ここではDQ5に登場するモンスターについて解説します。
他シリーズに登場する同名モンスターについては【まほうつかい】・【まほうつかい(DQ3)】を、職業としての魔法使いは【魔法使い】を参照。
概要
緑色のローブを纏った魔法使いで、DQ1や3と違って顔が見えるが、皺だらけのため性別は不明。
色違いに【まどうし】、【グレゴール】、【おやぶんゴースト】がおり、星ドラには更にねっけつゴースト、ボスにライトモが登場した。
DQ5
妖精の世界北部や【氷の館】内部に出現する他、後にポートセルミ周辺や【魔物のすみか】、【ボブルの塔】東部などにも出現。
【古代の遺跡】で【パパス】が戦っている3種のうちの1体だが、このダンジョンには本来まほうつかいは出現しない。
また、妖精の世界では【スカルサーペント】数匹を引き連れて登場することも多い。
本作の最初のボスである【おやぶんゴースト】の色違い雑魚が早速出てきた形である。
魔法使いらしく【ヒャド】、【マホトーン】、【スクルト】の3つの呪文を使いこなす。
呪文はすべて【制限行動】で、ヒャドのスロットは2つある。
【行動パターン】は緩やかな偏向型で、ヒャドの使用率が45%程度、マホトーンが約22%、スクルトは約11%となっている。
SFC版の各種パラメータは【レヌール城】に出た【おばけキャンドル】と同程度なので、レヌール城をクリアしてきた主人公にとっては大した相手ではない。
HPが20と低く、適当に【ブーメラン】を投げていれば簡単に片付くので、ほとんど印象にも残らないだろう。
MPは9で、【判断力】の都合上MPが足りなくなった後も一度は呪文を唱えようとする。まあ、普通に戦えばMPが切れる前に倒せるだろうが。
守備力も17と低く、スクルトを使われても大して守備力は上がらない。
マホトーンやスクルトを使う確率は低く、仮にこれらの呪文を使われたところで難なく倒せる。
ただし、初対面の時点ではヒャドで受けるダメージはそれなりに大きいので甘く見すぎないように。
むしろ行動パターンがヒャド一点張りだった方が強敵になりえただろう。
実感する機会はほぼないが、ヒャドを使うためかヒャド、吹雪系に強く、炎系と爆発系の呪文や特技にも少し耐性がある。
主人公が習得するバギに無耐性だが、上述の通りまず使う必要もない。
強いて言えば、【マッドプラント】と同時に出てきてマヌーサをかけられた時に、マホトーンでバギを封じられると困る程度か。
あまり強くないが、妖精の世界の敵の中では得られる報酬が多め。経験値は18、所持金は20G。
落とすアイテムは【まほうのせいすい】で、ドロップ率は1/32。
リメイク版ではHPが30に増えているが、やはり苦戦するような強敵ではないだろう。また、リメイクでは【ベラ】がヒャドに強耐性を得ている。
PS2版ではスクルトが弱体化しており、自分自身にかけても守備力がわずか3しか上がらず、ほとんど意味がない。PS2版のスクルトを唱えるモーションはちょっと面白い。
ただし、妖精の世界のモンスター全般に言えることだが、リメイクを重ねるごとに味方がポンコツ化しているので、相対的に苦戦しやすくはなっている。
系統の中では最下位だが、使用する呪文の数が一番多く、唯一逃げることがない。
強くなるごとにへっぽこになっていく変な系統である。
あるいは、逃げないからこそ相手との実力差も読めない未熟者とも考えられる。
青年時代にも戦えるが、この時点ではもう相手にならない雑魚。なぜか上位種のまどうしが出た後に再登場する。
むしろ、仲間になるために再登場していると言うべきだろう。詳細はこちらを参照。
仲間になった彼はヒャドやスクルトは使えないが、代わりにメラ系やギラ系の呪文を覚える。
ロトの紋章
作品終盤、ラダトームに人間軍団が攻めてきた時に、地上世界との報告役になっていた。
そこをアステアに見つかり、通信役の【あくまのめだま】ごと(電撃の?)呪文で黒コゲにされて絶命した。
因みにそのころの地上は、異魔神の暴走でそれどころではなく、完全な無駄死にであった。
スライム冒険記
主人公の【スラきち】の仲間【ジジイ】として登場。
魔法は使えないが、占いと【へんげのつえ】を持っている。
勇者ヨシヒコと魔王の城
第6話に登場。南の山に住んでおり、リエンに「男とチューすると心臓が止まってしまう巨乳美女になる」というややこしい呪いをかけたがヨシヒコの気迫に圧倒され、呪いを解く。