にいる商人と、【最果てのほこら】にいる【学者】が訊ねてくる。
ポートセルミの商人は、青年時代前半には【ルーラ】に関する情報を、後半には【大神殿】の情報を教えてくれる。
最果てのほこらの学者は【たいようのかんむり】に関する情報を教えてくれる。
といっても大した情報ではなく、太陽の冠も普通にゲームを進めれば手に入るアイテムである。
 
「○○を知っていますか?」というタイプも何人かいて、「いいえ」と答えると情報を教えてくれるが、青年時代後半、ブオーン討伐前の夜の酒場で「赤く光るつぼの話を聞いたかい?」と聞かれ、いつもの調子で「いいえ」と答えると、「人の話をよく聞いておかないと苦労するぜ」と説教される。

DQ6

【夢の世界】【レイドック】城下町に、「あなた 知ってますか?」の台詞とともに【大地の大穴】について語る商人がいる。
初回訪問時からエンディングに至るまで大穴の話ばかり。ストーリー進行に応じて台詞は変化する。

DQ8

【バトルロード格闘場】にいる踊り子と【パルミド】にいる【キント】が聞いてくる。
 
前者は【スカウトモンスター】のもつ【必殺技】の情報が、後者は【闇商人の店】に関する情報が聞ける。
 
前者については知らない人にとっては有益な情報になるが、後者は知っていようといまいとシナリオの流れで強制的に闇商人のところに足を運ぶことになるので聞く必要がないうえに、この段階では存在を知っても闇商人の店には行けない。
さらにキントがこれをいうのは【マイエラ地方】【アスカンタ国領】のイベントをこなして馬車の盗難フラグが立つ前に限られる。
基本的にパルミドは両イベントをこなしてから来るところなので、意図的に順路を外れてこちらに足を延ばさねばこのセリフは聞けない。
よってほとんどのプレイヤーは聞かれる機会そのものがないだろう。

DQ10オンライン

2年目の海開きイベントでビーチの監視員が聞いてきた。
「はい」と答えると、「それならいいんだ、気をつけてくれ」と言う。「いいえ」と答えると、「老人を蹴り飛ばした女性が現れたらしい」と説明してくれる。