【移民の町】

Last-modified: 2022-04-03 (日) 20:05:37

概要

DQ7とリメイク版DQ4に登場する【町】およびシステム。
世界各地に存在する「移民希望者」と呼ばれる【NPC】を集めることで、スタート当初は何もない更地を町として発展させる。
DQ3にはシナリオを進めるに従って自動的に住人が増えて発展していく【○○○○バーク】があったが、移民の町はこれをアレンジしておまけ要素として登場させたものといえる。大きな違いは「プレイヤー自身が」住民を集めて発展させていくという点である。
移民希望者は世界の各所に出現し、話しかけて「移民の町」の存在を教えることで移民させることができる。
以下このページでは主に町そのものの発展についてを中心に述べる。発展に必要なキャラクターについては【移民】を参照。
 
人口が多くなるごとに町は大きくなり、最終的には世界屈指の巨大な都市へと発展していくことになる。
据置機(PS)版では、どのような【職業】の移民を集めるかで町の発展方向が異なる。特定の職業の移民を集めれば、場合によっては一般的な町とはかけ離れた町に発展させることもできる。
一方携帯機・スマホ版では、町の発展パターンは1通りのみである。
 
またDQ10およびDQ11では廃墟となった村を復興させる際、各地からNPCを呼び寄せることになるイベントがあるが、メンバーは固定である。

DQ4(リメイク版)

二章で【砂漠のバザー】が開かれていた場所は、五章になるとFC版では何も無いが、リメイク版においてはそこが移民の町となる。
 
町の主になるのは、FC版からの登場人物である【ホフマン】
彼を【ミントス】ヒルタン老人の下へ送り届け、【まほうのカギ】入手まで冒険を進めると、「ヒルタン先生から教わったことを生かし、世界一の商人の町を作りたい」という野望を秘めて、移民集めを依頼する。

PS版

PS版DQ7と同様に移民が決まった出現ポイントにランダムで現れ、それを集めていく形。
移民の町の人数が38人に達すると、出現した移民に話しかけても、町に送ることができなくなる。

形態

町の形態はLv0(初期状態)からLv8(最終形態)まである。

形態人数町の様子ちいさなメダル
Lv00初期状態
Lv11~5北西に小屋1
Lv26~9店出現(売り物なし)1
Lv310~13北東に民家1
Lv414~19宿屋ができる
Lv520~24池の北に建物2
Lv625~29教会の建物、中央に広場1
Lv730~34西側に大きな建物、地下迷宮完成3
Lv835~3つの建物が結ばれる2

町がLv2以上になると町に自分の好きな名前をつけることが可能。ただしルーラの表記は「移民の町」となる。
町の隣にはホフマンの家ができ、DQ7のシムの家同様、日記を読んだり、今いる移民を追い出したりすることができる。
ただし、Lv7以上になるまでは移民は出ていこうとせず、一度Lv7まで発展したら移民の人数を減らしてもLv6以下には下がらない。
つまり、Lv7までは発展レベルが上がると元のレベルには戻せないので、各段階で取れる【ちいさなメダル】などの取り逃しは取り返しがつかない。
各段階で次のレベルまでに必要な人数を確認し、町のレベルが上がったら移民出現場所巡りを一旦やめてアイテム回収を忘れないようにしよう。
送った移民の数を数えながら出現スポット巡りを行う際に注意すべき点として、後述の特定の移民に付属して「呼んでもないのに勝手にくる場合」があること。これによって数え間違いが生じると、Lv1~Lv6までの段階のどこかをうっかりすっ飛ばしてしまうことが起こりうる。
例えば、町がLv2の段階でスポット巡りをしていて、とりあえず13人まで送ってからLv3になった町を見に行こうなどと考えていると、実は付属移民がまぎれていたせいで14人以上になってしまうミスが起こる可能性がある。上述の通りLv7はうっかりすっ飛ばしたとしても移民を追い出せば戻すことは可能である。
また、移民を町に送ったあとは、主人公たちが一度移民の町に入るまでは送った移民は新たに出ていきたいリストには載らない仕様になっているため、ルーラで移民の町に飛んだらホフマンに会いに行く前にまず町に入っておく必要がある。
さらに、移民が10人以下になるとそれ以上は追い出せなくなる。
 
特殊形態には、DQ7と同じ【プレミアムバザー】【グランドスラム】【グレイトファーム】【大聖堂】に加え、【レディースタウン】【キングキャッスル】【ミステリータワー】が新たに加わった。

