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【夢の世界】

Last-modified: 2019-07-04 (木) 02:08:51




DQ6 Edit

サブタイトルにもなっている、「幻の大地」のこと。
上下二層構造になっているDQ6のフィールドマップの上側の世界で、それ故に「上の世界」とも呼ばれる。
草原の色が濃く、海の色が淡いことが特徴。BGMは、テンポが遅めで音程が低い【もう一つの世界】
 
【主人公】はゲーム開始時にはこの世界に住んでおり、「幻の大地」と呼ばれている下の世界と行き来しながら冒険を続ける。
しかしストーリーが進むにつれ、当初「幻の大地」であると聞かされていた世界こそが紛れもない【現実の世界】、元々自分が住んでいた世界の側が人々の夢の世界、すなわち真に「幻の大地」と呼ぶべき世界であったことが明らかになる。
この事実が完全に明らかになるのは夢の世界のムドーを倒したときで、元に戻った【レイドック王】の台詞から、上の世界が「夢の世界」、(実体を取り戻す前の)主人公たちが「夢の世界の住人」であることがはっきりと告げられる。
これ以降、【シェーラ】との会話などでも「現実」「夢」といった具体的な表現が語られるようになる。
 
文字通り人々の「夢」によって構成されている世界で、ゼニス王という人物が束ねている。
人々の「夢」および「願い」「想い」「希望」などを具現化している。
例:ライフコッド

登場人物現実の世界夢の世界
主人公安息の地を求める、を亡くしたレイドック王子実妹と共に静かに暮らす村人
ターニア幼い頃に家族を亡くしたため、兄が欲しい実兄と共に暮らす村人
ランド主人公に冷たく当たる主人公を慕う
村長立場上、主人公には出て行ってもらいたい本心では主人公に出て行ってほしくない
武器屋最高の鎧を作りたい最高の鎧を売っている
機織りの老夫婦跡継ぎがいないことを嘆いている跡継ぎの女性がすでにいる

 
【堀井雄二】は『ファミ通』1996年2月9日号でのインタビューにて、夢の世界について

「『VI』の夢は、ひとりの夢じゃないんです。たくさんの夢が集まってひとつの夢を作っている。
だから、すでに滅んでしまった街でも思い出さえあれば存在したりできるんですよ」

と語っており、多くの人々の心に残った出来事は、夢としてしっかりと残っている。
特殊な例としては、自らの意志で現実世界に存在していたものを夢の世界へと逃がした【カルベローナ】の住人がいる。
 
本来は上下の世界間は行き来することはできないどころか、そもそも「夢の世界」は大地として成り立っていない。
この世界が確たる大地として存在できているのは、皮肉にも大魔王【デスタムーア】が原因。
現実世界で世界征服を企てた彼は、以下の施設を侵攻し、制圧・壊滅に成功する。

それらの施設を滅ぼしても、人々の記憶として残り続けることを警戒した彼は、人々の心までをも支配するべく夢の世界を具現化させることにした。
夢の世界の中心であり、自身が隠れ潜む【はざまの世界】への行き方を知る【ゼニスの城】を含めた四施設を封印。それぞれの封印の管理は、【ムドー】【ジャミラス】【グラコス】【デュラン】という四体の魔王に託した。
こうして現実と夢の双方を完全支配することこそが、大魔王デスタムーアの目的であった。
 
現実の世界(下の世界)とは似て非なる世界で、どちらの世界にも存在する町もあれば、【カルカド】などこちらにしか存在しない町などもある。
過去の行動にうなされ続ける老婆の悪夢を追う【アモール】病によって命を落とした少年の夢を描いた【クリアベール】など、上下両方に存在する町は、「夢」という設定を活かした凝ったギミックが仕掛けられていることが多い。
また、【レイドック】【ソルディ】【トム】の関係や、上の世界で【シエーナ】【マルシェ】)があった場所にある一軒家に住む老人の発言、クリアベールの老人や主人想いの犬など、現実の世界に存在するモノの「理想の姿」が、「夢」という形で夢の世界で実体化していることもある。
それから現実の世界では死んでしまった【ジーナ】【イリア】などが夢の世界では若返り存在していることから、すでに現実には存在しないものでも夢の世界では存在できるらしい。
 
ちなみに夢の世界の秘密に気づき始めている人々もおり、【ダーマ神殿南東の小屋】に隠れ住む【シスター】などは「ここは人々の夢の世界」という事実を知ってしまったと明言している。
また、少々変わった例としては、【アモール南の井戸】の中にある家に住んでいる男性が挙げられる。
この男性は夢の世界に居ながら、現実の世界にある【フォーン城】へ家の傍にある井戸を経由して行けることを教えてくれる。
フォーン王が海峡にかかる【すいもんのカギ】を代々管理していることも知っている他、リメイク版では【イリカ】を助けた後に訪問するとそのことも既に知っており、「騒がしくておちおち昼寝もできない」などと言っている。
彼が自分が「夢の世界」の住人であると理解しているかは定かではないが、少なくとも「こことは違う世界」が存在することは理解しているのだろう。
 
世界設定としては、人々の夢の世界だけあって【ひょうたん島】【空飛ぶベッド】などの現実離れした存在が多い。
逆に現実的な娯楽施設である【カジノ】は夢の世界には無く現実の世界に存在していたりする。もっとも、本気ムドー撃破後にエロジ…レイドック王(本物の夢)が現れた際元カジノの踊り子のメイドがいるから、遊べないだけでカジノ自体どこかにあるのかもしれない。
ワールドマップとしては、夢の世界は全体的に丸みを帯びており、現実の世界はどこか角ばっている。
前述のBGMも違うし、フィールドマップの色も若干違う。現実世界に比べて草原の色はこちらの方が緑に近く、逆に海の色は水色に近く淡い。
注意力の優れたプレイヤーなら、かなり序盤で真相に気づけるヒントはちりばめられている。
 