形態条件特殊種族
収容限界
プレミアムバザー商人+旅の商人 計16人以上14人
大聖堂神父+シスター 計17人以上11人
グレイトファーム農夫 7人以上 &
ホビットおじさん+牛+馬+ブタ 計8人以上
15人
キングキャッスル王様 5人以上 OR
(王様 3人以上 & 兵士 8人以上)OR
王様+姫 計7人以上
20人
グランドスラムあらくれ+囚人+バニー+踊り子+船乗り 計19人以上-
ミステリータワー特殊種族 30人以上-
レディースタウン女性(エルフ、天空人女含む) 30人以上-

これらの特殊形態には優先順位があり、同時に条件を満たした場合は優先順位が高い方ができる。
例えば、プレミアムバザーとグレイトファームを同時に満たすと、プレミアムバザーが優先される。
作りたい形態ではない方が優先されてしまう場合は、そちらの条件移民を減らすしかない。
当然だが、通常形態の優先順位は最も低い。
各形態ごとに特殊種族が収容される場所が決まっており、さらに優先順位上位のプレミアムバザーからキングキャッスルまでの4形態は収容できる限界人数があり、この限界を超えて特殊種族を送り込んでしまうと特定移民の条件を満たしてもその形態にはならない。
なお、今作ではフィールドマップでの移民の町の外見も発展に応じで村から町、城、塔などに変化する。
 
序盤から比較的狙いやすいのはレディースタウンで、次いでグランドスラムとキングキャッスル・大聖堂の3つ。
グレイトファーム・プレミアムバザー・ミステリータワーの3つは【マスタードラゴン】謁見後でないと必要な移民が足りず、序盤には作れない。
また、終盤になると、出現する移民の種類が増えるため、序盤に作りやすかったレディースタウンやグランドスラムがやや作りにくくなる。
すべての特殊形態を見るつもりなら、レディースタウンを最初に作り、次いでグランドスラムとキングキャッスルの2つをマスタードラゴン謁見前に作ってしまった方がよい。
 
特殊形態を入れ換えるコツとしては、女性の移民を意識して多く集めておくといい。
例えば【バニー】【踊り子】はグランドスラム、【姫】はキングキャッスル、【シスター】は大聖堂、【天空人女】【エルフ】はミステリータワーに必要な人材だが、それら全てレディースタウン要員としても機能する。
つまりそれらの人材を集めて最初にレディースタウンを作っておくことで、他の形態への足掛かりになるのだ。
逆にグレイトファーム・プレミアムバザーは流用が利かないため、後回しにしておいた方がいい。
 
書籍【ドラゴンクエストIVのあるきかた】では、町の全形態を最小限で作るアドバイスが載っているが、このコーナーは謁見後に移民が追加された状況しか考慮していないことに注意。
それどころか「姫を6人集める」など現実的には不可能な手順まで含まれている(姫の移民は4人しかいない)。
 
ボリュームが増えた上に、PS版DQ4にはPS版DQ7であったメモリーカードでの移民交換がない。そのため独力で全移民を集めなければならない。
特殊形態の条件が緩くなっているのが救いだが、全ての形態を見ようと思うとかなりの時間が必要になる。
 
ちなみにアイテムコンプリート面から考えると、グレイトファーム・大聖堂・ミステリータワーの3つは「そこでしか入手できないアイテム」というのが特に存在せず、これといった便利な施設も無いため、面倒ならこれらの町はスルーしても問題ない。
一応宝箱などはあるので、作れるなら作って困ることはないが。
 
またグレイトファームには【魔法の杖をもとめて】の最終巻があったり、各形態ごとに仲間たちの固有の台詞があったりするので、PS版DQ4という作品を余す所なく全て楽しみたいならば全形態を作る価値は充分にある。
大勢の移民たち一人一人の台詞や仲間たちのリアクションなど、移民システム絡みのテキストはプレイ時間が100時間を超えても読みきれないほど膨大に用意されており、DQシリーズ全体を通しても1本のゲーム内のテキスト量としては恐らく歴代トップクラス。
移民集めそのものを楽しめるプレイヤーならば是非挑戦してみてほしい。

DS版

PS版からシステムが変わり、ヒントを元に次の移民を探していく方式。
最初にホフマンに話しかけるとルーラの行先名は「ホフマンのところ」となる。
 
町の発展は初期から最終段階までの6段階。シナリオの進行に応じて発展できる段階の制限があるが、1~2人移住させるごとに町には数人単位で人口が増えていき、わずか数回のスカウトで最終形態に達する。
ただし特殊形態は廃止された。

段階町の様子
第0段階何も無い
第1段階民家1件と店ができる
第2段階本棚のある民家と宿屋が建つ
第3段階教会が完成する
第4段階迎賓館、地下洞窟ができる
第5段階最終形態。一つの城になる