システム面としては、二つの世界間はいくつかの方法を用いることで移動することになる。
上下の世界は各地に存在する【井戸】や、フィールド上に存在する【階段】(上の世界の場合は「下り階段」)で相互に繋がっている。
また、「上」の世界独自の移動法として、【大地の大穴】(上記のダーマ神殿などが封印された跡)に飛び込むことでも、「下」の世界に落ちることができる。こちらはこの特殊な世界構造を活かしたギミックといえるだろう。
ともあれ、SFC版では上下の世界間の移動にはたとえ面倒でもどこかしらのポイントを経由する必要がある。
 
なお夢の世界を実体化させているデスタムーアが倒された後は実体化が解け、現実の世界からは認識も干渉もできなくなる。つまり実体を持たない夢の世界の住人である【バーバラ】とも別離の時を迎えることになる。
ただし実体化が解けて認識することができなくなるというだけで、人々の夢の世界そのものが消えてしまうというわけではない。
夢の世界の中心たるゼニスの城だけは残り、後の【天空城】として現実の世界の高空に存在し続けることになる。
 
そして物語は数百年の時を経た後世へと受け継がれてゆくのだった。
 

リメイク版 Edit

夢の世界のムドーを倒すよりもう少し早く、【ラーのかがみ】を手に入れたあとに【グランマーズ】に会いに行くことで、はっきりと2つの世界の秘密を教えてもらえるようになった。
 
上述のイベント等で直接的に言及される他、様々なヒントがちりばめられているのだが、情報を整理しきれずに上の世界が夢なのだと気づかなかった人も多かったようで、その救済のためのイベントと考えられる。
しかし、【ゆめみのしずく】入手イベント以降は、シナリオ上はグランマーズに会う必要が全くなく、むしろ勘が鈍い人ほど見逃す可能性が高い。
また、このイベントにて【ルーラ】の移動先に、【べっせかいへ】という項目が追加されるため、上下の世界間の移動が格段に楽になっている。

DQB2 Edit

本作の冒険の舞台。

物語終盤に、今居る場所が夢の世界であると明かされる。
その正体は、大神官【ハーゴン】が、ロトの3勇者を惑わすために作った世界。
今作では【ローレシア】だけではなく、その外の世界全体もハーゴンの記憶と理想をもとに創造されていたことが明らかになった。
作中では夢の世界と呼称されてはいるが、現実世界を元に「ロトの3勇者」という要素を排除して別次元へと造られたパラレルワールドといった趣。
はるか上空にはハーゴンの本拠地である【破壊天体シドー】が存在している。
現実世界との境界は曖昧で、ハーゴンの力を借りずとも何らかの拍子に現実世界の人間が迷い込んでくることがあるようだ。
 
【ルビスのまもり】によってかき消されたか、ハーゴンの死によって消滅したかに思われていたが、どういうわけか残存していた。
破壊神【シドー】に取り込まれる形で魂だけ現世に残ったハーゴンは、3勇者に敗れて残りカスも同然の状態となったシドーと共にこの世界へ逃げ込み、人間達への復讐を画策。
力を失ったシドーを復活させる為に「創造あふれる世界に生まれる破壊神」というシドーの性質を利用することを思いつき、シドーを【少年シドー】へと転生させ、そのすぐ傍で破壊の力を興起させる創造の担い手、いわば当て馬として【主人公(DQB2)】を引き込んだ。
なお、残存したとはいってもゆっくりと崩壊が始まっており、その始点となった幻のローレシアに住む人々はバグを起こしたかのように言動が不明瞭になった挙句に消滅している。
 
この世界はハーゴン主観で造られているので、人間達は全て【ハーゴン教団】の教団員。
そのため人間はものづくりが何たるかという事を知らないし、人間ならば当たり前に知っている常識を知らず、ただぼんやりと暮らすだけであった。(お金を知らない、トイレを知らない、料理を知らない、等)
現実世界から迷い込んできた古のビルダーによって一旦はものづくりに目覚めるものの、教団による弾圧に逆利用される形となり、主人公の到来までビルダーを悪とする教団の支配に屈する生活を送っていた。
  
【モンスター】に関してはかなり適当とも言え、多くは教団に従っているが、教団を離れて人間に味方する立場に立ったりと銘々が好き勝手に行動している。
 
ただ、亡霊となったハーゴンにとっては人間と現実世界への復讐以外の考えはなく、これら幻の世界のすべてはシドーを完全復活させるための卵の殻も同然で、シドー以外には何が起ころうとも一瞥もくれていない。
  
物語のラストでシドーが破壊神として完全復活すると、その余波で幻の世界は急速に消滅しかけたが、主人公と神としての力を奪い返した少年シドーによって現実に存在する世界に作り直された。
これにより、この世界の人々を救うことが出来た。
【そざい島】NPC達の発言などからすると、【からっぽ島】や冒険した各島以外にも人のいる島はあり、シドーの発言からすると主人公が元いた世界との行き来は可能のようなので、主人公率いるビルダー達は、平和を取り戻したからっぽ島を人々の訪れる立派な観光地とするべく、果てないものづくりに励む事になる。
元の世界との行き来はゲーム上では不可能なので、実際に大陸の構造がどのようになったのかは不明である。