第2段階は【さいごのカギ】を入手後、第3段階は【エスターク】討伐後、第4段階は【マスタードラゴン】との会話後、そして第5段階はクリア後で解禁される。
なお第3段階へは移民の【ソクラス】【かわきのいし】の必要な場所にいるため、上記フラグによる条件のほかにかわきのいしも必要となる。
 
第1段階になるとイベント後にホフマンの家が町の隣に建ち、【旅の尼】とカエルに話しかけてからホフマンと話すとPS版同様に町の名前を付けられる(ルーラの表記もその名前になる)。
そしてここからDSの【すれちがい通信】機能を活かした「すれちがい大使」が解禁される(こちらを参照)。
やりこみ要素だったPS版での移民の町に対し、DS版はファン同士のコミュニケーションシステムと言える。
 
第4段階まではPS版と同じく建物がどんどん追加されていくという形だが、最初のうちはただっ広いマップの中に建物やオブジェクト同士が不自然な程に離れて配置されスカスカな状態である。
一度作られた建物の構造は第4段階まで変わることは無いが、段階ごとに同じ場所から新しいアイテムが拾えることがある。
また、第4段階になると迎賓館が建てられる。すれちがい住民をどんどん増やしていくとやがてオーバーしてしまい、古い住民から順に町を出て行ってしまうが、ここに招待した移民はオーバーしても出ていくことはない。
最終形態はそれまでの町から一変し、PS版のキングキャッスルをベースにした一つの城が出来上がる。店にはキングキャッスルでの目玉である【はかいのてっきゅう】【きせきのつるぎ】やレディースタウンの目玉商品【てんしのレオタード】等の商品が並び、地下1階には【カジノ】ができるなど、PS版の様々な特殊形態の要素が入っている。
ただしプレミアムバザーからは【メガザルのうでわ】ではなく【メガンテのうでわ】が出ていたり、カジノは景品こそグランドスラムと同じだが、【ポーカー】のダブルアップが4枚選択方式になったため、稼ぎでは【エンドール】【モンスター闘技場】で行った方が効率的だったりするなど、全ての特殊形態のいいとこどりとまでは言えない。
なおメガザルのうでわは第4段階限定で売られているのでタイミングを逃さない様にしよう。
 
またDS版以降の移民の町(および砂漠のバザー)は、かつて同じ場所にマーリブという古の王国があったという設定になっており、民家の本棚や学者の話などから王国のことがわかる。
最終形態では2階南西の壷と地下1階の宝箱から肉体と心をそれぞれ解放することで、カエルに姿を変えていたマーリブの王【レオン】が人間として蘇るイベントがある。
 
段階ごと・特殊形態ごとに仲間の台詞が用意されていたPS版に対して、DS版以降では全員ノーコメントを貫く。
だだっ広い更地だろうが、迎賓館が建とうが、立派なお城に大改装されようが、レオンが復活しようが、一貫して「……。」と一言も発しない。
最終形態ではカジノ場もオープンするが、カジノ大好きなマーニャも、エンドールのカジノであれだけ愚痴っていたミネアもここでは終始ノーコメント。

スマホ版

町の発展システムについてはDS版と同じだが、各段階の解禁時期が早くなり、クリア前でも最終段階にすることができるようになった。第2段階は【バルザック+】討伐後、第3段階は【さいごのカギ】を入手後、第4段階は【エスターク】討伐後、第5段階は【マスタードラゴン】との会話後とそれぞれ繰り上がっている。
細かいところでは、FC版の【838861枚】技に言及したセリフが修正されている。

DQ7

【過去の世界】における【ダイアラック】のイベントを終えた後、【現代の世界】でかつてダイアラックがあった場所に行くと、そこが移民の町となる。
次の【オルフィー地方】に行くための【ふしぎな石版緑】も落ちているので、一度は必ず寄る必要がある。
 
最終形態になると、【更なる異世界】に行くための【ふしぎな石版?】が手に入る(【さいごのカギ】が必要。PS版は近くに【パンドラボックス】も紛れているので注意)。
完全クリアをしたいなら、移民の町を育てることは不可欠である。
さらなる異世界をクリアすると、移民の町にはとうとう【神さま】が移住する。話しかけると勿論戦える。ちなみにそのときの背景はなぞの異世界の背景のままである。
 
小説版では「クレモニア」と名付けられる。恐らくダイアラックで出会った【クレマン】が命名の由来だろう。

PS版

石柱の前に【シム】という老人が一人で立っている。
彼は更地となったダイアラックの跡地に「世界一の町を作りたい」という野望を抱き、【主人公】に住人集めを依頼。
以降、各地にランダムに現れた住民を集めていくが、移民出現ポイント以外にも固定移民が存在する。
 
町の形態はLv1(初期状態)からLv8(最終形態)までの8段階ある。

形態人数町の様子
Lv10~4初期状態。何もない
Lv25~9テント1つ
Lv310~14家が建つ
Lv415~19民家が増加、店も開設
Lv520~24宿屋・武器屋完成、教会工事中
Lv625~29武器屋防具屋分離、教会完成
Lv730~34水路完成、大きな建物出現
Lv835~40最終形態。塔が建つ

ただし最初は27人までしか移民を集めることができず、Lv7以降になるのはラスダン出現後から。
Lv2以上になると町に名前を付けることができる(かな8文字以内)。
また、町の隣に【シムじいさんの家】ができ、移民の町の管理ができる。
ここではメモリーカードを使った移民の交換や、今いる移民を追い出したりすることができる(追い出す際に「出て行きたい人」リストに候補として表示されるキャラはランダムに選ばれる)。
移民を減らすと町のレベルも下がっていくが、24人以下にはならない。このためちいさなメダルなどの取り逃しには注意。
最終形態になると、通常の町の他、集めた移民の構成が一定の条件を満たすことによって【プレミアムバザー】【グランドスラム】【グレイトファーム】【大聖堂】のいずれかの特殊形態に発展し、それぞれで貴重なアイテムが手に入る。

形態条件
プレミアムバザー商人+旅の商人 計21人以上
グランドスラムあらくれ 8人以上 &
バニー+踊り子+バーテン 計10人以上 &
囚人+船員 計6人以上
大聖堂神父+シスター 計20人以上
グレイトファーム農夫 13人以上 &
ホビットおじさん+馬+豚+牛 計10人以上

どんな形態になっても、ダイアラックのシンボルだった巨大な石柱は残り、そのまま移民の町のシンボルとなる。

リメイク版

移民の町の主がシム爺さんから【ティア】という少女に変更。
彼女の目的は「元モンスターだった人間が安心して暮らせる町を作りたい」というものであり、移民は全員が「元モンスター」という設定である。
町は、DS版以降のDQ4と同様、ヒントに従って特定の場所にいる移民を順々に集めて行けば最終形態に達する簡単仕様。
 
今回は新要素である【すれちがい石版】(モンスター石版)との関連が深くなっており、DQ7のもうひとつの発展型おまけ要素である【モンスターパーク】ともリンクした形になっている。
移民の町の地下にはすれちがい石版用の「変わった形の台座」ができ、移民からもらった石版や自力で作った石版、通信機能でもらった石版を台座にはめることで、石版ダンジョンに挑戦できる。
地下にはモンスターパークに通じる【旅の扉】もでき、【ルーメン地方】出現前でも行き来が可能。
 
今作の移民の町はすれちがい石版に特化していて、すれちがい石版の基幹基地として他の作品よりも遥かに移民の町の利用機会が多い。
従来と違って町に名前を付けることはできず、名称はずっと「移民の町」のまま(英語版ではThe Haven)。
シムの家のような管理施設も無いため、ティアはずっと町の入口付近にいる。
町の形態は初期状態を含めて4段階のみで、特殊形態はなし。
インターネット酒場やすれちがい通信で移民集めや入れ替えがPS版よりも遥かに容易になっていることを考えると、特殊形態が無くなったのは非常に残念といえる。
また、特殊形態廃止によって一部のアイテムが非売品となり、入手が困難になってしまったのもまた痛手。
一応自作石版のレア報酬などで手に入れられるアイテムもあるが、【メタルキングのたて】のように完全個数限定品になってしまった物もあるので、どうせPS版と同じだろうと高をくくると取り返しのつかないことになる可能性もあるので要注意。
 
町の構造は高台や地下通路などにダイアラック時代の面影が残るものとなっている。
前述のインターネット酒場のほか、最終形態になると【福引き所】やカジノもできる。
しかし、ショップや【宿屋】はできず、PS版やDQ4と比べると田舎臭い雰囲気が否めない。
石版で何度も戦うことになるのに宿屋がないのは地味ながらもかなり不便だが、セーブに関してはインターネット酒場での接続前の強制セーブを教会代わりに使ってセーブすることは可能。ただしうっかり【全滅】するとあらぬ場所に飛ばされるので注意。
ショップは発展途上の段階では不要そうにも思えるが、レアアイテム集めなどで自作石版のボスを倒して手に入れた討伐報酬の処理に困る。
特に【まほうのこびん】【まほうのせいすい】は腐るほど手に入り、お目当てでないレア報酬の処理も合わせて町内でできないのも不便。
なお中央の石柱の中に入ると、カメラ角度が若干ずれて斜めになるというバグ(?)がある。
 
また、最終段階になるとDS版DQ4と同じく迎賓館が建てられる。今作の迎賓館はすれちがった人数が増えるにしたがって増築されていく。